日々好日

さて今日のニュースは

温室効果ガス排出削減目標25%見直しか?

2013-01-26 09:37:11 | Weblog
安倍首相は、日本経済再生本部会合で、民主党政権時代国際公約として掲げた
2020年までに温室効果ガス排出量を1990年比で25%削減するとした
数値目標を見直し様に石原環境相に指示したとの事。

この民主党政権が国際公約した時は、原発依存を条件に出だされた数値でその後
福島原発事故で大きく状況は変わり数値目標の見直しは不可避とされて居ました。

この25%公約は民主政権当時鳩山氏が国連演説で表明し意欲的目標と世界各国
から高く評価されて居ました。

しかし福島原発事故で一転した。
昨年9月の民主党政権が纏めた「革新的エネルギィー・環境戦略」では2030年
に1990年比でおおむね2割減と大きく後退しています。

だが対外的にはこの25%の削減数値目標はまだ生きて居ます。

今年11月ポーランドで開催されるCOP19では日本は相当叩かれる予想が出て
来ましたね。

早速石原環境相は新たな目標を含む排出削減の計画と、外交戦略の検討を進める事を
表明しました。

日本は京都議定書存続には反対であくまで自国の自主目標策定を主張しています。

大量温室効果ガス排出国である、アメリカや中国・インド等新興国が何等制約を
受けずEUや日本等が幾ら頑張っても効果は薄いと言う立場です。

この温室効果ガス排出規制は、その国の経済活動や経済再生に大きく変わって来る
ので大変重要事項でもあります。

13年度当初予算方針出る

2013-01-26 08:32:08 | Weblog
政府は2013年度当初予算編成の方針を明らかにしました。

借金の元利払いに当てる国債費を除き歳出を70兆円台に抑える。
国債新規発行高を43兆円前後とする。
成長だけでなく財政規律にも配慮する。

政府は27日麻生財務相と各閣僚による最終折衝をし予算の全体像を固める。
13年度予算編成作業は29日の閣議決定に向けて走り出した。

13年度歳出額70兆円台は民主党政権時代の71兆円枠を下回るものです。
赤字国債を43兆円と税収を下回る水準に麻生財務相が表明したため歳出削減が必要となり
歳出額も抑えられた。

ただ12年度赤字国債発行額を民主党政権は44兆円と限度額をして居たが、衆院選大敗で
政権交代となり、自民党は13兆円余の2012年度補正予算を組み、13年度当初予算と
15ケ月体制で財源運用をする事を宣言しています。

その財源を加算すると2012年度の赤字国債発行額総額はは52兆円前後になる見込みです。
今回の政府の、税収を下回る国債発行高43兆円前後は素直には受け取れない面もある。

13年度歳出は公共事業費は12年度並みですが、防衛費は日中関係悪化を受けて12年度より
数百億円規模で増加する模様。

地方交付税は大きく減額され、生活保護費支給水準も引き下げられる予定です。
経済危機に備えた予備費も大幅に圧縮される様です。

借金返済の国債費は22兆円と昨年比で少々増えて居る様です。

此に対し収入は昨年比で1兆円増で43兆円前後となり国債発行高も43兆円前後の見通し。

此で民主党政権の「中期財政フレーム」で定めた新規国債発行を44兆円以下。
国債費を除く歳出を71兆円以下に抑えるルールが13年度も守れるそうです。

因みに13年度当初予算総額は最終的92兆円に圧縮される公算が高くなったとか。

これで安倍政権が打ち上げた経済再生デフレ脱却の政策が果たして実行できるのか?
少々アヤシクなって来た感じもする。

余りバラマキ・バラマキと云うので一転して緊縮財政を打ち出した感じがしてなりません。