kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

「夢」を持つ

2008-09-25 | 陸上競技
午後から講演会があり、漫画家の方が様々な話をされました。内容は「夢を持つ」事とそれを実現するための方法・手段について。よくよく聞いてみると日頃から選手に対して話している内容です。「意識する」「立場を変えて物事を見る」「考え方」についてが中心でした。いつもの話を別の人から聞くというのは大きな意味があると思います。

「夢」を達成するためには「出来る」と信じて、「紙」に毎日書いていく事が必要だと言い続けておられました。「夢」を達成するためにはそのために何をするべきかを考えていく必要が生まれます。そこは「本人の意志」だと思いますね。「夢」を持つ事は最低限の条件です。その実現のためにどれだけ「本気」になれるかが重要だと考えています。

今の生徒、「夢」を持ちづらい感じを受けます。「毎日それなりに」が多い。将来どうしたいという部分よりも、目の前にある事を適当にやっておけばいいという感じが多い。「夢を持て」と言われても目指す場所がはっきりしていない者には難しい…。「進学したい」「就職したい」は「夢」ではなく、単なる「希望」です。それだけでは何も変わりません。期限が来たから行動に移すだけで、それまでのプロセスは意味を持ちません。

今のうちの取り組み、きちんと「意味」を持たせたいと考えています。周りから「馬鹿じゃないの?」と思われても、「絶対にできる」と信じて取り組んでいきたいと思います。可能性を信じて、それに向かって一生懸命になる。できると信じてそのために必要な努力をしていく。ここから学ぶ事は大きい。

「考え方」が大切です。それを身につけるために様々な話をしています。他の学校がどうか分かりませんが、大切なのはこの辺りだと思って私はひたすら話をしています。きちんと伝わってくれたらと思っています。
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新人を終えて…

2008-09-24 | 陸上競技
3ヶ月前から目標にしてきた県新人。ある程度力を発揮出来るようになってきたと思います。

男子は中心選手になるべき選手が2人も途中で辞めていきました。この辺りがチームの転機だった気がします。これまでだったら妥協してしまっていた部分がチーム全体に無くなっていきました。4継同様マイルも戦いたいという意識でいましたが、10秒近く差が出る状態でしたから厳しい状態に置かれてしまいましたが…。それでも選手が「強くなりたい」という気持ちを失わないで取り組めたのは大きいですね。男子の成長は本当に大きいと思います。技術的な変化よりもこちらのほうが選手にとっては意味があると思います。

女子はある程度計算通りの結果だと思います。意識レベルが随分上がりしたから。ここまでいくと後は確実に力がついてきます。途中故障して走れなかった者(練習再開は1ヶ月前でしたから…)、体調を崩して練習を休む者はこの時点でかなら厳しかった…。練習が継続できる人間が1番強くなると思います。タイムだけではない「強さ」を身につけるためにはこの辺りが大切です。
「1本だけ速い」選手は高校レベルの大会では恐くありません。1日に3~5本は走らないといけないのだから、決勝で勝負はできません。ある程度の練習量は必要です。その練習に耐える事ができる身体作り。ここが勝負を左右します。正直マイルメンバーのうち2人は十分な力を発揮出来ませんでした…。ここだけであと3秒は短縮しておかなければいけません。練習が積めなければ力は上がりません。当然です。ここはチーム全体として考えないといけません。普通のケアでは不十分です。練習量に見合ったケアを!!

忘れてはいけないのは「自分達だけで強くなったのではない」という事実。多くの方に支えられてここまできたのです。家族や仲間、他校の選手、県内外の顧問の先生方のおかげてここまできたことを忘れてはいけない。感謝を結果で表していくべきです。今、私達がいる短距離グループだからここまで力がついている。この中で様々な出会いをしてきたから「負けたくない」と思えるようになったはずです。「心」に刻んで欲しいですね。

次に向けて動き始めます。また多くの方の力を借りる事になると思います。更に努力していきたいと思います。
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女子のマイル

2008-09-23 | 陸上競技
初めてリレーで中国に行ったのは女子のマイルでした。それ以来春はギリギリのラインで中国に進んで来ました。一昨年は他チームが接触して転倒してその結果うちが6位。その秋は4継で上位チームにバトンミスでの失格が続き3位で中国新人へ。今年の春のマイルは2位が狙える力が確実にあったにも関わらず5位…。本当に難しいなーと痛感していました。

それ以後、女子に関してはマイルで戦う事を目標に3ヶ月間取り組んできました。いつも周りからは軽く見られているので、何とか戦える位置に力を引き上げたいと考えてきました。今回も3~4番手だと思われていた様子。非常に残念です。今までが今までなので仕方ないですが…。私はどうすれば優勝できるかだけを考えていました。トップとは力の差があります。それでも「勝ちたい」という気持ちを持ち続けていました。

うちがマイルに出場し始めた時(3年前)から、スーパーエースはいません。平均的な力で勝負しています。爆発的な所がないのでみんなが安定した力を発揮する必要があります。今回のトップチーム、エースが2人います。1走も200mを26秒ちょっとで走る選手です。現時点での力の差は歴然。「勝てない」と思ったら面白くないのでなんとかしたい。

レース自体はかなり引き離されてしまいました…。悔しいですね。うちのチームとしてはかなり良い形でレースできたと思います。4分9秒89で新チームベスト。最低限の目標であった4分10秒は切れました。十分だと思います。もう少し競る形になったらあと1~2秒は違うと思います。まだまだ勝つためには力が不足していますね。それでも「力が出せない」チームだったので持っている力をある程度出せるようになってきているというのは大きな前進だと思います。

今回のレースで大きな課題を選手達が感じたはずです。現在の平均的な走力は62秒程度です。はっきり言ってこれでは戦えません。平均的な力を60秒に引き上げないとレースに参加する事はできないのです。エースがいないチームでは無理です。これからの課題は60秒を切る選手が2人を育てる事です。そこまでの力が無いと勝負は無理です。来年勝負するために「エースを2人」育てて個人種目で6人位は中国に出場できるチーム力が必要です。そのために種目変更も必要になります。チーム内の競争を激化させなければ上の力には到底届きませんから。

まずは中国新人で400mHとマイルで決勝進出を目指します。他県のレベルは高いですが、マイルは現在10番目、参加チームでは9番目のタイムだと思います(鳥取が不明ですが)。なんとか力を高めていって戦いたいですね。ここ数年のレベルを考えたら簡単にはいきません。この夏の経験をしっかりと踏まえて、今年中に更に力を高めていって、冬期で戦える力を身につけていきたいですね。そのためにも様々な方の力をお借りしながら進めていきたいと思います。

戦うチームにしていきたいですね。
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課題の短短

2008-09-23 | 陸上競技
自分の中で以前から課題である短短。なかなか難しいですね。トップスピードの維持ができません。ミドルパワー(400m系)のスピード維持は上手く出来るようになってきたのですが、ここにまだまだ課題があります。

短い距離を走ると過剰に力んでしまいます。ガチガチになってスムーズに走れない…。200mで準決勝に残った3人、本来の動きが出来ませんでした。周りを意識しすぎてかかなり動きが硬くなります。しっかりと対応方法を考えていかなければいけないと思います。

練習が短長型に偏っているとは思いません。しかし、「速い動きの維持」が上手くいかない。先天的に速く動く者もいると思います。陸上をやっていた、いないには関係なく「速い者は速い」という感じがあります。でもそれだけでは面白くない。なんとかしなければいけません…。

トップスピードの向上は何をやるにも必要不可欠です。ここの課題をどうやって克服するか??しっかりと見極めていきたいですね。まだまだです。
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400mHでの戦い

2008-09-22 | 陸上競技
2日目、上位入賞の可能性が高い女子400mHがありました。この夏からoshimaの選手とうちの2人で繰り返し一緒に練習をしてきて、3人で表彰台を独占する事を目標にやってきました。

レースは予選の時点で上位3人が確定した感じがりました。ある程度予想はしていましたが、かなり差がありました。本当に3人の争いになる感じでした。

予選の時にうちの1年生mikiは全く足が合わない。ほとんど逆足でした…。決勝前に1台目まで合わせてもなかなか合わない。この時点で勝負ありですね。バタバタレースになるのがわかっていましたからね。こういう準備はもっと前の段階の話です。よく考えたらこの大会が初レース(笑)。仕方ないかもしれませんね。
前日400mで6位に入賞したshima、前半の入りが上手くいきません。少しスピードが戻ってきたのですが、それでインターバルが上手くいかなくなりました。そこに対応できずハードリングでかなり身体がぶれる。まだまだです。

決勝レースはoshimaの選手が前半から積極的に走り優勝。うちが2位3位でした。一緒に練習をしてきたとはいえ、やはりライバル。1人でやっている選手のほうがこの辺りの意識は強いかもしれません。最終的な「気持ちの強さ」で負けた気がします。うちの選手の「気持ちの強さ」とは少し質が違うでしょうね。2対1でしたから、かなり意識はしていたはずです。チームメイトでもライバルです。敵対関係を持つのではなく良い意味で「意識」しなければいけません。この冬にきちんとやっていきリベンジ!!

レースはogawa先生と一緒に見ていました。周りから見たらおかしな関係でしょうね。上位争いをしている選手の顧問が並んで見ているのですから…。この辺りが私の「甘さ」かもしれません。「絶対に負けない」という関係を作らないといけない部分があります。表彰台を独占するという意識は同じ。でもお互いに「勝つのは自分の所」と思っていたと思います。やっぱり悔しいですね…。悔しいのでコーヒーをおごってもらいました(笑)。やはり甘い(笑)

この3人のレベル、まだまだ他県に比べると低い。あと3秒短縮して初めて可能性が出てきます。そこに届くまではライバルとまではいかない気がしています。もっと力をつけていく必要があります。「追う立場」「追われる立場」それぞれあります。次は必ず勝ちます。負けて終わるわけにはいきませんからね。

県内の400mHのレベルを引き上げたいと思います。そのスタートラインには3人で立てたと感じました。これからが本番です!!
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4継決勝へ

2008-09-21 | 陸上競技
4継は男女共に決勝に進みました。最低限の目標はクリアです。

男女共に例年と比べると若干レベルが高い気がします。その中でプラスとはいえ決勝を経験出来るというのは来年につながります。女子の4継、春先よりタイムが出ています。きちんと練習すれば結果につながるというのが証明出来たと思います。全てのバトンがつまっていたので修正できれば目標としている51秒台も見えます。

男子は春から1人メンバーが替わりました。なかなか力が出せない選手を1走に持ってきているので予選・準決勝で自信をつけてもらいたいと考えていました。予選はガチガチ(笑)。準決勝はかなり良い走りになっていました。安心です。準決勝は2、3走のバトンが流れてギリギリ…。風に対する判断が甘い。特別な走力が無いのだから流れたらかなりダメージがあります。ここもなんとか修正したいですね。2チームの力が抜けていますが後は混戦。きちんとバトンが渡ったチームにチャンスがあると思います。

随分力がついてきていると実感できます。これまでは計算できなかったですが、今はある程度力を発揮出来るようになっています。きちんとやれば力が付く。各自がしっかり理解して臨んで欲しいですね。
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県新人1日目

2008-09-20 | 陸上競技
中国大会が終わってからこの秋の県新人を目標にやってきました。最重要とされるのは総体ですが、1年先を目指すのはなかなか難しいので「短期目標」としてこの新人に向けてやってきました。この大会である程度力がついているのが実感できればモチベーションが更に高まると思います。

今日は400mと4継がメイン。他の人から「どうなんだ?」と聞かれて「どうなんでしょうかね~」と答えていました。ある程度走れると思っていますが、まだまだ分からない部分もあったので。方向性が間違っていない自信はあります。あとはどう上手く持って行くかだけです。

女子の400mは「決勝に残る」というのは最低限の話でした。他校から「失礼な事を」と言われるかもしれませんが、それくらいの事はやってきた自負はありますし、3人出場したら3人とも決勝に残る位の力とチーム力がなければ「勝負」はできないと思います。あと1人出ても絶対に残っていたと思っています。

400mの決勝は良い面と悪い面がでました。rinaは3位狙い。普通に走ったら難しい部分もあったので、本人の判断(?引っ張られただけかも)で前半かなり突っ込みました。8レーンのshimaを200mに行く前に抜いていました。さすがに行き過ぎです(笑)。60秒後半~61秒前半で走れる力はあると思いますが、まだ60は切れません。この辺りで少し差がありますから、力の配分が難しい。1年生だから出来る積極的な走りです。力配分を考えたら間違いなくあと1秒は上がります。良い勉強になったと思います。次につながる良いレースだったと思います。

逆にshimaは冷静に力を発揮。ここ最近の中ではベストといえる走りをしました。前半飛ばしながら後半更に仕掛ける。最後競り負けましたが、電気計時ベスト。ここが1年生と2年生の違いでしょうか。shimaは過去何度も決勝進出を阻まれています。準決勝で9番のタイム。運もあったと思います。準決勝で無駄な力を使わなかったので決勝が走れたと。今のベストの走りかもしれません。総体は体調を崩して全く走れず悔しい想いもしました。中国大会も走っていません。やっと走れるようになってきました。「努力は実る」ですね。他の選手の手本となります。

ひとまず400の感想を…。寝ます…。
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新人戦前日

2008-09-19 | 陸上競技
明日から県新人です。自分自身の気持ちの整理をするため、過去数年のblogの新人前の記事を読み直してみました。深い意味はありませんが、自分の中で振り返っておく必要があると思ったので。

夏の終わりというのは選手達の心を不安定にするのか、私の指導方法が悪いのか何度もつまづいてきました。こちらの求めることが伝わらず、チームが崩壊する寸前までいきました。大切な時期に崩れるともう戻ることはできません。「結果」には「原因」がある。積み上げてきたものを一瞬で崩すのは自分自身です。このパターンは結局総体まで引きずる事があります。こちらが話をする意味が分からないため、同じ事を繰り返すのです。昨年の私は「情熱」を失いかけていました。「無駄なんじゃないか」と思う部分が強くて、リレーを組む意味を見失っていました。

今年は夏に様々な事を学びました。「表面上のつながり」では「心」は一つにはならないのです。それを意識して夏の間にかなり注意をしました。中途半端な取り組みでは何も生み出さず、同じ事を繰り返すからです。「本当の意味のつながり」があって初めて勝負が出来ると考えています。

夏の終わりに量から質へと変えていき、疲れを抜きながら新人に向けて取り組んできました。周りからの評価云々ではなく自分達がきちんと出来ているか、人に恥じる行為はないかが大切です。その事を中心に練習を通じてメッセージを送り続けました。かなりの者にきちんと伝わっていると思います。素直な選手が多く、純粋に信じて付いて来てくれるのでやり甲斐があります。

今日の最終刺激も少し距離を置いて冷静にみる事ができました。かなり動くようになっていると選手自身感じているようです。前回の地区大会は合宿明けで疲労困憊。違うのは当然です。昨年は女子のスピードが全く上がらず、貧血選手も抱えていて4人ギリギリの状態。男子は全員1年生で戦える状態ではありませんでした。今年はチームとしてかなり前進した状態で大会を迎えることができます。ある意味「自立」したチームになってきています。私がいなくても自分達のやるべき事に集中して取り組んでいくと思います。 かなり成長してきたと思います。

様々な方が応援してくれるチームになってきていると思います。一緒に練習してきた選手達の想いも背負っています。自分達の取り組みを示したいと思います。私以上に選手が思っている感じがあります。自分達らしさを出していきたいと思います。楽しみです。
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ふと考える

2008-09-18 | 陸上競技
今日の練習はドリルを簡単にやってウインドスプリントだけ。動きを確認する事だけを30分程度やっただけで終わりました。

時間があると色々と考えます。これまでの事、これからの事をずっと考えます。この「考える」という時間が自分に取って非常に重要な時間だということは間違いありません。その中で見えてくるモノがあります。

以前は結構周りを意識している自分がいた気がします。何か他のモノと比べてしまう…。自分のスタンスを確立できなくて、模索していた時期が数年前にありました。自分の選手時代の「経験」に頼っていて、「これが正しい」と思い込んでいた時期です。
現役の後半には250mを中心に冬期練習をやっていました。この距離を3~4本を3セット実施していました。Restは150mwalkでつないでいました。ハイスピードで30~32秒位で実施していて、乳酸をためまくる練習でした。それをそのまま転用して250m位の距離を繰り返し走る練習を、顧問になった当初は多用していました。女子はこの距離を40秒位で走りますから、自分の「経験」から「効果がある」と判断して…。当時、陸上雑誌には「40秒間走」が紹介されていて自分のやりたいことは「正しい」と思っていましたし、それなりの効果はあったと思います。単純に「強豪校がやっているから」という理由ではなく、「経験」からの部分から導入しました。周りがやっているから、やはり「正しい」という感覚があったと思います。

「真似」をすることから物事は始まります。が、その「本質」を見抜けないままやる指導者も多いと思います。練習に一貫性がなく、誰かがやっている練習を真似していくパターンですね。能力のある選手は練習をするだけで記録は伸びます。そんなものです。練習を導入するのは「真似」から始まり、後で意味付けをしてごまかす。よくあるパターンです。

私は今でも250m位の距離に対しては「意味がある」と考えています。特に女子は有酸素運動に入るギリギリのレベルの運動時間ですからね。スピード維持が出来る最大の距離だと思います。まー250mも維持は出来ずに落ちますが…。冬期には形を変えて「40秒走」を導入しました。行けるところまで行け!という感じの練習です。スピード維持とかのレベルではなく「どれだけ身体を動かし続けることが出来るか?」という練習です。メンタル面の強化にもつながると思います。どうしても400系のトレーニングが中心になるので、この手の練習も入れていました。

150mをやろうと思ったきっかけは以前(昨年の夏?)書きました。自分の現役後半の「感覚」と選手の走りを見ていての「判断」と、目標とする指導者の「言葉」から自信を持って導入しました。選手に合った練習をする事は大切な事だと思います。それ以来ずっと同じパターンでやっています。今の2年生、実はこの形で実施し始めた最初の学年です。それまでの選手が積み上げて来たパターンを一つ上のレベルに引き上げた練習形態です。正しいかどうかは分かりませんが、「考える」「経験」「実践」からの練習なので、私は自信を持って取り組んでいます。

選手の精神的な成長と共に練習形態も成長してきています。しっかりと考えながら様々なモノを見極めていきたいですね。

「極めてみたい」と強く思う自分がいます。どこまでできるか…。突き詰めたいですね。
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自分のできること…

2008-09-17 | 陸上競技
今日は調整で軽く身体を動かす程度にしました。朝練の時に筋肉に刺激を入れておいて、後はのんびりしました。

ミーティングだけは実施。今までの取り組みについて振り返りました。今から出来ることは何かについて投げ掛けるのがメイン。それぞれが数ヶ月間様々な事に取り組んできました。全員が何かしら成長していると思います。記録的な面に現れない部分もかなりあるはずです。単純に記録が伸びたかどうかは分かりづらい。レース当日風が向かえば記録は望めません。「記録」というものだけに着目すると、「記録」が出なかったら数ヶ月は無駄だったと評価されるかもしれません。そんなモノではないはずです。

もちろんきちんと練習をすれば「力」は伸びますし、「記録」も確実にあがります。伸び幅はそれぞれですが記録は伸びる。それは今の「力」が積み重ねだからこそ分かる部分です。ここがあるから辛い練習でも耐えることができる。自分の力が付いているのは自分が一番分かるはずです。

大会まであと数日。自分に何が出来るのか冷静に考えてみる必要があります。いまさら走り込んだ所で力が上がるわけではありません。疲れを抜き、身体のケアをすること。当たり前ですが身体の面はしっかりと調整していくべきです。ロボットではないので最大パフォーマンスがその日に必ず出来るかはわかりません。それでもできるだけの事はやっておくべきです。
あとは「自分自身の役割と責任の理解」です。チームにおいて自分の「役割」と「責任」を把握して、自分のやるべきことをしっかりと考えて動くべきです。それが最終的にチームの「力」につながります。自分のやるべき事を全力で出来なければ、チームに対しての「裏切り」だと思います。表面上の応援や心配ではなく、大切な部分でつながって行くためには自分のやるべき事を最優先して取り組むべきです。

表面上のつながりには必ず落とし穴があります。大切な場面で大きなミスをするのは一番大切な部分が抜けているからです。その事を各自が理解しておかなければいけない。「歴史は繰り返す」。繰り返さないためには自分が「目の前の事」を一生懸命に取り組んでいくべきなのです。「心」がつながるチームにしていく必要があります。

色々な意味で戦える位置にいると思います。「今の力」で戦う。過去の実績だけに頼ったチームにはなりたくありません。中学時代の実績では勝てなくても努力をすれば力が付くというのを証明するためにも、みんなで戦いたいと思います。数ヶ月前、県新人のスタートに立つ時に「他の学校よりは自分達のほうがやったと思えるモノを持とう」と決めて、ひたすら補強に取り組んで来ました。かなり真剣に取り組んできたので強くなったと思いますし、「自分はやった」という「自信」も持てたと思います。よく頑張ってくれました。

底力は上がりました。きちんと戦えると思います。気持ちをコントロールしていきたいですね。
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