かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

SOME FUN TONIGHT!

2014年06月30日 | The Beatles




この2冊組みは、結構高かった。
その値段の価値があるかは、別にして、中は、とてつもない情報の山。
見たことのない写真、メモラビア、逸話などがテンコ盛。

ビートルズの、1964年から1966年までのアメリカツアーの時のものだ。
著者のChuck Gundersonさんは、サンディエゴ育ちだが、ビートルズ第一世代ではなく、直接コンサートには行けていない。でも、すっとビートルズを愛し続け、この大著をまとめた。

情報提供者のリストが凄い。この情報をかき集めたChuck氏に拍手である。
各コンサートの収入と、内ビートルズのシェアなど興味深い。
今から、思えばかわいい金額だが、当時としては、とてつもない金額だったろう。
ファンの熱狂振りも、凄すぎ。
スターとなることを夢見ていた彼らだが、流石に、これだけ追っかけられると、逃げたくなるのも無理はない。

New Yorkのコンサートの時4人の泊まったホテルを訪れたディランの写真など、びっくり!
これが、ディランが、ビートルズにマリファナを教えた日とされる。
確かに、ディランの顔は、どこか虚ろだ。
1964年8月のことだ。

1965年の8月のシカゴは、White Sox Park=Comiskey Parkでのコンサートだった。シカゴでの、最初のスタジアムコンサートだったという。
シカゴ駐在時代、かろうじて、そのコンサート会場だっが旧Comiskey Park で、White Soxのゲームを見れていたのだ。

1966年8月のシカゴでは、JLの、ビートルズは、キリストより有名だと言ったことに対する謝罪会見が行われた。
主催は、Triangle Productionsというプロモーターで、いろんなショーの一環として開催されている。驚くべきことに、そこにはStonesや、Tony Bennetteや、Beach Boys や、Byrdsの名前が見える。
チケットの封筒には、よく言っていた、カャlも行っていたという、Italian Villageの広告が。
彼らの最後のアメリカでのコンサートの数週間前のことだ。

本書は、写真資料と、説明がうまくマッチングしていて、ビートルズのアメリカツアーの歴史を知るには、これ以上ない書となっている。
1964年2月の最初のツアーは、顔見世ツアーということで、本書では、取り上げられていないので、念のため。
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台北 故宮博物院展 

2014年06月29日 | Culture・Arts



今日は、本当は、ゴルフが入っていたのだが、朝土砂降りだったので、昨日のこともあり、キャンセル。
その後、日中は、晴れ間も広がったので、キャンセルする必要はなかったのだが、もうキャンセルしてしまったので、トーハクの、故宮博物院展に行った。

今だと、あの白菜も見れる。



故宮は、2回行ったことがあるが、時間がそうなくて、メインのものをさっと見て終わりという感じだった。
今回、初めての日本での展覧会だが、かつては、中国から差し押さえられるリスクがあるということで、てきなかった。第三国から差し押さえができないという法律ができて、今回の日本展が開催の運びとなったという。

今、台北にある理由も、その後の展開も、極めて政治的ではある。
中国から見ると、盗品扱い?

直近で、故宮に行ったのは、5年ぐらい前だろうか。メインランドチャイナからの観光客が多かった印象があるが、本展も同様で、中国語のお客さんも多かった。
まさに中国4千年の至宝なのである。

特に、宋の時代以降は、皇帝自ら、収集し、かつ、皇帝の中には、自らが芸術家だったケースもある。それほど、凄すぎる逸品ぞろい。
中国から、漢字を頂いている日本人としては、書の芸術には、レベルの高さを感じざるを得ない。

お宝は、数え切れないぐらいきているがその中でのナンバー1は、翠玉白菜だろう。
最初の2週間だけ公開されている。
相当混んでいるという情報があったので、遅く行ったら、30分で見れた。
平日は、わからないが、土日だったら、遅い時間がお勧めかも。
白菜展示期間は、午後8時までやっている。
7時半までは、列に並べると、係の人は、言っていた。

もちろん、人と熊、紫檀多宝塔など、見所は、限りない。

台北は近いから、実際故宮に行って見ることも可能だが、こちらの方が、じっくり見れるかも。
現地では、中国からの観光客が多くて、なかなか落ち着いて見れなかったことを覚えている。

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The Beatles at Carnegie Hall

2014年06月28日 | The Beatles



今日は、降りしきる雨の中、ゴルフだった。
先週、回復の兆しが、見えたのだが、とほほの結果だった。
止みそうで止まない、梅雨らしい一日。ゴルフ日和ではなかったな。

ビートルズの、50周年物は、2012年から激増しているが、またまた数品ゲットしてしまった。

これは、ビートルズが初めてアメリカに上陸したがの1964年2月。エドサリバンショーが有名だが、もちろんライブもやっている。
その中で、一番有名なのは、このカーネギーホールでのショー。
そして、これは、その時のポスターのレプリカ。

1964年2月12日に、7時からと8時半からの、2回のショーだったことがわかる。
そして、チケットは、4ドルから、5ドル。
当時、マネージャーのエプスタイン氏が、若い人での入れる値段に設定したと言われているが、それにしても安い。
ただ、当時のドル円は、360円の固定相場だったから、円建てにすると、そんなものか。

チケット発売は、1月27日からとあるから、相当ばたばただった様子がうかがえる。

ちなみに、何故、アメリカで初公演だったビートルズが、名門カーネギーホールでコンサートを開けたのか。
4人組楽団ということで、1966Quartetじゃないけど、クラシック4人組と間違えられたとの説がある。
本当か?

いずれにしても、リバプールのビートルズが、イギリスのビートルズになり、ついに世界のビートルズになった、記念すべきアメリカ初上陸を象徴する逸品。

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日本語の考古学

2014年06月27日 | Books


本書は、先月の岩波新書の新刊。

考古学というから、木簡の話なのかなと思ってゲットしたが、木簡の話から、始まって、20世紀にまで話は、及ぶ。

本書を読んで感じるのは、特に、平仮名の奥深さだ。
昔の話、例えば、源氏物語など、今に伝えられるが、平安時代に書かれた時の姿は、わからない。さまざまな、写本から、推測するしかないのだが、それを伝えている平仮名の使い方か
ら変わっているので、話は、そう簡単ではない。

そこに写し間違いがあったり、勝手に時代に合わせた表記に変えたりしているものだから、推測を加えないと、なかなかオリジナルにたどり着けない。
昔の書物に、さらに昔の書の平仮名をオタマジャクシと称しているものがあるという。
今から読むのは難しいが、はるか昔にもすでに判読が難しくなっていたことがわかる。

その原因の一つに、行の概念や字を揃える概念がなかったことが挙げられる。今の授業では、まず、字をどこで切るかの勉強から始めるという。
道理で、博物館などで、書を見ても、美しいとは思うけど、判読できないわけだ。

16世紀に西欧人が入って来たときの書が、当時の日本語の読み方や、当時の本の書き誤りの発見に役立っているという。

この手の本は、初めてだったので、驚きの連続の、スリリングな本だった。
今の平仮名の使い方が定着したのは、ついこの前であったことも初めて知った。
そういえば、昔、習字を習っていた時に、"ゐ"や"ゑ"などの文字を初めて見たっけ。
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こけし★とりっぷ Japan

2014年06月26日 | Culture・Arts


今日は、東急ハンズ新宿店で開催されている”こけし★とりっぷ Japan”に行ってきた。
ちょっとしたこけしブームで、メジャーな店でも、この手の催しが開催されるようになってきた
うれしいことだ。
2階の入口付近にそのコーナーはあって、結構いろんな人が興味を持って見てくれている。
実際買うのは、こけしよりも、和風小物が多いようだが。



私は、こけし系図という本を見つけてゲット。わら半紙のような紙でできている割には、高いが、限定300部。
第四版とあったが、元々天江さんが、お書きになった本らしいから、昭和40年代、仙台に住んでいたころに第一版が出たのだろうか。
仙台で、元祖ろばた焼きを始めた人だ。
父は、通っていたのだろう。私は、外からしか見たことはなかった。
当時からもう40年以上経っているから、系図も相当伸びたろう。
中の写真は、当時か、ちょっとそれより新しい写真が使われているようだ。



これは、クリアファイル。必ずしも、伝統こけしだけではないが、可愛らしかったので、ゲット。



こけしもついでにゲット。またまた一寸こけしで、大沼健三郎さんのもの。80歳の時の作とある。
実は、健三郎さんにも、父に連れられて、お会いしたことがある。
父は、こけしをゲットしたくて訪れたのだが、「こんなものしかなくて」、と言って、1尺5寸の立派なこけしを出してくれた。値段も2,000~3,000円で、リーズナブルで、即ゲット。しばらく、家にあるこけしの中で、一番立派なこけしだった。

さっきのこけし系図の本によると、大沼健三郎さんは、1894年生まれだから当時、70歳代半ばだったのだろう。このこけしは、それから5年ぐらい経ってからのものということになる。
胴の模様は、菖蒲か?

ということで、7月18日までやっているので、新宿に行く用事のある方は、ちょっと覗いてみてはいかが。きっと欲しいものが見つかるよ。
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