goo blog サービス終了のお知らせ 

kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

今年最後の練習(技術練習)

2008-12-29 | 陸上競技
本来ならものすごく走ってダメージを与えておきたい所ですが、県合宿前後にかなり走り込みました。また、先週後半は私が居なかったためほぼ2部練習並の練習時間&負荷でした。技術練習としてもひたすら繰り返していましたから、思った以上に疲れていると思います。

かなりの量と質を求めてやっていますから、あまりやり過ぎるといつものパターンにはまりますからあえて少し抑え目に。とはいっても技術練習&走練習だけで3時間は確実に越えていましたが(笑)。基本的にやることが多くてかなりの時間を要します。研修が終わって今までやってきた事の意味なんかも少し説明したりしていましたから、余計に時間がかかりました。選手は本当によくやります。

合宿に参加していた者よりは間違いなく練習時間が長い(笑)。負荷はわかりませんが、合宿ではそれほど走っていないみたいなのでこっちの方が疲れている可能性はありますね(笑)。そんなこんなで合宿参加者はマネージャーへ転向。道具の出し入れやグランド整備、その他諸々をひたすら手伝わせました。

他の者はドリルを繰り返しました。私が伝えていた内容をひたすら繰り返した先週でどのように動きが変化して来ているのかを見ました。感じとしてはまずまずですが、出来ていない部分や勘違いしている部分が多い。当然といえば当然ですが…。この修正にかなりの時間を要しました。必要な時間だったと思います。

かなりの時間技術的な部分に時間を使い、最後にタイヤ引きをしました。前半の流れを作ってからの課題です。ここにかなりの時間を割いて来ていますが、前半の動きの変化は中盤以降にも大きく影響してくると思います。もう一度「ポイントの確認」をしました。3つポイントを挙げてそれをひたすら意識するように指示。

何本も繰り返す中で動きがまとまってきた感じがあります。まだまだ安定感が低いのでここをいかに水準を上げていくかですね。この時点でかなり疲れていました。当然です(笑)。

ここから所用により帰宅を余儀なくされたので、あとはキャプテンに任せました。ウエイトと補強をここから1時間強(2時間弱?!)。最近はさらに補強に力を入れていますから、走るだけでは終わりません(笑)。だから長くなるんですけどね。

昼食を取り、その後選手達だけのミーティング。キャプテン主導で実施しました。基本的に私はノータッチ。自分達でどれだけ話が出来るかというのも大切な事だと思います。年の最後に指導者無しでミーティングするのが本当に良いのかは分かりませんが、「やる」か「やらないか」を決めるのは自分達でなければいけません。強制されてやるモノではない。丸一日かけてずっと陸上と関わらせました。これで何を感じるかですね。

もう少し考えている事があるのでまた書きます。話した内容の補足をします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年最後の練習(ミーティング2)

2008-12-29 | 陸上競技
続き。

あとはこれから先に向けて自分達の最大の武器になるモノは何かを考えさせました。私が与えるのではなく選手の中から気付いていく部分が必要だと思います。
最終的に私は選手と一緒に走れません。走るのは選手です。実際には「自分達の力」と「判断」で勝負するのです。昨日の時点でキャプションに他の学校に絶対に負けない「最大の武器」は何かと考えさせておきました。今日のミーティングではそれを話させました。「最大の…」と言っているにも関わらず2つ挙げていました(笑)。まーそれはそれで問題はないでしょう(笑)。

1つは「補強の強さ」。昨年の中国総体が終わった時に選手に「他の学校よりはここは頑張ったと思うものを持たなければいけない」と話しました。その時に「補強」だけはどこにも負けないようにやっていこうと伝えました。それ以来地道に取り組んできました。今回中四国合宿でも「補強はうちの方が強い」と感じたようです。自分達で感じた「強さ」は自信になりますからね。あとはそれを使えるようにしていかなければいけません。ボディコントロール系の補強も取り入れていきたいと思います。

もう1つは「チームワーク」。という事です。男女共に目的意識を持ってお互いに刺激しながら、アドバイスしながら練習に取り組んでいるチームは他にはいないと感じているようです。私がいないときは男女関係なく技術的な部分を見て指摘をしあっていた。どちらか一方だけではなくお互いが高めあいながら練習に取り組めるチームはそれほどいないと。確かに全体の意識レベルは高いと思いますね。他のチームと比較した事はないのでどうかは分かりませんが(笑)。それが「武器」になるならそれを使ってチーム全体の力を上げていけばいい。男女がそれぞれを「尊敬」できる関係であって欲しいですね。

私がどうこうではなくキャプテンが思っている「最大の武器」です。キャプテンの意見はチームにとって「絶対」でなければいけないと考えています。キャプテンが私のやり方が気に入らないと思っていればそれは必ずチームに影響します。キャプテンが「強くなりたい」と思って、「最大の武器」を生かしていこうと言うならチームメイトはそれに従うべきです。それだけキャプテンが信頼されていればチームとして自分達で動けるはずです。示して欲しいですね。

最後に私から。これから必ず意識するべき事を伝えました。それは「苦しい時こそ前を向け」です。これは今までも言ってきました。これから求める事は「苦しい時こそ笑顔になれ」です。最近はうちの選手、よく泣きます。それだけを見れば「苦しいのに頑張っているね」という感じになります。が、これから先勝負がかかってきた場面でも苦しくて悲しそうな表情になる可能性が高いと思います。これは普段からもっと意識していく必要がある。だから苦しい時こそ笑顔を作って欲しい。笑顔になれば自然と「出来る」という気持ちになります。自分だけではなく仲間もその気になります。苦しくても「笑顔」で前を向く。これが出来るかどうかで大切な場面での違いが出てきます。

これは先日「力みすぎ」とアドバイスを頂いた所から考えました。私の表情が硬かったら選手はもっと硬くなる。だから私も選手も苦しい時ほど肩の力を抜いて「笑顔」になろうと。もちろん、ワイワイガヤガヤで笑うのとは違います。それでは練習では無くなってしまう。本末転倒です。苦しい中にも「笑顔」が必要だという事です。冗談に聞こえるかもしれませんが本気です。苦しくて泣いていたら周りも声がかけられませんからね。泣いてもいいから「笑顔」を作らせます。それくらいの気持ちは必要です。

これに30分位はかけましたね。内容が多いので選手の記憶に残らないかもしれないのできちんと書いておきます。こういう「心」の部分が頭に残っていく者だけが本当に強くなります。心に響くか?ここが全てです。

単純に「楽しい」は目指しません。チーム作るのは私ではなく選手自身。自分達で考えれるようになるまで導くのが指導者の仕事です。自分達で目指す所に向かってチーム作りをして欲しいですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年最後の練習(ミーティング)

2008-12-29 | 陸上競技
昨日12時前に帰ってきました。まだ引越し等の片付けが終わっていないため明日までの練習は諦めました…。あまりにも家の事を無視しているのでさすがにまずい……。今日は大量の燃えないゴミと燃えるゴミの処分に加え、私がいない間に一番下の息子が「なんちゃらウイルス」にやられたみたいで、発熱と嘔吐をしていたみたいで家の中はバタバタ。練習に行くだけで精一杯。

練習の開始時にミーティングを。いつものパターンです。中四国合宿に参加した選手に何を感じたかを話をさせました。私は事前に電話で聞いていましたが直接聞くのとはやはり違います。積極的に前で練習できたとのこと。意識レベルも確認できたようです。速いからなんでもできるわけではない。意識レベルが上がれば「能力」の高さに近づくことはできます。努力すれば勝てるというのは理想論だと思っています。「速いやつは速い」のです。40秒間走をやったみたいですが、うちの選手よりも「力(タイムが良い)」がある選手でも8本行く中の4本で止めてしまっていたと。チャンスですね。相手が力を出し切らないで練習を終えるならこちらは最後まで出し切ればいい。それで差は確実に小さくなります。指導者が話をしている時に聞いていない者もいたと。大チャンス(笑)。
この辺りの意識はかなり高くなっていると思います。選手の「能力」を最大限に引き出すためには「心」をどう作るかが重要だと思います。自分達の方が「強くなりたい」という気持ちが強いと思えばそれが力になります。

次に他校の選手に話をしてもらいました。中学校時代から定期的に練習を一緒にしてきました。うちの学校の取り組みを長期的に見て来たので当時との違いについて話をしてもらいました。いつもの自分達の取り組みを以前と比べてどう変わってきているのかを理解する必要があると思ったからです。
以前は練習に来るのが楽しかったと言っていました。雰囲気的にもめり張りがあまりなく「楽しい」感じだったと。3人位で練習していてもきちんとやっていて、すごいなと感じていたみたいです。そこで終わり。
今は…。一緒に練習する事で「自分も強くなりたい」という気持ちがかなり強くなってきている。1人1人の意識レベルが上がって来ているので練習に来るのに「覚悟」が必要だと言っていました。少し前までは先生に「やらされている」感じがあった。言われたことはやるがそれは「強くなりたい」とかではなく、とりあえずやるという感じがあった。今は「自分達の意志でやっている」と感じていると話してくれました。

大評価の部分もあるとは思います(笑)。それでも自分達が数カ月前と比べて変わってきているのは感じる事ができはずです。そうやって自分達のやっている事に気付くのです。自信を持って取り組んで欲しいですね。

書いているうちに長くなりました。これだけでミーティング終わりませんでしたから次の記事で(笑)。相変わらず長い(笑)。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする