kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

指導について考える

2008-12-21 | 陸上競技
最近は指導が出来るようになってきたと思います。まだまだ力は不足していますが、以前と比べるとまともな指導になってきたと思います。

だからといって自分の指導が最高だなんて思ったことはありません。基本的に自分が1番下だと考えて、日々勉強していくべきだと考えています。本当に1番下だと思っているわけではありませんが、謙虚に物事を学ぶ姿勢を持つことが必要ではないかと思います。世の中には「自分が1番すごい指導者だ」と思っている人もいます。私みたいな下っ端がどうこういうレベルではないですが、そういう指導者に限って「新しい情報」に飛び付き、すぐに指導理念が変わったりします。他の人がやっていない事を知っているというのがステータスであり、動きを見ずに「この練習をすればいいんだ」みたいな感じになってしまう傾向があると感じています。速い選手がやっているからやるみたいな話です。

指導で大切なのは「見る」事だと最近強く感じています。ひたすら見る中で動きの変化に気付けるかどうかです。自分が「すごい指導者」だと思っていると、「トップの動き」だけを目指します。全員が出来ない「特殊な動き」を指導してもあまり意味はないと思います。というか弊害が多い。
今回少し話が出たのですが「ハードルインターバルを身体を斜めにして走る」というのはやはり…と思いますね。基本は肩のラインとハードルが平行になるように意識させれべきだと。細かい部分は違ってきますが、ラインが崩れると間違いなく着地でぶれてしまいます。高校生レベルで特殊な動きは必要ありません。
400mHでは歩数の切り替えが入ってきます。「少ない歩数が良い」のは確かですが、それにより走りが崩れてしまうと意味がなくなります。全てに「意味」があると思います。だから「見る」という力が必要になる。今回のハードルの話は雑談の中で出てきましたが、この手の話はかなり多く「知識」が先走りしている部分があると思います。

他の人の指導を見る事も大切な事だと思います。自分と共通した部分や異なる部分を見ていく中で考える事ができます。明らかに「?」がつくモノ以外は出来るだけ質問したり、それとなく聞いたりしています。自分のスタイルが出来て来た今だからこそしっかりと学んでいく必要があります。

水曜日からは東京に研修に行きます。どれだけ勉強出来るかわかりませんが、しっかりと「指導」について考えていきたいと思います。
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何をやっている?

2008-12-21 | 陸上競技
今回の合宿中、「どんな練習をやっているのか?」と数人の先生に質問されました。特別な事はやっていませんし、私は師事する人から教わった事を自分なりに考えてアレンジしてやっているだけですから特別説明する事はないと思ってます。うちの練習のベースは教えてもらった事なので聞かれれば教えますが、特別な事はありません。

質問には「地道に動きを作るための練習を繰り返しています」と答えました。実際にはそれしかやっていませんから(笑)。トレーニングに関しては「本当に必要なのか?」と問われる部分がありますから、「どうなんでしょうか」と答える程度にしています。私は必要だと思っているから導入しているだけで、それが「絶対だ」と主張する気はありません。基本は「動き」「身体作り」「心」だと思っています。これを地道にやっていく事でしか変わらないはずです。私自身もっと視野を広げて多くの話に耳を傾けていく必要はあると思いますね。

「年が明けたら秘密練習をする(笑)」と言われている方もいましたね。特別な練習方法があるのかもしれません。うちは特別変える事はなく、正確な動きを意識させながら実際の走りに結び付けていく作業をします。量は増やしていくつもりです。多分周りはそれほどうちに興味はないはずです(笑)。

利害関係がある先生には「箸で石を拾っているのがうちのウエイトです」と答えました(笑)。無視されましたが(笑)。会話の中ですでに話が出ていたのでまーいいかなと。何故やるのかを考えていく必要があります。流行りモノはいつか廃れます。「本質」を考えていかなければいけません。

私の指導がどうこうというより、選手が「目標」を持って「本気」で取り組んでいるのが大きいと思いますね。結局は選手の「心」がどこに向かうかだと。
書いていて思いましたが、うちが特別やっているトレーニングがありました。ひたすらミーティングです(笑)。他校と比べて断然多いと思います。ここ数年と比べて圧倒的に多くなりました。そうやって「考え方」や「心」を方向づける事が最大の特徴だと思います。技術やメニューというよりはそこが重要かもしれません。まーこれも私が思っているだけだから正しいかどうかは不明ですが(笑)。人間的な成長が競技力向上に結び付くのは間違いないと思いますね。そのためには本気で怒る事も必要。適当にすましていては絶対に変わりませんから。

私自身、まだまだ学ばなければいけないことがあります。視野を広げて見ていきたいですね。
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合宿で感じたこと3

2008-12-21 | 陸上競技
さっきの続き。

400mHの1年生。これも中学時代は長距離(笑)。うちには純粋に短距離をやっていた選手がいません(笑)。春先はマイルの補欠、秋は4番手とずっと悔しい想いを持ってやっていました。夏には脚の痛みもあり思うように練習が積めない状態でした。まだまだ「自立」出来ない部分があり、「心」の中に「弱さ」を抱えていました。なかなか殻を破る事ができません。補強でも自分を追い込み切らない部分が少しあります。厳しい事をいうようですが、力を最大限に出せていない状態だったと思います。最近、やっと練習が積めるようになりました。秋には中国新人で入賞しましたがあの時の力と比べるとかなり上がっていると思いますね。1年生エースと互角に戦える事も増えてきました。この冬、1人で中四合宿に参加させます。その中で「自覚」が芽生えてくればと考えています。定位置の4番手から本当に抜け出したいなら、上級生の取り組みから学ぶ事は多いと思います。個人でも中国で戦える力はあると思います。期待する分、求めるモノが厳しくなる。本人がそれを理解して取り組んでくれればかなり面白いと思いますね。

2年生エース、来年からは400mを中心に勝負をする予定です。力はありますが、レース前に弱気になると全てのレースで力が出せない部分がありました。1ヶ月前の合宿以降脚を痛めて走れず、全くといって良いほど走っていません。別の事をひたすらやらせてきました。1年生の頃と比べるとかなり成長しましたが、少し「心」に「甘え」があるのでどうしても故障が続きます。故障をするとかなり落ち込み、なかなか本気で前を向く事が出来ませんでした。先日練習中に「これはどうかな…」と思うような事があり、案の定少し「甘さ」が出ました。かなり激怒しました。自覚が足りません。周りが自分を目標にしている事を忘れてしまっていました。入学して個人的に激怒されたのは初めてだと思います。そこから少し変わりました。先日もkida先生に「痛いという事に甘えている」という指摘をもらい、本人も考える部分があったと思います。
昨日の練習では走りました。1番後ろから前を追わせて「気持ち」を確認させました。本当に強くなりたいなら、どんな状態であれ走らなければいけません。自分がチームのエースだと自覚して勝ち続けなければいけないのです。全く走っていないのだから、実際問題はどこまで走れるかはわかりません。それでも最後の1本、1年生エースに勝ちました。「みんなが走っている時に、自分は違うことをして負荷をかけていた。だから絶対に負けたくなかった。」と。やっと自覚が出てきました。脚の痛みをみながら練習を積んでいけばかなりの所まで届く気がしています。エースとしての「自覚」、口だけでなく全ての面で示していかなければいけません。「頼る」のではなく、「頼られる」存在でなければいけません。」

最後にキャプテン。うちのチームを作ってきたのはこの選手です。「強くなりたい」という「想い」はチーム内の誰よりも大きい。その部分が視野を狭くして何度も失敗を繰り返しました。間違った方向に努力を重ねる事が多かったので、春の大会は全く力を出せないまま終わりました。目標にしてきた中国では1度もレースに出る事なく涙を流しました。自分の事だけで精一杯になるので、全体が見えなくなる。何度か私から指摘を受け、少しずつ改善されてきています。この子の強さは「努力できる事」です。体格的には恵まれているとは言えませんが、裏表なく努力する事で力を付けてきました。その姿を周りの選手が見ることで、自分のやるべき事、目指すモノを確認できます。
昨日の日誌に「他の選手の為に動きを指摘してあげることで、自分の動きをみんなが指摘してくれるようになった。人のために何かをすることで自分のためになる。不思議だ…。」と書いていました。私が「やったほうがいい」と言った事に対してはかなりやります。前日に「指導を受けたければ、自ら指導者に聞きに行け」と話したら、多くの先生方に質問をしに行っていました。この姿を1年生は見ておかなければいけません。チーム内で「信頼関係」を作るためにはどのような行動が必要になるかをしっかりと見て、自ら行動に移すべきです。
走りはまだまだ課題が多い。今の力としてはマイルの4番手でしょう。実際に400mを走ってみなければ分からない部分もありますが、少し差があります。それは本人が1番分かっているはず。どうやってその差を埋めていくかを考えながら取り組んでいかなければいけません。1走が1番遅いというのでは流れに遅れてしまいますからね。勝負をかけるためにはもう何段階か力を上げなければいけません。

本気で書こうと思ったらこの数倍は書けますね(笑)。あまりにも長くなりそうなので適度な所で止めておきます。2年生の方が付き合いが長い分、「想い」も大きくなります。これに男子もいますから(笑)全選手の成長を見守りたいと強く合宿中に感じました。

しかし、我ながらよくこれだけ書きます(笑)。
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合宿で感じたこと2

2008-12-21 | 陸上競技
先程の続きというか補足というか、まー感じたことを書きます。

短短に参加していた1人、動きがやっと改善されてきました。もちろんまだまだですが以前の動きは典型的な「中学生走り」で、上半身が突っ込んで脚が流れまくる。無理矢理パワーで押し切るような走りでした。ハードルをやっているのですが、暴れまくるのでコントロールが出来ません。当然着地でブレまくってレースにならない。時間はかかると思ってはいましたが、この1ヶ月位でやっと走りに変化が見られました。恵まれた体格がありますからきちんとやれば必ず強くなります。「心」の変化をどうやって生み出すかがこれからも課題になります。実際の走りは現時点では合格ラインですね。力が上の選手よりも前を走っていましたからね。疲れてくると動きが完全に元に戻ってしまうので、走れなくなります。ここをどうやって克服するか?集中力の問題もあると思います。ムードメーカーになる存在ですから、それを自覚してもらいたいですね。

この冬から短長に変わる予定の選手、元々長距離で長い距離を走っていました。今シーズンはあえて短い距離だけに専念させて基礎作りをしてきました。マイルメンバー争いを期待していますが、先日から腰を痛めて思うように走れません。それでも合宿に連れてきました。見るのも勉強です。走りたい気持ちがあるとは思います。みんなが走っている姿を見ると精神的に辛いかもしれません。自分も走りたいと思うでしょうね。そこは我慢。1年生としてはかなりの意識レベルだと思いますね。うちのキャプテンが認めているくらいですから。とにかく手を抜かない。最大の長所だと思いますね。様子を見ていると数本は走れるようになっていました。本数は自分で調整している様子で、この辺りの成長も伺えます。今はまだ走れないかもしれませんが、必ず走れるようになると思います。マイルメンバー争いに加わる事でチームに更に緊張感が生まれます。無理をさせず回復させていきたいですね。今回は私が1日しかいませんから、最終日は私の代わりに客観的に見ておくように指示を出しました。それくらいの事ができる選手です。

400mの2人、あまり口には出しませんがかなり「負けたくない」と思っている様子。練習の走りにそれがかなり現れていました。持ちタイムは1秒差。実際の力の差はそれほど無いと思います。
1年生エースはここ最近、色々と考える事があるようです(昨日の日誌は途中で力尽きて終わっていましたが(笑))。日誌の内容に大幅な変化が見られます。今までは勢いで走っていました。中学時代の実績は0ですが、気がついたら県の決勝に残るレベルに。元々かなりの「力」がありましたが、上手く出せていなかった感があります。これは指導がどうこうではなく本人の持っている力の部分が発揮されてきたのだと思います。ここ最近、「心」が大きく変わりつつあります。「自覚」が芽生えてきています。持ちタイムでは勝っているチームメイトに何度も練習で負けています。かなり悔しい様子。初めてあそこまで落ち込んでいるのを見ました。これまでは自分の限界を決めてしまっていた部分がありましたが、周りの「気持ち」を肌で感じる事で少しずつ殻を破りつつあります。ここがこの子にとって大きな分岐点になると思います。逃げずに乗り越えれば間違いなく強くなります。練習中、もっと前に出ていく必要があります。様々な指導者に自分の存在をアピールできるようにならなければいけません。出来れば見違えるように強くなると思いますね。

選手個人について触れると書く事が山のようにあります。文量が半端じゃなくなります(笑)。書いているうちに長くなります。あまり詳しく書くのも問題があるので難しい部分ですが、この手の話は直接話していますから選手にとっては再確認になる感じでしょうか。

長くなったので記事を変えます(笑)。本当は個人個人、書き足りません(笑)。どれだけ書くのかって話ですね。
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合宿にて感じたこと

2008-12-21 | 陸上競技
今回の合宿、うちから選ばれたのは当初3人。400mで2人、400mHで1人。これとは別に中四合宿に1人選ばれていました。私がコーチとして参加するので、お願いして女子は3人通いで参加させてもらうことにしました。前日に急遽1人欠員が出たので最終的には4人宿泊2人通いとなりました。

この合宿まで走り込みはそれほどやらずに地味な練習を繰り返してきました。基本的な動き、基礎筋力アップ、身体のコントロール等の根気がいるメニューが中心。特に「取り組む姿勢」にはかなりの時間をかけました。妥協せず、ダメなモノはダメだときちんと示す。特別な練習はなく、とにかく繰り返していくしかないと考えていました。これによりこの1~2ヶ月で動きに変化が見られました。こちらが意図する動きに少しずつ近づいていく感じを受けていました。

動きの変化は感じていましたが、全体的に変化してきているので本当にスピードが上がっているか不明(笑)。「良くなったな」とは感じていましたが、チーム内での走りでは、相対的な部分があるので特別速くなって来ているという感じは受けません(笑)。これまで脚が流れまくってなかなか進まなかった選手が動きが改善されてきた事でチーム内では短い距離では負けなくなってきていました。この辺りもどれくらい県の上位レベルと競えるようになってきているかをみたいなと思っていました。

実際の細かい部分は見る事が出来ていませんが、短距離女子ではうちの選手が積極的に前に出て取り組んでいました。他校と比べ人数が多かったのも影響しているとは思いますが、自分の存在を集団に埋もれさせないで指導者に示していくという部分は出来ていたと思いますね。最近の話を理解できているようです。集団の後ろについているだけでは指導はしてもらえないと思います。教えてもらいに来ているのだから、自分から学ぼうという姿勢を示さなければ指導者の「心」は動きません。他校と比べ様々な合宿に参加させてもらう機会が多く、この辺りの意識は随分変わってきていると感じましたね。

走りはまずまず。悪くはないと思います。数人の先生から「かなり走れているね」と評価を受けました。まだまだ課題は多いですが少しず克服していくしかないと思います。とにかく県内で埋もれていたらその上の大会では絶対に戦えません。県合宿で埋もれている選手ばかりでは目指す所には届かないのです。参加している選手達の意識がどこを目指しているかは分かりませんが、今のうちは「中国に行きたい」という気持ちでは間違いなく足りません。周りからどのような事を言われようと目指すモノは明確にしておくべきです。

走り込みでは短長はうちの4人+他校1人。普段の練習と同じような感じになりました(笑)。練習場所が違い、周りで見ている人も違います。これだけでも大きな刺激となります。周りから注目される中での練習は緊張感もあり、互いのライバル心も高まります。エース級の2人、かなりお互いを意識しています。それが見ている私にも伝わってきました。もう1人最近走れるようになってきていました(中国新人では入賞してますがずっと4番手でした…)。この選手も2人と互角に近い走りをしていました。あとはキャプテンの大幅レベルアップですね。ここが目指すところへの大きな鍵になります。意識レベルは段違いに高い。まだまだ出来ない事が多過ぎてやることが山積みです。チームの「心」の部分を担っている選手ですから、強くなる事でチームは大幅に成長すると思います。

1日目の段階では比較的手応えを感じましたね。まだ書き切れない部分があるのでまた書きます。時間があるので(笑)
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現状報告

2008-12-21 | 陸上競技
現在朝の4時過ぎ。合宿を1日で抜けさせてもらって今日は息子の幼稚園のお遊戯会があるのでその場所取り…。

毎年早くから並んでいます…。4時過ぎに来て大体20番目くらいかな…。一体何時から列んでいるのか…。

開門は9時。あまりにも先が長い。まだ雨が降ってないのが唯一の救い。とりあえず我慢して座っておきます(>_<)

ちなみに1番下の息子が発熱気味。多分私はお遊戯会を見る事なく家で留守番になるでしょう…。列ぶだけ。日頃家の事を何もしていないのでこれくらいは…………。
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