かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

ぶらりインドその27 舎衛城

2011年09月30日 | India・Sri Lanka・Nepal・Bhutan・Uzbekistan


舎衛城は、コーサラ王国の首都で、祇園精舎を寄進したスダッタは、ここの商人だった。
ここは、城壁らしいもの以外、ほとんど発掘が進んでおらず、ジャングル化している。
これは、スダッタの仏塔とされている。



こちらは、アングリマーラの仏塔とされている。
アングリマーラは、人を襲って、指を切り、それを首飾りにしていた。100本目の指を狙っていたところに、ブッダが通りかかり、そこで諭されて、ブッダの弟子になった。
修復中であったが、中には、穴があり、そこにアングリマーラが隠れていたことになっている。
この逸話は、有名なようで、ほとんどの本で、取り上げられている。



これは、城門近くにあったジャイナ教の寺院跡。
当時は、宗教間の対立があり、ブッダもいろんな罠にはめられかかった。

これらの遺跡の他は、ジャングルが広がるばかりで、王都だった面影はない。
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ぶらりインドその26 祇園精舎

2011年09月29日 | India・Sri Lanka・Nepal・Bhutan・Uzbekistan


インドに来て、朝、初めて雨が降った。雨季が近いのだ。
そういえば、昨日のネパールでは、乾季であれば、ヒマラヤ山脈が拝めるはずだった。

雨が降ったからなのかどうか、魚をとっている村人にであった。
一列に並んで、カゴのようなものを、かぶせるようにしながら、前進している。
魚を追ったてているのか、カゴをかぶせるたびに、魚が獲れているのか。
手前は、ヤギを追う人。
とにかくこの辺は、インドでも一番貧しい地域とされているが、2次産業、3次産業らしいものが、全く見られない。ぱらぱらと、レンガを焼く工場があるだけだ。



祇園精舎は、ブッダが、一番多く滞在し、仏教の主な経典は、ここでの説法が基になっているという。
二人の僧侶は、何年にも渡り、ここで、お祈りをしているのだそうだ。



発掘も進んで、広大な遺跡が姿を現してきている。
布教活動以外にも、いろんな伝説が残る。
日本でも、平家物語の冒頭のくだりで、有名だが、当時”鐘”は存在しなかった。
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ぶらりインドその25 カピラバストゥ ピプラーワー

2011年09月28日 | India・Sri Lanka・Nepal・Bhutan・Uzbekistan
ネパールからインドに戻れて、ほっと一息。インドに戻って、ほっとするというのも、我ながら凄い。



まず訪れたのが、インド側の、カピラ城の候補地。
ここからも、いろんな物が発掘されているが、極めつけは、この仏塔跡から発掘されたデリー国立博物館に展示されていた舎利容器。

あの舎利容器が、この仏塔跡から発掘されたため、ここが本当のカピラー城跡ではないかとされた。

ルンビニーからの距離は、車だと、こちらの方が全然遠いが、国境を通るため、遠回りをした結果であり、直線距離では、そう変わらない。ルンビニーからの距離ということでいえば、どちらにも軍配は上げられない。

発掘も進んでいないので、なんとも言えないが、ネパールの方が、雰囲気はある。
ただ、この物証の力も強く、今となっては、わからないし、どうでもいいっか?
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ビートルズ、追憶の彼方

2011年09月27日 | The Beatles



本書は、一昨日出たばかりだ。新聞広告で、見つけてAMAZONですぐ買った。
届いた時の第一印象は、中途半端な、写真集という感じだった。この値段だったら、ハードカバーにして欲しいとも思ったし。表紙の写真も、誰でも知っている有名な場所だったし。

でも、読み進むにつれて、これは、すばらしい本だという印象に変わった。

まず、著者の福岡さんだが、年齢が似ており、ビートルズとの出会い辺りは、私の体験とほぼ重複する。ポールのコンサートに初めて行ったのも89年のロンドン。その年に、私はシカゴで、同じツアーのポールを見た。

私は、音楽とは全く関係のない世界に入ったため、ビートルズとの距離は、遠ざかった訳だが、福岡さんは、写真家兼、ミュージシャンとして、ビートルズにますますのめり込み、ビートルズにかかる聖地には、ほとんど足を伸ばした。それも、かなりディープに。

自ら、アビーロードスタジオで録音した時に撮った機材の写真や、廃墟と化したインドのリシケシのアシュラムの様子や。普通のビートルズ所縁の地巡りの写真集とは突っ込み方が違う。

極めつけは、クォリーメンのメンバーから送られたという1957年7月6日の写真。
福岡さんは、クォリーメンのCDのジャケット写真を撮ったそうで、その縁で、送られたという。
この日が何の日か知っている人は少ないかもしれないが、ビートルズファンであれば、誰もが知っている。
ジョンとポールが出会った日なのだ。この一日を描いた小説すらあるぐらい。
ジョンが、教会のお祭り会場で、歌っている写真は、有名なのだが、その前のパレードで、コンサートの舞台ともなったトラックの荷台で、まだ16歳のふてくされたようなジョンが写っている。
この数時間後に、ジョンは、ポールと出会い、ビートルズの奇跡が始まったのだ。

福岡さんのコメントも、写真を邪魔しないように、でも、福岡さんの、それぞれの写真への思いがよくわかるようになされており、心地よい。

ちょっとディープめのビートルズファンには、お勧めできる。

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ぶらりインドその24 カピラバストゥ ティラウラコット

2011年09月26日 | India・Sri Lanka・Nepal・Bhutan・Uzbekistan


ブッダが、出家する前に、何不自由なく暮らしたとされるカピラ城の場所は、まだ特定されていない。
ここは、ネパール領内の候補地。
確かに、巨大な居城があったことはわかるのだが。



今も発掘が続けられている。
仏像が見つかったと発掘作業中のおじさんは、言っていたが、それは、ここがカピラ城であったことの証明には、ならない。
ただ、門の回りは、ジャングルや荒れ地が広がり、いかにもここから出家したのではないかという雰囲気はある。



近くに、立派な仏塔跡も発掘されている。
ガイド氏もここまで来たことはなかったと言っていた。
さらなる発掘が期待される。
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