kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

大切な事は…

2008-12-10 | 陸上競技
最近、トレーニング関係の本よりは「経営理念」や「哲学」のような本を読んでいます。6年前はトレーニングが9、その他が1位でしたが今は全く逆の1:9の割合ですね。技術云々ではなく「物事の本質」を考えていく事が重要だと考えています。

優れた経営者や成功した人には共通して言える部分がたくさんあります。経済そのものを学ぶのではなく「考え方」自体を重視する事に意味があると考えます。大切なモノを理解できない限りは人間としての成長はない。人に物事を伝える指導者や多くの人を動かす経営者は他の者よりも学び続ける必要があります。

一番大切な事、自分に利益があるかどうかに左右されることなく「一生懸命になること」だと思います。ひたむきに努力しなければ何も得ることはできない。「誠実さ」をもって物事に取り組む。裏表があるような人間では絶対に上手く行きません。「周りに流される」ような人間では「心」が乱れ、本当の意味での成長はありません。「少しだからいいだろう」という「甘さ」は必ず取り返しのつかないミスを招きます。

誰もが「欲求」や「弱さ」を持っています。人間だから当たり前です。それをどれだけ抑える事ができるか?ここで「差」が生まれます。成功する経済者は自分の事よりも他の人を優先していきます。「欲求」や「弱さ」に負けてしまう者は「私心」に左右されるので間違いなく、周りからの「信頼」を得られません。だからミスを繰り返す。当然です。

最近読んだ本の中で一番心に残ったのは「王道」と「覇道」です。組織をまとめていくには2つの方法がある。1つは徳によりまとめる「王道」、もう一つは力でまとめる「覇道」。「覇道」で組織を創れば一時的に上手くいくかもしれません。が、必ず衰退する。指導者自身が徳を積んで「王道」をいかなければ上手くはいかないのです。

表面上に上手くいっていたとしても、組織の人間が「本質」を理解していない限り、絶対にミスをします。取り返しのつかないミスを。そうならないようにまずは私が「大切なモノ」を身につけていかなければいけない。チームに裏表があったり、指導者の顔色を伺うような者がいるということは「指導者の責任」だと思います。私自身の力がないからそのような状態になる。選手が「欲求」に負けてしまうのは私の指導力がなく信頼されていないからです。きちんと考えていく必要があります。

裏表なく、誠実に、ただひたむきに取り組む。書けば簡単ですが、それを実行に移すのは難しい。組織を創るというのは本当に難しいと思いますね。まだまだ私は学ばなければいけないと思います。足りないモノが多過ぎる…。

そう感じた日でした。自分自身と向き合う中で強く感じました。人を成長させるのは「時間」ではない。「意識」です。

多くの事を考えました。また書きます…。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

修学旅行2日目

2008-12-10 | 陸上競技
昨日は横浜に宿泊して、今日は東京へ。午前中は日本銀行の見学。業務等を見れるのかなーと期待していましたが、過去に使われていた施設の見学がメインでした。まーそんなものかも知れませんが、もう少し見て回れると印象も違う気がします。工業系は飛行場と整備工場見学。こちらの方は刺激があったのではないかと思いますね。

午後からは自主研修。生徒は自分達で目的地を決めて行動します。切符を買うまでは一応付いていきましたが、後は任せています。私も駅まで行ったのでたまたま一緒になっただけで別に付いていくつもりは無かったのですが(笑)。これくらいは自分達で出来るようにならなければいけません。私も田舎者ですから自信はありません。それでも「なんとかなる」と思って動いています。分からなかったら聞けば良いだけだし(笑)。ミスするのも勉強ですからね。

私も少し時間があったので本屋に行くことに。基本的に服とか興味が無いので生徒と同じような所には行きません。「一緒に買い物をしよう」と数人に誘われましたが当然の如く断る(笑)。本屋に行き1時間半は色々と見て回りました。楽しい。完全な引きこもりです(笑)。哲学の本を買おうかどうか悩み続けましたが、結局買わず…。読みたいのですが、もう少し広い知識を身につけておく必要があると思うので…。トレーニング系1冊、コーチング系1冊、組織論1冊、「棒高跳び」1冊(笑)。自己投資です。経営理念の本をもう少しで読み終わるので早速次に入ります。

ひとまず書いておきます。また書きます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1年生の練習

2008-12-10 | 陸上競技
2年生は修学旅行。つまり練習は1年生だけです。私も修学旅行に行っているので練習は本当に1年生の男女だけでやらなければいけません。

今回の修学旅行、1年生の力を試す良い機会だと思います。これまで自分達だけで練習したことはありません。成長したとはいえ、2年生に頼っていた部分は大きい。1年生の日誌を見ても「2年生はすごい」と書いています。そこに頼り切っている部分がある。確かに2年生の取り組みは私が見ても「よくやる」と認めています。が、1年生がそれに勝とうとする意識が不可欠です。まだまだ「勝てない」と思っている部分があります。それでは目指す所には届きません。

上級生がいない時に誰かがきちんとリーダーシップを発揮できるようにならなければいけません。リーダーとして力を発揮できるような選手が育たなければ今のチーム状態は保てません。2年生のように「自分がやるんだ」と思うような選手が育たなければここで終わりになります。一過性のチームでは意味がありません。この機会に1年生がどれだけ成長してくれるかで変わってきます。

1年生にとってはチャンスです。2年生は走ったり技術練習はできないのですから。今のうちに身体的にも精神的にも差を詰めればいいのです。きちんとやればその分強くなれます。2年生も焦りを感じるでしょう。1年生はそれも意識してしっかりと取り組まなければいけません。1年生は普通のレベルからすればかなり強い気持ちを持っていると思います。だからこそ今、2年生を脅かさないといけない。安定は何も生み出しませんからね。

2年生はやりたくても出来ません。それはそれで「気持ち」を切り替えないといけません。一時的な気分転換です。それを引きずらなければある程度の気分転換は必要です。

1年生、この機会を生かして強くなって欲しいですね。2年生には練習メニューは伝えません(笑)。まーblogには書くと思いますがそれはそれ。金曜日までの予定は立てています。甘えず手を抜かず練習に取り組んでいかなければいけない。

どんな姿になっているか楽しみです。落ちるのは簡単。積み上げるのは大変。さて、どちらを選ぶのでしょうか。試してみたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする