かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

横浜今昔散歩

2009年05月31日 | Yokohama ( Japan )


無事、甲斐の国から帰ってきた。その話は、後ほどとして、昨夜石和温泉で読んだ(そういえば、Mr.Brainも見てたが、刑事コロンボのパクリと思った人はいなかった?)”横浜今昔散歩”のお話。

本書は、ずいぶん研究が深まってきた横浜文明開化史の大衆向け、かつマニアックな好著だと思う。正直こんな本を書いてみたかったという内容だ。
いろんな研究者がいるので、その集大成と言ってしまえばそれまでだが、我々に、興味のあるところを中心に、近未来の話も交えて、Y150のタイミングにも合わせて、NICEな内容になっている。
そういえば、横浜開港150周年のセレモニーは今日だったっけ?

この画期的事件?が起こってから150周年。でも、いろんなイベントは、その前後から継続して起こっていて、その様子も彩色絵はがきや、古地図から分析されている。近代と呼べる時代の研究だから、今後も新たな資料の発掘も期待できるだろう。

横浜の文明開化は、日本の近代化の歴史そのものである。
それにしてもバランスのよい頁配分の中で、ホテルニューグランドに頁を割いているののは嬉しかった。
先日のユーミンのコンサートが行われた県民ホールも、由緒ある場所に存在していることがわかった。
文庫本のため、やや絵が小さいが(文庫本と、A4版ぐらいとの同時発行も面白かったのでは?)、文明開化、横浜の歴史に興味のある人には、是非読んでいただきたい本だと思う。
象の鼻地区が整備されると(オープンは今週?)、横浜三塔を見るベストプレイスは、この新公園になるだろう。昔は、どこからも、この三塔が臨めていたこともわかった。今のこの三塔が臨める三か所は、街路樹の葉が繁ってきたりすると、???状態にもなったりするのだ。

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石和温泉はいい湯だな。

2009年05月30日 | Other Eastern Japan
今日は、信州に来ている。
甲斐善光寺にも行ってみた。御開帳も明日までとあって、土産物屋の呼び声にも力が入る。
びんずるさんといい、回向柱といい、戒壇巡りといい、長野の善光寺と同様のアトラクション?が、楽しめる?趣向になっている。
このお祭り?も明日限りで、あとは、7年後のお楽しみ。


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世界経済危機 日本の罪と罰

2009年05月29日 | Books


本書は、今回の経済危機について、日本の立場から、より幅広い分野で、わかりやすくかつ専門的に解説した書としてお勧めだ。
筆者の意見が色濃く出ているので、違和感を覚える人もいるかもしれないが、書かれてから半年ぐらい経った今も、大筋で、振れていない。今回のバブルの時期に、日米双方で、暮したメリットも、こういう考え方ができた一因だろう。

教科書風に、各章のまとめがついているので、本書の意図をつかむのには、このまとめをずっと読んでいけばよい。

ただ、本書の結論は、アメリカの今、日本の今を変えない限り、この問題は、解決しないということだ。アメリカの今とは、外からの借金で、実力以上の生活を享受するライフスタイル。日本の今とは、自動車産業等輸出産業に有利な政策をとることにより、国力を増そうとする政策だ。
かつては、日本の企業が儲かれば国民に還元され、国全体が潤うという構図があったかもしれないが、今は違っているということは、過去5年で、皆経験してきたことだろう。一方、円高になれば、輸出企業はたいへんだが、相対的な個人の収入は増加し、そこにバリアフリーなトレードができる体制があれば、もっとも豊かな暮らしが遅れるはずだ。

経済学とは、全く反対の意見が共存していても、正解がわからないという深みのある世界だとつくづく思う。円高がいいのか、円安がいいのか。金利は高い方がいいのか、低い方がいいのか。
ただ、今の政府は、何も考えず、選挙を意識したばらまきをやっているとしか見えないということは言えるだろう。
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人類はどこへ行くのか

2009年05月28日 | Books


異色のシリーズ『興亡の世界史』の終盤になっている。最新刊が、やっとでた。『人類はどこへ行くのか』だ。
これまた異色。オムニバス版のようだ。アフリカや、日本や、世界史のシリーズではあまり出てこないトピックもある。
でも、だからこそ、見たことも聞いたこともない、いろんな面白い話が載っていた。

たとえば、農業も漁業もない、自然のみの中で、人類が地球上で暮したら、その人口は、マックス860万人という説があるそうだ。それが、今や数十億人の人口。地球に負担をかけていることは、間違いない。

海の人類の拡散に与えた影響も面白かった。東アフリカに発生した人類が、世界中に広がるのに、海がいかに大きな影響を及ぼしたか。南へ北へ。そして、インドを境として、東と西に分かれた人類拡散の流れ。

人類の歴史をもっともっと大きなスパンで考えている人もいる。あまり、顧みれれない地域、時代の研究をしている人もいる。歴史の奥は、限りなく深い。




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TRANSIT 2009 松任谷由美コンサート

2009年05月27日 | Music



今日は、ユーミンこと、松任谷由実さんのコンサートに行ってきた。横浜最終公演。ユーミンのコンサートは、何回目だろうか。DADIDAが最初だったが、その後、日本にいて、チケットが入手できる場合は、みな行っている。
前回は、シャングリラ3だが、ちょっとコンサートとは違うので、ラストウエンズデイツアーから4年振りになる。

ユーミンさんのコンサートは、いつも期待を裏切らない。特に、県民ホールのような規模の会場では、いつも会場が一つになる。
セットもいつもすばらしいが、イギリスで作ってわざわざ運んで来たらしい。ヨーロッパの古い鉄道駅の雰囲気だ。あっと驚く仕掛けもあるし、聞かせるところは聞かせるし、漫談コーナー?もあるし。

今回は、コンサートの名が示すように、旅をテーマにしている。NHKの探検ロマン世界遺産のテーマ曲も、しっかり2曲歌ってくれた。とにかくよくこれだけの名曲を作り続け、歌い続けてくれているものだ。

アンコールも終わり、場内照明もついて、本日終了のアナウンスが終わった後、何と、また武部さんとユーミンが登場。
県民ホールは、日本で一番好きな会場?とのことで、35年前、ここでのコンサートの時、3階から海を眺め、感動したとのお話。確かに、県民ホールの前は、山下公園で、その前は、海。大桟橋も、マリンタワーもすぐそこだ。
そして、武部さんの伴奏で歌い出したのが、「海を見ていた午後」。『山手のドルフィンは~』のフレーズで有名なこの歌は、私が学生時代、特に浜っコの間では、大人気を博した。当時は、よく行ったものだが、ドルフィンの前は、実は海というよりは、石油コンビナートなのである。そしてそんなロマンチックな雰囲気でもない(失礼)。ということは、この県民ホールの3階から見た海の風景と、山手のドルフィンというしゃれた場所にあるしゃれた名前のレストランのイメージを合成して作った歌なのかもしれない。
そして、76年に、正隆さんと山手の教会で結婚式をあげ、やはり、県民ホールの並びにあるニューグランドで、披露宴を挙げた。
ということは、県民ホールが日本一好きな会場というユーミンの言葉もまんざらリップサービスだけではなかったのかもしれない。

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