日々好日

さて今日のニュースは

いよいよ第23回参院選公示は今日ですね。

2013-07-04 08:40:47 | Weblog
参議院については、長期間ねじれが続き、国政の正常な運営に支障を来して
参院不要論まで出て来ました。

本来参議院は良識の府として、衆議院を糺す立場にあります。

処が参議院は何時の間にか衆院議員を追い出された人の再就職先の感が出て
来て衆院の党利党略が罷り通り、良識の府と言う言葉は消えてしまいました。

しかし衆院とのねじれが、時の政権の暴走を止める働きをしたが、同時に国政
も廻らなくなって、滞ってしまい、政局が紛糾する原因となった。

今回は自民党が威信を賭けてねじれ解消を狙っています。


東京都知事選の余勢を駆って自民党が完全勝利を達成し念願のねじれ国会解消が
出来るか注目される第23回参院選公示が今日あります。

今回改選議員は121名で47都道府県の小選挙区で73名。比例代表で48名
が新たに選ばれる事となります。

小選挙区には272名の立候補者が、比例代表には161名で合計433名の
立候補予定者が届け出ると見られています。

参議院では「4増4減」の定数是正が今回も適用されます。

神奈川県・大阪府両選挙区は6(改選3)から8に改正され、新たに改選数4の
4人区になります。

また福島・岐阜は定数4から2に減ります。

是で一人区は29から31に増える事となった。

その他話題は沢山ありそうですね。


今回の参院選は自民党1強でどれだけの議席数を獲得するかが焦点です。
ねじれ解消は当然と見られ後はどの様な野党の勢力分野となるかが注目です。

場合によっては、共産党が野党第1党になり、民主党が何処まで落ちるか?
みんなの党が何処まで支持を得るか?
日本維新の会が何処まで食い込めるか?


しかしなんと言っても注目されるのは今回初めて導入されるインターネット
利用の選挙選ですね。

「なりすまし」「悪意の中傷・悪口の書き込み」防止が何処まで出来るか?

いよいよ参院選は今日から幕が切って落とされます。

参院選前の討論会安倍首相脱デフレに意欲

2013-07-04 06:54:16 | Weblog
参院選公示を前に与野党9党首による討論会が日本記者クラブで開催されました。

まず安倍首相はアベノミクスによる景気回復・脱デフレに意欲を見せました。

是に対し野党は一応にアベノミクスの危なさを突き物価上昇・格差拡大への懸念
を見せました。

まず安倍首相は今回の参院選で、ねじれ国会を解消し政治を安定させる事。
金融市場の乱高下は落ち着く予兆があり、心配は要らない。
来年4月実施予定の消費税8%引き上げは4~6月の経済指標を見て適切に判断す。

此に対し海江田民主党代表はアベノミクスの副作用で物価が上がって居る事。
雇用の安定。子育て世代の消費拡大を促す成長戦略の重要性を説く。

公明党山口代表は集団的自衛権行使の憲法解釈につき、変えるなら国民の理解が
先で然るべき手続きが必要とした。

渡辺みんなの党代表はTPP早期参加を要求。

小沢生活の党代表は格差是正を訴えた。

共産党志位委員長は消費税増税に反対した。

社民党福島党首は改憲に異議を唱えた。

みどりの党谷岡代表は脱原発を掲げました。

総体的に安倍首相は経済政策を強く推し、原発問題・改憲問題・消費税問題は
争点化を避けて安全運転に徹した何とも後味の悪い党首討論会で有った感が
否定出来ません。

どの党も参院選を前に、大きく問題化する事を避け事無かれ主義の討論だった。

現在自民党はアベノミクス効果で日本経済は蘇って居ると云う自信で強気に
参院選に臨む体制が出来ています。

自民1強の現情勢ではねじれ国会解消は可能でしょう。
後は思うがままの国政運営が可能で、原発・改憲・消費税・TPP何でも思いの
ままの国会運営が可能となるでしょう。
その点では国政が滞り国力が落ちてきた日本にとって救世主となるが、また危険な
暴走の引き金となる可能性も秘めています。


そのブレーキとなる民主党は党内が自民党と共存を望む派と対立を望む派で二つに
割れ、誰からも信用されない政党になってしまっています。


日本維新の会も、みんなの党も基本的には自民党と同じものですが、小さい点で
色々言って居るが、これまたあんまり信用出来ない政党だ。


共産党は一党だけ自民党に対決をして居る政党と威張って居ますが、裏を返せば
自党だけが正義で後は全て悪と独りよがりの政党とも取れます。

改憲反対・消費税反対・TPP反対、日米同盟反対と全て反対・反対と言って居れば
一部の国民からはヒーロ扱いですね。
しかし将来の展望のない事言って居て果たして国民のためになるのか?
国家財政は?国家の存亡?行き着く先は何だか判る気がします。

その他の野党も似たり寄ったりで、そんな中から国政を託せる議員を選ぶ事は大変難しい。

無党層が今や3割台に迫って居る事が理解できますね。

さて今回の参院選で国民はどんな評価を下すのでしょうか?