「この世界は20年後に滅亡する」ついにぶっちゃけちゃったマサル。もちろん、こんなことを話して信用してもらえる、信頼できる仲間がこれだけそろったということでもあるし、さすがにそろそろ動き出さないと間に合わないかも……というタイミングなのだ。
魔族に滅ぼされたヒラギスの地を奪回する戦いも終盤。エルフの増援をつぎ込みにつぎ込むことでなんとか乗り切った人族諸国軍だったが、エルフが増えた隙を突かれた。エルフに変装して潜り込んでいたダークエルフがマサルの暗殺を謀ったのだ……。
書籍化から11年でめでたく12巻。１巻ではジャージよりはマシそうな、絵に描いたような初心者装備だったマサルが、12巻の表紙ではまさに勇者の姿です。サティもりりしくなりましたね。思えば１巻からずっとこのシリーズを購入していた書店も閉店して久しく、感慨深いです。
この巻はヒラギス奪回戦の顛末から暗殺騒ぎに拉致監禁まで、獣人の国を作ろうとか剣聖の座は誰が継ぐべきかとか、今回も波瀾万丈です。次回はいよいよサティ無双です。
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