かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

MIAMI POP FESTIVAL

2013年11月15日 | Music

今日は、明日のゴルフのために、外泊予定。
まだ、朝だけど、この前ゲットしたCDの話をちょっと。



ジミヘンの新しいライブ盤が出た。
1968年5月のマイアミポップフェスティバルの時の演奏だ。
歪んだ音なども入っているが、演奏部分の音は、しっかりしており、ワイルドで、緊張感のある演奏が聴ける。

ライナーノーツによると、モントレイのフェスは行われていたが、東海岸でのこの種のフェスは、このマイアミポップが初めてだったという。そしてその主催者が、LANG氏。この年の12月には、別の主催者により、2倍の規模で、マイアミポップフェスティバルが開催されたが、翌年8月に、LANG氏が、あのウッドストックを成功させた?のだ。そういった意味では、一連の流れの端緒となったのが、本コンサートでそのメインが、ジミヘンだったということになる。
ウッドストックの時と違って(出演が朝になり、聴衆が残っていなかった)、観客の反応もよく聞こえるし、何しろ、演奏がチャレンジング、アグレッシブだ。

ジミヘンは、モントレーと、マイアミのフェスを経験し、ウッドストックのトリを務めた。フェス創成期のヒーローでもあったことがわかる。

ジミヘンファンは、マストか?


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マッカートニー・ミュージック

2013年11月14日 | The Beatles



まぁよくこんな本を出したもんだ。
来日が決まってから、書いたんじゃ間に合わないだろうから、便乗本ではないのだろうが、どういう人をターゲットにした本なのか。後書きを見たら、やっぱり1年近くかかったというから、便乗本ではない。ちょうど、発売時期に、PMの来日が重なって、思わぬラッキーになっている可能性大。
でなければ、相当マニアックな人しか、手を出しそうもない本。自己満足本とでも言おうか。

著者は鈴木惣一朗さん。PMの全曲について、わがままコメント。そして、黒田氏、藤本氏とのわがまま対談が付属する形式。
全ページが、パラパラ漫画になっている。途中、漫画もついている。
といっても、さっぱり訳がわからないだろう。

やっぱり、この本の問題は、コメントが、あまりにも主観的な点。それと、形容詞が限られる。この程度だったら、私にも?
人の好き嫌いは、必ずある。
主観だから、うなずけるところもあるが、えぇ?ってコメントもある。
でも、最新のNEWまで、全曲に対し、コメントと対談を行ったというのはやっぱり凄いのかな?
いややっぱり、このレベルだったら、H/Pレベルで、発信した方が、普通かな?

牧野氏の、これまた主観的な、音盤青春記付。

全部、読み通す気には、ちょっとならない。




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ザ・ビートルズ・マテリアル ポール・マッカートニー

2013年11月13日 | The Beatles



本書は、便乗本ではないが、後書きに、11年振りの来日は、嬉しいが、おかげで本書の締切が2週間前倒しになったとある。
ビートルズ、JLに続いての和久井さんの第三弾だが、PMの来日に合わせるため、発売を早めたということ。それにより、内容の深さがいまいちとか、NEWのLP版を聴くのが間に合わなかったりしたという。

でも、読み応えはある。
特にPMの場合、いろんな音源の出し方をしているから、知らないことがたくさんあった。
FIREMANは、知っていて、少しは持っているが、Walking in the Park なんて、全然知らなかった。
カラーレコードをこんなに出していたのか。
一方、廃盤で手に入らない音源も多い。コレクターだったら、気が狂いそうなバリエーションだ。
でも、和久井さんは、相当所有している様子で、コメントも独特の言い回しで、薀蓄もちりばめられ、読んでて楽しい。
アルバムによって、評価が極端だが、一貫した和久井さんの軸に基づいた評価で、納得はしないかもしれないが、理解はできる。

本書は、PMの公演の前に読む必要はないが、公演を聴いて、PMファンになった人は、読んでみてもよい。
前回のJL本の訂正記事が満載!2ページ差し替えバージョンまで付いている。
これだけ短期間に、こんなボリュームを執筆する和久井さんってどんな人?

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ビートルズ作品読解ガイト

2013年11月12日 | The Beatles



今日は、PMの日本公演2日目。昨日は、NEWから、4曲も演奏したという。凄すぎる。
九州場所に行くという噂も出ているが、実現するか?
実現したら、盛り上がるだろう。

本書は、便乗本ではなく、しばらく積読になっていた。
”ビートルズ英語読解ガイド”と紛らわしいが、本書は、マジカルミステリーツアー以降の作品についての読解本だ。

詩の内容は、難解になっていて、前期とは、まったく趣が違う。
本書は、英語の文法よりも、歌詞のネタがどこにあるのかが興味の中心。
よく知られているものもあるが、老子の著書から作ったりした詩もあり、新鮮な発見も多くある。

A Hard Days Write や、Many Years From Now で、種明かしされた紹介の部分も多い。
相変わらず、歌詞の聞き取り間違いや、翻訳違いの指摘も多いが、たぶんかなり正しい。元のライナーノーツを書いた方々は、赤面ものかもしれない。

それから、SEX、DRUG、小野洋子、アレンクラインとの確執等を題材に書いた詩の多いこと。理解していた以外にも、たくさん隠された意味があることがわかる。いやいや、そんな内容の歌詞の歌が、今は、みんな名曲になっている。

上巻よりも、面白い!
ビートルズに対するイメージが壊れる人もいるかもしれないけど。

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この日のビートルズ

2013年11月11日 | The Beatles

今日は、予想外に夕立が来て、急に冬になった。暑いのも困るが、寒いのも困る。秋はいつあったのだろう?



本書も、ポールの来日がなかったら、出なかったであろう本。

朝日のネットページの”どらく”というコーナーで連載されていたから、皆読んだことがあるが、今回のPMの来日に合わせて、文庫本化された。”どらく”が無くなって、本コーナーも自然消滅した。
ネットの時は、年代関係なく、日にち毎にアップされていたが、今回、年代毎に並び直されて、なかなかよくできたコーナーであったこと再認識させられた。

本書を読むと、単なる一般的なビートルズの歴史ではなく、著者の興味のある事象を軸に、トピックスを選んでいたことがわかる。著者は、私の少し年下のようだが、ほとんど同じビートルズ体験をしている。
ひじょうに興味深く読めるよう工夫されている。
数ある日にちの中で、最重要の日は、私は、1957年7月6日だと思う。本書でもトップに取り上げられている。JLとPMが出会った日だ。その1日だけで、小説になっている。
その1日がなかったら、何も起こらなかったのか?

巻末に参考文献が載っているが、入手できるものばかり。本書のネタが、この参考文献に全部載っていたのか。隅々までお読みになって、トピック毎にストーリーを再構成したということか。流石プロ。

ビートルズ関連の手軽な読み物として、幅広いファンにお勧めできる。
著者は、このコラムが終了して、今夜は、PMのコンサートでも取材しているのだろうか?

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