いよいよ今回の旅の最終目的地である台北に来た。
最初に訪れたのは、龍山寺。前に訪れた時にも、たぶん紹介したと思う。
1738年に創建された、台北で一番古いお寺だ。
池では、鯉?の噴水が。
本尊は、観音菩薩様。
線香は、7本いただいて(無料)、左回りに7箇所の香炉に線香を立てて、次々にお祈りするのが正式なお祈りの仕方という。
ちょうどお祈りの時間だったのか、本堂から流れる木魚の音に合わせて、寺全体に読経の声が響いていた。これは、結構凄い。仏教国と言われている日本でも、あまりお目にかからない光景だ。
見事に、きちんと声がそろっていて、普段からお祈りを欠かさずに行っておられることがわかる。
これが、前回謎だったチャウ(茶Jンムリに交)。三日月型の赤っぽい木片で、一方が平で、一方が丸(凸)になっている。平が上だと陽、丸(凸)が上だと陰。陽と陰の組み合わせだと、神様がお祈りを聴いてくれたことになる(聖チャウ=吉)。
これは、その前の三義で高級品?を購入したものだが、本物は、当然のことながら傷だらけで、はげちょびだ。
お祈りをした後、このチャウを投げて、お祈りが通じたかを確認。陽陽の組み合わせ(ニュートラル)、陰陰の組み合わせ(凶)の場合、再度お祈りをやり直して、神様の返事を、チャウで確認する。
お御籤の時も同様で、吉が出たら、お御籤を引いて、また吉が出たらそれが、最終で、その番号のお御籤をもらう。吉が出るまで、繰り返す。
ガイドブックによると、吉が3回続かないとだめと書いてあったが、ガイド氏は、特に3回とは言っていなかった。3回続けて聖チャウが出るのは、そう簡単ではないだろう。
ただ、何回も投げている人が多かったので、3回続くまでみんな一所懸命やっているのかもしれない。
形状からは、陰の方が出やすそうにも思うのだが。
奥には、お宮があり、天上聖母を中心に、道教の神々が祀られている。仏教と道教が、ミックスしていることが分かる。日本の神仏よりも、ミックス度は高いように見える。