かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

PINK FLOYD Live at POMPEI

2023年04月30日 | Music
今日、伊豆から戻って来た。
箱根近辺は、濃霧でまいった。
帰ってから、買って来た野菜を植えた。



本DVDは、1972年に制されたPINK FLOYD Live at POMPEI The Directors Cut。
オリジナルより30分ほど長いらしい。
6月の原始神母のコンサートで完コピをやるというので、予習のためにゲットした。

1972年と言えば、ツェペリンの狂熱のライブが収録された頃と思うが、エンタメ性では及ばない。
ポンペイ遺跡でのコンサートの模様は、半分ぐらいで、残りは、インタビューとか、ポンペイ遺跡や、ベスビオス火山の映像。アビーロードスタジオでのたぶん狂気制作時の映像も挟まれる。
そう言った意味では、芸術性や、記録性では、こちらが上回るか。
音とか映像をちょっと心配したが、問題ないレベル。
時にワイルド、時に繊細、時にミステリアス。
犬がブルースを歌ったりする。
吹けよ風、呼べよ嵐では、ニック・メイソンが、激しくやり過ぎて、スティックを落とす様子が見える。
PINK FlOYD初期の貴重な記録となっていた。

ポンペイの再現は、たぶんライブ演奏のところを抜き出して再現するのだろう。
と思って見ていたら、特典映像に、コンサート部分のみのバージョンが収録されてされていた(画像は、いろいろ挟み込まれているが)。
演奏だけ見たければ、こちらの方がお勧め。
期待を裏切ったことのない原始神母。
今から、楽しみだ。



おまけもなかなか。
エイドリアン・マーベン監督のインタビューでは、この映画の制作背景や、苦労話などが、語られる。
面白い。
映画を見ただけではわからない裏話が多数。

写真集、資料集もまずまずで、コンプリートセットの感。
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Meeting The Beatles in India

2023年04月29日 | The Beatles


今日も伊豆にいる。
天気は、今の所最高。
この時期の伊豆は、1年の中で1番いいのではないか。
近くのイタリアンを新規開拓。
この地で夫婦で20年間やっているという。
地元の人に愛されてということだろう。



シェフは、帝国ホテルご出身?



味もしっかりで、また訪れたい。



今日の視聴は、Meeting The Beatles in India。
これも映画館で見ているので、新鮮味はないのだが、貴重な記録で、手元に置いておきたかった。
正直、映画化するほどのダイナミズムはないのだが、貴重な記録であることは間違いない。
デビッドリンチが瞑想の重要性を紹介するために、より気合いを入れたのかもしれない。



おまけのブロマイド写真が5枚。
ポスターも5枚ゲットしたから、これで大小揃った?
この写真が撮影された経緯も紹介される。
ビートルズ4人の最後の幸せいっぱいの写真といえるかもしれない。
その後、ジョンとヨーコ、ポールとリンダ、ホワイトアルバム制作中のゴタゴタなど、不穏な空気が流れ始める。



映画内では、このインド滞在中に作られた曲は、30曲とも48曲とも言われるが、湯水のようにアイデアが生まれていた。
ザルツマンさんが遭遇したのは、オブラディオブラダが生まれる瞬間だ。
ゲットバックセッションでも、様々な曲が生まれる瞬間が明らかにされたが、インド滞在中の方が、凄かったのは、言うまでもない。
特に、ジョンが、ヨーコと一緒になって、ビートルズから、心が離れていってしまった。

リシュケシュにも一度は、行ってみたいが……

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シン・ウルトラマン

2023年04月28日 | Movie


今日から、伊豆に来ている。
今日は、いい天気だが、これから下り坂の予報。
大観山。



昼はいつもの寿司屋。
今日は、まだGW前なので、そんなに混んでいなかった。



牡蠣は、隠岐でさんざんいただいた?



桜エビは、これからが旬?



今日は、買ってあったシン・ウルトラマンのBDを視聴。
本編の方は、IMAXで見ているので、それには流石に及ばない。
ただ改めて感じたのは、ストーリーもさることながら映像の美しさだ。
キャラクターも洗練されているし、さまざまなシーンも、美しさを意識して制作されているように感じる。
製作陣に大拍手。
カラータイマーがなくなり、ウルトラマンが、当初の成田さんのデザインに近づいたことが象徴する。
コロナのせいで、編集時間をかけられたこともあったろう。

BDでの楽しみは、特典映像。
特典1は、予告編とか、イベント記録が、これでもかこれでもかと詰め込んである。
正直、あまり面白くない。
面白かったのは、イベントで、出演者達が、"私が好きな言葉です"を披露しあったところぐらいか。

特典2は、シン・ウルトラファイト。
ウルトラファイトは、よく知らなかったのだが、ウルトラセブンと帰ってきたウルトラマンの間に放送された5分の番組で、既存の映像を使った抜き焼き編と、新撮影編があったという。
私の記憶にあるのは、夕方の中途半端な時間帯に、野原で、怪獣の着ぐるみが、取っ組み合いをしているつまらない番組だった。
新撮影編だったらしい。
抜き焼き編の記憶はない。
単なる再放送と思ったのかもしれない。
ただ、先日読んだ本によると、このウルトラファイトが、ウルトラマンシリーズ復活のきっかけになったとあった。
ウルトラマンのキャラクターが、オワコンではなく、まだ使えると認識されたのだ。

このシン・ウルトラファイト、シン・ウルトラマンに登場したキャラクターを使って、シン・ウルトラファイトを作ってしまうという企画。
実況は、山寺宏一さんと本格的、大真面目。 
特に新撮影編は、CGだから、新たな試みと言えるだろう。
ウルトラファイトというコスパ番組を、大真面目に作り直している。
映画公開するほどではなく、本BDに紛れ込ませたのは正解。

メイキングにハズレはない?
クランクインが、2019年9月!
カメラワークが独特で面白かった。
CGは、ハリウッド映画のメイキングで、ずいぶん見ているが、改めてキャラクターのデザインには感心する。
ほとんどの怪獣達は、冒頭の部分にしか登場しない。
災い転じて福となしたかもしれない。

スペシウム光線のポーズは、古谷さんが起用されたのでという。
凄いこだわりだが、惚れ惚れするポーズだ。



おまけ。
ポスターの代わり?
ポスターよりいい。

値段はともかく良かった。
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日本語の発音はどう変わってきたか

2023年04月27日 | Books
今日は、好天。
GWが近づいてきたが、天気は、どうか。



本書は、本屋で見つけて即ゲット。
前から気になっていたテーマだったが、期待に応えるすばらしい本だった。
知らないことがほとんどで、このテーマが平安時代からの研究材料だったことを知った。
つまり平安時代には、奈良時代の読み方が、すでにわからなくなっていた。

まず8世紀頃の日本語の発音だが、この推理は、万葉集などでの漢字の使い方から推理する。
今では同じ(例えば”お”)でも、違った漢字が当てられていることがわかり、その漢字の発音の研究が、中国側でなされていて、それを当てはめていくと、今は、母音が5つだが、当時は、8つであったことがわかるという。
唐時代の中国語の発音も、宋代には変わっていたが、唐詩の研究するために(特に韻の研究)宋代に深く研究されたのだという。
その研究から、古事記偽書説も否定されるに至った(後代忘れ去られていた漢字の使い分けがしっかりとなされている)。
その結果今とはかなり違った発音であったことがわかっていて、例えば今の”は”行は、”ぱ”行だった。

日本語の発音の表し方については、いろんな工夫がなされてきたが、なかなか難しく、定着した手法がなかったが、その乱れを藤原定家が整理しようとしたのだという。
定家は書家として有名だが、日本語の確立という面でも貢献した人だと知った。
当時は、万葉仮名からひらがなにシフトした時代だが、ひらがなだけだとまたわかりにくく、漢字、カタカナ、ひらがなが混じる、日本独特の手法が確立されていった。
日本語のユニークさは、漢字の音読みにも表れていて、一つの漢字に複数の読み方があるのは、日本だけなのだという。
これは、呉音(3~6世紀)、漢音(6~8世紀)、唐音(13世紀)と、様々な時代に、漢字が日本に流入し、その時々の日本語に定着していった結果だという。
そして、これらを、意識せずに日本人は使い分けることとなった。

私が、いろは歌を知ったのは、習字の稽古でであったが、10世紀ごろに成立したと言われている。
当時は、まだ”ん”がないが、一方”ゑ”や、”ゐ”があり、今は”え”や、”い”と同じになってしまったが、当時は、別の語であったことがわかる。
このように時代毎に日本語は変化し続けている。

戦国時代の日本語の発音がわかるのは、当時のポルトガル人の残した日本語の辞書にあるポルトガル語の読み方だ。
それにより、今の”は”行は、当時”ふぁ”行であったことがわかる。
"じ”と”ぢ”や、”ず”と”づ”の発音の違いもあったが、今は、同じ発音になっている。
しかし、表記ではまだ分けて使われたりもしていて、使い分けることによって、読みやすくなったりもする。
”は”や”を”にも同じことが言える。

ズーズー弁も古い日本語の読み方が残ったものという。

今の日本語に近い体系に整理したのが、かの本居宣長。
そして、50音を作ったのは契仲という方だそうだ。
そしてそれは、インドの梵音の順序になっており、円仁という僧侶が中国から持ち帰ったものが元という。
昨年、山代温泉に行った時に、明覚聖人が持ち帰ったという碑があったが、ちょっとその辺との関係はわからない。

そして、明治に入り、我が母校の初代校長が著した日本の最初の辞書大言海が著され、ほぼ現在の日本語が確立したということらしい。
それでも、今使っている日本語に過去の日本語が微妙に紛れ込んでいて、知らずの内に自然に使っているところがまた面白い。

ユニークな切り口での日本の歴史書ということで、ちょっと素人にはわかりにくいところもあるが、エンターテイメント性が高くて楽しく読めた。
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Clive Epstein

2023年04月26日 | The Beatles
今日も関西。
朝から、結構土砂降り。



The BeatelsのマネージャーだったBrian Epsteinの弟のClive Epsteinのサインをゲット。
その資産を相続した息子のサインは持っていたのだが、Cliveさんのサインは初めて。

Clive Epsteinは、1967年8月27日に兄のBrian が急逝した後、NEMSのChairmanになった。
The Beatlesのマネージャーの方は、引き継がず、The Beatlesが自分でマネージもすることになり、その後の解散につながったことはよく知られる。

Clive は、1936年生まれだから、当時31歳。
どの程度、経営の才能があったかわからないが、1988年2月1日に、52歳の若さで亡くなってしまう。

本レターは、NEMSではなく、個人名義のレターヘッドで、1968年12月20日付けになっている。
Elsa Bredenさんという従業員に、ボーナスを渡した際のレターで、1969年1月半ばには、昇給を考えているとある。
クリスマスカードも兼ねた内容になっている。
1月が、定期昇給のタイミングだったのだろうか。
それとも、特別な昇給だったのだろうか。
まさに、Get Back Sessionの真っただ中だ。

サインも、Brian のサインに似ているような気がする。

ニッチなサインだが、ビートルズに縁のある人のサインということで。
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