付け焼き刃の覚え書き

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「伝説巨神イデオン 接触編・発動編」 監督:富野喜幸 

2017-06-13 | 巨大ロボット
 1981年1月というのは、SFアニメが2本相次いで打ち切り食らってぶっ飛び最終回を迎えた月です。
 葦プロの『宇宙戦士バルディオス』は人工太陽が極地の氷を溶かして世界中を未曾有の大津波が襲った……というところでおしまい。
 サンライズの『伝説巨神イデオン』は艦隊戦が激化してメインキャラがぼろぼろ死ぬ中でイデが発動しておしまい。
 この破滅エンドが連続してくるわけですよ。名古屋地方なんか放映時間帯の関係で連続して観させられるわけで。
 どちらも幸か不幸か、最終回部分を劇場公開することができました。
 イデオンについてはテレビ版の総集編である『接触編』と新作の最終回相当分の『発動編』が併映で同時公開。当時は座席指定も入れ替え制もほとんどありませんでしたから、みんなトータル3時間超の映画を朝から夜までエンドレスで劇場で観ていたわけで。そりゃあ、回転悪いわな。
 『接触編』終盤から『発動編』の冒頭にかけてはダイジェストですから、とにかく人が死ぬ。報われないまま、敵も味方も死んでいきます。生首飛びます、下半身が次々に吹き飛びます。頭がおかしくなります。『発動編』の本編始まってもペースは落ちません。大人も子供も幼児も、頭吹き飛ぶ、蜂の巣になる、頭上から隕石落ちてくる。だいたい女性陣は頭を撃ち抜かれます……。
 そりゃ面白いし、好きではあるけれど、こういうのを観ていると、「待て待て待て、待ってください、お父さん!」の癒やしのパロディ・ネタが欲しくなるんですよ。
 そもそも、つまりは異文化の誤解と男の意地とプライドのせいで2つの星間文明が滅びちゃう話なので。
 救われねー。

【伝説巨神イデオン】【THE IDEON 接触篇 A CONTACT】【THE IDEON 発動篇 Be INVOKED】【矢立肇】【富野喜幸】【湖川友謙】【すぎやまこういち】

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