kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

2年生が練習に復帰

2009-12-14 | 陸上競技
2年生が修学旅行から帰ってきて、全体練習に参加できるようになりました。少し思うことがあったので本来なら代休で休みなのですが朝練の時間に集合させて女子だけのミーティングをしました。3年生のmisatoも呼んで少し話をしてもらいました。この1年間での劇的な変化の裏にある見えない努力について話をしてもらいました。私の言葉よりも、自分達が目標にしていた選手がどのような取り組みをしていたのかを本人の言葉を聞くほうが効果があると思ったからです。自分達がやっている努力と1年間エースとしてチームを力で引っ張っていくための覚悟を持った努力の差は大きい。本人からの言葉を聞いて心が動かないようではインターハイを口にする資格はありません。考えてもらいたいですね。

今日は私も2年生の授業しかなかったので休みをもらって2年生の練習に付き合いました。2年生は午前と午後の2部練習にしました。選手も私もよくやります(笑)。午前中は基本的な事を時間をかけてやりました。修学旅行前からかなり動きが狂っている部分がありましたから、何がどうなっているのかを説明しながらやっていきました。大きなことではありませんが、動きがズレているという事でスピードが上がらなかった部分があります。時間はかかりますがどうしてもやっておかなければいけないと思います。
かなりの時間をかけましたが、タイミングが取れ始めました。膝の引き出しに関しても少し意識させかたを変えました。ハードルで実施する動きを取り入れてみると膝を絞める事と腰の移動の感覚が少しつかみやすいようです。加えてタイミングを強調する動きを入れてみました。もう一度1から作り直すという位の気持ちがあります。まだ7割くらいの修正ですがもう少し時間をかけて取り組みたいと思います。

午後は合宿参加の1年生を除いたメンバーで実施。午前中にやった動きと基本的な脚運びを繰り返しやりました。午後からはこれまでやってきた動きに加えて試合の時にやっている動きをしました。加速段階も繰り返し実施。昨日の走りの中で感じた部分を修正する必要がありました。これも午前中に地面に力を加える動きが強すぎて狙いとする動きが出来なかった事から感じた部分を改善するための取り組みをしました。「結果的にそうなる」と感じる部分があったので、別の部分を意識することで目指す動きをさせたいと思いました。繰り返しやっていく中で明らかに動きの変化が見られました。現場で考えながらやっていくと見えてくるものがあると強く感じました。

そのままの流れでスティックドリルをやってから短い距離を走りましたがかなり良かったですね。2年生の動きがやっとシーズン中の動きに近づいてきました。まだスピードが足りません1週間前に比べると走っていない割に動きはかなり良かったと思います。中でもakaneは驚異的な走りでした。男子と走っても遜色ない走りでした…。60mを4本中3本男子と走りましたがほとんど差がありません。力がついてきていると感じていましたがここまでとは…。他の女子が勝てないはずです。考えられない強さがあります。これが安定して本物になればチーム自体が劇的に強くなります。まだまだ油断はできませんが、中四合宿でもかなりの力を示せるのではないかと思います。ショートスプリントでも戦えそうな勢いがあります。常に手綱を引いておきます(笑)。

チームの練習を見るのが非常に楽しいですね。本気で取り組む姿は可能性を感じさせます。その意欲に応えられるようにしっかりと取り組んでいきたいと思います。
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県合宿2日目

2009-12-14 | 陸上競技
今回の合宿は1泊2日なのであっという間です。練習終了を早くしなければいけなかったので午前中にしっかりと走ることにしました。ウォーミングアップはジョグではなくメディシングボールを使って実施しました。身体を温めるのが目的ですからジョグをする事にこだわる必要は無いと思っています。正直最近アップは全てサーキットですからどれくらいジョグをしたら温まるかわかりませんし(笑)。これだけでかなり汗をかいていましたからアップとしては問題はありませんね。

その後は前日のハードル基本をもう一度やることにしました。400mHパートとしての練習ですからハードルをやらないわけにはいかないですからね。何年か前の合宿では1度もハードルを跳ばなかった気がします(笑)。さすがに良くないと思ったので最近は入れています。基本的には速く走れる事が大切なんでそれはそれで良いと思うんですが(笑)。
前日の続きとして動きを確認しました。比較的スムーズに練習に取り組むことができたと思います。実際にハードル走をしましたが男子は5歩、女子は6歩で行ける距離を設定しています。高さは1つ下げていますからハードリングがどうこうというよりも上手くコントロールするための練習がメインです。逆足がある程度使えるようになってきています。2日だけでもやれば随分違ってきます。慣れだと思います。

その後はリレー形式の走り込みです。学校でやるときはかなり競り合いますが、合宿では各選手の意識が違うので力を使いきることが出来ない者も出てきます。単純にセット走のほうが良かったかもしれませんが、こういう練習形態でないときちんと追い込むことが難しい部分もあります。普段しっかりと追い込む練習、つまり力を使いきる練習をしている選手はいいですがそうでない選手はこういう場面でなければ追い込めません。本当ならかなり本数を増やしていきたかったのですが、さすがに無理だろうと判断して1セットの本数を減らしてセット数を増やしました。
合宿に参加しているsakiはかなり走れるようになってきています。持ちタイムが違うのもありますが、周りを寄せ付けないスピードがありました。随分戦えるようになってきたと思います。これが本物になれば面白い。

しかし、午後から実施した補強ではsakiは人並みでした。うちのチームは絶対に他の選手よりも補強をしています。それでも人並みというのはやはり問題です。身長が高いのもありますから普通にやっていても基礎筋力は上がりません。他校の選手より少しくらい強いというのでは目指す場所では戦えませんから。この辺りはこれから数ヶ月本気でやれたら必ず克服できます。目指す場所に向けて取り組ませたいと思います。出来れば必ず戦えるようになります。県のレベルでは考えたくありませんからやるなら徹底的に上を目指したいと思います。

全体のレベルをもう少し上げないといけないと感じました。自信過剰と思われるかもしれませんが、来年の県総体では400mHで表彰台独占、3人が中国大会決勝で戦うのが目標です。3人目が64秒台を狙うつもりです。県内の女子の400mHを牽引していきます。

細かくは書かないですが感じることがたくさんありました。選手によっては意識レベルの差があるのは確かです。うちの選手、やはり意識レベルがかなり上がってきています。そういう部分も実感できた合宿でした。他校の刺激になればと思います。

私自身合宿での指導スタイルについて考えていく必要があります。反省すべきはしっかりと反省して考えていきたいと思います。もう少しレベルを上げていかないともったいないですね。全く答えは見えませんが考えていきたいと思います。
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県合宿1日目~ハードル基本と走り~

2009-12-14 | 陸上競技
1日目の練習、とにかく基本的な事をやろうと思っていました。ハードルという種目、巧緻性と言われる器用さが必要となります。普段どのような練習をしていたとしても参加した練習の内容がある程度出来なければいけないと思っています。筋力的な事もあり上手く動きが作れない者もいましたが、それをやってみようとする気持ちがあるかどうかで身に付く度合いが違います。まー自分の意欲次第ですね。

前の記事にも書きましたがハードルの台数が少なくて男子は正規のハードルを一番下まで下げてやりました。かなり低いのでそれほど動きに問題はないと考えていました。身長がそれほど高くないというのも影響してるかもしれませんが、上手くできません。難しいですね。

練習自体は基礎的なハードル練習をしました。400mHのための練習としては必ず両足を使えるように指導をしています。利き足ほど上手くならなくても良いですが最低限のレベルではハードルを越えてもらいたいので。実際のレースでは2回位しか使いません。しかし、いきなり2歩増えるのと1歩でカバー出来るのでは減速が違います。逆足を使うことで少しでも減速が抑えられるなら意味があると思います。まー速く走る方が100%タイムは短縮できますが戦術的にも生きてくるので取り入れています。意識してやるだけで確実に動きに変化が出てきます。ここにも差がでます。少しハードル走をやりましたが、雨がひどくなってきたので終了。午前中はかなり軽めに終わりました。

午後からはもう少しハードルを跳ぶことに。400mHの特徴であるカーブのハードリングについてです。ここに関しては腕が重要だと考えています。カーブでは遠心力が働くのでどうしても外側に振られます。ハードルを越える時には空中で外に振られますからそこを上手くコントロールしなければ次のインターバルが走れなくなります。そこを上手く持っていくことが重要です。

他のパートが練習でレーンを使うということになったのでハードル練習をある程度の所で止めました。周りに迷惑にならないようにしなければいけませんから(笑)。400mHは練習場所が広いスペースにハードルを置くことになるので他のパートの練習の邪魔になります。1つのグランドでやっていくので非常に難しくなります。まーあとは走るだけですから問題はないのですが(笑)。

2日目に150mをしっかりと走ろうと思っていたので1日目の走練習は120mにしました。練習時間も限られているので出来るだけ短時間で終わらせる必要があったので。120mを女子は6人一斉にやりました。かなりの走力差があるのでその差を感じてもらう意図もありました。先ほども書きましたが400mHのタイムを上げる一番の近道は走力アップです。400mで戦えないから400mHにという選手もいますが、やはりそれでは差は埋まりません。きちんと戦うためには走力を上げていく必要があります。うちの選手は2レースしか出ていないので実績はありませんが、力的には67秒台の力はあります。400mも2回しか出たことがありませんが、1回目が64~65秒、2回目が61秒9ですから県でいえば上位レベルです。そこを体験してもらうのも合宿の効果だと思います。県で6番以内に入って中国で戦うことを考えたらもっとやることはあるはずですから。
実際に走るとやはり差がありました。それでもなんとか付いていこうとする姿勢が見られます。1年生が多いので伸びる確率は非常に高いと思いますから、それをどこまで自覚してやっていけるかだと思います。それなりに走りましたが最初から最後までスピードを維持できるのはうちの選手ともう1人だけ。普段から鍛えられています(笑)。走る前からかなり言っていたので女子は1本目からスピードを出して走ります。普段の練習である程度走っておかないと本数は持たないでしょうね。

価値観の違いもあると思いますが、上のラウンドで戦おうと思ったらかなり質の高い走りを求められます。県大会、中国大会で戦うことを考えたら最低3本は走らなければいけません。力を温存しておけるだけの実力があっても、上のラウンドでは絶対にしっかりと走らなければいけなくなる。そのためにはタフでなければいけないと思っています。楽々通過だからといって余裕を持っていきすぎるのは次につながらないので、最低3本はMAXで走れなければ戦えない。3本目でベストを更新しなければ上のラウンドには進めませんから…。
この辺りの話しもかなりしておきました。通常のチームであれば400mHで上のラウンドで戦える選手はマイルでもエース級ですからマイルの予選も走らなければいけません。それくらいが走れる覚悟は必要です。

合宿の内容というよりは単純に考えている事を書いたという感じでしょうか(笑)。お許しを。
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県合宿1日目~選手の雰囲気~

2009-12-13 | 陸上競技
県合宿今回も指導は400mHでした。夏の地区合宿で感じていたのですが、合宿は基本的に本人のやる気次第です。それなりに投げ掛けはしますが、吸収しようという意欲が出てこない選手にこちらからアプローチしてやる気にさせるのは合宿の狙いが違ってくると感じました。強くなりたいという意志が出ていない子を合宿で意識改革をする必要はない。そう感じていたのでそういう指導をしました。冷たいかもしれませんし、無責任と言われるのかもしれませんが学校とは違うと思います。学校であれば繰り返し繰り返し話をしていって「やる気」にさせることが必要ですが、2日間で劇的に意識が変わるほどの指導力は持ち合わせていません。学びに来た者だけで十分だと思います。

練習はハードルの基本的な動きを中心にしようと考えていたのでそのための練習をしました。一応、400mHが専門なのでそのノウハウの一部を紹介することで選手に役立てぱと思いました。参加者は男子が3人、女子が6人。全員が中国大会を狙っていく位の競技レベルでずば抜けて強いという選手はいませんでした。逆にこの中で力を示していければ間違いなく精神的に優位に立ちます。その辺りをどれくらい分かって参加できているでしょうか。

非常に残念な事ですが男子はあまり意欲が感じられませんでした。私が練習の説明をしている時も他のパートの練習を見て話を聞いていない…。「やる気が無いなら帰れ!」と言いたい所ですが周りが喜ぶので止めておきました(笑)。それなりに頑張るというのではもったいないと思うのですが…。お金を払って合宿に参加しているのですから吸収しようという姿勢が欲しいですね。

ハードル練習は低いハードルでやろうと考えていたのですが、競技場に小学生用のハードルがありませんでした。それにより男子は試合用のハードルを一番低くしてドリルをしましたが、痛いとか出来ないとか言い訳が多い。3年前なら間違いなくぶちギレですが、大人になったので流しました。明るく頑張れるように持っていきました。
別にその選手達を否定するつもりはありません。しかし、うちの練習ではあり得ないと感じました。「出来ない」ではなく何故「出来るようになろう」と思わないのか?当人達に悪気は全くないと思います。強くなる方法が分からないだけです。その都度諭すように話をしますがなかなか難しいですね。

一つの要因として2年生が少ない事があります。男女合わせて2年生は2人だけ。練習を引っ張っていこうとするリーダーシップを発揮できる選手がいませんでした。声を出して場を盛り上げることも雰囲気作りとしては大切です。積極的に人と関わろうとする姿勢がないですからなかなか強くなってやろうという感じが伝わっていきません。課題かもしれませんね。

女子はかなり前向き。70秒から72秒くらいの選手ばかりですが強くなろうとする気持ちが見えます。ハードルで上手くできなかったら出来るまでやろうとする姿勢が見られます。こういう姿勢は好きです。当然ですがうちのsakiは1年生ながら先頭に立って練習をしていました。ハードルに関してはまだまだ荒削りですが将来性を感じます。
学年は関係ありません。強くなろうとする意欲の問題だけです。そこが最後に差となって現れます。これから半年後に必ず現れてくると思います。

悪く評価するつもりはありません。率直に感じた参加者の様子です。練習の内容に到達するまでの文章が長すぎますね(笑)。眠いので続きはまた書きます。お許しを…。
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県合宿

2009-12-12 | 陸上競技
今日から県合宿が始まります。いつもより少し早い日程で1泊2日で実施されます。2年生が修学旅行で不在のため参加者は1年生の女子2名。寂しいものです。なんだかんだいっても選ばれるだけ光栄なのですが…。

私もコーチとして合宿に参加させてもらいます。担当種目は…何でしょうか(笑)。確率的には400mH担当かなと思っています。というかそれ以外やったことがありません。コーチ委嘱の話があったときに400mHの指導者にogawa先生を薦めておいたのですが…。短長が見たかったので(笑)。まー行ってみたらわかると思います。

どれくらい人数が集まって、どれくらいのレベルなのか分かっていませんからとりあえず行ってみてから様子を探りながらやっていきたいと思います。他校の選手の状況がわかりませんから実際に見てみないと判断できません。特別なことをやろうというつもりはありません。少しだけでもプラスになればと考えています。

心配なのがうちの練習です。1年生男子3人を置いていかなければいけません。自分達で出来るとは思いますが、3人しかいませんから色々と不安です。そんな所に3年生が「練習を手伝いたい」とメールをしてきてくれました。いやー本当にありがたいことです。2年生がいない間、かなり手伝ってくれました。1年生女子はその事に対する感謝を日誌にも書いていました。これが「心」が動くということです。何故手伝いに来てくれるのかを考えていく必要があります。当たり前ではない。分かるか分からないかだけの差ですが大きな違いがあります。それを感じながら取り組めるようになってもらいたいですね。

なんとか天気は持ちそうな感じです。寒くならないことを祈ります。私が苦手なので(笑)。
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きつい練習=悪か?

2009-12-12 | 陸上競技
朝は雨でしたが気がついたら止んでいました(笑)。朝は1年生に任せて補強をさせました。誰かに指示を出されて動くのではなく、自分達で考えて必要なトレーニングをするというのも大切なことだと思います。

明日から県合宿があるので午後は軽めにしようと思っていました。今週はそれなりに練習をしていますから抜くのも必要です。まーそれでも普通の学校の練習量くらいはあるでしょうか(笑)。1年生しかいない中で1名具合が悪くなったので早退。ついに練習は3人になりました…。それでもやるべきことはやらないといけませんから関係ありません。ひたすらやります。

この2日間確認してきた動きを実際の走りに結びつける。そこが大事です。ドリルはあくまでドリルですから。基本的な動きをやってから加速練習につなげていきました。とはいってもここから私は所用により学校を出ましたからどこまで出来たかはわかりません。この程度の練習がきちんと出来なければ強くなることはできません。やって当たり前のレベルです。戻って来たときには全てが終わって補強をしていました。詳しく聞くのを忘れていましたがどうだったのでしょうか。感覚的に良いものをつかめたらと思います。

所用で他校の先生と話をしたのですが、やはりうちの練習のことについてかなりの噂が流れているようです。その方はある程度分かって下さっている様子でしたが、色々な所から聞くと言われていました。考えられないくらい走り込んでいると思われているみたいです。だから中学生は敬遠するのでしょうか。スポ少がいる前でも走るときは走りますから保護者から話が出るのかもしれません。まー仕方ないかもしれません。実際に選手の意見を聞いてもらいたいですね(笑)。高校に入ってからの伸び率はかなりのものだと自負しています。きつい部分があるのは否定しませんが、本人達が強くなろうと必死にやっている姿を見てもらいたいものです。批判されている部分があるのかもしれませんが、純粋に強くなろうとしている姿を見て「かわいそう」と思うのでしょうか。聞いてみたいものです。
中学時代にそれなりの実績があっても、今のうちの選手に勝てない選手もたくさんいます。別に高飛車になるつもりは全くありませんが、選手の取り組む姿勢が違いますから当然だと思っています。がむしゃらに強くなろうとする姿は美しいと思います。その姿を見て「そんなにやらなくても…」と言われるならそれまで。価値観の違いです。人生の中でそれだけ必死になって何かに取り組めるものがあるか?斜に構えてそれなりにやる、言い訳を作りような人間を育てようとは思っていません。理解してもらえないかもしれませんが、そこまで必死になるから人は成長するのです。温室育ちで適度にやってい選手には絶対に分かりません。社会を生きていくのは学力だけではありません。必死にならなければ身に付かない力があるのです。

少し感情的になっているかもしれませんが、私が楽しむためにやっているわけではありません。競技を通じて人として成長することが狙いです。必死になっている選手の姿を見てもらいたいものです。

それでもうちに来て競技をやりたいという選手も少なからずいます。先日も書きましたが覚悟があります。だから強くなれる可能性が高くなる。そういう選手を大切にしていかなければいけません。絶対に戦えると思います。
県を代表するチームになってきていると自負しています。競技力だけでなく陸上競技に真剣に向き合う姿勢は他校には負けないと思います。数年前には「勝ってはいけない」と思うことも多々ありましたが、今は全く違います。周りから応援され、期待されるチームになっています。ひたすら進みます。本当に道を間違えているならきっと周りが言ってくれます。だから進みます。純粋に目標に向かって進む選手と共にやっていきたいと強く思います。

あくまで私見です。不愉快に思われるかもしれませんが強くそう思っています。最終的に選手のためになると信じて…。
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考え方を変える

2009-12-11 | 陸上競技
昨日は本当に短時間でしたが1年生に話をしました。2年生が居ない今がチャンスですから(笑)。1年生が変われば更に2年生にも刺激になります。この機を逃すのはもったいないですから。

実は先日から「練習日誌の効果」について考えていることがあります。1週間位前に夜中に目が覚めて「論文を書こう」と強く思いました。何故だか全く分かりませんが、事例研究として論文を書いてみたくなりました。そこで選手に話をして日誌を持ってきてもらいました。それを見て「心の動き」を見ていこうというものです。

日誌を見ていて感じたことを選手に話しました。詳しくは書きませんが、入学当初の練習日誌は本当に書くだけでした。「今日はきつかった」から始まり、「~が上手くできなかった」と日々の練習を書くだけでした。本人も言っていましたがひどい(笑)。内容と言えるものはありませんでした…。ここに関しては今の1年生女子のほうが若干良いかもしれません。

日誌の内容は割愛しますが、見ていくと内容に波があります。ここに関しても選手には話をしましたが、「注意を受けた」後の2日は日誌の内容が深くなります。しかし、また元に戻る。本質的な理解ではなく、「怒られた」事に対して「気を付けよう」と思うだけだったのだと思います。一時的な変化では意味がありません。表面上で分かったつもりになっているだけでは、結局同じことを繰り返します。私自身その時には明確にその事を把握できていませんでした。しかし、日誌を見ると「甘い」と書いている頻度が高かったですね。

1年前にある事があってかなりの注意をしました。口頭で話をして、日誌にも書いて、メールでもこちらの意図を伝えていきました。その事に対して本人に考えさせ、保護者にも自分の考えや感じたことを話すように言いました。その日から日誌の内容が劇的に変化しました。毎日自分の「心」と向き合い、それを表現するようになったのです。顔つきも一変し、取り組む姿勢も別人のようになりました。春先に怪我をしてしまいましたが、それからも前だけを見続けてやってくれました。チームの中で「エース」として誰からも認められ信頼される存在へと成長してくれました。この事はまた別に書きます。いつの間にblogの内容がこの子の成長に関してに変わってしまうので(笑)。

誰もが最初から「何がなんでもやってやる」という気持ちでいるわけではありません。大多数の選手がそれなりにやっているだけです。しかし、「心」が変われば全てが変わります。「考え方」を変えていくためには自分でしっかりと話を聞いて、それを考えていく必要があります。1年生には日誌を使って自分自身と向き合い、自分の「心」を変えていく努力をするように伝えました。表面的な変化を求めても意味はありません。毎日書く日誌を上手く使えば自分の「考え方」を変えていく事が可能になります。

過去、「先生に良く思われたい」ときれい事を書く者もいました。それは意味がない。自分がその日の練習で何を感じ、どうすれば課題が克服出来るのかをしっかりと考える。技術的な内容を詳しく書く日誌はあまり意味がありません。単に「その日にやったこと」を書くだけですから。本当に変わるためには自分の「心」を変えていかなければいけないのです。

短時間ですがその事について話しました。これも今まで何度も話をしてきたことですが、1年生にとっては今がチャンスだと感じました。昨日提出した日誌がここ最近では一番「変化」が見られる内容だったからです。これを本物にする。選手だけでは難しいですから私が後押しをする。そうやって変化を生み出していく事が重要だと思っています。

話をしている時、かなり顔つきが変わってきました。これが一時的なものではなく、本物になればかなり面白いと思っています。こちらが与えるチャンスわ生かすことが出来るのは本人次第。見ていきたいと思います。もちろん繰り返し言い続けますが(笑)。

また別の機会に日誌の効果については書きたいと思っています。論文にしようかと思っているくらいですからblogに簡単に書けるような内容ではありません(笑)。見ていて内容のあまりの劇的な変化に驚きましたから。それに伴い取り組み方も別人のようになりました。それまでの内容が甘すぎるという話もありますが(笑)。これは本人も認めているので(笑)。地道に毎日続けていくモノの効果はやはり素晴らしいと思います。選手に伝わると全く違うものになります。期待したいですね。
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基本とウエイト

2009-12-10 | 陸上競技
今日は朝から微妙な天気でした。その上、1年生が1クラス学級閉鎖になりましたから練習参加者は4人…。雰囲気が重たくなりますが、そうならないように事前に3年生にお願いして練習を手伝ってもらうことにしていました。本当にありがたいことです。1年生はこの事の意味を考えなければいけません。全てが当たり前ではないのですから。
天気も微妙な感じだったので朝からサーキットをしました(笑)。基礎筋力は随分上がってきましたがしっかりとやっていきたかったので。朝2セット、夕方2セットで50分近くはサーキットをやっていることになります。かなりの時間を身体作りに充てています。春に強くなっておくためには地味で苦しい練習を続けていかなければいけないのです。冬の間に地面にしっかりと根を伸ばしていく植物のように、春に大きな花を咲かせるためには地味で目立たない努力を続けていく必要がある。余程の強い意志がなければ全力で続けていくのは難しいと考えています。

木曜日はウエイトの日にしていますが、せっかく時間があるのでもう一度ドリルをすることにしました。昨日やった動きをその場でやることで更に動きを確認しました。今日は3年生も手伝ってくれていますから私が説明した部分と異なる動きをしている場合は細かく修正をしてくれます。これも大きい。たった4人しかいないのに指導者が1人、サポートが1人ですから贅沢な話です(笑)。最近私がやろうとしている動きとは異なる動きをドリルでやり始めていました。もう少し様子を見ようと思っていたのですが昨日目に余ったので修正。3年生は火曜日に見たときに疑問に思ったようで今日質問してきました。考えたら分かる部分ですから。
やるべき動きに絞って繰り返しました。この時何故そのような動きになるのかも説明しました。あまり詳しく知らなくても走れるので、情報を与えすぎることが無いように最低限の説明に止めました。成長です(笑)。選手が頭でっかちになって技術論を語り始めたら絶対に強くなりません。情報を追いかけてしまいますから。必要最低限の情報でなければいけません。1時間程度は外で出来たので非常に充実していました。本当はそのまま少し走らせたかったのですが、雨が強くなってきたのですぐに打ち切ってウエイトへ。風邪を引きたくないですからね。

あとは1時間程度ウエイト。ここをやるのに人手が足りないので3年生を呼んでいました。補助がいないと出来ない部分がかなりありますからね。3年生のおかげでかなりスムーズに進めることが出来ました。この辺りが部活を続けてきた成果でしょうか。気配りが出来ますから先を見越した行動が出来ます。この辺り下級生は見習わなければいけませんね。まだまだ差があります。
ウエイトをじっくりと見てみると瞬発系のウエイトの重さとスピードが上がっていました。今の2年生が1年次よりは間違いなく強いですね。動きもシャープになってきています。走れるようになるはずです。

ウエイト後は更に動きの中での補強。これが今年の最大のテーマです。筋力を上げるだけではなくそれにきちんとした刺激を与えて目的にあったものにしていく。ここが出来なければやればやるほど動きが悪くなる気がしています。筋肉を付けることが目的ではありません。速く走る事が狙いですからそのための練習をしていかなければいけません。特に体幹は意識しています。股関節と合わせて出来るように工夫していますから、もうしばらくすると効果が出てくるのではないかと考えています。すぐには成果はでませんからね。ここで継続できるかどうかが大きな鍵となります。人数は少なかったですが声が出るようになってきました。これだけでも成長です。雰囲気作りを1年生がするようになっていくというのは今後につながりますからね。

最後に簡単にミーティング。ここ最近強く感じていることについて話をしました。日誌についてです。正確にいうと「日誌の内容の変化」です。この話をしている時、選手の顔つきが変わっていくのを感じました。出来るだけ分かりやすい言葉を使って伝えるようにしています。どうすれば強くなれるかについての大きな鍵になると思っています。表面上の理解に止まらず本当の意味を理解していくと必ず変わります。今までにそれを見てきましたから。私が何を話しているかを理解しようとできるか?大きなポイントになります。ここに関してはまた別に書きます。多分(笑)。

2日間ですが顔つきが変わりつつあります。やっと競技者の顔になってきました。非常に楽しいですね。人の変化を目の当たりにできるというのはあまりありませんから。本物にしていきたいですね。充実した練習でした。明日もしっかりとやりたいですね。
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自分のために

2009-12-10 | 陸上競技
1年生だけにミーティングをしました。正確にいうと練習を手伝いに来てくれた3年生が1人混じっていたのですが(笑)。よく考えてみると1年生はきちんと話を聞く機会が他の学年に比べて格段に少なかった気がします。最近、ある考えがあって過去の練習日誌をコピーして見ているのですが(これはまた別の機会に)、今の3年生は事あるごとにミーティングをしています。それだけチームが出来ていなかったという事だと思っています。何度もこちらから訴えかけ、自分達で話し合いをさせなければいけない状態だったということですから。それでもチームが機能しなかったのは「心」を動かすことが出来なかったから。全て私の力不足だと思いますね。

この1年間はかなりチームとして機能し始めましたからそこまで言わなくても自分達で考えられるようになってきました。しかし、ここで止まっていたらきちんと全員が理解しておかなけれは崩れてしまう危険性がある。これまでの経験上「分かったつもり」で「全く分かっていない」というのがかなりありました。今の3年生ですら表面上の理解で終わってしまっていた部分がありましたから…。そこがきちんと分かってからは劇的な変化を見せました。1年生はまだまだ分かっていないと思います。だからきちんと話をする必要がある。

2年生がいないこともあり、「甘さ」について話をしました。いつも上級生の後ろについて行くだけで自分達から行動することが出来ない、実際のレースでスタートラインに立つことが出来るのは自分だけです。他の誰かに頼ってばかりでは本当の力は付きません。誰のためにやるのかを本当に理解できない限り、絶対に効果は上がらないのです。自立しなければいけません。誰のためなのかを考えるべきです。

また、自分自身の「弱さ」に勝たなければ本当の練習にはなりません。火曜日の練習、1本目から力を出し切れない者がいました。私が「行け」と叫んでからスピードが変わりました。また、サーキットで動きが小さくなり、個別に「大きく」と言ったら動きが変わりました。やはり、ここに最大の問題がある。元々出来ないことをやるのにどうこう言っているわけではありません。「やれば出来ることをやらない」というの最大の問題なのです。これが強くならない最大の要因だと考えています。小さな事かもしれませんが、ここが大きいと思っています。自分のために最大限の努力ができないという選手は絶対に強くなりませんから。

甘さを捨てる。自分の中にある弱さに打ち勝って苦しくても自分のために努力ができる。そこの部分ができるかどうかが強くなるための最低条件であり、最大の要因だと考えています。「自律」です。ここが出来るようになれば必ず強くなると思ってます。何故なら日常生活にも活きてくるからです。行動の判断基準を「正しいかどうか」に置ければ自ずから行動が変わってきます。楽をしたいという衝動は誰にでもありますが、そこを抑え込んで自分が目指すもののために努力をする事ができる者が強くなることができる。シンプルな事ですが出来るかどうかで大きな差になります。

この手の話を真剣に話しました。誰のためになるのか?人は変わる気になればその瞬間から変わります。変わる意志があるかどうかだけの問題です。心から変わりたいと思って行動できればその瞬間から変わります。人にはそれだけの力があります。1年生が大きく変わればチーム内の力関係が変わります。それが出来れば目標に近づく事ができる。全ては自分自身のためです。

心が変われば全てが変わる。そう思って話しました。
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1年生だけの練習

2009-12-10 | 陸上競技
水曜日から2年生が北海道へ修学旅行に行ったので練習は1年生だけとなりました。かなり人数が少ないですが、逆にしっかりと練習を見ることができます。これはこれでかなり貴重な機会です。強くなろうという意欲さえあれば、自ら吸収をするチャンスです。前日話をしたのもありますが、女子の2人は日誌に「強くなるチャンス」「自分が引っ張る」と書いてありました。この気持ちが本物であれば数日間で大きく変わってくると思います。

練習はサーキットからでしたが臨時の会議が入ったので少し遅れていきました。人数が少ないので気になっていたのですが、3年生が手伝いに来てくれていました。1年生だけでは円滑に出来なかった部分を助けてもらいました。感謝すべきですね。
そのままミーティングをしました。2年生がいない時だからこそきちんと伝えていかなければいけないことがあると思いました。普段2年生の後ろについて行動をしている1年生が初めて自分達だけで動きます。だからこそ1年生に甘さを自覚させることができる。そう思いました。前日の練習で最初からスピードが出せなかった者やサーキットで動きが小さくなってしまった男子はまだまだ自分の中の「弱さ」に勝てなかった。少しのことですが大きなことです。この辺りの自分の中にある「弱さ」を制御できるか。簡単ではありませんができるはずです。人間は変わろうと思えば必ず変われます。それが本気かどうかだけ。1年生にどれだけ伝わるかです。

その後は時間をかけて動きの確認をしました。前日の時点で選手全体に「1年生の練習をしっかりと見る」約束をしていましたから(笑)。天気が持ち直したので速い動きの意識のためにラダーを実施してからドリル。ここも数ヶ月振りにじっくりと見た気がします。制止した状態からの脚運びを意識してから動き始めました。1つ1つの動きの意味を説明しながらやっていくなかで動きがどう変わって行くのかも話しました。なかなかここまで時間をかけることはありませんから貴重な練習になったと思います。
先ほども書きましたか、意識が変われば様々な事が変わります。変えようと思うかどうかの問題です。女子の2人は気持ちがかなり前向きになっていますからそれが動きに顕著に現れます。ショートをやりましたがスピード自体も出せていました。意識して習得しようという気持ちがあれば動きもスピードも変わります。まだまだ安定していないかもしれませんが、前日よりも更に動きが良くなっています。4ヵ月後が非常に楽しみですし、県合宿でも存在感を示せるのではないかと思います。かなりの期待をしています。

走練習は軽めにして補強をしました。1ヵ月前から始めている事があるのですが、どうも動きがいまいちなのでesaki先生に聞いてみたのですがやはり私が気になっていた動きをしていると体幹強化にはつながらないとのこと。腕を鍛えるだけで終わってしまうとのアドバイスを頂いたので早速別の形で実施してみると狙い通りの体幹に負荷がかかり始めました。最近はほとんど自分で身体を動かさないようになっていましたから、負荷がかかる部分を把握するのは選手との会話だけでした。反省しなければいけません。動きながらの体幹補強、やっているうちにバリエーションを増やすことが出来ました。基本的な部分が同じですから力を使う方向を少し変えるだけでずいぶん違います。収穫あり(笑)。

人数が少なかったですから細かいところまで見ることが出来ました。かなり充実した時間を過ごすことが出来たと思います。ミーティングで話した内容がどこまで伝わるかで劇的な変化につながるかどうかが決まります。全てを決めるのは自分自身。甘さを捨てていければかなりの力が身に付くと思います。期待したいですね。
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