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さて今日のニュースは

診療報酬改定

2007-12-18 13:43:26 | Weblog
財政制度等審議会で焦点の一つである診療報酬改定問題は診療報酬全体で0・8%
の切り下げに決定しそうです。これで小泉内閣の医療関係構造改革という名のもとに2・7%。04年には1・05%。06年は3・16%の過去最大の切り下げが続き診療報酬は4回目の連続切り下げになる様です。
診療報酬改定率0・1%で国庫負担が約80億円という。
来年度予算の概算要求(シーリング)で社会保障費を2200億円抑制を求められている厚労省はシーリング達成のため政府管掌健康保険の国庫負担を1千億円削減して健康保険組合や共済組合に肩代わりさせるので、サラリーマンは又負担増となって家計簿が益々厳しくなりそうです。
なお医師不足や地域医療崩壊が次の選挙に影響し兼ねないので、診療報酬の
本体部分の医師の技術料等は0・38%程度切り上げる事とした。
昨年の本体部分1・36%と言う最大の切り下げを幾分戻した事になります。
なお本体と別の部分薬価や 材料部分は市場実勢価格是正のため1・2%切り下げ
全体として0・8%の切り下げとなった。
これに対し医療関係者は医者不足の原因や地方医療崩壊の原因には目をつぶり、 医療報酬率切り下げ等で医療叩きする現状に不満を述べています。
高利潤追求の製薬企業の適正指導等がないのも不満の様です。
これらは国民健康保険や医療の根幹の問題で余り我々とは関係ない様ですが実は
密接な問題でもあります。