かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

ザ・ビートルズ・マテリアル ポール・マッカートニー

2013年11月13日 | The Beatles



本書は、便乗本ではないが、後書きに、11年振りの来日は、嬉しいが、おかげで本書の締切が2週間前倒しになったとある。
ビートルズ、JLに続いての和久井さんの第三弾だが、PMの来日に合わせるため、発売を早めたということ。それにより、内容の深さがいまいちとか、NEWのLP版を聴くのが間に合わなかったりしたという。

でも、読み応えはある。
特にPMの場合、いろんな音源の出し方をしているから、知らないことがたくさんあった。
FIREMANは、知っていて、少しは持っているが、Walking in the Park なんて、全然知らなかった。
カラーレコードをこんなに出していたのか。
一方、廃盤で手に入らない音源も多い。コレクターだったら、気が狂いそうなバリエーションだ。
でも、和久井さんは、相当所有している様子で、コメントも独特の言い回しで、薀蓄もちりばめられ、読んでて楽しい。
アルバムによって、評価が極端だが、一貫した和久井さんの軸に基づいた評価で、納得はしないかもしれないが、理解はできる。

本書は、PMの公演の前に読む必要はないが、公演を聴いて、PMファンになった人は、読んでみてもよい。
前回のJL本の訂正記事が満載!2ページ差し替えバージョンまで付いている。
これだけ短期間に、こんなボリュームを執筆する和久井さんってどんな人?

コメント
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