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そうあっけらかんと言い放つウィニングに、それは悪口ではないかと思うエイラ=ヴァーミリアン。
従者のロウレンたちが魔法学園の入学試験を受けると聞いたウィニングは興味本位で王都についていくことにしたのだが、そこで出会った第三王女リスティアに受験を勧められてしまう。今からでも受験はできる、実力があれば12歳にならなくても受けられる、受験料は払ってあげる……王女は将来に備えての人材確保で既にウィニングに目をつけていたのだ。
だが、彼の「走ること」に特化した魔法は教師たちの関心を呼び、魔法学の権威イザベラは伝説の神狼ヴォルフのもとへ彼を導くのだった……。
剣と魔法の世界に転生した男が、前世は足が不自由だった反動からとにかく走ることに特化していく物語の2巻。今回は魔法学園「入試」編。ダンジョンだろうと水の上だろうと、とにかく元気に走り回ります。イラストも良い塩梅の良作。いろいろ世界のピンチを聞き及び、星から魔力を引き出す星魔法も学び始めますが、とにかく「走る」こと優先のスタイルは不変です。
家庭教師の天才魔術師マリベルが犯罪者になりそうでピンチ。めざせ!若返り。
【走りたがりの異世界無双2~毎日走っていたら、いつの間にか世界最速と呼ばれていました~】【坂石遊作】【諏訪真弘】【MFブックス】【カクヨム】【世界が、奇才・ウィニングを見つける】
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