かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

気軽に台湾その9 龍山寺

2011年08月31日 | China・Mongolia


いよいよ今回の旅の最終目的地である台北に来た。
最初に訪れたのは、龍山寺。前に訪れた時にも、たぶん紹介したと思う。



1738年に創建された、台北で一番古いお寺だ。



池では、鯉?の噴水が。



本尊は、観音菩薩様。
線香は、7本いただいて(無料)、左回りに7箇所の香炉に線香を立てて、次々にお祈りするのが正式なお祈りの仕方という。
ちょうどお祈りの時間だったのか、本堂から流れる木魚の音に合わせて、寺全体に読経の声が響いていた。これは、結構凄い。仏教国と言われている日本でも、あまりお目にかからない光景だ。
見事に、きちんと声がそろっていて、普段からお祈りを欠かさずに行っておられることがわかる。



これが、前回謎だったチャウ(茶Jンムリに交)。三日月型の赤っぽい木片で、一方が平で、一方が丸(凸)になっている。平が上だと陽、丸(凸)が上だと陰。陽と陰の組み合わせだと、神様がお祈りを聴いてくれたことになる(聖チャウ=吉)。

これは、その前の三義で高級品?を購入したものだが、本物は、当然のことながら傷だらけで、はげちょびだ。
お祈りをした後、このチャウを投げて、お祈りが通じたかを確認。陽陽の組み合わせ(ニュートラル)、陰陰の組み合わせ(凶)の場合、再度お祈りをやり直して、神様の返事を、チャウで確認する。
お御籤の時も同様で、吉が出たら、お御籤を引いて、また吉が出たらそれが、最終で、その番号のお御籤をもらう。吉が出るまで、繰り返す。
ガイドブックによると、吉が3回続かないとだめと書いてあったが、ガイド氏は、特に3回とは言っていなかった。3回続けて聖チャウが出るのは、そう簡単ではないだろう。
ただ、何回も投げている人が多かったので、3回続くまでみんな一所懸命やっているのかもしれない。
形状からは、陰の方が出やすそうにも思うのだが。



奥には、お宮があり、天上聖母を中心に、道教の神々が祀られている。仏教と道教が、ミックスしていることが分かる。日本の神仏よりも、ミックス度は高いように見える。


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気軽に台湾その8 三義

2011年08月30日 | China・Mongolia

nose4KAN-FULL BLOGもやっと終わった。
それにしても、退陣表明をしてからの粘りは、いったい何だったのだろう。
KAN-FULL BLOGの回数も、退陣表明して以来やたらに増えた。
権力欲? でも、こんな状態で権力持ってたって、面白いことなど何一つないだろう。
単なるナルシスト?そんな柄でもないだろう。
ただ、日本にとって、不毛な不幸な数ヵ月であったことは間違いない。
おまけに朝鮮学校無償化見直しという重要事項の指示を、後任首相指名の前日にしたという。
単なる常識欠如の、権力を持ってしまった非国民だったとは思いたくないが。
それにしても、この人は、何を考えていたのだろう。この数ヵ月。



台中から、ちょっと山の方にはいった三義というところに行った。結構観光地になっているようで、大勢の台湾の家族連れでにぎわっていた。

これは三義木彫博物館。
三義は、木彫りで有名。土産物屋が、参道のような道の両脇に並んでいて、その先に博物館は、あった。
正直期待していなかったのだが、すばらしかった。
伝統的なものから、超近代的なものまで。
その木彫りの技術は、信じられないほど高度で繊細だ。木の素材の使い方も様々で、絶妙だ。

特別展かわからないが、日本の有名な仏像を、東京芸術大学の皆さんが、複製したものや、せんとくんでも有名になった、日本を代表する彫刻家である薮内佐斗司さんの温かくユニークな作品も展示されている。
彫刻ファンのみならず、幅広い人にお勧めできるユニークな博物館だった。



その次に、さらに奥にある龍騰断橋に行った。山奥の鄙びた鉄道で、かわいらしい駅のような装いのレストランがあった。



こちらが、平行して走る旧線路。駅舎のように見える建物の中には、軽食やおやつがとれる店が並ぶ。養蜂場もあったが、蜂には刺されなかった。



こちらがメイン。日本統治時代に作られた鉄道だが、戦後、放棄され、今は、アーチの部分も崩れて落ちている。
奥には、今の鉄橋が見える。



花びらの縁がちょっと丸まった朝顔風の花。



列車が来ないので、みんな線路の上を歩いている。
手すりも何にもないし、橋下は、丸見えなので、はっきり言って危ない。



新鉄橋から見下ろした旧鉄橋跡。



こちらにもきれいな花があった。
街を巡ることが多かった今回の旅で、ほっとする一時でもあった。

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気軽に台湾その7 宝覚寺

2011年08月29日 | China・Mongolia
question日本の新首相がやっと決まった。何の議論もなく、党内の力関係+はずみで決まった感じだ。
ただ、ああだこうだ言っても、今の制度の中で、正式に決まった首相なので、頼む!としかいいようがない。少なくとも、前首相や、今日の最終対抗候補よりは、まともな気がする。
ちゃんとやってくれそうかは、組閣でちょっと見えてくるかもしれない。
海外からも、ミステリアスな新首相と思われているだろう。



台中のホテルも立派だった。これは、ロビーに飾られていたオブジェ。
蛙が硬貨を銜えているが、売り物のようで、これまたたいそうな値札がついていた。
台湾の人は、やはり華人で商売熱心。
ガイド氏に言わせると、年金制度がないため、元気な内に稼いでおこうという気持ちが強いのだという。年金制度の有無にかかわらず、華人は、商売熱心なような気がするけど。



台中で最初に訪れたのは、宝覚寺。この巨大な布袋様(弥勒菩薩らしいが)が、目印。高さが30.1mで、外からもよく見える。巨大だ。おへそに穴があいていて、中から外が覗けるらしい。



敷地はそんなに広くないが、そこに巨大な建物が立ち並ぶ。日本統治時代の1928年建立で、当時、当地で亡くなられた日本人の墓地がある。
日本に縁の深いお寺だ。



大きなコンクリート製の伽藍の中に、本堂がある。



バナナの木。下のつぼみのように見える中に、バナナが詰まっていて、出てきた時は、下を向いているが、段々上を向くのだそうだ。
昔は、台湾バナナが有名だったが、今は、フィリピン産の方が多くなっているという。



こちらのお堂は、当時の日本のために亡くなられた台湾の方々を祀っている。



こちらは、日本人の墓地。出身地区毎に、石碑が建てられている。
日本と台湾との縁の深さを感じさせるお寺だった。
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気軽に台湾その6 鹿港

2011年08月28日 | China・Mongolia

sun今日は、夏らしい一日だった。夏休み最後の週末を楽しんだファミリーも多かったかもしれない。
田尾フラワーロードから、さらに台中に向かう途中の海の近くに、鹿港がある。
ルーカンと中国語(台湾では、北京語のちょっとなまった言葉が使われるそうだが、台湾の人々は、それを国語と呼ぶ)では、発音する。
17世紀に築かれた港町で、かつては、台南と共に、栄華を極めたという。



商店街入り口。生活のための店と、観光客向けの店が、雑然と並んでいた。



天后宮は、華人の信仰の中心である媽祖を祀ったお宮である。台湾の媽祖は、ほとんどがこの媽祖から分かれたものという。元は、福建省の天后宮がら、17世紀に分かれたものだそうだ。
元祖華僑の街とも言えるかもしれない。もちろん、横浜の中華街にも、媽祖廟はある(今のものは、新しく作られた物だが)。



こちらは、本堂。第一級古跡に指定されている。
手前がお供え物を置く台。
ちょうど中国のお盆の時期で、お供え物のお店もたくさん出ていた。
お盆と言っても、日本とは、ずいぶん違う。
シンガポールにいた時もあったのだが、ghost festival と呼ばれていて、何かお化けが出てくる感じなのだ。
祖先の欲しかったもの(お札が普通だが、家や、高級車などいろんなもの)を紙で作り、燃やす。
道教の中元節、仏教の盂蘭盆節、民間の鬼節が合わさってこうなってしまったようなのだが、イメージ的には、鬼節のニュアンスが強く、日本のお盆とはかなり違う。



媽祖を護る神様達。



牡蠣が名物のようだ。いただかなかったが。



九曲巷と呼ばれる地区で、古い街並みが、ここだけ残っている。



上空から見ると、ここだけ、古い瓦屋根の家が密集し、古い街並みがそのまま残された一帯であることがわかるという(近くに写真が展示されていた)。

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すごい霧だった

2011年08月27日 | Topics
今日は、小田原でゴルフだったが、昨日の流れで、すごい霧だった。
トランシーバーで、交信しながらのゴルフで、何も見えない中、文字通り五里霧中。
何をしてるかわからないので、流石に、ハーフで止めた。
写真は、ゴルフ場にあった沙羅の木のモザイク。
今晩は、湯河原で


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