今度は成長戦略を練る産業競争力会議設置

安倍首相が掲げる経済再生戦略を「アベノミクス」と呼び、財政出動・日銀金融緩和・
積極的成長戦略この「三本の矢」として次々に放しています。

まず日銀総裁に今回の衆院選結果は国民の総意と解して政府に協力する事を約束させた。

財政出動の司令塔の「日本経済再生本部」の発足。
５兆円と云う公共事業費の大盤振る舞いを含む１３兆円もの２０１２年度補正予算案決定。

今度は産業界の代表等９人の有識者からなる「産業競争力会議」を新設し成長戦略を議論。

この三本の矢が次々に放されました。

先日設置した経済政策の司令塔「日本経済再生本部」は緊急経済対策の骨子を決めた。
内容は重複するので敢えて陳べませんが、どうやら補正予算規模は国民基礎年金分の
国庫負担の２兆６０００億円を含み１３兆１００億円に大きく拡大し決定した様だ。

１０兆３０００億円は緊急対策に回すとの事。

これで地方・民間に負担を加えた事業規模は総額２０兆円を超えると見られます。

日本の失われた２０年を取り返すを合い言葉に経済浮揚を目指す。

再生本部と同時に「経済財政諮問会議」も動き出して、膨らむ財政に対し中長期的な
財政健全化のバランスを考える事となった様です。

６月までに策定する成長戦略は医療等有望産業分野に絞って

新ターゲッテイングポリシイ。
日本産業再興プラン。
国際展開戦略。

理念で成長戦略を行う事としました。

因みに再生本部が設定した緊急対策の骨子は下記三点に集約される。

東日本大震災の復興・防災対策。
成長による富の創出。
暮らしの安心・地域活性化。

誠に結構な緊急対策です。

問題は紙に書いたモチにならない事を願う。