many books 参考文献

好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

ブログ書く時間

2014-05-20 21:17:46 | Weblog
どうにも、去年の3月から、生活パターン変わって、なかなか大変である。
当ブログも、本人の予想に反して、足掛け6年目に突入してんだけど、
内容なんか、あってないようなもんで、どーでもいーんだけど、
それなりに更新していこーと思えば大変である。
冷静に考えてみると、やっぱ通勤時間のぶんだけ、日々のなかで時間とれず忙しい。
前は、通勤には5分くらいしかかからなかったんだけど、いまは片道一時間弱はとられている。
以前は「いつ書いてんの?」みたいなこと問われたりしたんだけど、
そう思えば、いまと比べたら、行き帰りの計2時間、前は時間があったんだと思う。
そしたら、今は、その通勤時間にブログ書けばいいんだろうけど、移動中にね。
なかなか、そうもいかない。私自身の問題もあるんだろうけど、電車んなかで、そういうツールもって、そういうことするのは、できない。
かくして、けっこう大変状態ではあるんだけど、代わりに、通勤電車んなかで、それなりに本を読めたりするんで、それはそれでけっこうではある。
結局、ムリにどうこうしようとしても、あがくだけムダで、なるようにしかならない。
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障害練習は、高さぢゃなくて、あくまで基本的な誘導を繰り返す

2014-05-19 20:11:49 | 馬が好き
今月の乗馬は、特訓モードである。

5月14日(水)は、朝練で天蓬に乗った。
天蓬には通算するとけっこう乗ってんだけど、すこしあいだ空いて久しぶり、障害やるのなんかは久久しぶり。
やっぱり障害の前で逃げられちゃって、「最後まで放しちゃダメ!」と言われて、手綱ギュッと持って向かわせる。
でも、最後のほうは、ちょっとかえしてやる感じで、引っ張ったりしないで飛べたと思う。

翌15日(木)も朝練に行って、天蓬に乗った。
べつに泥縄でやってるつもりはないんだけど、半年間障害を飛んでなかったんで、さすがに感覚とりもどす(私にとりもどすモノがあればの話だが)ためには、やらざるをえない。
きのうのきょうで、コンビネーションで何度か止まっちゃったけど。
「放さない!馬が覗き込まないように!」って言われてんのに、やっちゃうもんだから、とうとうオクサーが飛べず。垂直に直してもらって、どうにか越えていく、みそっかす状態。
それでも最後のほうのライン通過は力まずに走行できたんで、まわりから「天蓬で涼しい顔して障害飛んでるひとはめずらしい」みたいに言われたんだけど、まあ飛べたときにとにかくホメてホメてホメたおしてるうちに、馬が上機嫌になってっただけのことである。
さあ、そして本日も、乗馬にいく。
試合に出ようと思ったら、私に与えられた時間は、あと2週間しかない。2週間ったって、馬に乗れるのは、たぶん週3日ずつである。
急にやったってどーしよーもないんだけど、2年前に出たときは、直前の4週間は週6で延24日やったんで、それくらいやんないと自分で不安である。
ただし、週5以上で馬に乗ると、腰が痛くて、体調ギリギリで試合を迎えることにはなるんで、週3くらいがいいのかもしれないけどね。

きょうの馬は、栄燐ちゃん。
去年の夏ごろかな、いちど乗ったことがあるきりで、どんなんだったかイメージは忘れちゃってる。
ただし、私が乗んないときでも、馬房からクビのばしてきて、ほかの馬にやってるリンゴのお裾分けはねだる食いしん坊だけどね。
さて、恒例の競技会も近いということで、練習にくるひとがいっぱい。よって、ほかの多くの馬と同様、栄燐ちゃんも二人が乗ることになる。
先に乗る私が馬装すべきなんだろうけど、私とペアを組むもう一人はあまりやったことなさそうだったんで、こういうのは経験だから、できるだけやってもらう。(ややこしい馬具がなくてよかった。)
さて、馬場に入ったらウォーミングアップ。
ちょっと脚つかってみれば、ズンズン歩く気は満々、ちょちょいと拳をつかえば、それほどムリなく応えてくれそう。きょうは力を使わずに乗れそうだ。
んぢゃ、15分後には障害を始めるんで、速歩はサクサクと適当に。
動いてくれることだけ確かめる。どっちかっていうと右手前でちょっとだけ外にふくれちゃいそうな気がするんで、輪乗りを丁寧にやる。
それから駈歩をフツーにやって、とってもかるーいこと確かめたら、すこし伸ばしてみる。
伸ばそうとすると、グワーッと前に飛んでくというよりは、ピョンと上にはずんでくるような感じ。フワンフワンしたクッションの馬は、乗ってて楽しい。

そしたら障害。
「障害の練習で大事なことは、まっすぐ入って、まっすぐ出ること。正しいアプローチをして、飛んだあとは、次の障害に向けて正しいアプローチをすること。駈歩なら、一定のリズムで駈歩をつづけ、その先にたまたま障害があるというだけのことで、障害に向かって急がせる必要はない。人が障害を飛ばそうとしてはいけない。飛ぶのは馬の仕事であり、きょう練習に使っている馬は、正しく障害の前につれていきさえすれば必ず飛ぶので心配ない。」
っつーことで、また低い障害をいくつか組み合わせてラインをたどることになるんだろうが、栄燐ちゃん、ホントに飛ぶんだろうね?

最初、速歩で単発のクロス、踏切の横木つき。まっすぐ入って、まっすぐぬける。
「もうすこし肘をやわらかく! 障害へのアプローチに入ったら、たてがみをつかんで、馬の動きにあわせて来て! 前に動いていく、馬の動きを感じて!」
ということで、低空クロスの一回で、課題の随伴のわるさを指摘される。
何回か繰り返し。ツーポイントでたてがみつかんでくると、ときどき推進が弱いまま障害前に来ちゃうんだけど、栄燐ちゃんはフワリと飛ぶ。飛ぶよ、この馬、心配はいらないな。
んぢゃ、二つの障害を組み合わせたラインをいくつか。ここんとこずっとそうなんだけど、四つおいてある障害を、「K」の字形の交差点みたいにいろんな方向から通過してく。
最初、真っ直ぐのライン。速歩で入って、ひとつ飛ぶと、馬が自然と駈歩になるもんだけど、もう一回速歩にして二つめ飛ぶこと。
一回目で、飛んだあと止まんなくなっちゃって、駈歩のまんま二個目も突破しちゃう、サイテー、へこむ。
二回目で、障害のあいだ、駈歩だったら6歩くらいのとこを、やっぱすぐ速歩に落とせなくて、駈歩でズルズル突進。速歩に直せたのは最後の二歩くらいで、これぢゃ飛べないかと思ったら、ほぼ常歩みたいな状態から、栄燐ちゃんはフワリと飛ぶ。いや、飛ぶわ、この馬。もう前進させようとかいうことには気を使わず、ただ自分の姿勢とかだけに集中しようっと。
「手綱をもうすこし短く持って、左右の拳がバラバラにならないイメージで」
ということで、角度のついているラインなんかもまじえて、何回か繰り返し。

ひとつめに向かうアプローチは、比較的ちゃんと回転して、すこしかえしてあげられてる感じでおとなしく入っていけんだけどね、一個飛んだあとが問題。自動加速装置が発動しちゃった栄燐ちゃんを抑えることができない。
斜めのラインで、障害間の7歩か8歩のあいだに速歩にできないで、しかたないから、なかで巻き乗りしてから二つ目を飛んだりする。
それでも最後、速歩で入って、左に振ってあるのを駈歩のまま飛んで、なるべく真っ直ぐいって、速歩におとしてから、右の駈歩だしなおして、ぐるっとターンして飛んだあと右に角度振ってあるのを駈歩のまま飛んだら、なるべく真っ直ぐいって、速歩にして、そのまま左に回転、速歩のまま最初に飛んだやつを飛んだら、さっき速歩にして飛んだまっすぐのラインを駈歩のまま飛ぶ、ってのは、なんとかうまくいった。
あいかわらずスイッチ入った栄燐ちゃんを速歩にするとこで戸惑うが、最後のまっすぐラインを駈歩で抜けるところは、「歩数を気にするのではなく、ひとつめ飛んだあと、しっかり前に出して」というアドバイスのまま駈歩を維持していけば、栄燐ちゃんは慌てず騒がずフワリと飛んだ。

二鞍目のひとに乗り替わったら、皆でやってる部班を地上から見る。
ほかのひとが乗ってるのを見るのは、意外と発見があったりするもんである。
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飛ばしていくよ

2014-05-15 21:19:29 | CD・DVD・ビデオ
矢野顕子 2014年3月 ビクターエンタテインメント
アッコちゃんの新譜
私はそういう情報に疎いほうなんだけど、これはたまたま4月頃(←それだって所詮発売後だけど)キャッチできたんで、さっそく買った。
「電話線」とか「在広東少年」がリミックスで入ってるのなんかは、とても意外なんだけど。
なんといっても、いいのは「飛ばしていくよ」
とてもノリのいい曲。正確な言い表しようを私はできないけど、なんかロックしてるって感じ(矢野顕子が、だよ)。
それより目下いちばんのお気に入りは、「ISETAN-TAN-TAN」
アッコちゃんが、なぜ伊勢丹の宣伝をしなくちゃいけないのかは、わかんないんだけど、とても楽しい曲。
ほんわかした系統では、「ごはんとおかず」「リラックマのわたし」 とても気持ちいい。
01.電話線
02.飛ばしていくよ
03.YES-YES-YES
04.リラックマのわたし
05.在広東少年
06.ごはんとおかず
07.ISETAN-TAN-TAN
08.愛の耐久テスト
09.Captured Moment
10.かたおもい
11.Never Give Up pn You
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薬局通

2014-05-14 19:40:36 | 読んだ本
唐沢俊一 1996年 ハヤカワ文庫版
持ってるのは1999年の8刷。
きのうのつづき。
というのは、『星を喰った男』は、単行本として出たときの著者は潮健児名義だったが、文庫にしたとき編著者・唐沢俊一という形に改めたんだけど、それは著者データを統一するための早川書房からの要望だった、ということが文庫版のまえがきに書いてあるんだけど、ハヤカワ文庫で著者の作品としてそれより前に出てるのが、これ、っていうそれだけのことなんだが。
これが著者が文筆業としてやっていくことになった最初の出版物らしい。
なんで薬局ってことになると、著者が生まれ育った家は薬局だったってことも関わってるんだろう。
冒頭の「はじめに」では、
>本書は日本人とクスリのかかわりあいを、街の薬局の店頭という、いわば最前線で観察しながら考えてみようというモノである
という宣言がなされてる。
どう考えるかというと、「あとがき」では、
>(略)風邪をひいたときに迷わず葛根湯をのむ人間と、コルゲンコーワをのんできた人間とでは、どこかでアイデンティティーが異なっているはずなのである。そこを考えたくて、ぼくはこの本を書いた
と明かしている。
基本的には、医薬品を利用する人々は自分自身でもっとクスリのことを知るべきであって、「クスリを薬剤師の手から取り戻さねばならない」というスタンスである。
そこには、苦いので砂糖とまぜて飲んでいいかという質問に、「わたしはその病状にあったクスリを調剤して売るのが商売で、それをのむかのまないかは知ったことじゃない。」と答える薬剤師とか、ドリンク剤をくださいという客に「わたしは薬剤師だ。ドリンクくらいはそこらの店員から買え。」とどなりつけた薬剤師とか、そういうヘンな考えがいつまでもまかりとおってちゃダメでしょ、って思いがある。
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星を喰った男

2014-05-13 18:12:40 | 読んだ本
唐沢俊一編著 1996年 ハヤカワ文庫版
3月に古本屋で買って、最近読んだ文庫。
文庫棚に無造作に置いてあって、タイトルみて、オッ!と思って手にとったら、定価より高いんだ、これが。
扉に、最初の持ち主のものと思われる、ボールペンでの書き込みがあって、それでこの値段はないよなって、一度は立ち去ったんだけど。
どーしても気になってしまい、翌日もういちど同じ古本屋を訪ねて、やっぱ買った。書物との出会いは一期一会である。もしかしたら、もう手に入れることはできないかもしれない。
さて、なんでそんな気になったかっていうと、唐沢商会の『能天気教養図鑑』のなかで、本書の主演・潮健児氏を紹介するエピソードがあったのをおぼえて、気にしてたからである。
主演って、わざと帯にも書いてあるけど、本書の副題は、「名脇役・潮健児が語る昭和映画史」ということで、映画などでは脇役として活躍した俳優さん。
私なんかは古い日本映画なんて見ないから、やっぱ“地獄大使”のイメージぐらいしかないけど。
しかし、地獄大使は仮面ライダーの敵の首領として目立つのはあたりまえだが、脇役をやらせても、すごい存在感があるんだという。
そのへん、本書に収められてる対談で、ご本人が「通行人をやらせれば潮の右にでるものはいない」って言われたと、振り返ってる。
これは、ある映画で、メガホンをとったとある大監督が、通行人の役として潮氏の顔がどうしても欲しくて、わざわざキャストとして招集した、という事実に基づいているそうな。
構成は全編にわたって、唐沢氏がインタビュー取材などした内容を、潮氏の語り口調で編集してあるんだが、なかなか読んでて楽しい。
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