料亭稲穂の角館物語

安全無添加食材の角館懐石「料亭稲穂」

日本の仕来り 子供の健やかに育つことを思う心は皆の願い

2014-06-15 19:55:24 | 稲穂の料理

   

角館の「料亭稲穂」

今日のお天気は 一日中小雨
最高気温は 21度 最低気温は 17度

一日中小雨が降りましたが
夕方久しぶりに夕陽を見る事が出来ました。

今日の写真は 本日当店で行われた「御食い初め」の写真です。


「お食い初め」新生児の生後100日頃に乳歯が生え始める。
この時期に「一生涯、食べることに困らないように」
との願いを込めて食事をする真似をさせる儀式である。

角館あたりでは 男の子は110日 女の子は100日と昔から言われいます。

きょうはまず初めて口にする(食べさせるふりをする)
今の時季とっても美味しい「秋田沖真鯛塩焼き」を
床の間にあげてみました。



この「御食い初め」の場合 尾頭付きの鯛 が一般的で
赤い箸で初めて口にすると 尚更縁起がいいと云われております。



その立派な「秋田沖真鯛の塩焼き」大きさ30センチほどの物でした!!!

   

そして尾には水引を結び

   

お父様とお母様のお席の間に御膳を置いて
本日の主役のお席が準備されました。


   



このような儀式は昨今だいぶ略式化されておりますが

取りあえずはこの席上で主役の赤ちゃんは一番の年配者の方に
口びるに「秋田沖真鯛の塩焼き」の身の一部を付けてもらい
儀式を行います。


その後のお食事会は
本日は 赤ちゃんのお父様・お母様
そして赤ちゃんのお姉さん

お父様側のご両親  そしてお母様側のご両親

とても和やかなお食事会でした。

   



実は赤ちゃんのお父様・お母様は結婚前の「御結納」も当店で行って頂きました。

とてもご縁がありそうです。


いつもお食い初めの際に思うのですが
この日だけは赤ちゃんを産んだお母さんが
ちょっと一休みして 美味しいごちそうを食べて休んで
又明日からの子育てに
皆からエールを送って頂いていると感じるのは私だけでしょうか。


私は仕事柄 このようなお祝いごとを多く拝見させて頂きます。

こんな素晴らしい日本のしきたり
そして「生まれてきた赤ちゃんの成長を願う儀式」
お祭り事だけを昔のままに行うのではなく

これからの時代を担う子供達が
「一生食べ物に困らないように」と言う事を願うと共に
この様な子供を大事に育てなければいけませんよ!!
お父さん お母さん!!がんばって下さいよ!!

と回りの皆さんも温かい目で見守られておりました。


今日もお祝いの席を拝見する事が出来
幸せムードに立ち会わせて頂く事が出来とても良い一日でした!!!


お客様に感謝です。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする