丸谷才一 1986年 文春文庫版
村上春樹のエッセイを読んだりしてるうちに、あと日本でエッセイおもしろいったら、やっぱ丸谷才一だよなー、なんて思ったら、矢も楯もたまらずって感じになって、本棚から古い文庫を探してきた。
「好きな背広」ってタイトルは、どんなに衣装もちでも、実際に気に入って着回す背広は限られたものに決まってきちゃう、それと同じで、おもしろいと思う話を書こうとすると、前にも持ち出した話になっちゃうかもしれないけれど、好きな話なんだから仕方ないぢゃない、という簡単な断りみたいなものである。
いや、実にひさしぶりに読み返したんだけど、実におもしろい。
いちいちここに引用してたらキリがないくらいなんで、特に好きな話とかを並べたりはしないけど。
忘れてたけど、私の記憶の奥底に残ってたものもある。←つまり、私が無意識に自分の意見・知識のようなふりして、ひとに語ったりしてるものである。
村上春樹のエッセイを読んだりしてるうちに、あと日本でエッセイおもしろいったら、やっぱ丸谷才一だよなー、なんて思ったら、矢も楯もたまらずって感じになって、本棚から古い文庫を探してきた。
「好きな背広」ってタイトルは、どんなに衣装もちでも、実際に気に入って着回す背広は限られたものに決まってきちゃう、それと同じで、おもしろいと思う話を書こうとすると、前にも持ち出した話になっちゃうかもしれないけれど、好きな話なんだから仕方ないぢゃない、という簡単な断りみたいなものである。
いや、実にひさしぶりに読み返したんだけど、実におもしろい。
いちいちここに引用してたらキリがないくらいなんで、特に好きな話とかを並べたりはしないけど。
忘れてたけど、私の記憶の奥底に残ってたものもある。←つまり、私が無意識に自分の意見・知識のようなふりして、ひとに語ったりしてるものである。