日々好日

さて今日のニュースは

鳩山首相国際舞台初デビュー

2009-09-21 13:58:55 | Weblog
いよいよ鳩山首相が今夜アメリカに向けて出発します。
国民の高い支持率に支えられた鳩山首相は、国連総会に早速出席し、国際舞台に
初デビューとなります。
既に開幕されている国連総会で世界首脳が所信表明する一般討論演説が23日から始まります。
鳩山首相は24日に演説し「友愛」精神の外交ビジョンを披露し東アジア共同体の
創設構想に触れると見られて居ます。
果たしてヨーロッパ共同体の向こうを張った機関が東アジアに誕生するか?
同時に国連事務総長主催の「気候変動に関する首脳級会合」にも出席し温室効果
ガス排出量25%削減と言う野心的な目標を表明すると見られて居ます。
また一般討論の合間を縫って24日に開かれる「核軍縮・不拡散に関する安保理 
首脳級会合」にも出席します。
今回の「核軍縮・不拡散に関する安保理首脳級会合」の安保理議長国は米国です。
既に核なき世界実現を目指す決意したオバマ米国大統領が議長で進められます。
世界で唯一の被爆国の日本が核軍縮で何処まで発言するか注目が集まります。
その後ピッツバーグに舞台を移しG20地域首脳会議、金融サミットが開催されます。
鳩山首相は日本を代表してこれに参加します。
世界経済立て直しに、日本が指導的役割が果たせるか真価が問われる重要な会合です。
会議前に鳩山首相はオバマ米国大統領と初の日米首脳会談を行い、日米関係の構築
の話し合いをするものと思われます。
インド洋給油支援打ち切りや沖縄基地再編問題で上手く合議出来るか?
果たして対等の日米関係の構築が可能か?
全て鳩山首相の手腕に掛かって居る。
なお会議前には、ロシアや韓国大統領等との首脳会談も予定されているとか。
日本のため国際舞台でも大きく羽ばたかれる事を期待したい。


後期高齢者医療制度

2009-09-21 07:39:40 | Weblog
今日は敬老の日です。
日頃邪魔者扱いにされて居るお年寄りが1日だけ持て囃される日だと皮肉る向きも
多いが日本は今や世界にも珍しい高齢者社会の国になりつつ有ります。
総務省発表によると65歳以上の高齢者は昨年より80万増の2898万人です。
日本の総人口1億2千万人の22・7%を占めると言う。
大体5人に一人は高齢者と言う勘定です。
今後団塊の世代の人々が高齢者世代に到達します。
益々高齢化は進むものと思われます。
やがて4人とか3人寄ればその内の一人は必ず高齢者だと言う世の中がもう其処まで来ています。
既に女性は全女性の4人に一人は高齢者と言う事実が判明しました。
処が社会が急激な高齢化について行けなくなってあらゆる所で、問題が起きています。
まず高齢化で医療費等の異常な伸び社会保障費が国の予算の3分の1を占め毎年の
自然増は1兆円以上と言われます。
この26兆円余りの財源をどうするか、てっとり早いのが国民に福祉税とか言う
目的税で現在の消費税を衣替えして増税する方法があります。
民主党は4年間それはしないと言明しています。
予算をやり繰りしてひねり出せる金額でない事は、シロウト目にも判ります。
これに対し民主党の国家戦略室はどの様な妙手を考えて居るのでしょうか?
さらに民主党は、後期高齢者医療制度を廃止する事を明言しました。
後期高齢者医療制度は75歳以上の高齢者を市町村が行う国民健康保険組合から 
切り取り、県等の広域団体に移し新たな医療制度を作りました。
これは、増加する老人医療費の負担に悲鳴を上げた、市町村や企業等の厚生保険や
共済保険の声が、後期高齢者医療制度を創設させたものです。
後期高齢者医療制度維持のため高齢者にも応分の負担をして貰う。
また国民保険や厚生保険の被保険者にも支援金と言う名目で補助をお願いする。
勿論国費の莫大な補助も行いどうにか後期高齢者医療制度が維持出来ています。
これで世界に誇る国民皆保険の維持が守れたと言うのが政府の説明です。
ここに致るまでには、一部不心得な医者がどうせ無料なら利用しなければ損だと
老人医療費で丸儲け。真面目に支払っている現役被保険者から不公平感が噴き出し
老人医療の崩壊がやがて国民皆保険制度の崩壊に繋がるとの危機感から始まりました。
確かに、この後期高齢者医療制度は「高齢者いじめ」と言われても良い様な、大変
厳しい医療制度です。
是も国民皆保険制度の維持のための苦しい選択である事も理解出来ます。
私が懸念するのは、民主党が打ち出した、後期高齢者医療制度の廃止の問題です。
民主党は、この後期高齢者医療制度を廃止して、国民皆保険制度を維持出来る方法
を持ち合わせて居るのか聞きたい。
勿論後期高齢者医療制度は、お世辞にも良い医療制度とは云えません。
が是を廃止して良い代案があるなら、早く国民に示して欲しいものです。
何もこの様な事をわざわざ敬老の日に持ち出さなくても良さそうなものですが、 
これが一番高齢者にとっては重要な問題の一つかと思われますので、敢えて取り 上げました。


概算要求基準撤廃

2009-09-20 08:41:57 | Weblog
藤井財務相は2010年予算編成は麻生政権が7月に決めたシーリングは全て白紙撤廃し、
新しい概算要求基準シーリングを10月に纏める事を言明した。
確かに新しい政権が、新しい手法で予算編成するのは当然です。
だが物理的に予算案を年内編成しないと、来年度予算は成立が困難となり国の財政
に大変な混乱を招く可能性が予想されます。
2010にはガソリン税等の暫定率撤廃等盛り込んだり、麻生政権の景気浮揚の
補正予算の執行を停止し、こども手当や農家所得補償金支給等の民主党マニフェスト
で約束した政策を実施するための財源確保等々の作業が果たして間に合うのか?
その他にも民主党は来年度実施の色々の政策がメジロ押しである様です。
有能な議員さんを沢山抱えていらっしゃるとの事で多分勝算が有っての事だと思い
ますが、なんか大丈夫なのか?と少々不安な気持ちです。
予算編成に当たり、ハッキリ性格が判らない「国家戦略室」と財務省との関係が
不安材料の一つです。
「脱官僚政治」政治主導の確立確かに結構です。
あれだけ威張り散らしていた霞が関が、政権交代を期に一応恭順の態度を示しては居るが
骨の髄まで叩き込まれた省益優先がそう簡単に改まるとも思えません。
この官僚に負けず政務官や副大臣が官僚を上手く使いこなす事が出来るか?
この予算案作成が民主党に科せられた一番高いハードルで、そして重要な第一歩
ではないでしょうか。
この出来不出来は今後の民主党の支持に少なからず影響して来る事は必定です。
国民の期待を裏切らない予算編成をお願いしたい。

公共事業等の見直しについて

2009-09-19 11:06:15 | Weblog
前原国交相は全国で建設中や、又は計画中の直轄ダム。導水路。補助ダム等の
計143事業全てを見直すと表明しました。
是には既に中止を表明した、八場ダムや川辺川ダム等國直轄ダムや導水路48事業。
それに自治体が行う87の公共事業補助事業が含まれます。
外に国の補助金で独立行政法人水資源機構が建設・計画中の8事業も含まれます。
民主党が主張する、ムダな公共事業の見直しと言う錦の御旗の元に進められて居ます。
公共事業はバラマキだ。地元首長の人気取り事業が。族議員と結託し甘い汁を吸う
とか、徒にゼネコンを太らせ地元の役には何にもならない等兎角評判が悪い。
しかし地元経済界の活性化、雇用を掘り起こし、利水・治水等で将来発展の基礎
になって居るのも事実です。
かって小泉政権時代「小さな政府」をと費用削減し地方の公共事業にばっさり大鉈
を振るい、お陰で地方が疲弊してしまいました。
今度の民主党の政策はその比でない規模で行われる可能性があります。
このムダと言われた公共事業費は、こども手当や農家収入補償手当等に転用される
でしょう。
言わば形を変えた国民へのバラマキです。一時的施しで人気を維持出来るかそれは
疑問です。
確かにムダな公共事業費もあるでしょう。
しかし国が住民や自治体と約束した正式の工事です。
当然中止するからには、当然違約金の支払いが生じてきます。
莫大な公金を払い込んだ自治体です、当然県民のため訴訟を起こしても、取り戻す
義務があります。
また国のため心ならずも転出した住民等の補償は当然生じて来ます。
この膨大な訴訟を覚悟で民主党は中止に踏み切る覚悟はあるのだろうか?
今地球に優しくと言うエコー運動が大変力を持ち、開発は自然破壊と悪玉扱いです。
それも判るが、やはり人間は発展するためにはそう綺麗事では済まされません。
問題は何処で折り合うかと言う事です。
八場ダムや地方で中止になる直轄ダム等の可否は当事者でない我々の口出しする
領分ではないが、矢張り相当高圧的中止が見え見えでやりきれない思いがします。
もっとも民主党は住民や首長が反対の公共事業を優先し、完成間際の公共事業については勘案すると明言しています。
必要な公共事業は地方の活性化に繋がる事を留意の上民主党は英断される事を望みます。



無人宇宙補給機(HTV)無事にISSドッキング

2009-09-19 08:57:15 | Weblog
今月鹿児島種子島宇宙センターから打ち上げられた無人宇宙補給機(HTV)が無事国際宇宙ステーションにドッキング成功しました。
これは宇宙国際開発協力の物資輸送の面でステーション運用に日本が参加出来る事を証明した大変
輝かしい業績です。
日本は宇宙国際開発協力で今後7年間に毎年1機ずつのHTVの打ち上げが義務づけられ、少しばかり
懸念されて居たが、今回の成功で杞憂であった事がハッキリしました。
HTV1号機には食品。衣料品等生活必需品と日本実験棟「きぼう」に設置する
成層圏大気観測装置「スマイルズ」等約4・5トンを登載しています。
重量は総トン6トン余りで大体6トントラック1台分と言う。
全長10メートル。直径4・4メートルの円筒型で、日本も良く是ほどの重量の物を打ち上げる技術や、
一番難しいと言われる宇宙船とのドッキング技術を開発出来たものと改めて感心します。
これでEUの打ち上げるHTVと協力してISSへの物資の搬入が継続できて益々
宇宙開発が充実してくる事でしょう。
反面この日本のHTV打ち上げ成功は将来の日本の有人宇宙飛行への大きな第1歩
でもあります。
しかし実現まではまだまだ克服せねばならない事が山積して居る様です。
高温高圧に耐えられる素材の開発や有人機の設計何よりも国民の支持と財源の問題があります。
さしあたっては民主党政権になった今、是は国民のためにならないムダだと言って切られる事がコワイ。
何か有り得りそうで、折角これまで営々と培ってきた技術を捨てる事にならない様にして欲しい。
よもや工学博士の鳩山首相の事だからその様な事はないと信じたいが・・・

鳩山内閣支持率70%台

2009-09-18 08:24:03 | Weblog
新内閣発足後まず気になるのが新内閣の支持率です。
日テレ関係の世論調査で77%。共同通信の調査で72%と言う、小泉。細川内閣に次ぐ
第3位の、近頃新内閣発足直後では珍しい高水準の支持率を示しました。
国民の期待が如何に高いかがうかがえます。
新閣僚は早速前閣僚との引き継ぎを終え、矢継ぎ早に、競争の様に政策転換を号令しました。
ミスター年金の異名を持つ長妻厚労相は最低年金補償制度創設に向けて年金加入
期間の短縮。生活保護の母子加算復活。後期高齢者医療制度廃止への検討開始等々・
前原国交相は八場ダム川辺ダム建設中止高速道路無料化新幹線建設見直し等々・・
岡田外相は核密約の真相究明を。
菅国家戦略担当相と藤井財務相は補正予算の執行停止を。
千葉法相は取り調べの可視化と死刑執行は慎重にと表明した。
原口総務相は国の出先機関原則廃止。国と地方協議の法制化と直轄負担金制度廃止
川端文科相はアニメに殿堂建設即中止を
赤松農相は減反見直しと農家個別所得補償は2011年度から実施と。
平野官房長官は事務次官以下の官僚記者会見原則禁止を。
仙谷行政刷新相はタテワリ補助金や天下り構造の徹底糾明を。
なお各閣僚は担当省庁で天下りの厳禁を申し渡しました。
これら大半は皆国民が長年の念願だっただけに、胸のすく思いです。
が反面本当に可能か?それは果たして誰に対して良い事なのか?
等々の疑問が残ります。
ムダな公共事業の中止それは大変良い事の様に思えますが、振り回された地元自治体
や住民の救済はどうするか?
後期高齢者医療制度は確かに選別し別の医療体制で対応する事はオカシイが、国民
皆保険制度を維持する別の手段があるのか?
6割かたが疑問視する高速道路無料化が果たしてベストの方法か?
そして可能なのか?
農家の個別所得補償や子供手当の支給それは判るが、何故国民全てが負担せねばならぬのか?
景気浮揚対策の補正予算を執行停止して、景気対策は大丈夫なのか?
この財源に頼った地方自治体に混乱はないのか?
これらの問題を抱えいよいよ船出です。
来月中旬には臨時国会が開かれ討議されます。
国民が納得のいく結論を、出される事を期待します。


鳩山内閣懸案事項発生か?

2009-09-17 15:44:41 | Weblog
今回の鳩山内閣の組閣は政策通でグループの重鎮を起用し又参院に配慮し4人も
登用した気配り内閣と陰口を叩かれて居るようです。
選に漏れた若手からは早くも不満の声が出ているとか。
これは何処にでもある事で特別取り立てる事ではないが、見事に内閣は鳩山首相が
取り仕切り、党務は小沢幹事長と住み分けが出来た事だ。
あれだけの小沢チルドレンを抱え、表に出さなかったのは何故だろうと不思議でも
あります。
深夜にも拘わらず各閣僚の記者会見の模様の視聴率は7・4と言う異例な高視聴率
だったと言う。
如何に国民の関心が高かったがうかがえるデーターではないでしょうか。
しかし早くもこの内閣を危ぶむ声も聞こえ出してきました。
鳩山首相が打ち出した重要なポスト「国家戦略局」の性格がどうもペンキが剥
げだしてそれ程のものではない様な気がしてきました。
従来は外務や政治戦略全てに関わるとされたが、外務は外務相に取られ、どうやら
財政に限定される様な気配です。
それも財務省との仕事の分担がはっきりせず、早くも二元化を心配する声も出だし
たと言う。
それに脱官僚政策は「行政刷新会議」が取り仕切る様で何処まで民主党の司令塔的役割が果たせるのか今の処、全く不明です。
このままでは自民党が創設した「経済財政諮問会議」より始末におえないない機関になりそうな可能性があります。
今回の閣僚の爆弾はどうも亀井郵政金融担当大臣と福島消費者少子化担当大臣の様な気がしてなりません。
福島担当相は早速閣僚記者会見で原発に言及し早速担当大臣から反発を受けて居ます。
社民党の党議と相容れない日米関係でも早くもギクシャクが見えだした様です。
八場ダム中止の様に地元要望とかけ離れた公共事業等を今後前原国交相はどう
裁いていくか?高速道路全面無料化は?新しい道路建設は?
また経済問題にしても、景気対策は?
財源確保は大丈夫か?財政健全化問題は?
数多くの問題山積です。
是に対して、万全の構えに見えた組閣体制ですが、アチコチに無理が見え是で大丈夫かと早くも心配になって来ました。
国民の期待が大きいだけに、失敗したら大変な事になります。
暫くは暖かく見つめるより外はない様です。

鳩山内閣に思う

2009-09-17 08:13:34 | Weblog
鳩山新内閣誕生に伴い行われた遅い昨夜の各閣僚の記者会見は、官僚が用意した
原稿を読み上げる是までの方式と異なり何もかも初めてのやり方の様です。
まず注目すべき点は、官僚依存型の是までのやり方を思い切って改めた事です。
民主党は、各省庁に閣僚と呼び込みまでは電話はおろか接触してならないとキツイ
接触禁止令をだした。
是を意図的に破った総務省官僚はケンもホロロに追い返されたと言う。
民主党の固い方針がノッケから官僚との対立を呼んで居るらしい。
また、記者会見で平野幹事長が、今後は3人の官房副長官が事務方を取り仕切り、
官僚との接触は各省庁に貼り付けられた、政務官や副大臣等が行い、事務次官等の
単独記者会見は一切禁止し、裏方に専念させ、表舞台は政治家が取り仕切ると固い
決意の程を明言した。
報道陣からは、官僚から情報を貰う事も禁止されるのか、鋭い追求がなされたが、
官房長官は、それは取材の範囲内であれば、立ち入れないと言葉を濁した。
これは今まで行われて来た慣例を一切否定する方式で国民としては大いに歓迎すべき事
ですが、反面情報の統制や、事務の円滑な運用等の問題点が指摘されそうです。
今まで我が世の春を謳歌して来た官僚がハイそうですかと素直に引き下がるか、
是は今後の成り行きを見て行きたいと思います。
兎に角この堅固なお役人天国を打破し、風通しの良い政治を行うには、是までの
常套手段では不可能です。
色々批判が起きそうですが、これには国民の後押しが一番の原動力になります。
ただ残念ながら自分も含めて国民の大半は、民主党に対し期待半分、不安半分の、
熱烈な支援とまでは行かないのではと言う事です。
現在政治の一番のネックである、官僚依存の政治を如何に改めるか、今回の民主党
に科せられた大きな課題の一つである事は間違いない様です。

鳩山新内閣誕生

2009-09-16 19:10:15 | Weblog
今日予想通り特別国会首班指名で鳩山首相が誕生し直ちに組閣に入り新しい閣僚が
次々に発表されました。
これも予想通りの顔ぶれで、特別なサプライズはありません。
失敗が許されない、始めての内閣です。
経験豊かな、政策に精通したベテラン議員がズラリと顔を並べて居ます。
過去に福島社民党々首が言った様に、自民党と民主党の違いは「カレーライス」と
「ライスカレー」の違いの様に体した違いではないと言う事が思い出されます。
昨日まで自民党員だった議員が、当選のため民主党へ鞍替えした議員等が居て、
今は自民党の分家見たいな感じさえします。
小沢さん菅さん鳩山さん全て自民党から飛び出した人達です。
民主党は「脱官僚政治」を旗印にしています。
民主党は大蔵官僚上がりの藤井最高顧問や通産官僚上がりの岡田幹事長等元官僚
が、33人も居ます。
この人達が果たして、官僚を上手く使いこなせるか見ものです。
今回の組閣で、目を引くのは亀井国民新代表処遇ではないか。
希望した総務相は地方分権等重要なポストのため、何かとヤバイ防衛相を内定した
が何でも米国からのイチャモンで郵政問題担当相兼務の金融相と言う体の良い閑職
に決められた様です。
本人は郵政民営化見直しと張切って居る様ですが、どうも名誉職の色合いが高い。
しかし今度の注目は菅代行の副総理兼務国家戦略局担当(暫くは国家戦略室ですが)
と仙谷政調会長の行政刷新会議担当相ではないでしうょうか?
この二つのポストの成否が鳩山政権の生死を分ける重要なものと思われます。
果たして官僚依存脱却政治の実施と、ムダな財政の洗い直しで、国民が納得
の行く予算運用が期待出来るのか。
早速今日からチャレンジが始まります。
期待しています。
後は年金問題の長妻厚労相、地方分権の原口総務相、藤井財務相等納得の行く
無難な人事と言えるのではないでしょうか。
ただ、幾分上向きの兆しが見えだした経済界の浮揚対策は、まだ道半ばと言われて
居ます。
今後民主党が是に対しどの様な対策をとるか見ものです。




来る者・去る者民主党と自民党

2009-09-16 08:31:19 | Weblog
いよいよ、民主党鳩山代表が、今日召集の特別国会で、首班指名を受け第93代首相
となり鳩山内閣が発足する運ぶになりました。
すでに閣僚ポストが内定されて居るものや、大凡の入閣予定者は判明した様です。
今日中に組閣を終え、民主、社民、国民新党の三党連立内閣が成立する予定です。
是に先立ち、今まで日本の政治の中心であった自民党が全てを明け渡し交代しました。
麻生政権最後の閣議も終わり、麻生内閣がこれで解体されました。
何か淋しいものです。
昨日は奇しくも1年前世界金融危機の引き金となったリーマンブラザーズ破綻の日
です。
麻生内閣は考えて見ると、非常に損な役回りをした様です。
「自民党をぶっ壊す」と怪気炎を上げ登場した小泉政権は構造改革路線で、郵政の
民営化や規制緩和、市場原理の導入等で日本を世界の流れに合わせようとした。
しかし少し遣り過ぎな点が批判され、次の阿倍政権に引き継がれました。
阿倍政権は「美しい国づくり」「戦後レジュームからの脱却」を掲げて憲法改正の
手続き法「国民投票法」を成立させたが、手詰まりで突然政権を放棄した。
是を受けた福田内閣は「安心実現内閣」と叫んだが、その実は、国民軽視内閣だと
陰口叩かれる始末で是も2回目の政権放り出しが続きました。
その全てをひっかぶって登場したのが麻生内閣です。
内閣のネーミングはマスコミがするものと特別にはいわなかったが、口から出るのは
「中負担中福祉」「政権より政治」と言う文言でした。
折しも米国のプライマリローンの破綻からリーマンショックが起き世界金融危機が
発生しました。
世界の各国が一斉に財政支援に走りだした。
我が国も補正予算や本予算の3段構えで支援策を打ち出して何とか沈静化に努め
ました。
この時党内から財政再建が優先との異論が吹きだし、党内抗争に発展しました。
又担当大臣の失言、スキャンダル、失態、私恨と思われる醜い諍い・政務官の相
いつぐ離反等が次々起き、内閣は空中分解寸前でした。
迫られる経済対策や足下からの不祥事等で解散の好機を逸し、任期満了間際の
追い込まれ解散で、国民の支持を得られず惨敗し政権交代となりました。
麻生さんは小泉政権からの全てをひっかぶり、味方から引きずり下ろされ、
それでもそれなりに日本経済再建に努力した事は、「お坊つゃま内閣」と陰口を吐
かれながらも、あの時期に良くやったと功績は評価されるべきだと思います。
幾分失言が多く、政策のブレが多々見受けられ散々叩かれたが、愛すべき政治家の
一人と私は思います。「御苦労さんでした」
少し褒めすぎですかな?