コナン・ドイル/延原謙訳 昭和29年 新潮文庫版
ひさしぶりに読み返しているシャーロックホームズもの。私の持ってる文庫は昭和55年の42刷。
「THE HOUND OF BASKERVILLES」は、傑作ものの長編。
ほかの長編(ったってホームズに関しては3つしかないけど)が、ホームズの事件解決を描く部分と、事件のバックボーンであった過去を描く部分との、二部構成になってるのに対して(それって、コナン・ドイルが「歴史小説」を書きたかったから?)、この作品はアタマからシッポまで、立派な一本の推理小説。
ほかの短編が、ホームズの超人的な観察力と推理力にまかせて、いささか乱暴に飛躍したりスピード出過ぎたりしてんのに比べて、この作品は細部の伏線みたいなのもなかなかよろしい。
バスカヴィル卿が、使用人の機嫌をとるために古着を与えたりするとこなんか、効いてるよねぇ。(古典に関してはネタバレに配慮しない私。)

ひさしぶりに読み返しているシャーロックホームズもの。私の持ってる文庫は昭和55年の42刷。
「THE HOUND OF BASKERVILLES」は、傑作ものの長編。
ほかの長編(ったってホームズに関しては3つしかないけど)が、ホームズの事件解決を描く部分と、事件のバックボーンであった過去を描く部分との、二部構成になってるのに対して(それって、コナン・ドイルが「歴史小説」を書きたかったから?)、この作品はアタマからシッポまで、立派な一本の推理小説。
ほかの短編が、ホームズの超人的な観察力と推理力にまかせて、いささか乱暴に飛躍したりスピード出過ぎたりしてんのに比べて、この作品は細部の伏線みたいなのもなかなかよろしい。
バスカヴィル卿が、使用人の機嫌をとるために古着を与えたりするとこなんか、効いてるよねぇ。(古典に関してはネタバレに配慮しない私。)
