kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

意図的な負荷(女子)4

2008-12-24 | 陸上競技
更に続き。

キャプテン、全く良い所が見られませんでした。本人はかなり頑張っています。チームの誰よりも。が、結局負けてしまえば負けなのです。厳しいようですが本人にもその事実を突き付けました。どうやって自分が強くなって来たのかをいつの間にか忘れています。技術を身につけるのも他の者より時間がかかります。でも他の誰よりも「勝ちたい」という気持ちが強かったはずです。今もそうです。様々な条件が重なり、自分の最大の武器を忘れてしまっている。「カッコイイ」言葉を選び、上手くまとめようとするだけの「気持ち」では絶対に強くなれない。「心」を動かす「姿勢」と「言葉」を忘れてしまっている。「苦しいけど頑張りましょう」で本当に人は動くのか?私は動きません。自分の素直な気持ちを口に出せないなら、どれだけ「良い事」を言っても人は動かないのです。つまり、自分の「心」も動かない。「言葉」を発するだけになっている。

この子の最大の武器は「努力できる事」です。そのひたむきな姿勢が人を動かしてきたから、今のチームがあります。過大評価ではなく、私ではなくキャプテンがチームを作ったと思います。その「努力」は自分が強くなる事に向けられています。もちろんチームのためにも。

しかし、いつしか「絶対に勝つんだ」「離されてたまるか」という気持ちが出ない状態になっていました。それは日誌に「~には負けられません」という、「客観的な言葉」として現れていました。「勝ちたい」「何が何でも」という部分が出なくなっていた。「4番手ではダメだ」と口には出すが、「心」のどこかで受け入れている部分があったのかもしれません。だから自分を捨て切れない。間違いなく気持ちは強い。自分が勝てない練習でもそれを出していかなければいけないのです。

今日日誌を見ましたが、私の話をきちんと理解できていたようです。blogに書いている内容までは話していませんが、こちらが求めている事をやっと分かったようです。格好良くなくても良いのです。「どんな手段を使っても強くなりたい」と書いていましたが、そういう気持ちを忘れていたから最後の「力」が出なかったのです。

負けっぱなしではダメ。どうすれば勝てるのか?自分も最初から力を出して行き、相手が弱って来た時に追い詰める。そういう回数を増やしていくしかありません。それをきちんと理解するべきです。

普段の練習では絶対に分からない事。意識レベルの高い合同練習だからこそわかる。指導者の100の言葉よりも、ライバルと一緒に走って感じるモノのほうが圧倒的に「心」に入ります。非常に意味があり、価値のある練習だったと思います。次の段階に進みます。進めると思います。

これだけ書いたにも関わらず、まだ書きたいことがある。それだけ私にとって大きな合同練習だったと思います。このような機会を与えてくれた3名の指導者と他校の選手に感謝です。

また書きます(笑)
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意図的な負荷(女子)3

2008-12-24 | 陸上競技
練習終了後、色々と事情があって急いで学校に戻りました。

急いではいたのですが、こんな状態で終わるわけにはいきません。今回の練習の最大の課題について話をしました。「1番苦しいときに本当の自分が出る」というのをもう一度考えさせました。
これだけ疲れていたら当然、身体は動きません。「合宿明け」だからという逃げ道を作って逃げようとします。そこを理由に「勝てなくても仕方ない」と思うようになる。自分達が目指す所がどこなのかをもう一度考えなくてはいけません。

今回狙いの一つにtabe女子キャプテンと一緒に走らせたいというのがありました。普段短長女子があまりいないので、一緒に走って刺激を与えたいという部分です。冬期に入って2ヶ月経ちます。かなり力をつけているはずです。持ちタイムには少し差がありますが、身体が動かない、いつもより重たいという「逃げ道」を作る選手に対しては必ず追い詰めてくれると思っていたからです。残念ながら腰を痛めていたようで一緒に走れませんでしたが、fujiwa先生の所の選手が一緒に走ってくれたので非常に助かりました。
正直普通に走ればうちの選手のほうが力は上だと思います。調子に乗っていると思われるかもしれませんが、冷静に考えると1~3秒位の持ちタイムの差がありますから負ける相手ではありません。その相手に対しかなり苦戦していました。ここに選手にとって大きな意味があります。確かに「疲れているから」も大きな理由ですが、明らかに不足しているモノがありました。「何が何でも勝つんだ」「絶対に負けない」という「気迫」です。勝って当たり前ではない。ここに「甘さ」が出ました。
秋の県体では初めてリレーで勝ちました。この時点で「追われる立場」になったのです。周りの者は「うちに追い付けば中国に行ける」と思ってひたすらに追い掛けて来ます。目の前の目標を追うほうが簡単なのです。今の2年生が強くなったのも、今の1年生が強くなったのも「目の前にいる上級生」を追い続けてきたからです。これと同じ事を他の学校がやれば差はつまります。
技術的な部分はまだ足りない部分がありますが、ある程度の所まで2ヶ月で来ました。安定させてしっかり前に進めていかなければいけませんが、かなりの所まで来ていると思います。

自分達が弱い事を忘れてはいけないのです。県のレベルでは上位かもしれませんが、中国のレベルではまだ戦えません。どの部分を見てもまだ「追う立場」なのです。慢心は必ず失敗を生みます。自分達が安心して走れるレースでは「力」が出せるが、力が拮抗している時には「心」が問われます。練習はかなり真剣にやっていますし、普通考えたら問題ないレベルです。しかし、「とりあえず勝った」という走りをしていたら必ずやられます。常に「最大限の力」を出しながら取り組むべきです。そうでなければ一緒に練習する仲間にも失礼ですし、合同練習をしてくれる他校の選手にも失礼です。

県内では自分達が「追われる立場」だということを忘れてはいけない。周りからそのような目で見られているのです。「良く走れるとき」だけでなく、「走れないとき」も同じように見られている。忘れてはいけない。

足りないのは絶対に勝つんだという「気迫」と負けても仕方ないという負の気持ちに打ち勝つ「心」です。どんなに動かなくても「何が何でも勝つんだ」という「気迫」があれば周りに伝わります。だから1年生エースは2セット目の5本目が走れた。逆に2年生エースは「何が何でも勝とう」という気持ちが出なかったから1セット目でやられ続ける。「ガムシャラさ」と「意地」が無いから「気迫」として現れないのです。

更に長くなりそうなので記事を変えます。どれだけ書くのかって話ですね。もう少しお付き合いを(笑)。
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意図的な負荷(女子)2

2008-12-24 | 陸上競技
続き。

2セット目は2年生エースが復活。1ヶ月以上走っていない状態で県合宿のメニューをこなしましたから、他の者と比べると疲労はかなりのものでしょう。それでも「絶対に勝つんだ」という気持ちが出てくれば必ず走れると思います。「お尻に火が着いて走れるようになったね」と冗談半分に言われましたが、結局「やろうと思えば出来るのにやらない」からこうなるのです。

2セット目、1年生エースがが2年生に負け始めて若干気持ちが落ちてきました。4本目を見た時に離されてもどうにかしようという気持ちが見られなかったので、「今だ」と思いグランドの反対側まで言って声をかけました。「今が1番苦しいときだ。今まではここで自分の弱さに負けてしまっていた。ここを乗り越えられれば必ず強くなる。」と話してスタートさせました。ここには「気迫」がありました。負け続けていた悔しさを一気に開放した感じですね。これで確実に強くなると思います。殻を一つ破りました。
3セット目は先頭争いを続け、ラスト3本はついてこれませんでした。気持ちが入れば技術的な部分もある程度は保てます。ここまで来れるかどうかの問題です。こういう経験を繰り返す事で「力」は「本物」に変わるはずです。大きな収穫です。

話は少し変わり、短短で1人走っていました。こちらも県合宿では自分より数段上の選手と競り合いながら走っていました。今回は全く動きが作れません。女子の短短にはかなり良い動きをする選手がいましたが、全くついていけません…。確かにその選手も速くなっているとは思いますが、8m近く離される事は無いと思います。「気持ちの問題」が大部分です。うちの短短選手は「力」はかなり上がっていて、ムードメーカーとしてかなりチームに貢献していますが、「集中」が切れると全く走れません。この部分が弱さです。入学当初と比べると別人のような意識にはなっていますが、まだまだです。最近は「マイルも走れるようになる」と言い始めました。400mが走れるようになれば400mHはかなりのレベルまで行けると思っています。少し話が逸れましたが、「集中」が切れてきたので2セット目に声をかけると復活しました。この辺りを自分でコントロールできるようになると本物になるのですが。なかなか難しい所ですね。持っている「能力」は非凡ではありませんから、それをいかにして引き出していくか?面白い部分です。

キャプテン、最後まで見せ場なく終わりました。あの走りを見れば当然です。それ以上は触れませんでした。

さすがにこのままでは終われませんから、学校に戻って少し話をしました。これも別記事に書きます。
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意図的な負荷(女子)

2008-12-24 | 陸上競技
先週の月曜日、キャプテンが「tabeと一緒に練習をしたい」と連絡をしてきました。細かい理由は分かりませんでしたが出来るだけ早くやりたいということだったので、カレンダーを見てみると空いているのは23日だけ。県合宿が金曜から日曜までで24日からは私が研修で東京に向かうためいません。かなり厳しい。それでも行くなら、技術的な部分だけでなく精神的な負荷をかけようと。事前に選手に伝えると意味がないので、終わるまでは合同練習の本当の意図(私なりの)に関しては全く触れませんでした。

水曜日に150mでの走り込み+アルファ。合同練習での負荷を考えなければ当初の予定通りの負荷をかけるところでしたが、さすがに無理だと思い気持ち抑えました。県合宿では午後から走り込むという予定だったので、ハードルも一緒に走りました。ここでは最近やっていなかった5本ですから、かなりの負荷だったと思います(1年生は初めてらしい)。翌日、雨が降ったので室内で練習をして坂を走る。この時点で疲れはかなりのものだったと思います。分かってはいましたが、それでもあえて月曜日にウエイトのみ実施。あとはミーティングで自分達の取り組み方について考えさせました。

合同練習では普段の練習とは違う形でやります。自分達の日頃のやり方とは違う部分が出て来るので、先が分からない不安やストレスもあるはずです。お互いに刺激を受けて練習の質を高める事も大きな狙いでしたが、もう一つの「精神的な負荷」を重視していました。

女子に関しては、予想通り全く動きません。練習落としたのは先週の木曜日だけですから。下手すると故障につながる負荷をかけつづけています。そんな時に「心」が何を感じるかが最重要課題でした。
身体が動かないために、選手に全く覇気がありません。県合宿時を10としたら6くらいの感じです。こちらから申し込んでおいてかなり失礼だと思います。私が悪い。そう思いながらも途中までの技術練習は見ていました。

走練習になる前に1年生が「身体が硬くなって股関節と腕が思うように動かない」と話してきました。まー当然です。今までの時間、何故それを聞きに来れなかったのか?甘い。そこからキャプテンに、「全く覇気がない。昨日メールで何と送ったのか?やる気がないなら帰ったほうがいい」と話しました。少しはこちらの伝えようとしている事が分かるかと思いましたが、走練習を見ても全く分かっていない。そのまま放置しました。自分よりも力が下(失礼かも知れませんがお許しを)の選手に並ばれて、負けてもひたすら走るだけでしたから…。力があっても「何とかしよう」という気持ちがなければ、前を一生懸命追う選手に簡単にやられてしまうのです。現時点で力は無くても、そういう気持ちで追いかける者は必ず強くなります。

1セットが終わった時点で2年生エースが下を向いてぐったり。こちらにも「気迫が感じられないからやらないほうが良い。時間の無駄だ。」と話しました。Rest中に本人が私の所に「気持ち」と「決意」を伝えに来ましたが、頭で考えながら「格好良い」事を言っていました。はっきりいってそんなモノは必要ありません。今回の練習の意図を伝えました。
自分の気持ちの中に「疲れているから走れなくても仕方ない」という気持ちが無かったか??疲れているから他の選手に負けても仕方ないと考えてないか?そんな甘い気持ちで本当に勝負が出来るのか?とかなりきつく話しました。
通常これだけ負荷をかければ走れるはずはない。そんなことは私も分かっています。そうじゃない。何とかして1年生に勝とうとする気持ちがあったのか?負けても仕方ないという気持ちがあれば絶対に強くはならない。苦手な練習だったとしても「勝つんだ」という「気迫」を持つ事はできる。それが無い走りは練習パートナーへの侮辱です。だからきつい言い方をしました。何のためにここに来たのかを理解ていない。お世話になっている指導者方に「どんな状態でもインターハイを目指すために全力を尽くす」という「覚悟」と「姿勢」を見せるためです。それが分からないならやる必要はありません。

この子は2セット目かなりの力を出せました。2セット目から出せるなら最初から出せという話です。まだ甘い。これにより、もう1つチームの課題の克服に向けて動けました。

あまりにも長くなるので次の記事にします。
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意図的な負荷(男子)

2008-12-24 | 陸上競技
合同練習会、それぞれに意図するモノがありました。

男子はこれまで比較的自分達よりも強くない学校との練習をしてきました。とはいっても地区の合宿と夏冬の合宿が中心で、夏冬合宿はほぼ同じメンバーですが…。地区の合宿ではうちの男子が先頭に立ち引っ張っていました。4ヶ月前でもそれなりの力はあったと思います。夏のtabe合宿で自分達の足りない部分に気付き自分達なりにかなりの努力をしてきました。県新人では4継で決勝に残り、少し自信を持てたはずです。その間に女子は様々な場所に行き、経験を積みました。中国合宿、konan合宿2回、中国新人、県合宿と普段では感じる事のできないくらいの事を繰り返してきました。

うちの男子、まだまだ大会で力が出しきれていません。取り組む姿勢としては女子と大差ありませんし、逆に周りに気を配るなんていう部分は女子よりも上かもしれません。それでも力を出しきれません。それは自分達と互角かそれ以上のチームとの違いを肌で感じる部分が少ないからです。見えない部分ですが大きいと思います。

まだまだ自分達に自信が持てない。全ての面で他校に負けていると思うのかもしれません。ある程度のレベルになってくれば、勝てる部分も出て来るはずです。それをきちんと理解して欲しいと思いました。だからあえてこちらからは話をしませんでした。私が答えを与えても意味がない。

選手の日誌を見ましたが、それぞれに想うことがあったようです。結局は積み重ねです。補強にしてもこの手の経験にしても「どれだけ意識して繰り返せるか」に掛かっています。悔しさを感じた者が多かったですね。自分達から動けないもどかしさや故障をしていて全部が走れなかった悔しさが伝わってきました。「心」の変化が今後を大きく左右するのは確かです。どこに向かうか?各自がきちんと理解できなければいけない。

次の合宿で真価が問われます。今回の経験を次にどう生かしていくかを各自考えていくべきですね。
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合同練習(概要)

2008-12-24 | 陸上競技
今日はお願いをして合同練習をしてもらいました。どこでもいいわけではなく、きちんとした取り組みをしていて指導者が「理念」を持っている所でなければいけません。そう考えるとかなり限られますし、依頼したい所は特定のチームとなります。無理な日程で引き受けていただきました。感謝しなければいけません。

男子は合宿に参加していないので今年中に「他校との練習」をして今の自分達の取り組みについて考える必要があると思っていました。男子に足りないものは「自信」です。自分達の力がついてきているのを理解できていません。だから、肌で感じさせたかった。細かい事はこちらからほとんど言わず、自分達がどう感じるか、どうしていくべきかを考えさせたかった。ほとんど放置していました。男子にとっては冷たい顧問だと感じたでしょうね。選手が多くを学ぶ事が最優先。

この日程が決まった時点で女子には「肉体的な負荷」と「精神的な負荷」をかけようと考えていました。先週月曜にタイヤを実施、水曜日には150mを実施して身体にかなりの負荷をかけた状態で合宿。合同練習では間違いなく追い込むのを分かっていてからの練習です。合宿前にはあまり合同練習については意識させませんでした。先を見すぎても意味はないし、目の前の練習できちんと負荷をかけておかなければ「合同練習」の意味が半減してしまいますから。疲労でスピードが出ない状態でどうするのか?「心」にとって大きなポイントになったと思います。

また、信頼できる指導者に見てもらうという意味でもかなり価値のある練習だと思います。私の力不足を補うために他の人の力を借りる。意地もプライドも関係ないと思います(もともとそんなに無いですが(笑))。私が頭を下げて一緒に練習させてもらえるならいくらでも下げます。目指すモノに向けて必要な事は全てやりたい。それを理解してもらえる指導者が周りにいてくれるというのはかなり心強い。

また、「今の自分よりも上のレベルを目指す」という同じような意識で練習をしている選手同士、共通する感覚があるようです。雰囲気は確実に意識を引き上げます。今まではうちが完全に「参加させてもらっている」という感じが強かったですが、「一緒にやっている」という感じを初めて受けました。もちろんまだまだ足りませんが、ある程度の意識レベルまでは上がって来ていると思います。普段の練習の数日分の効果はあると思いますね。高め合う関係を作っていけたらと思います。

年が明けてすぐにまた一緒に合宿をします。選手達にとってはかなり大きな意味を持つと思います。ここがこの冬休みの最大のポイントです。それに向けてどのように準備をしていくか?不足しているものをきちんと把握していきたいと思います。

まだ書きたい事があるのでそれはまた書きます。ちょっと疲れ気味…。
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