新政権発足を明日に控え、政権を明け渡す自民党も、受ける民主党も大体準備は
昨日で終了した様です。
国会控え室の陣取り合戦も解決し、今は参院側に移り、公邸の主も入れ替わりを待つばかりです。
そんな中で麻生自民党総裁と鳩山民主党代表との政権引き継ぎの会談が行われた。
流石大人の二人、鳩山代表は麻生総理に首相経験者として今後も指導協力を要請し
麻生氏は安全保障で日本の進路を間違えない様にと釘をさした。
是と同時に最後の事務次官会議が行われました。
事務次官会議は脱官僚政治の象徴として民主党が廃止を真っ先に挙げました。
1866年の明治政府以来日本の政治の中核として123年間続いてきた官僚政治
も民主党政権実現により幕を閉じる段取りとなった。
この会議は毎週定例閣議の前日の月曜、木曜の週2回開かれ、官房副長官が取り仕切り、
各省の事務次官・警察庁・金融庁・消費者庁の各長官及び内閣法制次長で構成される。
閣議案件をここで事実上決定し、全員一致しない案件は閣議にかけられないと言う
申し合わせがあるが、法的根拠は何もありません。
民主党はこうした官僚主導の政策決定システム打破し事務次官会議廃止を唱えた。
是に代わる機関として閣僚会議を設ける事とした。
これは関係閣僚がそれぞれの案件について検討したものを閣議に挙げて決定すると
言う画期的システムです。
当然今までの様な事務次官会議の様な全体会議でなく、専門的各省間の閣僚会議が
開かれ事となり、より具体的検討が可能です。
是までは族議員や自民党内で調整し、官僚主導で法案をまとめ、事務次官会議に
掛けて閣議決定すると言う流れでした。
これに対し民主党は、国家戦略局等で決まった大筋を、各省に貼り付けられた、
100名の政務官や副大臣が官僚を指導して法案を作成する。
これを各関係「副大臣会議」で調整して各関係「閣僚会議」で討議します。
討議された内容を「閣議」に挙げて決定と言うシステムに変更します。
タテ社会のシステムをヨコに広げ様との試みでもあります。
これがまともに動けば画期的システムで、言われる「お役人天国」は壊滅するでしょう。
ただ不安があります。
いまは新閣僚就任あいさつから、国会答弁まで全て完璧な官僚の揃えた原稿を読み上げればよかったが、今後自分で取り揃えなければなりません。
始めが肝要です。
これが上手く行くか、行かないか明日の閣僚発表後の記者会見が見ものです。
次ぎに法案作成の課程で官僚を指導する政務官や副大臣にそれだけの力量はあるかと言う事です。
結局は老獪な官僚に丸め込まれて骨抜きの法案が出来上がる可能性があります。
ましてや何事も初めての新人議員が過半数を占める民主党です。
今は次期政権に擦り寄っている官僚ですが、自分たちの生死に関わる事になれば、
所謂省益をそう簡単に捨て去るとは思えませんので、これが上手く機能するかは不透明です。
彼等は今は頭を下げて嵐の過ぎ去るのを待てばまた自分達の世界が来ると確信して
居るに違いありません。
兎に角123年間のアカが染み付いた、体制はそう簡単には、改革できないのでは
と思えます。
何れにしても明日から民主党の力量が試され事となります。
今夕に内閣の陣容も判明するとの噂が流されて居ます。
期待したいと思います。
昨日で終了した様です。
国会控え室の陣取り合戦も解決し、今は参院側に移り、公邸の主も入れ替わりを待つばかりです。
そんな中で麻生自民党総裁と鳩山民主党代表との政権引き継ぎの会談が行われた。
流石大人の二人、鳩山代表は麻生総理に首相経験者として今後も指導協力を要請し
麻生氏は安全保障で日本の進路を間違えない様にと釘をさした。
是と同時に最後の事務次官会議が行われました。
事務次官会議は脱官僚政治の象徴として民主党が廃止を真っ先に挙げました。
1866年の明治政府以来日本の政治の中核として123年間続いてきた官僚政治
も民主党政権実現により幕を閉じる段取りとなった。
この会議は毎週定例閣議の前日の月曜、木曜の週2回開かれ、官房副長官が取り仕切り、
各省の事務次官・警察庁・金融庁・消費者庁の各長官及び内閣法制次長で構成される。
閣議案件をここで事実上決定し、全員一致しない案件は閣議にかけられないと言う
申し合わせがあるが、法的根拠は何もありません。
民主党はこうした官僚主導の政策決定システム打破し事務次官会議廃止を唱えた。
是に代わる機関として閣僚会議を設ける事とした。
これは関係閣僚がそれぞれの案件について検討したものを閣議に挙げて決定すると
言う画期的システムです。
当然今までの様な事務次官会議の様な全体会議でなく、専門的各省間の閣僚会議が
開かれ事となり、より具体的検討が可能です。
是までは族議員や自民党内で調整し、官僚主導で法案をまとめ、事務次官会議に
掛けて閣議決定すると言う流れでした。
これに対し民主党は、国家戦略局等で決まった大筋を、各省に貼り付けられた、
100名の政務官や副大臣が官僚を指導して法案を作成する。
これを各関係「副大臣会議」で調整して各関係「閣僚会議」で討議します。
討議された内容を「閣議」に挙げて決定と言うシステムに変更します。
タテ社会のシステムをヨコに広げ様との試みでもあります。
これがまともに動けば画期的システムで、言われる「お役人天国」は壊滅するでしょう。
ただ不安があります。
いまは新閣僚就任あいさつから、国会答弁まで全て完璧な官僚の揃えた原稿を読み上げればよかったが、今後自分で取り揃えなければなりません。
始めが肝要です。
これが上手く行くか、行かないか明日の閣僚発表後の記者会見が見ものです。
次ぎに法案作成の課程で官僚を指導する政務官や副大臣にそれだけの力量はあるかと言う事です。
結局は老獪な官僚に丸め込まれて骨抜きの法案が出来上がる可能性があります。
ましてや何事も初めての新人議員が過半数を占める民主党です。
今は次期政権に擦り寄っている官僚ですが、自分たちの生死に関わる事になれば、
所謂省益をそう簡単に捨て去るとは思えませんので、これが上手く機能するかは不透明です。
彼等は今は頭を下げて嵐の過ぎ去るのを待てばまた自分達の世界が来ると確信して
居るに違いありません。
兎に角123年間のアカが染み付いた、体制はそう簡単には、改革できないのでは
と思えます。
何れにしても明日から民主党の力量が試され事となります。
今夕に内閣の陣容も判明するとの噂が流されて居ます。
期待したいと思います。