かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

ぶらっと福島

2018年06月30日 | Tohoku ( Japan )
今日は、夏初日。
前から予定していた大人の休日切符で、福島へ。



まず訪れたのが、原郷のこけし群 西田記念館へ。
父の遺品を整理してたら、本記念館の開館記念講演のビデオが出てきたので、BD化して、お届けしたら、凄く喜んでいただいた。
その時の司会の肩は、ご健在だそうだ。
電車とバスで行ったが、バス停から数百メートル歩く。
お年寄りには、ちょっと厳しいかもしれない。



当初、3000本でスタートしたが、もう10000本を超えたそうだ。
維持しきれなくて、寄贈する人か多いのだろう。



こけし以外の展示物も。
戦後も、田舎が、残っていた地域だ。



企画展は、中丿沢のこけし。
ユニークな表情で、大好きなこけしだが、元祖的なこけしから、新進気鋭の作者のものまで、充実の展示だった。
西田さんのこけしは、代わり代わり出しているそうだが、流石、ものが違う。
集めた時期が良かったのと、西田さんの眼力によるものだろう。



郡山に移動して、神社巡り。
まず、駅から歩いて行ける安積国造神社へ。
坂上田村麻呂も通った場所とのことどが、立派になったのは、江戸時代の儒学者安積良斎ご生まれたところかららしい。
八幡様のような、天神様のような、不思議な神社。



そして更に西に行くと市民公園のような開けた場所があり、そこに開成山大神宮がある。
ここは、神社のすがたを見てもわかるように、みちのくのお伊勢様とも呼ばれている。
伊勢神宮のご分霊だ。



最後は、郡山から南に2駅の、須賀川へ。
知る人ぞ知る、円谷英二のふるさと。
なんと、M78星雲と姉妹都市で、M78星雲の住民票まで取れる。

道沿いにウルトラマンゆかりのモニュメントが並んでおり、境港の鬼太郎ほどではないが、10体以上は、ある。
しかも、カラーでリアル。
キタローロードほど宣伝されていないが、もうちょっとプロモーションしてもいいか。
また、一部は、遠くにあり、歩いては行きにくい。
この辺が、ちょっとイマイチなところか。

駆け足だったが、福島県で行けていなかったところを、ぐるっと回れた。
それにしても、暑かったなぁ。
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子ども文化史

2018年06月29日 | Books

暑いなと思っていたら、梅雨明けという。
早過ぎ!



本書は、AMAZONで見つけたのだが、凄い本だった。

ちょうど私の小1から中3をカバー。
小学館から、学校経由で頒布される学研の科学と学習を見ることが多かったのだが、小学館の月刊誌にもずいぶんお世話になった。
とにかく、頭がスッポンのように何でも吸収する世代だから、記事一つ一つが刺さるものばかり。

日本万国博覧会、人類月へ、沖縄返還、パンダがやってきた、日本人ノーベル賞受賞、山陽新幹線開業、霞ヶ関ビル完成、三億円事件。オイルショック etc. etc.

まさに幼い子供の頭に刷り込まれたビッグニュースばかりだ。

そして、当時の未来像が多く描かれる。当時の予想以上に進んでいる分野もあるし、全然の分野もある。
その中で、やはり平和へのあゆみが一番のギャップ。これは、人類の性なのか。
宇宙への展開も足踏みかな?

昭和30年代生まれの人には是非お勧めしたい。
自分の考え方・思考パターンの原点がここにある。

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Peter Asher & Albert Lee

2018年06月28日 | The Beatles
今日は、ワールドカップの大一番だが、その前に。
予約した時は、まさか、こんなことになってるとは、思わなかったからね。



Peter AsherとAlbert Leeのショー。
アコースティック中心だが、楽しさ満載のショーだった。
MCと歌が、半々ぐらい。
特にPeterが。

楽器は、Peterが、アコギとエレクトリックベースとエレクトリックバンジョー。Leeが、アコギとキーボード。
Peterは、グレッチ好き?
Leeのアコギは、やはりすごすぎる。
演奏した曲は、カバーが多かったかな。
合唱曲では、歌唱指導まで!



MCは、まさにロック史。
Peterの初来日は、1964年だそうで(調べたら、1965年のようだが)、その時の前座のスパイダースのベースの加藤さんが、愛なき世界で飛び入り。53年振りに旧交を温めた。
Peter & Gordonは、所謂捨て曲をヒットさせる名人で、愛なき世界は、ビートルズの捨て曲であることは、知られているが、アイゴートゥーピーセスは、デルシャノンが、作った曲を、サーチャーズが、蹴ったのだそうだ。
サッドバージョンを披露。
Leeは、Leeの方で、いろんなバンドからの誘いを調整するのに大忙しだったそうで。



Peterは、その後、ジェームステイラーや、リンダロンシュタットのプロデュースで名を馳せたが、その後CBSソニーの副社長として、何回も来日した。
その他、エブリブラザーズ、プレスリー、ジャクソンブラウン、キャロルキング、ジョニーミッチェルなどの裏話満載。
本にまとめてもらいたいぐらいだ。

最後にサインまで頂いて、満喫。
さぁ、これから応援しなくっちゃ。
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Music Life が見た! The Beatles Show

2018年06月27日 | The Beatles



久しぶりの渋谷。
平日でもこれだから、明日は、どうなるのか?



今日は、Beatmastersさんのトリビュートショーなのだが、Music Lifeが見たビートルズと銘打ったユニークな組み立て。



会場は、こんな感じのライブハウスで、300人は、入るだろうか。超満員でびっくり。
ショーは、三本立てで、まずは、ビートルズの日本のファーストアルバムを、アルバムの曲順で。
こういう聴き方をしたのは初めてで、結構新鮮。
上手いし、臨場感もある。
二本目は、1965年のシェアスタジアムの再現。
三本目は、お馴染みルーフトップコンサート。
おまわりさん、機材トラブル、弾き間違いまで、コピー。
よく出来ている?

それぞれの演奏の合間に、Music Lifeとビートルズとの取材の歴史などが、紹介される。
だいたい知っていた話だが、インタビューのソノシートが付録であったとは知らなかった。
音声が流されて、初めて聞いた。
内容はたわいも無いものだが、日本のファン向けの来日前のメッセージであり、貴重なものだ。

星加さんのトークショーもあったが、何回かお聞きしているので、そのコンパクト盤という感じ。
初めて聞く人にとっては、びっくりする話ばかりだろう。
浮世離れしている。

もう一つのみっけものは、フールオンザヒルのレコーディング中の取材の時の音声。
日本のファン向けに、ジョンを除く3人のメッセージが、録音され、ラジオで流されたという。
テープは、失われたが、エアチェックした人の音が、残されたという。
断片は、聞いたことがあったが、メッセージと、その背景に流れるフールオンザヒルの、制作する時の音が、しっかり入っている。メッセージの内容は、やはりたわいも無いものだが、ポールが、富士山を知ってるよとか、ジョージが、日本にまた行きたいなどと言っている。
曲の方は、すでに、リコーダーの音もはいっており、メロディも、聞き分けられる程度には、出来てきている。

流石に、この音を、リマスターするのは無理だろうが、極めて貴重なものだ。

ということで、トリビュートバンドの演奏と、Music Lifeのイベントが、合体したようなショーで、楽しかった。
ビートルズファンの熱心さにも、改めて驚いた。

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エレクトリック・ギター革命史

2018年06月26日 | Music


本書は、結構、目から鱗だった。
何かの宣伝で、本屋で見つけて、ちょっと厚い本なので、躊躇したが、ゲットして正解。
我々世代だと、エレキというのは、当たり前にあったのだが、本書を読むと、まだまだその歴史が若かったことがわかる。

そもそも電気供給がままならなかった時代、音の小さめなギターを、エレキを使ってどうにかできないかというところから始まったという。
確かに、クラシックで使用されている、楽器で、これだけエレクトリック化された楽器はない。
それほどエレキギターが特殊であったことがわかる。
まず、音をどうやって増幅するかから始めて、本当の音と、エレキによって増幅される音とをどう調和させるかが、難題だったらしい。

ビートルズがデビューするころには、その葛藤は克服され、人気バンドとエレキの発展がシンクロする時代が到来。その中で、我々が崇拝するロックミュージシャンの影響は図りしれない。
ギターメーカーの競争も激化したが、有名ミュージシャンにお墨付きを得ることは、必須だった。
ビンテージギターが持て囃されているが、オリジナルのギターメーカーが大手に吸収される時代になり、利益優先になった結果、質が低下したことを補う動きだそうだ。
私には、聞き分けられないが、バイオリンの世界と一緒で、たぶんその通りなのだろう。

最終章で、新興メーカーや、日本のメーカーも出てくるが、健闘している。
ギブソンが心配だが、まさか、無くなることもあるまい。
エレキというとデジタルなイメージがあるが、アナログそのものであることを理解した。

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