many books 参考文献

好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

春のからっ風~光と影

2015-04-10 21:14:17 | CD・DVD・ビデオ
泉谷しげる オリジナルは何年なんだろ、知らない、1973年? 私の持ってるのは1992年のCDでFORLIFEから出てるやつ
泉谷の「春のからっ風」が急に聴きたくなって、これを出してきた。
なにかある曲が聴きたくなるときってのは、その音が耳の奥の記憶領域で繰り返し鳴り響いてこびりついて離れないものなんだが、その音は後年のライブ盤(泉谷率いるLOSERによるもの)なのはわかっているんだけど、今日のところは、これにした。
ほかにも「国旗はためく下に」とか、有名な曲は入ってるんだけど、私が知ってる泉谷は、フォークぢゃなくてロックしてからの時代なので、私のもってるイメージとは、ずいぶん違ったりする。
違ったりするんだが、これはこれでいいんだな。
それにしても、
春だというのに 北風にあおられ
で始まる「春のからっ風」のいいこと!
誰が呼ぶ声に答えるものか 望む気持ちとはうらはら
今はただ すきま風を手でおさえ
今日の生き恥をかく
ってとこは、正確な意味はわかってないかもしんないけど、とてもせまりくるものがあって、好きだったりする。
アルバムの収録曲は以下のとおり。
1.君の便りは南風
2.無限大食
3.おー脳
4.ともだちどうし
5.里帰り
6.ひとりあるき
7.老人革命の唄
8.ブルースを唄わないで
9.のすたるじあ
10.国旗はためく下に
11.春のからっ風
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プリニウス

2015-04-09 21:07:39 | マンガ
ヤマザキマリ とり・みき Iは2014年、IIは2015年2月 新潮社
前回の『惑星P-13の秘密』の帯に、「架空の書物の断片からなる世界文学の博物誌」とあるので、博物誌つながりで、プリニウス。
というほどのことでもなく、先月だったかな、書店でIとII並べて積んであって、オススメみたいにディスプレイされてたんで、なんとなく手にとった。
ほんとは現在進行中のマンガはあまり気が進まない、完結してから読みたいんだけど、かなり気になったので。
(「新潮45」で連載中だっていうんだけど、あれはコミック誌ぢゃないよね。)
気になったのは、もちろん、とり・みきの名前を見たからで。
ヤマザキマリさんというのは、私は読んだことなくて、知らなかった。
(『テルマエ・ロマエ』と言われたら、さすがに聞いたことあるとは思ったんだけど、実際読んでないんだから、作者知らなくてもしかたない。)
なんでマンガ家二人が共作してるかというのは、この単行本のなかにところどころ挿まれている「とりマリ対談」で触れられてるけど、ヤマザキマリさんが、古代ローマの背景が描けるアシスタントを募集してる時期に、とり・みきさんが手伝いを申し出たんだそうで。
そう言われて見てみると、え、このバックはとり・みきが、と驚かされちゃう。
話はまだまだ佳境にさしかかってもいない感じで、いったいどうなるのか、忘れなかったら(半年くらいに一度でるのに気づいたら)III巻以降も買って読み続けることになると思う。
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惑星P-13の秘密

2015-04-07 18:40:35 | 読んだ本
高橋源一郎 平成2年 角川書店
副題は「二台の壊れたロボットのための愛と哀しみに満ちた世界文学」、って何のことやらだけど。
序文で明らかにされてるように、世界最高速のコンピューターを積み込んでるくせに、なにも仕事ができずに本ばっかり読んでいる、二台のロボット「トム」と「ジェリー」が読んでる本(または焚き付け、その区別はロボットにはつかない)の集まりってことになる。
もちろん、そんなのは冗談であって、偽書ってんぢゃないな、架空の書物をかたって、その一部を掲げてるって体裁。
これ、意外とおもしろい。
Dr.スランプがサザエさんがどうしたとかいうのは、私には全然おもしろさが分かんないんだけど、この架空の書物集は楽しい。
あまりこれみよがしに風刺してやろうとか、ウケねらったネタつくったりマニアックな理論固めた形とったりとかって、仕掛けのあるやつぢゃなくて、まったく意味ないタイプ(と私には思われる)のが私は好きだったりする。
>その国は世界最大の貿易国でございます。(略)この国に持ち込まれるいかなる品物も、鑑定人が直ちにその価値を判断してくれるからでございます。たとえば、丸々と太った小型の食用麒麟を(略)「棗椰子なら中クラスのもので八百五十六個、ラシャの布なら帝国綿布製造局刻印第八級のもので三十三エーリエーリ、チベット山羊の乳なら九樽三壜三枡、……」と、商人の納得のいくまで無限に叫び続けてくれるのでございます。(略)
とか、
>「国立の猫」……昭和十年、国立在住の愛猫家のグループによって創刊された。都下最古の猫総合雑誌である。創刊時の目次に、「対談―文学に描かれたる猫。出席者―太宰治、井伏鱒二」が載っているように、ハイブロウなものであった。
とか、
>一九一一年七月七日、ホセ・カエターノがブエナベントーラの郊外に開設した「ホセの大迷路」は縦二〇メートル、横一五メートルの小屋にすぎなかった。(略)カエターノは儲けをすべてこの「大迷路」の拡張につぎ込み、開設から一〇年後の一九二一年には迷路は市内に到達し、一九三五年にはブエナベントーラ市全域をおおうようになった。(略)ブエナベントーラ市当局は「大迷路」内に居住する市民の数を四六万四〇〇〇人、そのうち四万二〇〇〇人が元入場者であると推測している。(略)
とかって、バカバカしい大ウソみたいなのが、妙にツボにきておもしろかったりする。
コンテンツは以下のとおり。
・則巻千兵衛博士 未発表発明品目録よりNo.2401~No.2422
・無名の一宇宙人にして、忠実なる護衛兵、通称モコモコの詩に見るニコちゃん星の文物
・マルコ・ポーロ『東方見聞録』偽書断片
・マルコ・ポーロ『東方見聞録』偽書断片(2)
・ある芸術家たちの肖像
・失われた高貴な職業百科
・失われた高貴な職業百科(2)
・マラコビアの植物
・新しいスポーツ
・「全雑誌カタログ1987」より
・古代ギリシア哲学者断片集
・ファンティッポの言語について
・「野球博物館新着図書リスト1988」より
・アダキアからの手紙・抄
・銀河連邦テラ政府環境調査局疫病調査班から銀河連邦中央政府疫病対策特別委員会へあてて送付された「テラ星系におけるいわゆる『疫病』の発生の実態について」(報告書番号10813SA22)、通称「疫病白書」よりその抜粋
・世界の遊園地・改訂三十九版
・ヴァーミリオン版世界文学全集カタログ
・ヴァーミリオン版世界文学全集カタログ(2)
・ヴァーミリオン版世界文学全集カタログ(3)
・私立探偵フィリップ・Mの事件簿
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一応新年度ってことだけど、あいかわらず馬に乗る

2015-04-06 19:16:53 | 馬が好き
花の寿命は短くて、桜散るなか、乗馬に出かてく。
ちっとカラダが疲れてるような気もするんだけど、そこは今は自分のなかでの乗馬ブーム到来時期だし、これだけが楽しみで一週間生きてるようなもんなんで、休む気なんてサラサラない。

きょうの馬は、サンダルフォン、めずらしく2週連続で同じ馬が当たってた。なんでもいいんだけど、私。
週末にイベントに出てたらしく、いつもよりキレイに手入れされてた形跡が感じられる。
特にシッポ、なんかすごいサラサラ。

(写真では、サラサラ感は映らんな。)
そんなわけで楽しく馬装して、できたらさっさと馬場に行く。
常歩の輪乗りでウォーミングアップする。なんか、前回よりヤル気がなさそうな感じがする、サンダルフォン。
しかし、背中の動きはあいかわらず大きいよ、逆行してジャマしないようにしなきゃってことを嫌でも意識させられつつ、馬の動きについていくので精いっぱい。
んぢゃ、部班をやりますというので、先頭は他人馬にゆずって、その二番手におさまる。

軽速歩中心で、蹄跡をグルグルと。ああ、動きが大きいなあ。私の軽速歩はちっとも軽快でないばかりか、ときどきバランスを失うというか、リズムについていけなくて、ドッスンと鞍に尻もちをついてしまう。
歩度を伸ばす。勢いよく前に出て行ったら、とりあえずホメる。
こんど歩度を詰める。いうこときいたら、すぐかえしてやることに専念する、急がずに詰めたまんまになることができたとこでホメる。
輪乗り、正反撞。前へ前へ、一歩ごとに、股関節と膝関節と足首の関節を開閉するように、って意識すると私の関節は固くなっちゃうんだな、これが。
駈歩、ありゃ、出ない。ちょっとユルユルで乗りすぎてたか、今日。それに脚への反応づくりも、いまいち準備不足。
落ち着いて、速歩で坐る、ちゃんと手綱もつ、詰める、駈歩ドン、出る、ホメる。何歩かは邪魔しないでとにかくスムーズに駆けさせることを優先。
なんかねえ、今日は、速歩でまわってるとき、アタマ上げるような感じになっちゃうんだけど、そこでアタマ下げさせようとか、コンタクト強くしようとかってすると、前に出る勢いがなくなっちゃう感じがしてたんで、ユルユルと乗ってたんだよねえ、邪魔しちゃうような気がして。ホントは、もっともっと脚つかって前出して、出たらラクにしてやるってことしなきゃいけなかったんだろうけど。
それでも走りだしちゃえば、駈歩は順調、歩度を伸ばすと楽しく上下する揺れが心地いい。歩度詰めたとき、手にまったく力入れないでも、その状態がキープできてるんで、うれしくてホメる。
そんなとこで、いつもより時間短かったが、部班は終了。残り時間まだ乗ってていいというので、とりあえず、しばし休憩。休憩は、大事。

ぢゃあ、速歩からやろうかって言って、輪乗りで速歩する。
こんどは最初から手綱ちゃんと持って、ときどき開き手綱でハミうけできないか試したりとかしつつ、コンタクトを確保していく。
軽速歩で歩度を伸ばす、もうちょっと一歩ずつを大きくしたいんだけど、サッサカとピッチが上がるようになっちゃう。でも時々カツカツと馬の肢がぶつかる音が聞こえてるみたいだし、そこそこ踏み込んでくれてんぢゃないかとは思う。
詰めるときは、急にギュッと詰めるんぢゃなくて、何歩かのうちに収まるようにして、正反撞。
んなことやってると、先生が「だいぶ雰囲気はよいので、馬がアタマ上げたり、アタマ振って外そうとしても、そこで安定させるように、安定させて前に出していけば、そこでウケることができるはず、ハミくっつけるようにして」とアドバイスをくれるので、拳ガチャガチャしないように心がけて、そこへ馬をぶつけていくように、ときどき脚つかう。ハミくっつけるってことについては、なぜか私はイメージとして、手綱ぢゃなくて両手でハミの両端つかんで自分のヘソのほうに持ってくるような意識を持つようになってしまっている、もちろん不可能なイメージなんだが、意外とそうするとジッと動かないでいられるみたいなので、それでやってる。
比べると、駈歩や速歩でも正反撞のときのほうが、むしろ人間が安定してるっていうか、馬との動きを合わせようって意識があるせいか、うまくいくのに対して、軽速歩で歩度を伸ばしたときのほうが一番ぞんざいで、ひとの重心もグラグラだし、拳がムダに動いちゃって、だから馬とのコンタクトが外れちゃうような気がする。
でも、ときどきいい感じになったときもあるし、先生のいう「いい雰囲気」ってのは、やってることの方向性は間違ってないんだろうなという気が自分でもした。
最後、駈歩をちょっとやる。単純な輪乗りから抜け出し、他の人馬の合間をぬって、長蹄跡に沿って歩度を伸ばしては、ときどき巻乗り入れる。巻乗りに入るときに雑にやるとコンタクトが外れちゃうことは承知しているので、前に出したうえで詰める感じで、馬が伸びちゃったり前に出てないのに急な回転求めたりってことしないように気をつける。
輪乗りに戻って、詰めたり開いたりする。ちょーっと内に傾いちゃう気がするので、そこ気をつける。傾いてると、輪乗りの半径詰めてったときに、最後うまく駈歩継続できない。
んなことやってるうちに、いい時間になったみたいだし、終了。こないだほど元気な感じができなかったけど、まあ、いいや。

そんなに汗かいてないけど、鞍と腹帯のとこだけ洗う。背中さわると身をよじるのは、なんか気になるなあ。
拭いてやって、あとほかのとこゴシゴシやってるうちに、牽き馬までしなくても乾いちゃった。
終わったら、いつものようにリンゴやる。

面白半分に、まるごと差し出してみたら、ちょっと困ってた。
やっぱ齧れないみたいなので、いつものようにナイフでちょっとずつ切り分けながらやる。
パクッと呑み込むみたいに口の奥に送り込んで奥歯でボリボリする馬もいるんだけど、サンダルフォンは必ず前歯でいちど齧って噛み切ってから口の中に入れてく。意外と慎重?

おとなりさんの馬が、すごーく訴えかけるような目で見てきたので、お裾分け。
馬と目が合ったら、勝てない。
(そのあと、遠ーくのほうにいた栄燐ちゃんとも何故か目が合ってしまい、負けた=一口やりに行った。)
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チューリップ、夜でも咲いてます

2015-04-04 20:57:14 | 横浜散策

この時期、花ったら、桜だろうとは思うんだけど。
横浜公園では、前にも書いただろうけど(http://blog.goo.ne.jp/kanagawa_kun/e/d7006f38a01d75ffa03c85567eb94dac)、チューリップが咲くと、キレイです。

いちばんキレイにみえる陽光のもとぢゃなくて、夜の写真ってえのがなさけないが、通りがかったのがそんな時間帯だってことで。

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