村上春樹・安西水丸 昭和59年 若林出版企画
私の持ってるのは、昭和61年11刷だけどね。
ご存知、村上&安西のエッセイ集。
これが「日刊アルバイトニュース」に連載されてたっていうんだから、驚きだ。
このエッセイ(連載されてたときは、コラム)は、上出来で、村上春樹のおもしろいとこが、全部でてる。
ウィンナ・シュニッツェルに対する愛情とか、豆腐のいちばんおいしい食べ方は情事のあとだとか、村上テイストいっぱい。
なかでも、私の好きなのは、「聖バレンタイン・デーの切り干し大根」という一節で、2月14日の夕方に切り干し大根を作ったんだけど、バレンダイン・デーの夕食に、どうして自分で作った切り干し大根の煮物を食べてなくちゃいけないんだ、昔はこうではなかった、誰かがチョコレートくれたのに、みたいな短いコラムなんだけど。
これ初めて読んだとき、私は学生だったろうけど、あークールな作家ってーのはバレンタイン・デーに浮かれてないで、自分で切り干し大根、グツグツ煮て食べるよーぢゃなきゃダメだ、って思いました。当然、自分自身も、そーゆー渋い方向に行きたいなーって思いました。そのほうがカッコいい。
以来、以前から好きだったけど、切り干し大根をグツグツするってーのは、私にとって、特別な何かになったよーな気がします。
ということで、今日はパーソナルな記念日なんで、仕事の終わったあと、切り干し大根の煮物を作って、独りで食べてます。赤トウガラシを入れるとおいしい。
私の持ってるのは、昭和61年11刷だけどね。
ご存知、村上&安西のエッセイ集。
これが「日刊アルバイトニュース」に連載されてたっていうんだから、驚きだ。
このエッセイ(連載されてたときは、コラム)は、上出来で、村上春樹のおもしろいとこが、全部でてる。
ウィンナ・シュニッツェルに対する愛情とか、豆腐のいちばんおいしい食べ方は情事のあとだとか、村上テイストいっぱい。
なかでも、私の好きなのは、「聖バレンタイン・デーの切り干し大根」という一節で、2月14日の夕方に切り干し大根を作ったんだけど、バレンダイン・デーの夕食に、どうして自分で作った切り干し大根の煮物を食べてなくちゃいけないんだ、昔はこうではなかった、誰かがチョコレートくれたのに、みたいな短いコラムなんだけど。
これ初めて読んだとき、私は学生だったろうけど、あークールな作家ってーのはバレンタイン・デーに浮かれてないで、自分で切り干し大根、グツグツ煮て食べるよーぢゃなきゃダメだ、って思いました。当然、自分自身も、そーゆー渋い方向に行きたいなーって思いました。そのほうがカッコいい。
以来、以前から好きだったけど、切り干し大根をグツグツするってーのは、私にとって、特別な何かになったよーな気がします。
ということで、今日はパーソナルな記念日なんで、仕事の終わったあと、切り干し大根の煮物を作って、独りで食べてます。赤トウガラシを入れるとおいしい。
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