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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

特訓の季節?

2014-05-12 19:16:36 | 馬が好き
乗馬にいく。
って、どーでもいーけど、恒例の大会の季節なので、ちょっと特訓モードに入っている。
いまさら何やっても上達するわけぢゃないんで、そーゆーつもりでやってんぢゃないんだけど。
試合には一応エントリーはすることになってんだけど、納得いかなかったら出るまでもなくヤメるつもり。
納得のラインは、人によってちがうだろうけど、障害に関しては(しかも貸与馬?では)、出たら勝ちたくなるし、勝たないと意味ないんで、求めてるのは、まあそういうレベルである。でもなー、ハンターシートでは、勝ち目がないよ。

っつーわけで、先週水曜日に美浦行くより前に、実は5月1日には久しぶりの朝練に出て、マイネルレコルトに乗った↑
障害のメドつけに行ったつもりが、フラットワークでのハミうけが納得いかなくて、結局障害に進めず。なにやってんだか。

8日の朝練では、ゼダイに乗った↑
こうやって、飛ぶ馬を用意してくれてんだもんな、飛ばなきゃ、って思って。
実はフラットワークで駈歩をろくすっぽ出せない状態なのに、強引に障害練習に参加した。
コンビネーションやったんだけど、「手綱長い、ツーポイントでも、もうちょっと馬をコントロールして」と言われる。ひさしぶりなんで、たてがみつかむイメージでプラプラのまま飛んでったんだけどね。

9日の朝練では、マイネルミレニアムに乗った↑
「ベースが弱い!」って何度も言われた。
それはいいけど、きのうの今日で、もう「手綱、引っ張らない!」って言われてるよ。
プラプラか、引っ張ってるか、とかく中庸というのができないんだよね、私ってやつは。

さて、きょうの馬は、アグネスドーン。初めて(喜)
いろんな馬に乗るのは楽しいので、初めての馬に当たると、私は自動的に喜ぶ。
って、ノンキに嬉しがってばかりはいられない。 アグネスドーンのことは、どんな馬か知らない(あまり他のひとが乗ってる光景もみかけない)けど、たしか去年の大会ではメーター障害を勝った馬のはず。やっぱ、障害飛べってことだよな。気遣いのありがたさが身に染みる。
しかし、こうして急にあまり上等な馬に乗せられてしまうと恐縮なんだが、まあ、本番の試合は貸与馬なはずなので、知らない馬にまたがって、5分で感じつかんで、さあ飛んでこい、って状況はありうるから、今日みたいな知らないけど優秀なはずの馬に乗るっていう、こういうのはいい機会なのかもしれない。
なんか顔がかわいいなあと思いつつ、馬装。

(↑うーん、どっかにリンゴがありそうな匂いがするんだけど、の図?)
一旦またがって、馬場に行きかけてから、忘れたムチを取りに戻るということをしでかしちゃったけど。初めての馬に乗ったときとか、ときどき意識がどっか飛んぢゃって、こういうことをすることがある。
さて、ウォーミングアップ。障害にすすむ前提だけど、やることは、こないだと一緒。
外側の拳でこらえて、ゆずったらかえす、それだけ。あ、前に出しといたうえで、ってのは当たり前以前のこと。(それがなかなかできないんだけどね。)
常歩はそこそこいいんだけど、速歩になるとフワフワーっとした感じで、前出せてる感がない。
ぐずぐずしてるわけにもいかないので、とりあえず駈歩もする。
くらべると、右手前はいいんだけど、左手前が、ちょっと思うように動かせない。

ちょっと障害のベースの駈歩もせねばな、なんて思って、輪乗りだけぢゃなくて、真っ直ぐで歩度を伸ばしてみる。
おあつらえむきに、障害と並行して横木が置いてあるので、通過する。
「それ、ノーマルで5歩です。できましたか?」
え?ふつうにいったら7歩入って、伸ばしたつもりでも6歩だった、全然ベースの軌道にのってない、やばーい。
それと、やっぱ左手前がうまくいかない。真っ直ぐ行きたいつもりが、わずかに右を向いて、肩から左に抜けてっちゃうような感じ。これで障害向かうのは危ないって。
納得ぜんぜんいってないけど、It's障害ターイム!
最初、単発のクロス、駈歩。わりと近くから回転して入ってくるけど、なるべく真っ直ぐ向かう。
左右の手前でやるけど、心配したほど左手前で逃げたりするわけでもない、ふつうに飛ぶ。
んぢゃ、障害は低いクロスのままだけど、二つずつ組み合わせたラインを走るよ。出る予定の競技はハンターシートだしねー、障害と障害のあいだの歩数とか意識しないと。(テキトーなことやってると、「誘導」で減点される。)
最初、真っ直ぐに。あいだは、フラットワークの横木んときと一緒なんで、ノーマルで5歩。それを最初は一歩余計にいれて6歩でこいと。
ちっと弱いみたいだからな、回転を強くして、元気よく行かないと。って、ひとつめヒラリと飛んで、1・2・3、1・2!って、ありゃりゃ5歩で飛んぢゃったよ。
やりなおし。こんどは普通にはいって、障害間で引っ張ったら意味ないんで、軽く駈歩継続して、6歩で通過。そのあと、動かしてって、1・2、1・2・サーンで5歩で通過。

「ベースが5歩の駈歩で入ってこないから、なかで動かそうとするようなことになる!」
はーい、たしかに今のは、障害間で思いっきり脚つかって仕掛けてました。何もしないで“持ったまんま”で飛びたいよな、やっぱ。
んぢゃ、つぎ斜めのライン。回転して真っ直ぐはいって1個め飛んだら、なかで左に30度ほど振って、2個め飛ぶ。間は、ノーマルで6歩。やっぱ最初は7歩いれて、次からまともに6歩でいく。
そのあと、単発の垂直を試すけど、右手前で入ってって、障害前で右へ2回逃げられてしまう。
(私はこういうとき、どーしても飛ばしてやる、という気迫に欠ける。)
一見すると馬が新しい障害にモノ見してるかのようだけど、乗ってる私には原因はわかってる。障害前の駈歩が真っ直ぐになってない、馬体が右に倒れてる、それぢゃ馬は飛べない。
ゆっくりでもいいんで正しい駈歩をするようにして、なんとかクリアしたら、ぢゃあラインを組み合わせるよ。
左手前で真っ直ぐ入って、左に振って6歩で2個め。手前をかえて、右へ大きく回転、反対側から真っ直ぐ入って、右に振って6歩で2個め。手前をかえて、左へ大きく回転、最初に飛んだやつから真っ直ぐ5歩で2個め。変則8の字だけど、2個め飛んだあとは勝手に回られないように、なるべく真っ直ぐいって、シンプルチェンジ。

角度振ってあるラインのなかには、内に切れ込まないように目印のコーンが立ててあるんで、間違えようはない。
それでも、2個めに向かうときに、やりたかったのは外の手綱で回転して、ゆずったらかえしてあげて軽くうけた状態で飛ぶことなんだけど、そういう悠長なやりとりが間に合わないもんだから、強引に内の手綱思いっきり開いて馬をそっち向けたりしてたよ。
そんなダメダメぶりながら、斜めのラインは何とか回ったんだけど、最後の真っ直ぐのラインで、ムダな勢いつけて速く入りすぎたんで、馬の肢にゴツンとぶつけてバーを落としてしまう。
メーターの馬に乗ってクロス落とすかね、しかし…。

最後のは、手前かえて左手前の駈歩をだすときに、スムーズに出せずに遅れたんで、回転のところで強く前進させることができずグダグダだったのを、障害に向かってから無理に仕掛けてったんで、急がせすぎたってのは、自分で失敗の原因としてわかってる。
高い障害だったら、いちど巻いて出直すべきところだったろう。だけど、試合では巻けないからねえ。
その前にも、逆手前の右駈歩が出ちゃったりとか、ちょっと左手前にてこずったってのはあるんだが、それはフラットワークでわかってたことだし。(左手前の駈歩だすとき、ちょっとアタマ上げられちゃったりするんだけど、もしかすると私が引っ張ってる?)
障害をはじめる前の準備が十分にできてないし、走行は全般に雑だってことだあな。

まだまだやるべきこと(たとえば私はオクサーが飛べないとか課題)はあるんだけど、練習終了。
もしかして本番で乗ることがないとも限らないので、練習でつきあってくれた馬には、リンゴやって、買収しとく。
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最後の晩餐

2014-05-08 20:48:37 | 読んだ本
開高健 1982年 文春文庫版
食に関するエッセイ集。もとは、「諸君!」って月刊誌で昭和52年から2年間連載したものらしい。
「あさめし・ひるめし・ばんめし」ってアンソロジーを読んだときに、これの第一章が入ってて、それがとても気になったので、先日古本屋で買い求めた。
そんじょそこらの食べものの味を語ったものとちがって、著者の体験とか表現とかがただものぢゃなくて、やっぱおもしろかった。
食いものについて、二、三気に入ったところを挙げてみると、
>(略)日本人の味覚と創意はなかなかのものであるのに中華料理とモツ料理についてはまるでミミズのように眼もなく耳もないかのようである。日本式中華料理の堕落はいくつでも特徴をあげることができるけれど、筆頭のソレはやっぱりむやみに砂糖をほうりこんでドタドタと甘くしてしまうことだろうし、香辛料の香りの角がたっていないことだろうし(略)
>何も私は雲上の珍羞(ごちそう)のことをいってるのではなくて、誰もが食べられるスブタのことをいってるのですよ。話はスブタなんだ。スブタ。
(「自然に反逆して自然へ帰る」から。)
なんてのとか、
>肉体の疲労には糖分という原則があって、(略)私は、いつか、アメリカ製のフルーツ・カクテルの缶詰と日本製のミツマメの缶詰を山奥でつぶさに食べくらべてみたことがあるが、その繊妙、その巧緻、たくらみの深さと、思いやりのこまかさ、一も二もなくミツマメに指を折った。(略)背骨をたてて肉体を酷使に酷使しなければならないあらくれ時にはミツマメを忘れてはいけない。エベレストやアマゾンにいくときは必須の携行品である。(略)
(「大震災来たりなば」から。)
なんてえのは、傾聴に値する。
あと、
>(略)大半のわが国のドリンカーたちは陳年の日本酒が高級ドライ・シェリーにそっくりの逸品に変貌するということを知らないでいることをしいられているけれど、三年でもいい、五年でもいい、七年でもいい、まったりと冷暗な場所で寝かせてやった日本酒は竹林のなかの童女のように淡麗で、声を呑みたくなるのである。(略)いずれ私は日本酒の“オールド”が少しずつ巷に顔をだすようになるのではないかとニラんでいるが、それまでは忍である。(略)
ってのを読むと、一向に日本の酒文化は、そういうことに気づく方向にいかないんだなあと思って、残念である。
それにしても「竹林のなかの童女のように淡麗」、なかなか言えることぢゃない。
作家なんで、ときどき食卓と文学をならべて評する場面もあるんだけど、そういうのもなかなかいい。
たとえば、日本国内でのスパイ小説があまり豊かぢゃないことについては、
>ヴィーナー・シュニッツェルからトンカツを創案し、それのつけあわせにキャベツきざみを添えるという非凡の妙手を編みだし、さらにカツ丼というあっぱれな異種へそれを発展させ、ついでにショウガ焼きという奇手まで考えだした料理人の職人感覚とくらべると、わが国のパルプ作家の怠慢はどう罵られても反論のしようがない
とかね。(「スパイは食いしん坊」から。)
>文学作品も、ほんとの名作というものは、読後に爽快な無か、無そのものの充実をのこし、何も批評したくなくなる。これは素人だましにいいけれど、読み巧者の玄人はだまってそっぽ向いてにがりきった顔をしている。だから問題作はおしつけがましいが、名作にはつつましやかさがある。
ってのも、文学の話をしているようで、本題は、
>かねがね、私、食べれば食べるだけいよいよ食べられる御馳走ははいものかしらと、夢想していた。(略)
>(略)食べるあとあとから形も痕もなく消化されてしまっていいくらでも食べられ、そして眠くならないというのがほんとの御馳走というものではあるまいかと思うのである。(略)食後に爽快な無か、無そのものの充実をのこしてくれる御馳走を食べてみたい。何とかならないものか。
ということと引っ掛けてのもの。(「王様の食事」から。)
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ひさしぶりに、屋外で乗る

2014-05-07 19:22:29 | 馬が好き
世間のひとが、いわゆるゴールデンウィーク明けの今日を、どういう気持ちで迎えたかは、知らないが、私は、きょう、休みである。
だけど、乗馬練習も、休み。
すること、ない。
こうなることは予想されてたんで、先週のうちに話をつけて、前から「いちど乗りきてくださいよ」って言われてた、御言葉に甘えるかたちで、なつかしい場所に乗馬にいった。
どーでもいーけど、「『東京から、休日にはクルマでちょっと足をのばせば、乗馬ができる』ってのに応えられる環境にあるくせに、県とかの宣伝の戦略がないから、イメージとして、たとえば御殿場とかに差をつけられてしまってる」って話を、茨城在住だったとき地元のひとに聞いたことあるんだが。
まあ、そうですなあ。高級リゾートってイメージは、ないぞ、わるいけど、茨城w
閑話休題。

さて、押しかけて、乗せてもらう馬は、シャイニンロミオ。
シャイニンロミオは、2008年4月11日生まれ、ことし6歳、鹿毛のサラブレッド、父ディープインパクト、母シャイニンレーサー、母の父ノーザンテースト。2012年の秋ごろ乗馬にもらったんだったと思う。
最初のころ、体調崩したりして心配したんだが、去年の途中あたりから、ドンドンよくなってきたという話をきいていた。
人よんで「美浦の秘密兵器」、来年はこの馬で勝ちに行くってことらしいんだけど、まあ、そういう期待で盛り上がるっつーのは、よくある話だ。

いや、それにしても、屋外で乗るのは、きもちいいもんだねえ。
青空のしたで乗馬できるんだったら、茨城だろうが御殿場だろうが、どこでもいいよ、私は。
(ゼータク言わせてもらうと、北海道がいちばんいいんですけどね、ハイ。)
で、きょうはバンバン乗らされるのかと身構えてたんだけど、なんか本気だすとスゴすぎるらしいんで、軽くウォーミングアップしたあと、速歩でのクロス障害までにとどめとく。
どうも駈歩でそれなりの障害とかやったら、ものすごく高く飛ぶらしいんで、私ぢゃ危ないらしい。
(…ちょっと期待してたんだけど、そういうの。)
で、飛越そのものよりも、フラットワークのときからのつづきで、外の手綱の使い方を具体的にやったのが、私にはためになってよかった。
内ばっかり引くとかえって外に逃げてっちゃうところを、しっかりと外の手を握って、ジッと耐える、それで外に馬がぶつかってきて、ゆずった瞬間に、こっちもかえしてやる。
そのとき、ハッキリと手を前に出してやる、外の手を拳一個ぶんくらい明確に前に出してやる(私は指を弱めるくらいしかしないようなとこがある)、そうやって合図でアタマを下げさせる。

(↑これは、乗ってんの、私ぢゃないよ。)
それを、助走(輪乗り)のあいだにやる。まちがってもアタマあげて背中そっくりかえったまま障害には向かわない。ぶつかってくるような張りをとって、馬を丸くして、障害に向かう。
担当者によれば、クビが短くみえる体型の馬なので、それを伸ばしてやるようにしてんだそうだが、私にはそこまではわからない。
ただ、私がやると、開き手綱でハミうけをあれこれするときに、馬の顔を内に向けちゃうと、力がまっすぐハミにとおっていかなくて、逆に馬の顔と肩が近づきすぎちゃって回りにくいってことが、よくわかった。
まっすぐうけとめようってときも、私のは、ゆずってやんないから、ヘンに巻き込んでっちゃうだけで受けてない。

ゆずってやんないで、馬をたわませたままにしてるから、こんどハズレちゃうんだ、って説明されて、なんか目のウロコが何枚か落ちたところはある。
というわけで、成長途上の馬を、私なんかがいじくりまわすと、調教を破壊するだけなので、あまり根を詰めてやらないで、ほどほどで終わりにする。
次回は駈歩でやりましょう、って言われたんで、ついていけるように練習しとかねば。
乗りやすいでしょって言われても、正直ようわからんなあ。
たしかに、私ごときでも、引っ張りあいになるような場面はなかったから、やわらかいんだろうな。そもそも反応はとてもいいし。
(※5月21日付記 乗った直後の、整理できていないままの感覚で適当に書いちゃったけど、シャイニンロミオは、前に出すことについては何の苦労もなかったし、最終的には毎回ちゃんとうけたんだから、やっぱ乗りやすいんだろう。)

馬装、手入れはおとなしいので、とてもよい馬だ、そこんとこ大事。
でも、リンゴやっても食わなかったなあ。

しかたないので、リンゴは、欲しがる旧知の間柄のやつらにやった。
っていうか、素通りは許されないみたい。

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馬事公苑にJRAホースショー(障害競技)を見にいく

2014-05-05 21:06:37 | 馬が好き
月曜日なんだけど祝日ということもあり、諸般の事情で、私の乗馬練習はおやすみ。
そのかわりと言っちゃあなんだけど、馬事公苑にホースショーこと馬術大会を見にいくことにした。

いろいろあって、最初見に行く予定ぢゃなかったことから、出遅れてしまい、朝8時からの競技にはとうてい間に合わず、着いたら11時半くらいで、きょう二つ目の競技も終盤戦だった。

途中からだし(最初からでもだけど)なんかよくわからんまま、ボーッと見てる。
最後ジャンプオフがあって、おしまい。

そのあと、アンダルシアンホースダンスなんてショーもはさんで、次はトップスコア競技。
これは、見方がわかるとおもしろいんだけど、知ってる人馬がいるわけでもなく、それだとそれほど興味つづくわけでもない。

四十人以上もいると、さすがに、わるいけど飽きちゃう。
飛べば200点、落としたらマイナス200点のジョーカーも、けっこうみんな普通に飛んでた。
ホントわるいけど、これはときどき落としてくれたほうが、おもしろい。

雨降る前に帰ろうかとも思ったんだけど、なんとなく居続ける。
どーでもいーけど、途中で雨降ってきたんだけど、馬のいるところで傘ささないって習性が身についちゃってる私としては、観客のみなさんが何のためらいもなく傘広げ始めたのを見て、オイオイ気ぃ使えよって思っちゃった。まあ、ここにいる馬が、傘で物見するようなことはないんだろうけどさ。
(でも見慣れない障害を見て拒止とかはボチボチあった。わるいけど、そういうの見ると、このレベルでもあるんだって、安心しちゃう。)

最終競技は、六段飛越っていって、だんだん高くなる、直線上に並んだ、六個の障害を飛ぶ競技。単純といっちゃえば、いたって単純。
話には聞いてたんだけど、私はこの目でみるの、初めて。
前に、この大会でも、日本記録が出たこともあるらしいし、今回もなんかレベル高いものが見られそうな期待だけは大。
どういうわけか直前の棄権が相次ぎ、エントリーの半数強しか出ないらしいけど。

一回目は最終障害が160センチだったかな。飛べた人馬が勝ち上がりで次=ジャンプオフ1回目に進める。

最後の4回目に進んだのは3頭(5月6日訂正)2頭。馬の福祉の観点からジャンプオフは4回までしかやらないルールなんだと。
で、168、178、188だったかな、そんな調子で上がってった最終障害の高さは、最後は199センチ。
去年の東京国体で記録された197センチの日本記録を更新すべく、それより2センチ上げられた。

結果、前のふたり(5月6日訂正)ひとりが失敗したあと、最終走者となった、去年のその日本記録保持者が、完飛して優勝と同時に新記録達成。
それにしても、単純極まりないわりには、すごい迫力だった。
客席では、最初のうちは、競技を片目に見ながら、世間話してたオバサンたちとか、いちいち馬名にツッコミいれて駄弁ってた中学生みたいなアンチャンたちとか、なにやってんのかわからずハシャギまわってた幼稚園児みたいなコたちとか、そういう人たちすべてが、決勝の最後には、障害飛越が始まるとシーンとなって見守ってた。
馬のこと、馬術の技術、意味もなんもわからない人(小さい子ども含む)まで黙らせて固唾をのませる、勝負の真剣味があふれてる競技・種目って、なかなかないよ。
すごい。いいものを見させてもらったかも。

↑※5月6日追加
やっぱ、こういうのは、動画がないとね。

しかし、きょうみたいな障害見ても、レベル高すぎて、私にとって実際の参考になるはずもない。
ただ、ひとつ言えるのは、飛んでる人みんな楽しそうだとは思った。
私みたいにイヤイヤ飛んでるような人はいない。そこなんだよな、問題は。
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MAGIC

2014-05-02 07:52:35 | 忌野清志郎
忌野清志郎 1994年 東芝EMI
気づいたら、5月2日なんで、朝からキヨシローを聴いて、すこしテンションあげていこうかと思う。
なんでもよいんだけど、きのうチャーを聴いてたから、そのつながりで、「ジョニー、ルイス&チャー」とやった「S・F」の入ってる、これにしてみた。
このアルバムは、キヨシローのソロ名義でのベストってことになるんだが、まあいろいろ入ってる。
「ルージュマジック」が入ってるのがめずらしいので思わず買ったんだったかな。
ほかにも大ヒットナンバーの「デイ・ドリーム・ビリーバー」や私の好きな「プライベート」「上品な猫みたいな」なんかあって、なかなか充実のラインナップだと個人的には思う。
問題の「S・F」は、曲ができていない段階で、歌詞を考えてないキヨシローがチャーの作ったコードにあわせて「わからーなーい」って適当に歌ってたところ、メンバーはキヨシローが本当に悩んでるんだと思ったんだが、結局、まあ悩んでる感じがいいよとか、適当な感じでそのまま採用されたのがサビ、っつーナンバーである。
おもわずリピートしちゃう、かっこいい曲。
1.口笛
2.WATTATA(河を渡った)
3.デイ・ドリーム・ビリーバー
4.い・け・な・いルージュマジック
5.サラリーマン
6.プライベート
7.500マイル
8.MTN
9.パパの歌
10.RUBY TUESDAY
11.上品な猫みたいな
12.S・F
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