優先事項の選挙制度改革は今後どうなるのか？

１票格差是正で最高裁判決は、憲法違反と見なし早急な是正を、国会に求めて
居ました。

処が選挙制度改革は、各党の思惑が交差して仲々審議は進まず今回違憲の儘に
衆院選が行われました。

結果は７万票獲得しても落選した候補者が居るかと思えば、４万票で楽々と
当選した候補者が居たりして、１票の格差をまざまざと見せつけました。

民主党政権は小選挙区ゼロ増５減。比例代表４０削減をセットに一部連用制
導入を提案しました。

一応選挙制度見直しは三党合意されて居ます。

小選挙区ゼロ増５減は、選挙制度改革関連法案で民主・自民の合意で先の
臨時国会でひとまず成立しました。

ただ比例代表連用制は公明党賛成だが、自民党は呑めず先に進めません。

ご存じ様に今回の衆院選で大敗した民主党の発言力は殆どなくなったも同然
です。


自民党は公明党との調整をはかり、しきり直して２８日招集の通常国会で審議
する構えです。

自民党も、かって比例定数１８０から３０削減し、残り１５０の内３０議席を
得票率２０％未満の中小政党に、振り当てると云う案を取り纏めた経緯があり
ますが、公明党が主張する比例代表連用制には否定的です。

安倍首相は民主党が提案する比例代表４０削減と一部比例代表連用制には
批判的でこれまで反対してきました。

さて安倍自民党内閣はどう云う提案を打ち出してどの様に選挙制度改革を
行おうとして居るのだろうか？

安倍内閣１３年度当初予算防衛費増額か？

防衛力強化を掲げる安倍首相、今までの防衛費減額に終止符を打って１１年振り
防衛関係費を増額させる方針を決めた模様。

防衛関係費当初予算は２００２年の約５兆をピークに１０年間にズッート削減
されて来ました。

民主党政権と交代間際の０９年当初予算防衛関係費は４兆７７４１億円でした。
そして民主政権当初は４兆６０００億円台にまで減り野田政権担当の１２年度
当初予算では４兆７１３８億円まで増額されて居ます。

安倍政権は更に是に1０００億円程度の上積みを予定して居る模様。

自衛隊人員・装備の拡充。尖閣諸島の領海侵犯を続ける中国の牽制のため使用
されるものと思われます。

耐用年数が来て次世代戦闘機との入れ替えが急がれる今日、念願のF３５戦闘機
納入はどうなるのだろう？

中国航空母艦に対応出来る艦載機搭載可能な艦船の建造は？

ミサイル防衛ＭＤシステムは？

色んな整備が急がれています。

しかし此処で防衛費の暴走は慎まねばなりません。

自民党は民主党菅内閣が閣議決定し昨年中に野田政権が見直すとした長期的防衛力
整備指針「防衛計画大綱」。
１５年度までの自衛隊規模・装備を明示した「中期防衛整備計画」。
この二つの政策を見直す事としました。

いよいよ安倍政権は本腰を入れて防衛力強化にとりかかる模様ですね。