kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

継続する大切さ

2009-12-09 | 陸上競技
昨日の練習で2年生2人が1年生に負け続けました。これはチームにとってかなり大きなことです。マイナスにとらえるつもりはありません。逆に練習の大切さを選手全体に示すことができた貴重な練習になったと考えています。

前の記事にも書きましたが400mが58秒台、400mHが65秒台で2年生の秋に走れればまずまずのレベルです。その2人が県体終了後から2~3週間脚を痛めてほとんど連続が積めませんでした。基本的な動きはやっていましたが、スピードを上げて走ったのはテストに入ってからですから約1ヵ月間の差があります。全てにおいて他の者の半分程度しか練習が出来ていない状況でした。まー結果は火を見るより明らかです。

60mくらいの短い距離であればなんとか良い勝負が出来るまでに回復をしてきました。が、距離を少し伸ばした状態では勝負になりません。まー他の者も秋の時点で400mが61秒台ですから簡単に勝てるとは思ってはいませんでしたがかなりボコボコにされていましたからショックは大きいでしょうね。これが現実です。

このことには非常に大きな示唆が含まれていると思います。どれだけ力があってもきちんと練習を継続していかなければ強くはなれないのです。秋の実績はもうすでに過去のモノです。秋にどれだけ強くても「今」きちんと走れなければそれが実力。厳しいことをいうようですが、そこから目を背けてしまったら先には進めません。きちんと受け止め、継続した練習が出来るように気を配っていかなければならないのです。それ以外に強くなる方法はないのですから。
立場を変えて見るとうちよりも実績があるチームでも同じことが言えます。どれだけ実力があってもこの冬にきちんと練習を積めなければ伸びないのです。秋に強かったとしても真剣に競技に取り組み、全力で練習が出来なければ秋と同じか少しレベルアップする程度で終わってしまいます。他力本願というつもりはありませんが、全員が全員大きく伸びるわけではないから春先の中国大会と秋の中国新人の決勝の8人が変わってくるのです。

逆に1ヵ月しっかりと練習が出来た1年生、ある程度走れるようになってきています。それ以上に劇的に走れるようになっている選手もいますが、同じことを繰り返しているので今回は触れません。昨年のmisatoを大幅に越えるスピードが身に付いてきているので期待をしているのですが…。
1年生が2年生に勝つ。練習が積めれば大幅に強くなるという証明だと考えています。他校がどれくらいやっているのかは全く分かりませんが、今のうちの選手はかなりの質でかなりの量をやっています。本気でやれれば高い確率で強くなれます。特定の選手だけでなく全体的に力が上がっている事から考えても進んでいく方向は間違っていないと思っています。たった1ヵ月ですが、確実に走れるようになってきています。1ヵ月、しっかりと目標意識を持って練習を積めれば秋に自分よりも力が上だった者よりも走れるようになる。1年生にとっては大きな自信になると思います。これからの4ヵ月、今まで以上に情熱を持って競技と向き合うことができれば驚くほど力が上がってくると思います。秋に61秒台ですからかなりの確率で60秒を切るところまでいくのではないかと思っています。過大評価ではなく本当にそこまで行けると信じています。6人目まで60秒切りまでいけばスーパーエースがいないうちのようなチームでも全国で戦えるようになる。そこまでのレベルアップが必要です。
簡単なことではありません。それでもあと4ヵ月あります。その中の1日1日、1時間1時間を大切に使っていければ別人のような選手となります。ひたすら練習してその中から故障せずに乗り越えられた者だけで勝負をするという考えはありません。全員が強くなって高いレベルでの競争を繰り返すなかで強くしていこうと考えています。

練習を継続する。非常に大切なことですし、それ以外に強くなる方法はありません。ひたすらやるしかないのです。それもやるだけではなく、何のためにやっているのかをしっかりと理解した上でやる必要があります。当たり前の事ですがこの当たり前の事をやるのがどれだけ難しいことか。肌で感じてもらうことで大きな意味があります。これから先に生かしていきたいですね。
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久々の走り込み

2009-12-08 | 陸上競技
明日から2年生は修学旅行です。そのため2年生だけは午前中授業で放課となりました。もちろん、1年生が終わるまで待機(笑)。別々にやると効率が悪いですし、質が上がりません。待ち時間をどう使うかはわかりませんが、これはこれでチャンスだと思います。各自が考えて使えば非常に貴重な時間となります。

練習に行くと3年生がサーキットを手伝ってくれていました。1人は自動車学校が始まるまでの間に来てくれたようです。もう1人は進路が決まり一段落したので手伝いに来てくれたようで、最後まで手伝ってくれました。マネージャーがいませんからこういう援助はかなり大きいですね。冬の練習はキツいですし暗くなるのも早いですから雰囲気が重くなります。1人でも人数が多いほうが練習が明るくなります。ありがたいことです。感謝しなければいけません。

練習自体はドリルを実施してから加速練習に入りました。ドリルでは土曜日にやった動きをもう一度確認しました。ほとんどの者がスムーズに動きのつなぎが出来るようになっていました。成長です。動きのコントロールに課題を置いて練習をしている時ですから、このような少しの成長は非常に大切ですね。積み重ねていって本物にしていかなければいけません。時間をかけてしっかりと取り組んでいきたいと思います。

その後は加速練習。今回は脚を運ぶ方向と接地位置の確認をしました。やれば良いわけではなくどれだけポイントを理解してやっていけるかだと思います。膝を運んでいく方向が定まらない限りは前には進めません。後は重たいモノをどれだけ運ぶことが出来るかです。速く動くだけでは運べませんからここも考えていかなければいけません。何本も繰り返す中で安定してきます。
そのままの流れでショートへ。やはり練習を継続している者はそれに見合う成長を示しています。加速段階の動きが変わってきています。加速だけでなく中間へのつながりもよくなってきました。スピードは単純に比較はできませんが、動き自体は大きく変わってきています。これまでかなりもたつきがあった部分ですがここも少しずつ改善されてきている感じがあります。ここ数年の中で一番スピード感があります。

最後に走り込みました。ここ最近はハイスピードでの走り込みをしていませんから、かなりキツいと思いますがあえて本数を増やしました。ここには大きな意図がありましたが選手には伝えませんでした(笑)。駆け引きではありませんが、声かけにもタイミングがあると感じています。何でもかんでも言えば良いわけではない。そう考えているので自分達が肌で感じるまで待ちました。
走練習が始まると力の差が歴然と現れました。最初はわざと同じ条件の選手同士で組み合わせましたが、秋口から走りに変化を見せていたakaneのスピードは群を抜いていました。同じように練習を積んでいるsakiが全く相手になりませんでした。sakiが力を出しきれないというのもありますが、やはりakaneは強くなっています。が、腰が痛いと2セット目は走らず…。こうなることは1セット目の前から分かっていたのですが、あまりにも同じことを繰り返すので激怒しました。いつものパターン…。少し話をしましたがまだまだ本物になりません。ここが変われば間違いなく中国のトップレベルの力があります。どこまで本気でケアをしているのか?変わりきれるでしょうか。

2セット目はきちんと練習が積めている1年生と1ヵ月間練習が積めなかった2年生2人を同走させました。秋の大会で2年生のrinaは58秒台、mikiは65秒台で走っています。中国新人では決勝に残り、来年のインターハイ路線の戦いに絡んでくる実力があります。それだけの力があっても1ヵ月の練習がきちんと積めた1年生と一緒に走ると1本も勝てませんでした。言葉で伝えるよりも自分達がその現実を突き付けられることで自分が置かれている立場を分かると思ったのです。2人が劇的に弱くなったとは思いません。秋の勢いはありませんが、60~61秒位の力はあると思いますりそれでも練習相手にすらなりません。1ヵ月必死にやった者のレベルアップというのはかなりのものです。言葉にはできないくらいの悔しさがあったと思います。

目標に到達するためには最低でも全員が60秒を切らなければいけません。ラップタイムではなくフラットレースで60秒切りが最低条件です。今の感じからすれば可能なレベルだと思っていますがその中心にいる2人がもっと必死になる必要があります。世の中そんなに甘くない。1ヵ月の差はチーム内でも大きく現れるのです。
逆に1年生は自信になると思います。きちんと練習さえすれば自分達よりも強かった選手と互角以上に戦えるのです。この1ヵ月の地道な努力は無駄ではなかったということが分かるとモチベーションが上がります。チーム内で後ろに付いて走っていた1年生でも十分戦えるようになる。大きなことです。

今日の練習、チームにとって大きな意味があると思います。このことの意味が理解できないようでは目標には届きません。私が伝えたいのは1年生が強くなってきている、という小さな話ではありません。全ては取り組む選手次第だということです。きちんと伝わると信じます。

このことに関してはもう少し書きたいことがあるのでまた書きます。長いですね(笑)。
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動きのコントロール

2009-12-08 | 陸上競技
昨日のハードル練習とその後のスプリント練習で思ったのですが、やはりハイスピードでの動きのコントロールが難しいと思います。それなりにスピードが上がってくると動きが速いのでそれを処理できなくなります。上手く表現できませんがかなり難しい部分だと思います。

ゆっくりとした動きの中ではある程度意識できます。ドリルも同様です。重心移動を伴わない動きの中では動きを作ることはそれほど難しくありません。だから「ドリルは上手いけど走ったら速くない」という状態が生まれるのです。形を作るだけであればそれほど意味はありません。何のためにその形を作っていくのかが分からないからスプリントの動きに結び付かない。速く動かすだけの選手も同様です。神経系が発達している選手であれば動くのは難しいことではありませんが、速く動く事を競う競技ではありませんから何が大切かを考えなければいけません。

その点から考えてもスピードが上がってくる時の走りの作り方というのは非常に重要になってきますし、難しい要素となります。30mまでが速くてもそれ以後の走りが出来なければレースで勝負することはできません。ここも第2期の課題の1つになります。地道に作ってきたものをきちんとスプリントに活かしていかなければ無意味になってしまいますから。
だからといってそこの練習をどれくらい導入するかも問題となります。走っていく中で身に付く部分もありますから。逆に走るだけでは身に付かない部分もある。動きのコントロールを意図的にやるためには走るだけでは難しい。なかなか意識できない部分です。ひとまず今は走りながら身に付けていくという形を取りたいと考えています、もうしばらくしたらハイスピードでのコントロールのための練習もやっていこうと思います。

しかし、やりたいことやらなければいけないことが多すぎる(笑)。もう少し整理して優先順位をつけていかなければいけないと思います。基本的にやらなければいけないことは全てやろうとするタイプですからとにかく時間がかかります。それに耐えうる身体作りと心を作る。これだけでもかなりねエネルギーを要します。選手だけでなく私も(笑)。やれば良いわけではありませんからきちんとやるべきことを考えていかなければいけません。

まだまだ考えることがたくさんあります。大変ですが非常に楽しいですね。しっかりと課題克服のために取り組んでいきたいと思います。
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ハードル練習

2009-12-08 | 陸上競技
テストも終わったので本格的に練習ができます(笑)。この1ヵ月は基本的な動きに加えて、「速さ」を求めていきたいと思っています。100mのスピードを上げていかなければ戦えませんからね。加えて「重心の移動」も大切なポイントです。速く動いても「重心の移動」がないのであれば意味がありません。間違えないようにしていきたいですね。

そこも踏まえて、色々な事をやっていきたいて考えています。特に何かをやるつもりはありませんが、今までやって来たことに「意識」を加えるだけで動きの質が上がります。この辺りが「形を真似る」のとは違う部分だと思います。いかに課題を持って取り組むことが出来るかです。漠然とやるだけでは効果は上がりません。

月曜日はハードル練習にしています。冬期も第2期に入ったので久々に競技場で練習することにしました。1ヵ月振りです(笑)。あまりにも久々過ぎて競技場の人に「顧問が代わった」と思われていたようです(笑)。仕方ありません…。
競技場を使って地道にハードル練習。ハードル選手が多いというのも練習にハードルを入れる大きな理由です。約1ヵ月やってきていますが、逆足が全く出来なかった1年生のsaki、ある程度出来るようになってきました。もちろんまだレースで使えるレベルではありませんが春までに繰り返して行くことで問題なく使えるようになります。レースで使うのは2台くらいだと思いますが、それでも苦手意識があると絶対に使えませんし大幅なロスになります。他のハードル陣も磨きをかけていきます。こちらはすでにレースの中で両足を使わせていますが、ハードリング自体がまだまだ磨かれていません。走力を上げながらもハードリングを向上させていき、ロスを減らしていく事が飛躍的なタイムの短縮につながっていきます。地道にやっていくしかありません。

ハードル練習は全員にやらせています。理由は「重心の移動」です。上手くできない選手は決められた距離を移動できません。後半になるにつれて届かなくなって正確な動きができなくなります。水平方向への重心移動が身に付かなければ、スプリントの動きにも結び付かないと思っています。ハードル選手はある程度出来ますから出来るだけ上下移動がない状態での水平移動と決まった距離での足の処理を課題にしています。移動が出来ればハードル間が詰まってしまいますから、速く動かして処理しなければ対応できません。ここにも動きを意識させるポイントがあると思っています。

基本的な事をやってからハードル走。確認したら昨年も何回かやっているようです(笑)。かなり記憶があやふやでしたが、そういわれたら何回かやったような気もします…。まーどちらでも良いのですが(笑)。セットを組んでどんどん走りました。シャトルハードルとは違います。合宿等でシャトルハードルをやる人がいますが、「跳ぶことに意義がある」と指導をするようです。疲れているなかでハードルを越える事で技術が身に付く、と。まー無くは無いと思いますが単純に越えるだけですからいわゆる「メンタル的な効果」を狙ったものだと思います。技術的な効果はそれほど高くない。追い込み練習として使われることもありますが私はやりません。考え方の問題というか目的をはっきりさせない練習は好きではないので。好みの問題かもしれませんが…。
話がまたも逸れていますが私はスピードを落としてハードルを越える練習はしません。踏み切りの強さやタイミング自体が違うからです。まーハードルは足が速ければある程度なんとかなりますから問題ないといえばないのですが(笑)。ハードルはスプリントの延長とよく言われます。技術修得もやはりその延長線上にあると思います。種目特性を考えると「脚を作る」という部分がどれほど効果があるのかは微妙なところです。これも指導者の視点の問題なので何が正しいかは分かりませんが、私はあまり必要ないと考えています。

ハードルを越えるなかで様々な技術が身に付くと思っています。調整力も高まります、自称ハードル指導者ですからこの辺りを意識して春まで継続していきたいですね。良い練習ができたと思います。
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1つ1つの積み重ね

2009-12-07 | 陸上競技
これも昨日の補強の時に全体に投げ掛けたのですが、練習は1つ1つの積み重ねだと思います。目標を持つ事に加えて、その目標達成に近道はないと思っています。明日目が覚めたらいきなりインターハイレベルの力が身に付いていることはありません。目標は誰でも持ちますが、その達成のために長期的に積み重ねていく事ができる選手はそれほど多くはありません。

目標を立てること自体はそれほど難しいことではありません。しかし、その目標が適切で無ければ立てるだけになってしまいます。少し努力すれば届く目標を設定しても意味がありません。うちの女子が「中国大会に行く」が目標であれば現状維持をしておけば届きますから、たいして練習をしなくても問題ありません。だからといって「インターハイ行く」事が適切な目標かと言われるとそれも違うと思っています。

この記事を書く途中に確認したくなったので女子にメールをしました。私がどれだけ考えても結局やるのは選手です。それなりの目標しか立てられないようならそれ以上先はありません。
やはり「インターハイに行く」というのが真っ先に上がってきました。個人で中国で戦えるようになりリレーでインターハイ、まー普通の目標だと思います。取り立ててどうこういうレベルではありません。逆にこれでは戦えないと感じました。中国で戦うことを考えていたら全国には届かない。当然です。女子は6人いますが、「インターハイでラウンドを進む」と書いていたのは1人だけでした。この1人は戦える可能性がある。目指すところが他の者よりも高いのだからそれに見合う努力が必要となる。全てを賭けて努力をして届くかどうかでなければ目標として意味を成しません。人は自分がなりたいと思ったモノにしかなれないのです。それに対して口先だけで「できる」と言うのが、心から信じてひたむきにやるのかでは同じ練習をするのでも全く効果が違います。

目標がきちんと設定できればあとはそれに向けて目の前にあることを1つ1つ積み重ねていくだけです。それ以外に方法はありません。ここを繰り返し繰り返し言うしかありません。結局本人がその気になるかどうかだけです。やる気にならなければ何も変わらない。そのためにも目標をきちんと考えさせるというのは大きな意味があります。

昨日よりも今日、今日よりも明日と少しずつ目標に近づいていく必要がある。ここが分からずに試合が近づいてきて頑張るというのでは意味がありませんし、力も付きません。インターハイに行く。もちろん大きな目標です。しかし、それは通過点でなければ意味がないと考えています。
インターハイに行ったことがないチームがインターハイに行くのが最低目標だというと周りからは「また馬鹿なことを」と言われるでしょう。周りがどう思おうと自分達が真剣に熱意を持って「できる」と信じてやれば必ず届くと思っています。戦いに行きます。そのためには大きく差をつけられている中国の上位3チームを倒さなければいけません。簡単なことではありませんし、確率的にはかなり低いかもしれませんが私はできると信じています。そのためには積み重ねていくしかない。

しっかりと進んでいきます。毎日の積み重ねです。
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走りを作る

2009-12-06 | 陸上競技
昨日の練習、ドリルにシーズン中やっていた動きを再度入れました。冬期練習準備期から本格的な冬期に入っていくためです。いつも言われている事ですが、「絶対的な練習」というのは無いと思います。これさえやっておけば絶対に速くなるというものは存在しません。速くなる可能性が高いものをやっていくだけのことです。

この辺りは現場での経験が大きいと思います。単に指導期間が長いだけでなく、情熱を持って考えながら指導をしていく事が重要だと感じています。ここに関して私には絶対的な経験が足りません。だからこそ「話を聞く」という事が必要になってくる。経験が足らないなら他の部分で補うしかないですからね。そういう意味では持つべきは「優れた師」です。私が恵まれているのはこの部分です。師事している方からアドバイスを頂けますし、多くの方から話を聞くことができます。その中の情報を自分の中で整理してシンプルに形に変えていく。元々難しく考えるタイプですから、「高校生に分かりやすく伝える」という部分が大きな課題になります。

またも話が逸れましたが(笑)、準備期はしっかりと基本的な部分をしっかりとやっておきたいと考えてやってきました。夏の練習では短期間(2ヶ月)でやらなければいけませんから、どうしても基本的な動きが定着する前に次の動きに移っていかなければいけません。強化期といっても秋のシーズンで戦うことを意識した内容になります。冬期は最大5ヶ月近く練習が積めます。ここの練習内容によっては次年度の戦いが大きく変わってきます。だからこそ最初の1ヶ月は原点に帰ってきちんとした動きを身に付けていく事が必要になると思っています。これだけでかなり動きはシャープになります。

昨日はそこから少し進めました。たくさんの時間があったわけではないので本数を制限してからの練習になりましたが、変化が見られました。準備期の動きは重心移動が少ないためそれを処理するために若干上に力が逃げます。ここの部分の動きが分かっていて見るほうが我慢できるかかなーと最近思っています。書き始めたら専門的になりすぎるので止めておきますが(笑)。この上に逃げる力を水平方向に変えていく(重心移動を生み出す)事でスピードが上がっていくと考えています。作っていく動きをどうとらえるかだと思います。短距離は「能力」による部分がありますが、積み上げて動きを作っていく事で確実に強くなると思っています。

昨日はその動きに加えて大きくなりつつある動きを修正することにしました。いつの間にか「走りやすい」だけで練習をしていましたが、動きをコントロールする必要があります。ここをきちんと修正していく事で加速段階の動きを改善していこうと思っています。うちの選手はDVDで見たトップ選手の動きを真似していました。本気でやるのではなく「試してみる」のレベルでしたが、「できない」というのが分かったようです(笑)。これも大事だと思います。とりあえずやってみてそれが自分に合うかどうか確かめる。基本的にはトップ選手の動きは高校生レベルにはできないと思っていますが、その「本質」の部分だけは見ていく必要があります。そこを理解して身に付けさせる動きを意識しなければいけません。「本質」を理解せずに形だけを真似するというのでは意味がなくなります。
やってみて出来なかった時に、何故出来なかったのかを説明しました。単純に「トップだから」ではありません。タイプの違いもあるでしょうし、様々な部分が違います。自分達がやっていることをきちんと理解しなければいけません。全てはいきなりできるのではなく1つ1つの積み重ねでしかありません。きちんと話をしてから目指すべき動きを繰り返しました。接地の位置と身体のポジションの関係を意識しました。加速練習と組み合わせていくことで少しずつ身に付けていくことができました。かなりスムーズになってきました。ここの段階の動きは昨年と比べるとかなり良いですね。速さに関してもかなり違うと思います。故障していた2人も走れるようになってきました。全体のレベルを上げていく事で更に強くなっていくと感じています。

昨日の走りは可能性を感じさせるものでした。昨年rinaは一冬で約3秒縮めました。これは課題とする前半部分の克服ができない中でのタイムです。さすがに58秒台から3秒縮めるのは不可能だと思いますが1~2秒は可能です。61秒台で揃っていますからそれを2~3秒短縮していく事が出来ればインターハイに届きます。簡単ではないですが、昨日の走りを継続して質を上げていければ見違える程のレベルアップにつながると思います。

走りを作るのは時間がかかります。それでもしっかりとやっていく事で必ず変わります。技術的な部分が変わっていく事は見ていて楽しいですが、これが実際に走りに結び付かなければ全く無意味になります。変化を喜ぶだけではなく、実際のスピードアップにつながるようにしていきたいですね。12月は短い距離だけではなくしっかりと走り込んでいきたいと思います。じっくり取り組んでいきます。
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期末考査終了

2009-12-05 | 陸上競技
土曜日ですが、水曜日を中休みにして今日が考査最終日となりました。来週の水曜日から2年生が修学旅行のため他校より早い日程でのテストだったと思います。このテスト週間はかなり練習量を落としていますから良い回復期間になったのではないかと思います。

午前中考査だったので昼食と仮眠のため少し時間を空けてから練習を開始しました。テスト明けなのでこれからの練習の予定というか課題を説明をしたかったので視聴覚室に集めて話をしました。今回は極秘(そうでもないですが(笑))にもらったDVDを見せて動きについて説明をしました。見せた動きをやろうというのではなく、刺激を入れるという意味が大きかったですね。もちろん、今やっていることと重なる部分については詳しく説明をしました。高校生にトップ選手の動きを見せるととにかく真似しようとします。真似ることは非常に大切ですが出来ませんから動きは崩れます。目的とするポイントをしっかりと理解させることが大切です。あまりにも速いので動きを目で追えませんから何度かスローで見せました。こういう刺激も時には必要ではないかと感じます。目の色が違いました。貴重な時間だったと思います。

その後は通常通り練習にしました。1時間近くロスしたので少しメニューを省略して、動きの確認をしました。これまでの1ヶ月はとにかく基本的な動きを繰り返していく時期に充てていましたから、これからは少し動きの中で動く(分かりづらいですね…)ようにしました。実際に重心移動の伴わない動きではなく水平方向に進む中で正確な動きを行う。ここが出来るようにならないと今までやって来た事が無駄になります。ドリルのみが独立しているのでは意味がありませんから、ドリルで意識した動きが走りに結び付くようにしていきたいと思います。

その中で上下の動きから方向を変えていく練習をしましたが、久しぶりだったためか上手く出来ないものが多かったですね。先ほど書いた重心の移動が生まれたときに動きが結び付きません。一気に崩れてしまう者もいました。また、動きの中で我慢をさせようと思ったのですがいつの間にか動きが大きくなりすぎてしまってブレーキをかけなければ対応出来なくなっていました。とにかく我慢をさせなければいけませんから、ひたすら繰り返しました。女子は特にこの辺りの動きができません。動きのコントロールが上手くないのできちんと身に付けさせていく事が必要だと感じました。我慢をしないといけません。

その後は加速練習。ここも少しだけ形を変えました。やっていることは変わりませんが強調する部分をきちんと意識してから走りにつなげたいと思ったからです。この辺りは先日感じた部分があったのでそれを実施させました。国体等でなかなか練習が見れなかった間に少し動きが大きくなってしまっていました。じっくり練習が見れないと気づかない部分だったのかもしれません。スピードが上がりかけていたテスト前のスティック練習で走りが変わってきているにも関わらず加速段階で間延びする動きになっていました。時間がかかると思いますが今日の感じからすればかなり良い方向に進めると思います。ここに関しては思うこと、感じることがあるのですがまた書きます。多分(笑)。

さらにウエイトと補強。何度も書いていますがこれは欠かせません。特に動きの中での軸だったり、反発を上手くもらうことをかなり意識しています。走練習が一番大切ですが、それを支えるトレーニングが大切になります。今のうちの選手に足りないのはジャンプ系での反発をもらうこと、上手く身体を使うことです。昨年は避けた部分はやはりやらなければいけないと思っています。それをきちんと導入していきたいと考えて計画をしています。補強はかなりやりますが、出来るだけ効果的なものを継続していきたいと思います。ウエイトと補強の比率は補強のほうが割合がかなり多い。股関節系の補強でも引き上げる筋力を意識したものにしていきたいと考えています。まだまだやりたいことがかなりあります。時間を上手く使いながらやっていきたいですね。

走りを見て感じたことがいくつかあります。また別に書きます。
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最近のblog

2009-12-05 | 陸上競技
最近のblog、かなり分かりづらい内容になってきていると思います(笑)。頭の中に色々とイメージが湧いてきて書きたいことが出てきます。まー普通このような内容を誰かに話しても「この人何を言っているの?」という感じで流されてしまいます。真剣にこんな哲学みたいな話をしていても間違いなく引かれてしまいます(笑)。そういう意味でblogというのは良いですね。高校生や興味が無い人にとってはっきりいって難しいかもしれませんから、見なくなる可能性は高いですが(笑)。練習についてももちろん書いていきます(笑)。

元々自分の中に「考えていることを言葉にしたい」という欲求が強くあります。「想い」だけではなく、きちんと表現をしたいと。大学院に進んで「運動心理学」を学んだときに「感情を言葉で表現する」事の難しさを強く感じました。でもそれを探っていく楽しさはかなりのものでした。自分が考えていること、理念や捉え方を他者に伝える手段として言葉がある。自分の頭の中を整理するためにもその言葉を使ってまとめていく事がかなり重要になります。高校生と関わっていて「上手く自分の感情や考えを表現ができない」と感じることがあります。難しい部分ですからね。

私はblogを誰のために書いているのか?基本的には自分の頭の中を整理するためだと思っています。あとは自分の中にあるモノを出すためでしょうか(笑)。何度か書いていますが、私が思っていること、考えていることを真剣に話したら間違いなく人は引きます(笑)。これは競技に関しても同様。そこまで考えなくても走れるでしょうという感じになるのが話をしていて分かるのでこちらからあまり競技の話はしません。指導に関しても同様。話をしても分かってもらえないでしょうしそこまでの興味がないと思います。この手の話を出来るのはごく一部、理念や考え方について話を出来るのは師事している方くらいではないかと思っています。単に私が変わっているだけでないかという話もありますが(笑)。このblog、見ていて楽しくないんじゃないかと思っています。

中身が小難しくて何が言いたいのか分からない(笑)。それでも何人かは私の文章や内容を気に入って下さっているようです。直接お会いした時に誉めてもらいます(笑)。高校生や中学生が見ても分かりづらい内容になっていると思います。そう思っているにも関わらず、何故かアクセスはそれなりにあります。以前は100前後だったのが200位の人が毎日見てくださっています。多い日は280~300人くらい。何故だか全くわかりません(笑)。まずそんなに知っていることが不思議(笑)。芸能人のblogのように更新頻度が1日20回とかではありませんし、中身も私が勝手に書いているだけ。わざわざ他者に宣伝する事もありませんから知名度は低いはず。なんだか分かりませんがそれなりに支持されています(笑)。

何が言いたいのかといえば、これからも周りに合わせるのではなく自分のスタンスでblogを書いていこうと思うということです(笑)。これは競技に関しても同じですが、選手の意識レベルに合わせてやるのではなく、目標を決めてそこまで取り組むという姿勢を貫きたいと思います。だからblogの内容、面白くないと思います(笑)。練習についても書きますからそこは受け入れられるかもしれませんが、分かりづらい内容を書いているのでこれもどうかと(笑)。まー適当に見てやってください。適当に(笑)。
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ジョージアとの戦い

2009-12-04 | 陸上競技
ここ数年間、ジョージアのシールを集め続けています。正確に言うともう15年くらいはやっています。大学時代は周りの協力を得て学内のゴミ箱や売店の空き缶からシールを集めて応募していましたが全く当たりません(笑)。大学時代は何百枚と送っていたのですがさっぱりでした。1度、ゴールド会員なるものに選ばれて、100枚1口で10万円が当たるというのがあったのですがやっぱり当たりませんでした(笑)。当時は「100枚集められる人間なんてそんなにいないはず」だと信じきっていましたから当たると思ったのですが…。

今年も再チャレンジをしています。今年度は文化祭で空き缶アートをやったのでかなり缶を集めました。そね缶に付いていたシールを全て集めて応募すれば当たるだろうという計画のもと懲りずにチャレンジしました。みんなが集めたシールですから当たったらクラス内ビンゴをして豪華景品を持って帰る事が出来るというテーマにしました。私の中ではすでに「○○が欲しい」というのではなく「とにかく当てたい!」という欲しかありません。当たれば良いのです(笑)。手元にモノが残ることははっきりいってどうでも良い(笑)。

今回はシールが大量にありましたから、まずはそのシールを登録しなければいけません。以前は台紙に貼ってそれを郵送する形でした。集めるのは大変ですが応募は送るだけですから手間はかかりません。しかし、今はシールの裏側にあるシリアルナンバーを携帯を使って打ち込んでいき、きちんと認証されたら1ポイントという形です。一気に入力できるのが5ポイントずつですからかなり手間がかかります。1つ打ち間違えると間違いを探さないといけないのでこれがまた面倒。しかし、そんなことは言っていられないのでかなりの時間をかけて約650ポイント打ち込みました。何日かにわけて地道に打ち込んでいきましたがやはり大変でした。これだけの手間をかけて打ち込む人間がどれだけいるのか?本当にたくさんの人が応募しているのか疑問に思いながら650ポイントまで行きました。まず650枚シールを集められる人間がそれほど多くないと思いますし、それを地道に打ち込む人も少ないはず。これでもう当たったも同然の気分です(笑)。

実はもう少しで締め切りなのでデジタルテレビなどの大きな賞品は避けました。春先は自分で集めた約100ポイントを使ってPSPを当てようとしたのですが全く当たりませんでした(笑)。今回は週替賞品のDVDシアターセットに絞ってチャレンジ。1回が8ポイントですから80回は挑戦できます。週替ですからメイン賞品とは違って応募が少ないという判断です。その場で結果が分かるので何度も繰り返し応募できますからひたすらやりました。

結果は…すでに分かっている人が大多数だと思いますが、全く当たりませんでした(-_-;)。何なんでしょうか。イメージでは翌日にクラスの生徒に報告して大喜びしている状態だったのですが。blogで「やっと当たりました」と報告するイメージもあったのですが、皆様の御期待通りの結果となりました。いやー当たりません(笑)。本当に当たっている人間がいるのかすら疑問に感じます。

でも、諦めずにチャレンジし続けます。人間諦めたら負けですから(笑)。いつの日か必ず当てて見せます。宝くじよりは確率が高い気がしています。とにかく当てたい。ここまで来たら中途半端では終われません。必ずや豪華賞品を当ててやります。こういう「当ててやる」という欲が悪いのかもしれませんが…。多分何気なく1回チャレンジした人が当てていくのだと思います。でも「想い」が強ければ必ず届くはず。絶対当ててやる(笑)。

皆様の期待を良い意味で裏切って必ず当てます。いつになるかは全くわかりませんが(笑)。気長に待ってください(笑)。
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テスト3日目

2009-12-04 | 陸上競技
水曜日はテストの中休みでした。それなりに時間が取れたのですが、勉強最優先にしていつもの流れプラス短い往復走1セットで終了。その後はひたすら勉強時間に充てました。選手任せですが、きちんと出来るようになっています。まー当然ですが。

木曜日はテスト3日目、ここを越えれば折り返しです。練習の少し前に簡単に話をしました。「目標を実現するために」という内容があって、これまで繰り返し話してきた内容と重なる部分があったので頭に入れておくために話しました。また、リレーで戦っていくためにどうするべきか?ここも頭に入れておく必要があります。しつこく話しましたが表面上の付き合いだけではなく大切なのは「心」のつながりです。次の走者にバトンを渡すときに信頼して「任せられる」と思うかどうかで結果は大きく変わってきます。もう少し突っ込んだ話をしましたがそれは省略(笑)。とにかく強い想いを持ち続けることが大切だということを理解させたいですね。

その後はサーキットとウエイト。最近は身体を温めるのはサーキットで十分だと思っています。時間がかかるのでジョグはしません(笑)。時間といえば、ここ最近は効率的に選手が動くようになりました。今までは比較的余裕をもって練習と練習のつなぎをやっていましたが、最近は少しの時間でも確保しようとジョグで動きます。練習が終わってからのグランド整備に関してもとにかく早く動いて次の事ができるようにしようとする姿勢が見られます。冗談で「時間がないからRESTを1分にして次のセットをやれば他の時間が取れる」と言っていますが、他の事をやろうと思えば限られた時間の中でどう動けば良いかは見えてきます。短縮できるところは短縮していく。そうやって補強の時間を作ろうとする姿勢が出てくる。自分達が強くなるために何をすればいいかが見えて来はじめた感じでしょうか。グダグタと話をしていても強くなれるわけではありません。そんな暇があったら次の行動へ早く移る。少しの事かもしれませんがそれが大きな差になります。時間を有効に使えないというのは致命的だと思います。

話が逸れてしまいましたが、木曜日はウエイトだけにしました。1人水曜日に走った感覚が悪かったらしく、どうしても走りたいという事だったので動きの確認をしました。先週末発熱をして数日間身体を動かしていませんからそれも少なからず影響しているとは思いますが、技術的にズレが生じています。ここを少しずつ修正していかなければいけません。頭で理解しても身体で表現するのはやはり難しい。そこを繰り返しやっていくことで補うしかありません。中間の動きもでしたが、やはり最初の動き始めに課題がある気がします。まだまだですが、何とか感じはつかめたようです。先は長い(笑)。

その間他の者はウエイトをしていました。こちらは全く見ていないので分かりませんが、話をしたばかりなので問題はないはずです。まー話をしていなくても最近の感じからすればしっかりと取り組めるはずなのですが。1時間程度やってからすぐに勉強会に移りました。とにかく勉強させます。集中力の問題です。

テストも残すところあと2日。しっかりと取り組ませたいと思います。
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