さて、中1日おいて、本日も乗馬に行く。6時集合だ。
乗馬苑ニュースとしては、美浦の誇る競技馬グッドリーズン(↑ゆうべ遅く帰ってきて本日は休養中の写真)が、きのうおととい御殿場で行われた国体関東ブロック予選で入賞して、9月30日からの岐阜国体本戦に出場を決めた。
いいトシなんで、長距離の遠征はホネなんぢゃないかと想像してるんだけど、まあ頑張っていただきたい。
さて、私のほうはというと、おととい馬に乗ったら、きのう一日というもの、背筋が強張っちゃって、寝てもラクぢゃなくて、寝付きが悪くなるくらい悶々としてた。
本日の乗馬は、イマジンノココロヲ。
かわいい顔してて、見学に来た人とかに人気だそうである。(って聞いたことがある。私はサラブレッドよりも半血種とかのほうがカワイイけど。)
私が乗るのは二年ぶり二回目ってとこだ。
おとといのアールディスタンスも二回目(実質初めてみたいなもの)だったし、なんか休んでるあいだに新たなステージに突入してしまったのか?
で、馬割を見て、つぶやいちゃった。「この馬で、私に何をしろというのだ?」って。地獄の正反撞?
って言うのも、イマジンノココロヲは、今年6月の試合では馬場に出場したんだけど、この馬の正反撞は、けっこう大変らしい。コンキスターもそうだから、私のなかでは「馬場馬術で傍からはイイ動きに見える馬」=「乗ってるひとは大変な馬」という図式ができあがっている。
それはいいとして、来週、少年団の夏の特訓の成果発表会っつーわけでもないが、総仕上げとして、競技会をやるんだけど、そこにこの馬のエントリーがなかったような気がする。障害も飛びなさぁい、低いんだから。
さて、今日の俺はマジどうすんのって思ってると、少年団の部班に入っていいというので、遠慮なく混ぜてもらう。
馬場に入る前に厩舎前でクルクル回ってる常歩のうちに、馬の揺れへの対応(腰の前出っていうか?)と、ハミをうけろ・うけたら伸ばしてあげるを試して、あれこれ準備する。
8頭のいちばん後ろについて、馬場に入場したんだけど、あれあれ、前を歩ってた子どもたちが、競輪かよってくらい、ポジションを探してクルクル後ろへまわりだす。私が四番手になったとこで、どうやら隊列が整う。
軽速歩。動きいいよ。最初は手綱長いまま。
前をいく子どもたちは、隅角をわりと丸くまわってっちゃうんだよね。私は、かなり奥まで突っ込んでいくんで、距離が空いちゃう。直線に出たら、スピードあげて追いつく。その繰り返し。スピードあげようと思えば、なんぼでも動いてってくれるのが頼もしい。
最初の巻乗りは軽速歩のままだけど、ウォーミングアップ終われば、ちゃんと正反撞での巻乗りになるし、あと半巻きとかも入る。
思ったより突き上げられない。上体がすこし後ろに傾いてもいいやって感じで座るようにする。ことしの春は馬場の特訓もやったんで、それがちょっとは活きてる、と思う。合ってるかどうか知らんけど、馬が上がってきたとき、いっしょに上がるんぢゃなくて、股関節を開いて逆に馬を抱え込んぢゃうようなイメージ?そんなのを持って乗ってる。
蹄跡で速歩の歩度を伸ばす。私の記憶のなかでは、騎手を目指す中学生が部班の先頭でこの馬に乗って、スッスッスッとキレーに伸びてく姿があるんだけど。ほれぼれする、踊るようなステップだ。
ところが、自分で乗ってみると、あらら、馬についてけないよ。っていうか、ちゃんとウケてないから、グダグダ。それでも攻め続けるもんだから、あーあ、勝手に駈歩でちゃった、ホーホー。
んぢゃ、輪乗りで駈歩。右手前、動かして、うけて、すっと外の脚ひいて姿勢をとれば、かるーく駈歩がでる。ぢゃあ輪乗りから蹄跡へ。
前をいく三騎よりも、私はやっぱ隅角では奥にいって曲がる。距離あいちゃったから、近づかなきゃ。少し伸ばすか。
前出すのに脚つかうときも、逆に停止するときも、上体が前に傾くのは私の直らない悪い癖。
歩度伸ばそうとした、そのとき、ダダッと馬が走りそうに感じた。あ、暴走したらマズイ、やめとこ、抑えたままにしとこ、と思った次の瞬間。(このとき私の尻は浮いてたね、きっと。)
パッツンと尻っぱね。おう、よせよ、と思ったとき、身体が左前に傾いちゃった。あれれ、座んなきゃって思う前に、第二弾の跳ねが。
あー、ダメだ、落ちちゃお。駈歩で落ちるなんてみっともねえなあ。…落馬するときは、短い時間にけっこう冷静なことが頭ンなかをよぎる。
外側へ半回転。脚の広い部分が同時に地面に接するとき、俺って落ち方うまいよなあって、あいかわらず意外と平静な自分がいる。手とか肩とかつかない。中学生のころの、柔道の授業とか、プロレスごっこの経験が活きてんだろ。
左手の手綱はまだ持ってたんだけど、馬の力に負けて、放しちゃう。「すいませーん」という。
その後もピョンピョン跳ねながら走ってくイマジンノココロヲ。あ、驚いて、私の前にいたホセカレーラスも跳ねたらしく、乗ってた子も落馬。ごめんねー。子どもと一緒に乗ってて、自分が真っ先にへグると、気まずい。
馬場を横断したラチぞいで止まってるイマジンノココロヲに駆け寄ってってつかまえる。何周も暴走して落馬祭りになるようなことになんなくてよかった。
気を取り直して、騎乗。駈歩は輪乗りからやりなおしである。手が強いのかなあ、うけたら返すとこつくってやるように心掛けながら駈歩つづける。
どうにか落ち着いて駈歩のメニューもおわり。ぢゃあ、障害やりますか。
最初、単発のクロス。一回飛ぶごとに、そのうしろに、だんだん障害が増えてって、最後は五つまでいったかな、コンビネーション。うしろのほうの垂直は60センチくらい。
障害をまだ飛び慣れていないメンバーも入ってるので、入口と出口にはセフティコーンが左右に立ってる。入口は正しく回転して真っ直ぐ入ってくため。出口は、障害飛び終わったあと、真っ直ぐ進んで、一つ目のコーンと二つ目のコーンのあいだで、駈歩から速歩におとす目印にもなってる。親切ぅ。
回転んとこで前に出してって、受けとめてジーッと待つような感じで、入ってく。リズムいいなあ、イマジンノココロヲ。ポンポンポンと気持ちよく飛んでく。敢えて言うなら、すこーしだけ左に傾くような気がするけど。
最初はコンビネーションのなかで、走ってかないように、ホーって馬に声をかけながら飛んでたんだけど、イマジンノココロヲは何の心配も要らないんで、後半戦は、例によって私はチェックポイント言葉にしながら飛んでく。
「前出ろぉ」「うけてぇ」「まっすぐなぁ」ポンポンと飛んでって、一完歩あるところでは、「ハーフシートぉ」次踏み切るとこでは「はい、随伴!」って、自分に言ってるんである。
障害飛ぶのひさしぶりなんで、なんかよくわかんなかったけど、馬を見ないで、前方上方の虚空を見ながら跨いでいく。このくらいの高さだと、まだトラブル(拳がゆずれない)でてこないけど。
何回かやって、終了。最初に落ちちゃったけど、まあ楽しかった。
しかしなあ、駈歩で、ふつうにハネて、ふつうに落ちるって、カッコわるいっていうか、情けないなあ。初級者の落馬みたいなシチュエーション。
Nアや、Mラノや、CONキにも跳ねられたことあるけど、落ちたことねえもん。
(オリアンダーの尻っぱねも厳しいらしいけど、彼はイイ子なので、私が乗ったときに、やったことない。)
だから、いつも「跳ねたくらいぢゃ落ちないよ」って豪語してたのに。(私が落ちるのは障害前のビタ止まり、それも公言してるけど。)
なんで、あれごときで落ちるかなあ。かなりへこむ。
馬洗ってやって、おやつにカボチャやってみたら、興味津々(フンフン嗅いで興奮する)なのに、食わなかった。
そのあと、子どもたちと食ったスイカの皮やったら、これはポリポリ食べてた。
私の落ちるとこ見てなかった先生に、「ふつうに跳ねて、ふつうに落ちました」って報告したら、「部班のなかにいた? 先頭なら跳ねないのに」って言われて、あー、そーか、それでいつも少年団の練習のとき先頭を歩ってんのかって、腑に落ちた。
身体のあちこちの砂はらって、帰ってから、ふと思ったんだけど、あの尻っぱねは、俺のことナメてたのかな。試しやがったかな、あいつ。次回は(いつか知んないけど)落ちねえぞ。
練習中、手入れのときとか、まったく気にしてなかったんだけど、いま夕方になってから、腰がすごく痛い。
5月の特訓期間中も、ずっと鈍痛はあったんだけど、今日はこれまでにないハッキリした痛さ。動きたくない、座ったら姿勢変えたくないくらい。
打ち身の痛さぢゃないんで、落馬の影響ぢゃないはず。(影響あっても不思議ではないけど。)
たった数分の正反撞で? それもないだろ。なんなんだよぉ、これぇ。
乗馬苑ニュースとしては、美浦の誇る競技馬グッドリーズン(↑ゆうべ遅く帰ってきて本日は休養中の写真)が、きのうおととい御殿場で行われた国体関東ブロック予選で入賞して、9月30日からの岐阜国体本戦に出場を決めた。
いいトシなんで、長距離の遠征はホネなんぢゃないかと想像してるんだけど、まあ頑張っていただきたい。
さて、私のほうはというと、おととい馬に乗ったら、きのう一日というもの、背筋が強張っちゃって、寝てもラクぢゃなくて、寝付きが悪くなるくらい悶々としてた。
本日の乗馬は、イマジンノココロヲ。
かわいい顔してて、見学に来た人とかに人気だそうである。(って聞いたことがある。私はサラブレッドよりも半血種とかのほうがカワイイけど。)
私が乗るのは二年ぶり二回目ってとこだ。
おとといのアールディスタンスも二回目(実質初めてみたいなもの)だったし、なんか休んでるあいだに新たなステージに突入してしまったのか?
で、馬割を見て、つぶやいちゃった。「この馬で、私に何をしろというのだ?」って。地獄の正反撞?
って言うのも、イマジンノココロヲは、今年6月の試合では馬場に出場したんだけど、この馬の正反撞は、けっこう大変らしい。コンキスターもそうだから、私のなかでは「馬場馬術で傍からはイイ動きに見える馬」=「乗ってるひとは大変な馬」という図式ができあがっている。
それはいいとして、来週、少年団の夏の特訓の成果発表会っつーわけでもないが、総仕上げとして、競技会をやるんだけど、そこにこの馬のエントリーがなかったような気がする。障害も飛びなさぁい、低いんだから。
さて、今日の俺はマジどうすんのって思ってると、少年団の部班に入っていいというので、遠慮なく混ぜてもらう。
馬場に入る前に厩舎前でクルクル回ってる常歩のうちに、馬の揺れへの対応(腰の前出っていうか?)と、ハミをうけろ・うけたら伸ばしてあげるを試して、あれこれ準備する。
8頭のいちばん後ろについて、馬場に入場したんだけど、あれあれ、前を歩ってた子どもたちが、競輪かよってくらい、ポジションを探してクルクル後ろへまわりだす。私が四番手になったとこで、どうやら隊列が整う。
軽速歩。動きいいよ。最初は手綱長いまま。
前をいく子どもたちは、隅角をわりと丸くまわってっちゃうんだよね。私は、かなり奥まで突っ込んでいくんで、距離が空いちゃう。直線に出たら、スピードあげて追いつく。その繰り返し。スピードあげようと思えば、なんぼでも動いてってくれるのが頼もしい。
最初の巻乗りは軽速歩のままだけど、ウォーミングアップ終われば、ちゃんと正反撞での巻乗りになるし、あと半巻きとかも入る。
思ったより突き上げられない。上体がすこし後ろに傾いてもいいやって感じで座るようにする。ことしの春は馬場の特訓もやったんで、それがちょっとは活きてる、と思う。合ってるかどうか知らんけど、馬が上がってきたとき、いっしょに上がるんぢゃなくて、股関節を開いて逆に馬を抱え込んぢゃうようなイメージ?そんなのを持って乗ってる。
蹄跡で速歩の歩度を伸ばす。私の記憶のなかでは、騎手を目指す中学生が部班の先頭でこの馬に乗って、スッスッスッとキレーに伸びてく姿があるんだけど。ほれぼれする、踊るようなステップだ。
ところが、自分で乗ってみると、あらら、馬についてけないよ。っていうか、ちゃんとウケてないから、グダグダ。それでも攻め続けるもんだから、あーあ、勝手に駈歩でちゃった、ホーホー。
んぢゃ、輪乗りで駈歩。右手前、動かして、うけて、すっと外の脚ひいて姿勢をとれば、かるーく駈歩がでる。ぢゃあ輪乗りから蹄跡へ。
前をいく三騎よりも、私はやっぱ隅角では奥にいって曲がる。距離あいちゃったから、近づかなきゃ。少し伸ばすか。
前出すのに脚つかうときも、逆に停止するときも、上体が前に傾くのは私の直らない悪い癖。
歩度伸ばそうとした、そのとき、ダダッと馬が走りそうに感じた。あ、暴走したらマズイ、やめとこ、抑えたままにしとこ、と思った次の瞬間。(このとき私の尻は浮いてたね、きっと。)
パッツンと尻っぱね。おう、よせよ、と思ったとき、身体が左前に傾いちゃった。あれれ、座んなきゃって思う前に、第二弾の跳ねが。
あー、ダメだ、落ちちゃお。駈歩で落ちるなんてみっともねえなあ。…落馬するときは、短い時間にけっこう冷静なことが頭ンなかをよぎる。
外側へ半回転。脚の広い部分が同時に地面に接するとき、俺って落ち方うまいよなあって、あいかわらず意外と平静な自分がいる。手とか肩とかつかない。中学生のころの、柔道の授業とか、プロレスごっこの経験が活きてんだろ。
左手の手綱はまだ持ってたんだけど、馬の力に負けて、放しちゃう。「すいませーん」という。
その後もピョンピョン跳ねながら走ってくイマジンノココロヲ。あ、驚いて、私の前にいたホセカレーラスも跳ねたらしく、乗ってた子も落馬。ごめんねー。子どもと一緒に乗ってて、自分が真っ先にへグると、気まずい。
馬場を横断したラチぞいで止まってるイマジンノココロヲに駆け寄ってってつかまえる。何周も暴走して落馬祭りになるようなことになんなくてよかった。
気を取り直して、騎乗。駈歩は輪乗りからやりなおしである。手が強いのかなあ、うけたら返すとこつくってやるように心掛けながら駈歩つづける。
どうにか落ち着いて駈歩のメニューもおわり。ぢゃあ、障害やりますか。
最初、単発のクロス。一回飛ぶごとに、そのうしろに、だんだん障害が増えてって、最後は五つまでいったかな、コンビネーション。うしろのほうの垂直は60センチくらい。
障害をまだ飛び慣れていないメンバーも入ってるので、入口と出口にはセフティコーンが左右に立ってる。入口は正しく回転して真っ直ぐ入ってくため。出口は、障害飛び終わったあと、真っ直ぐ進んで、一つ目のコーンと二つ目のコーンのあいだで、駈歩から速歩におとす目印にもなってる。親切ぅ。
回転んとこで前に出してって、受けとめてジーッと待つような感じで、入ってく。リズムいいなあ、イマジンノココロヲ。ポンポンポンと気持ちよく飛んでく。敢えて言うなら、すこーしだけ左に傾くような気がするけど。
最初はコンビネーションのなかで、走ってかないように、ホーって馬に声をかけながら飛んでたんだけど、イマジンノココロヲは何の心配も要らないんで、後半戦は、例によって私はチェックポイント言葉にしながら飛んでく。
「前出ろぉ」「うけてぇ」「まっすぐなぁ」ポンポンと飛んでって、一完歩あるところでは、「ハーフシートぉ」次踏み切るとこでは「はい、随伴!」って、自分に言ってるんである。
障害飛ぶのひさしぶりなんで、なんかよくわかんなかったけど、馬を見ないで、前方上方の虚空を見ながら跨いでいく。このくらいの高さだと、まだトラブル(拳がゆずれない)でてこないけど。
何回かやって、終了。最初に落ちちゃったけど、まあ楽しかった。
しかしなあ、駈歩で、ふつうにハネて、ふつうに落ちるって、カッコわるいっていうか、情けないなあ。初級者の落馬みたいなシチュエーション。
Nアや、Mラノや、CONキにも跳ねられたことあるけど、落ちたことねえもん。
(オリアンダーの尻っぱねも厳しいらしいけど、彼はイイ子なので、私が乗ったときに、やったことない。)
だから、いつも「跳ねたくらいぢゃ落ちないよ」って豪語してたのに。(私が落ちるのは障害前のビタ止まり、それも公言してるけど。)
なんで、あれごときで落ちるかなあ。かなりへこむ。
馬洗ってやって、おやつにカボチャやってみたら、興味津々(フンフン嗅いで興奮する)なのに、食わなかった。
そのあと、子どもたちと食ったスイカの皮やったら、これはポリポリ食べてた。
私の落ちるとこ見てなかった先生に、「ふつうに跳ねて、ふつうに落ちました」って報告したら、「部班のなかにいた? 先頭なら跳ねないのに」って言われて、あー、そーか、それでいつも少年団の練習のとき先頭を歩ってんのかって、腑に落ちた。
身体のあちこちの砂はらって、帰ってから、ふと思ったんだけど、あの尻っぱねは、俺のことナメてたのかな。試しやがったかな、あいつ。次回は(いつか知んないけど)落ちねえぞ。
練習中、手入れのときとか、まったく気にしてなかったんだけど、いま夕方になってから、腰がすごく痛い。
5月の特訓期間中も、ずっと鈍痛はあったんだけど、今日はこれまでにないハッキリした痛さ。動きたくない、座ったら姿勢変えたくないくらい。
打ち身の痛さぢゃないんで、落馬の影響ぢゃないはず。(影響あっても不思議ではないけど。)
たった数分の正反撞で? それもないだろ。なんなんだよぉ、これぇ。