付け焼き刃の覚え書き

 本や映画についての感想とかゲームの覚え書きとかあれこれ。(無記名コメントはご遠慮ください)

「怪獣の子供」 原作:五十嵐大介

2019-07-20 | 水の世界・海洋冒険SF
「宇宙は人と似ている」

 自分の気持ちを言葉にするのが苦手な中学生の安海琉花は、部活からはじき出されてしまい、長い夏休みの間、家にも学校にも居場所がなくなってしまった。
 つい、父親の働いている水族館へと足を運んでしまった琉花は、そこでジュゴンに育てられたという不思議な少年・海と知り合う。彼とその兄である空は水中に適応しすぎて地上での長時間の生活が困難となっており、研究と保護のために水族館に預けられているというのだ。
 その頃、地球各地の海で、不思議な現象が起こりはじめていた……。

 最初に感想を言うと、琉花は悪くない。正しいとは言えないけれど、少なくとも先生の指導が悪い。
 あと、デデばあさん、リアルすぎて怖い。
 
 妻が五十嵐大介のファンなので、嵐の中、劇場へ。
 映像はきれい。あの五十嵐大介のキャラクターをよく映像にして動かしたなあと思う一方、それが雨とか海の自然描写とすごく合っています。それがダイナミックかつ美麗すぎて、クライマックスのシーンがなにか万博の映像展示みたいに思えてしまいました。映像でスピリチュアルなメッセージをがつんと受け取ってくれ!……みたいなインパクトです。
 あと、劇場アニメは普段は声の仕事をやらない俳優や芸人に声優をやらせることが多いのだけれど、この作品は特に多いですね。聞いていて、ふいに違和感を感じることがありました。声優の演技はパターンに陥りがちだからというけれど、逆に俳優や芸人の演技は自分が出過ぎて映像とズレることがありますよね。普段の会話はあまり気にならないけれど、感情が大きく揺れるシーンになるとちょっとぶれるように感じました。富司純子は言うまでもなく、芦田愛菜も上手かったです。

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