かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

音楽はおくりもの

2022年08月31日 | Music


先日、矢野顕子さんのコンサートに初めて行けた話はした。
CDを1枚も持っていなかったので、厳選して、最新アルバムをゲット。
コンサートで演奏した曲も多く入っているし、2020年のコンサートのBRは、ヒット曲、最新曲を網羅した完成度の高いライブだ。

最新アルバムの方だが、2020年12月13日のさとがえるコンサートのタイミングで完成していたもの。
矢野顕子節は、顕在だが、津軽海峡冬景色のカバーなど異色作も。
彼女のふるさとにちなんだ選曲でもあるだろう。
タイトル曲の音楽はおくりものもコンサートで演奏したが、すばらしい。
糸井重里さんの作詞曲が多い中、本作は、作詞も矢野さん。
こういったわかりやすい曲もいい。

糸井さんの作詞曲は、メルヘンチックで、ふわふわ漂っている感じなのは、いいのだが、それだけだと、淡く消えてしまいそうな気もする。
ボーカルをダブルトラックにしている曲も多いが、矢野さんの声質をうまく引き立てているように思う。
演奏は、さとがえるコンサートのメンバーと同じで、息もぴったり。
コンサートでのウィル・リーさんのベースとは、ずいぶんタイプが違うが。

2020年のさとがえるコンサートは、コロナのため、2020年唯一のバンド付コンサートであったようで、NHKホールも使えなくなるということで、気合が入っていた。
前半は、熱唱しすぎて、しばらく呼吸を整える時間も。
途中、衣替えのタイミングで、バンドだけのインストもあったが、なかなか渋いロックで、これもよかった。
先日のコンサートでは、ベースとドラムだけだったので、ギターが入ると当然、違った展開になる。
ギターの佐橋さんは、先日ノダマップに出演していた松たか子さんのご主人だが、相当数のギターをお持ちだそうで、このコンサートでもかなり持ち替えていた。
大家さんと僕でのアコギも印象的。

45周年記念のアルバムということで、最新作でありながら、集大成的な作品。
これを選んでよかった。
ちょっと高かったけど。



おまけのカード。
矢野さんのタイプは、年齢を重ねても、それを感じさせないお得なタイプ?
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Let's Have A Dream

2022年08月30日 | The Beatles
今日は、ゴルフ。
薄曇りで、涼しく、この時期としては、最高のコンディション。
スコアはそこそこ。



こんなものが世に出るとは、思っていなかった。
1974年8月10日に、郡山で行われたワン・ステップ・フェスティバルの中の、ラストを飾った小野洋子さんのステージの音源。
アルバムで発表済の曲と新曲を織り交ぜたステージになっている。



日本で、まだ野外フェスがほとんど行われていなかった頃。
吉田拓郎のつま恋は翌年1975年だった。
当時、仙台に住んでいて、郡山は、比較的に近かったのだが、行くという発想はなかった。
野外フェスは、それほど、一般的ではなかった。
そんな時代に、小野洋子が、そうそうたるバックを引き連れて、来日したのだから、奇跡といえる。
解説書によれば、内田裕也がわざわざNYに行って招聘したという。
あっぱれ。



野外フェスらしいラフな演奏だが、エレファンツメモリーのライブ音源を思い起こさせる。
洋子さんも、相当の張り切りようで、日本語の曲、英語の曲を織り交ぜて。
MCもたくさん。
声が若い!
絶叫曲もあるが、日本の演歌を思い起こさせる曲もあり、バラエティに富んでいる。
歌詞カードと異なる部分もあるのだが、これは、ライブで歌詞を変えているのか、聞き取りミスなのか。
最後に内田裕也がもう1曲とリクエストして、夢を持とうをもう一度アンコールで歌うのだが、その前に大事なものをプレゼントという洋子さんの声が入っている。
その時、プレゼント用に持ってきたパンティを客席に投げ込んでいたと、解説書にはある。
日本のファンは、度肝を抜かれただろう。

ずいぶんバッシングされていたヨーコさんだが、とにかくポジティブ。
メッセージを発し続けている。

音楽雑誌では、当時も、結構取り上げられたので、資料が家に残っているかもしれないが、音源が、こんなにクリアに残っていて、日の目を見るとは。
先日来日したスティーブ・ガットの若かりし頃のドラミングも聞ける。

まずは聞くべし。
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百鬼夜行展

2022年08月29日 | Culture・Arts


今日は、水木しげるの妖怪 百鬼夜行展に行ってきた。
時間指定券を持参していたにも関わらず、行列。
密を避けるためだが、平日の午前中にも関わらずの大人気でまずびっくり。



まずは、この空間。
六本木ヒルズならではの素晴らしい空間。
ここには、妖怪が5匹?隠れていて、専用アプリで、覗くと、動画が現れる仕組み。
昔、バルセロナで初めて見たが、その時は、専用カメラが必要だった。
今は、スマホにアプリをインストールすることにより、手軽に見れる。
結構、探すのに苦労したが、人が集まっているところに行くと、大体見つかる。
写真にも収めたのだが、その場で、保存しなければいけなかったようで、会場を離れたら、残念ながら見れなくなっていた。
この大看板にかざすと、がしゃどくろが現れる仕組み。



このスペースのみ、写真撮影可能で、ブロンズの妖怪たちが、展示されている。
境港の妖怪たちと同じサイズ。



このぬりかべは、例外的に、写真撮影可能だった。
展示は、いたって真面目、本格的もので、今まで見た水木しげる展の中でも最高レベル。
ちょうど生誕100年に当たるそうで、気合が入っていた。
水木しげるさんの人生、妖怪に関する古書、水木しげるが生み出した妖怪たちのパネル、巨大オブジェ等、すばらしい展示が続く。
妖怪についての話は、古来からあったが、それを、水木しげるさんが、なじみやすくビジュアルにしたことで、一気に定着した。
ゲゲゲの鬼太郎などの、アニメに登場したことも大きい。

境港には何度か訪れたし、当時は、知らなかったのだが、武蔵境に住んでいた時に、隣町の調布で水木さんのブレイク(悪魔くん、ゲゲゲの鬼太郎)が始まっていた。
テレビでの悪魔くん、漫画雑誌でのゲゲゲの鬼太郎は、まさに画期的だった。
その時の作り手側の興奮は、ゲゲゲの女房でも、再現された。
もうすぐ閉幕だから、興味のある方は、お急ぎのほどを。



このスペースからの眺めも最高で、外国人にも大人気。
こちらは、東京湾方向。
3年前まで通っていたオフィスビルもよく見える。



こちらは、スカイツリー方向で、今のオフィスも、この方角にある。
直接は見えないが、すぐそこだ。



新宿副都心方向。
出来た時は日本初の高層ビル群だったが、今は、それほど高くも感じなくなった。
あのビル群ができてから、もう50年近く経つが、しばらく使い続けるのだろうか。
浜松町の貿易センタービルは、建て替えになったが。
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幻想の都 鎌倉

2022年08月28日 | Kamakura ( Japan )
今日は、ゴルフ。
降ったり止んだりの生憎のコンディションだったが、調子は、そこそこ。
このまま安定して欲しい。



タイトルを見て即ゲット。
鎌倉殿の影響もあり、結構売れているのではないか。

あっという間に読めたが、鎌倉の歴史を、古代から現代まで、俯瞰しつつ、今の鎌倉の街に投影しながら、4次元的に、鎌倉の街を語った本と言える。
総論、各論のバランスも良く、著者の構成力の高さを感じさせる。

古代のところは、知らなかったことばかり。
古代の遺跡も少なからず発掘されているとこと知った。
そして、武士の時代になり、歴史の中心に躍り出る。
何故、鎌倉だったのか。
当時の姿は.必ずしも明らかではないのだが、近年の調査により、新たにわかって来たことも多い。
鎌倉殿の、ドラマもあり、歴史の舞台としての鎌倉が浮き彫りにされる。

室町に入り、京都に中心が戻ったような印象を受けるが、東国での権力争いが飛び火して、応仁の乱に至ったことがわかる。
戦国大名の、多くが、鎌倉に何らかの縁を持っていた。
北条家、上杉家は、その代表格だろう。

江戸時代になり、中心は、江戸に移ってしまうのだが、今度は、観光都市としての鎌倉が、クローズアップされる。
江戸に近い観光地として、風光明媚で、史跡も多い観光地として、賑わいを見せる。
金沢.江ノ島とセットになっていた。

そして、明治維新後、さらに多彩な顔を持つ。
鉄道が通ったのが、一つの契機だが、これは、観光目的というよりは、軍事目的だった。
数多く残るやぐらの内、いくつかは.防空壕であったという。
住んでいた梶原にもあった。
深沢にあった、国鉄の工場は。かつては、兵器工場だったという。
もちろん、横須賀は、当時も今も、軍港だ。
文士が多く住んだり、当時の華族らが、豪華な別荘を競って建てたりもした。
鎌倉のそこここで見られる石碑の経緯も記されている。
石碑を追っていくだけでも、鎌倉中、探訪できるだろう。

題名の"幻想"の意味は、中世に栄えた古都鎌倉というイメージは、幻想で、実は、時代の移り変わりに伴い、変遷を続けてきた街という意味が込められている。
これだけの街なのに、世界遺産に指定されていない理由も、そこにあるのだが、逆に、そこに特徴を見出すこともできるかもしれない。

私にとっても、小学校時代を過ごした街で、今も隣街に住んでいるので、さらなる探訪を続けたい。
鎌倉の街を、コンパクトに、かつ総括的に理解したい人向け。
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David Foster

2022年08月27日 | Music


今日は、なかなか行けていなかったDavid Fosterさんのショー。
横浜でやってくれて、ラッキー。



ビルボードも年季が入ってきて、東京の方は、15周年みたい。
横浜は、コロナの時からだったから、まだ3年ぐらいか。



メンバーなので、お酒には不自由しない?



さて、ショーの方だが、素晴らしかった。
ヒットメイカーとしてのDavidさんについては、今さらなのだが、ステージがこんなに凝ったものとは知らなかった。
我々世代は、1曲1曲、感涙ものだ。
Davidさんと、musicianが、共同で作りあげた芸術作品のオンパレードだった。
ケニーGとは、ビデオ演奏とコラボ。

Celine Dion、EWF、Natalie Cale、Stevie Wonder、Whitney Houston、Chaka Khanなど、ヒット曲のオンパレード。
その他にもたくさんヒット曲があるのだが、とでも披露しきれない。
ドラムのJohn Robinsonは、Davidが手掛けたヒット曲のほとんどにかかわっている。
サックスとベースは、日本在住のミュージシャン。
べースがなぜ何本もあったのかわからなかったが。

出色は、2人のボーカリスト(もう一人日本人の飛び入りがいたが、とても飛び入りとは思えず、桜だろう)。
1人は、Jonah Nilsonさんで、キーボードの弾きこなし、ボーカルは、数オクターブを歌いこなす。
Stevie Wonderの曲では、憑依したよう。
もう1人は、Katharine Mcphneさん。
知らなかったのだが、David の5番目の奥さん。
美しすぎるし、歌も上手すぎる。
Whitney Houstonの歌では、思わず涙ぐんでしまった。
考えてみれば、彼がプロデュースした歌手で、亡くなってしまった方も多い。

その中の直近は、Olivia Newton John。
Davidとのデュエット曲を出している。
The Best of Me をアンコールで披露。
即興で練習したと言っていたから、今日初披露だったかもしれない。
横浜公演は、今日だけだが、横浜は、東京よりも美しいと連呼していた。
リップサービスだけではなく、素直な感想だと思う。

途中、Davidさんが、トイレ休憩。
奥さんが、トークでつないだが、出来レースだったのか、ハプニングだったのか。

JALでいつも聴いていたインストルメンタルが、彼の作品とは知らなかった。
15年前と言っていたが、もっと前から使われていたような気がする。

今のポップカルチャーを50年間作ってきた本人のショーを満喫できた。
また行きたい。



みなとみらいではサンバ?
流石グローバルシティ!
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