
どうもこの世界はゲームらしいが、彼はそんなゲームは見たことも聞いたこともない。
ただ、自分がプレイヤーと呼ばれる存在で、そのような存在は他にもいるのだが、ダンジョン内で死ぬと意識も能力もそのままにボスキャラクラスのNPC〈プレイヤーの残照〉として再利用されるらしい。それは6年前にダンジョン内で死んだ探索者、坂城仁の残照と話をして分かったことだ。坂城は言う。巧く自分を斃してくれと。
そして、この世界が本当にゲームそのままであることは、新しいメンバーの新鞍怜央から教えられた。「君は“原作”をどこまで知っているの?」と……。
ダンジョン攻略の先も見えず、ダンジョンを生み出したものの悪意ばかり伝わってくる間も、攻略者側での内輪もめが続きます。ダンジョンという可能性の塊に対しての、政府や理事会内部の権力闘争です。そして予想通り、ウォーモンガーの教官はあっさり裏切りました。
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