日々好日

さて今日のニュースは

日中国交40周年記念式典の中止は何を意味するか?

2012-09-24 10:02:43 | Weblog
今まで続いて居た日中国交正常化記念式典を中国政府から直前になって取りやめの
通告が来ました。

今年は日中国交正常化の40年の節目になるので華々しいレセプションが行われる
筈でしたが中国側から理由の説明もなく一方的通告となりました。

これは尖閣諸島国有化に端を発した反日デモが暴徒化して日系企業を襲い放火し
破壊等を行い日中関係が緊迫し最悪の状態になって居るので、中国政府も此処で
断固たる態度を取らなくては中国国民に顔向け出来ないと云う事らしい。

できれば日本としては式典を通して日中関係修復の糸口になればと期待して居たが
事態はそんな甘い物ではなかった様です。

現在の中国民の事考えれば不測の事態も考えられるので、余計事が複雑にならない
ためには良い選択とも云えます。

ただ日本と中国はお互いに関係が深くこのまま益々悪化する事はお互いのためにも
利益をもたらさないでしょう。

国連総会に出席する玄葉外相は中国のヨウ外相と会談出来る様に調整中とか。

中国政府は尖閣諸島について厳然な姿勢で日本政府を糾弾する立場を崩して居ません。

反日デモの陰で民衆を煽って居るとも言われて居たが、暴徒化し反政府運動になる
気配が見えだしたのでこの頃は力で押さえ込みどうにか沈静化に向かって居るとも
言われて居ます。

兎に角今回の日中国交正常化40年記念式典が中止なったのは残念ですが、まずは
反日デモが、鎮静化に向かって居ると言う事は喜ばしい事です。

しかし日中対立は、相当長期化する事は覚悟しなければならない様ですね。

野田首相の初仕事。離党防止の輿石頼みか?

2012-09-24 09:08:54 | Weblog
圧倒的勝利で終わった民主党代表選、野田代表がまず行ったのは、党の刷新より
これ以上の離党者を出さない防止策です。

党内融和を念頭に、かって小沢グループの懐刀だった輿石幹事長の続投です。

今や参院では相次ぐ離党者で逆転して第二党となってしまいました。

衆院でもあと9名の離党者が出れば与党は過半数割れと言う瀬戸際です。

代表選の公開討論会で、是でホントウに同じ政党なのかと自民党から揶揄された
様に百八十度違う意見を述べる候補者達でした。

小沢氏離党の際、将来の政治生命を賭ける勇気がなかった面々が残留して居る
のですから無理からぬ事です。

大所的判断よりまず自分の保全優先で動いた面々です。

消費税増税反対・TPP反対・脱原発・解散総選挙先延ばし等々がその主張です。

確かに世間の拍手を浴びる事ですが、これでは責任政党としてはどうかとも思えます。

一番首相批判の急先鋒は原口元総務相と言われ、盛んに離党をちらつかせています。

しかし原口氏と小沢氏では水と油でひっつく事はないかも知れないが、維新の会とか
みんなの党とは考えられない事ではない。

恐らく解散総選挙になり結果しだいでは離党もあり得る事でしょう。

野田首相は民主党のため解散総選挙先延ばしを主張する輿石幹事長続投で、選挙基盤の
弱い若手議員への配慮策を打ち出しのではと思われます。

ただ自民党は近いうちと言いながら先延ばしする野田首相には内閣不信任提出をちらつかせ
迫っています。

26日に決まる自民党総裁選で誰が総裁になるかで又政局も変わって来る可能性がある。

現在地方票を抑えた石破氏が有利で、ベテラン安倍氏、石原氏が追って居ると言う状況。

初め石原氏優勢と見られて居たが相次ぐ失言続出でどうやら大きく党員の信頼を失った
と専らの噂です。

どうせ第1回投票では決まらないので決戦投票になるでしょうが、果たして誰が総裁に
選ばれるか此方も目がはなせません。

野田首相はこの緊急時に、国連総会出席と言う大事なお仕事があり早速渡米です。

此方も竹島・尖閣諸島等の領有権問題を世界に説明し訴えると言う責務を負って国連
総会出席です。

元に戻しますが、兎に角野田首相はこれ以上の離党者を出してならないので敢えて
輿石氏続投に踏み切った様です。

ただ野田首相はどうしても一票格差是正の法案と2012年予算執行に不可欠の公債法
は何が何で成立させねばなりません。

しかしこれは自民党・公明党の協力なくては不可能となって居ます。

この兼ね合いを何処にとるか?

それも全て自民党総裁選の結果次第となりそうですね。