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第二次大戦中、日本とドイツ、そしてイタリアは同盟となって戦いましたが、イタリアはいち早く降伏して終戦。その結末は置いておくとして、そのとき日本に居合わせたイタリア人は同盟国人から一転して敵性国民になってしまうわけで、大半は日本の捕虜収容所に収監されることになります。その生活はやはり苦しかったようで、周辺の日本人と仲良くなって助けられた者もいたようですが、餓死者が出た収容所もあったとか。
そんなイタリア人がどうやって日本にまでやって来たかをカリテア号の軌跡を追いながら紹介し、その捕虜生活の中から料理人として生き残る術を覚えた4人が、いかに戦後も日本で料理人として羽ばたいていったかを資料のある限り、証言者のいる限り追求していったルポルタージュです。
最後に今も残っているお店のメニューを紹介して、それぞれの遍歴の締めとしていますが、やはり日本に残ってそれなりに成功するには陽気で人づきあいが良いというのは必須条件のようです。
【ヒトラーの知られざる同盟軍4】【イタリア海軍、日本にイタリア料理を広める!】【内田弘樹】【Daito】【プロイェクト・オスト】【仮装巡洋艦「カリテア」の奇跡】【太平洋戦争と4人のイタリア料理人】
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