日々好日

さて今日のニュースは

憲法改正問題は参院選の争点になって居るのか?

2013-07-10 08:25:33 | Weblog
今回の参院選は憲法改正論が大きな争点になるのではと言われて居たが開けて
見るとどうも、そうではなさそうだ。

現行の憲法を改正して集団的自衛権も持ち自衛隊を国防軍に昇格させる事を明言した
安倍首相でしたが、この頃は党内や公明党に配慮し、トーンダウンさせて安全運転に
徹した感が有る。

まず憲法改正への手順として96条改正発議要件緩和問題があります。

安倍内閣は第1次内閣当時国民投票の法案を成立させてまず第1歩を踏み出した。

しかしその後憲法審査会も設置出来ず投票年齢すら審議されて無く、今だ眠った儘
です。

現在憲法9条改正や96条改正要件緩和に対しては自民党と日本維新の会及び
みどりの党が賛成です。

憲法9条反対は共産党・生活党・みんなの党社民党・民主党・公明党が基本的に
反対を表明しています。

野党全てが反対となるが、そこには党内事情がある様で、賛成の自民党内でも
9条改正には反対の議員が相当居るとの事。

ましてや、2党同居と言われる民主党内は、更に複雑で改正賛成派から条件改正派
絶対反対派が雑居状態と言われています。

公明党は、憲法9条改正には絶対反対の立場です。

これが96条改正要件緩和になると各党更に複雑になって来ます。

絶対反対を固持する共産党と社民党を除き、憲法改正の必要性を認識する党が多く
改正事項についてもそれぞれ異なる様です。

現在自民党が打ち出した憲法改正草案は国論を変える大改革と見なされます。

しかし、現憲法が実情に合わなくなって居るのではと云う考え方は誰しも持って
居るのではないでしょうか?

現在直ちに、改正を手がけるとただでは済みそうにないので、触らぬ神に祟り無しで
先送りしたいと言うのが国民の本音かも知れませんね。

しかし何れ国民は憲法と向き合わねばならない時がきっと来るでしょう。

中国・北朝鮮意識・強気の防衛白書出される

2013-07-10 07:25:01 | Weblog
近年日本は中国軍による尖閣諸島周辺への領海侵入や北朝鮮のミサイル発射等で
脅かされて居ます。

此に対処する我が国の姿勢を示す2013年度版防衛白書を出して、閣議で諒承
されました。

まず中国に対し尖閣諸島周辺での海洋活動を「不測の事態を招きかねない危険な
行動を伴い極めて遺憾」と警告し国際規範順守を要求した。

また北朝鮮に対しては昨年末発射された弾道ミサイルと思われるものは米国本土
までも到着する可能性があり、懸念を表明した。

北朝鮮は核兵器開発を進展させて居る可能性もあって益々発射の事前把握等は
困難になると認識を示した。

また今年に入り起きた海上自衛隊護衛艦への射撃管制レーダー照射に対しても
中国へ軍事面の情報開示を求めました。

またロシアや韓国に対して、北方領土や竹島に領有権問題が未解決である事も
記してあります。

沖縄配備の新型輸送機オスプレイについて国民に安全性や重要性が理解されて
ない、米軍の抑止力を強調して居ます。

現在政府と米軍は沖縄県民の反対を無視して新たにオスプレイ12機を配備する
事を通告して来ました。

恐らくこの防衛白書等が拠り所となって居るのでしょう。

長期的防衛力整備指針の「防衛計画大綱」も策定に向けて弾道ミサイルの猛威に
対しては敵国基地を攻撃する能力を備えるべきと明記した。

やられる前にヤレと言う事なんでしょうか?

何か強気の防衛白書の様な気がします。

ナメラレ放しの日本の防衛に対して片意地を張った様にも感じられる防衛白書です。