かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

立川黒部アルペンルートの旅⑤ 室堂~黒部湖

2020年09月30日 | Other Western Japan
今日は、秋らしい、さわやかな晴天。
1年中、こんな天気だったら、いいんだけど。



メインの室堂を抜け、黒部ダムに向かう。
まずは、トロリーバス。
と思ったら、時代が変わって、今は、すべて電気自動車に代わっていた。
パワフル!



結構ピカピカ。
観光ブームに乗って、一新したばかりかもしれない。



雄山の下を抜け、あっという間に大観峰へ。
黒部湖を見下ろす。
後立山連峰が見事。



はるか下に黒部平駅が見える。
ロープウェイを写したのだが、小さすぎ。



密とは言わないまでも、かなりの人。
増発しているようで、5分毎に発着していた。



まだ紅葉していない森に、ロープウェイの影が写る。
昨日も来てた人がいて、今日の方が、全然混んでいるとのことだった。



相手ロープウェイを撮ろうとしたが、凄いスピード。



黒部平から、大観峰を見あげる。
その奥が、トロリーで抜けてきた、雄山。



よくもまぁ、こんなルートを開発したものだ。



下りてくるロープウェイを撮影。
この辺まで来ると、両方向からの客が同じぐらいになる。
発着地の立山、黒羽は、どうしても、朝夕の客が、一方向に偏ってしまうので、たいへん。



鹿島槍が美しい。



そして、黒部ケーブルカー。



さらに、急角度ですべり下りる。



黒部湖へ到着。
平均斜度25度ぐらい。
MAXは、30度に近い。



いよいよ黒四ダムに到着。
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倭人・倭国伝 全釈

2020年09月29日 | Books


こんな本があったとは知らなかった。
鳥越さんという方の最後の書と、息子さんの後書きにある。

なかなかユニークで面白かった。

標題が示すように、中国側の資料を、徹底的におさらいする本なのだが、著者はもともと、沖縄の文化を研究しており、雲南省、東南アジアまで、範囲を広げる中で、倭という字は、日本ではなく、中国の中央から、隔たった、もっと広いバーバリアンに対する呼称であったと説く。
雲南省、東南アジアで見た習俗は、中国の書で残される倭人の習俗に引き継がれているように見えるという。

私も、東南アジアを旅行する中で、食事とか、建物とか、日本的だなと感じたことが多々あり、部分的か、全体的かは別にして、中国南方か東南アジアから引き継いだものが、日本の根っこになっていると思う。

本題に入ると、魏志倭人伝以前から、唐書に至るまで、倭人に関する文献を、すべて取り上げている。
かなりの引用が入っており、魏志倭人伝が、その集大成になっている様子がわかる。
著者は、当時の中国では、倭国の方向認識が誤っており、邪馬台国は、大和にあったという説をとる。
そして、奴国が強大で、中国との交渉の最前線に立っていたと考える。
また、当時の体制は、祭祀と、政治が、分離しており、それを前提と考えると、様々な謎も解けると説く。

様々な考えがある中、一つの筋の通った考え方と言えるかもしれない。

中国のさまざまな文献を読みとくと、その内容が、ほとんど、前書の引用になっているが、明らかな写し間違いや、新たな情報の追加などがなされている様子もわかる。
文献を読みとく際の難しいところだ。
書き間違いなのか、訂正なのか。本当の追加なのか、憶測で付け加えただけなのか。

日本書紀との比較も少し出てくるが、これもなかなか難しく、ぴったり一致するとことは多くない。

遣隋使の時代の中国側の文献にはあまり触れたことがなかったので、興味深かった。
日本に残される資料よりは、より高いレベルでの交流があったのではないかと感じさせるがどうか。
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古事記の神々

2020年09月28日 | Books
今日は、久しぶりの青空で、さわやかかと思ったら、いきなり、電車が止まってる。
振替輸送で、何とか前進したら、今度は、踏切の非常ボタン。
なんと、いたずらだったという(見てた人がいるのだから、その場でどうにかならないものか)。
とほほのスタートとなった。



三浦さんの新作と思ったら、2016年に原本は出ていて、本書は、その増補・改訂版。

記紀の神々は、本当にたくさん出て来て、読み方も様々、名前も変わるし、矛盾する記載もあり、そこに様々な解釈が入り、ややこしいことこの上ない。
本書を読めば、クリアになるかと思ったら、三浦ワールドが展開され、ますます迷宮入り?

テーマ毎に三浦さんのお考えが披露され、最後に神名辞典が付く。
神名辞典は、読むものではないので、知らない神様の名前が出てきた時に、辞書代わりに使う感じか。
この辞典自体も相当マニアックなのだが。

最初のテーマが天照大神だが、最高神という割には、その行動は、とても、最高神のものとは思えない。特に、重要な判断は、タカミムスヒが行っており、どっちが最高神かわからない。
確かにそうだ。
では、タカミムスヒを追っていくと、カムムスヒとの関係が謎として浮かび上がる。
スサノヲは神々の中でも、魅力的な神と思われるが、行動が矛盾だらけ。
同じ神の所業と記されているものが、実は、別の神々によるものと考えられるケースも。


歴史書によっては、記紀が作られれた8世紀の政治情勢を、この神々の話に反映させていると説くものも多いが、本書は、古事記を徹底的に読み解くことに主眼を置いており、当時の政治のことには触れない。むしろ、それ以前の、神々のルーツを探ろうとする。
全くの架空なのか、何等かの史実の裏付け(一部でも)があるのか、そこさえあやふやなところで議論する意味がどれだけあるのかという気にもなってくる。

ディープ過ぎて、ついていけないところもあるが、三浦さんの情熱のこもった一冊。
古代史の謎解きは続く。
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ロフトーク メリーホプキン

2020年09月27日 | Music

今日もゴルフ。
天気は、良かったが、小さなミスがちょこちょこ出て、スコアはいまいち。
精進が足りない。

竹内結子さんが、亡くなった。
大ショック。
黄泉がえりが好きだったが、最近では、コンフィデンスマンJPでも活躍。
こらからも、楽しませてくれる女優だったはずなのだが。
何があったのだろうか。
ご冥福をお祈りする。



夜は、最近増えてきた、ネットトークショー。
お題は、メリーホプキン&ゲットバックネイキッド。

おなじみ藤本国彦さんと、鈴木惣一朗さんの対談。

鈴木惣一朗さんは、初めてだったが、生年が同じで(学年はたぶん私が、1年上)、洋楽体験が、かなり被る。
メリーホプキンは、そんなに知らないので、どっちかというと、藤本さんと鈴木さんの体験談の方に興味があった。
鈴木さんは、メリーの方が、ビートルズより先だったというが、私もそうだったかもしれない。
それほど、ラジオでよく流れていた。
藤本さんが、CDジャーナルの編集長を辞めると聞いた時、鈴木さんは、驚いたそうだが、その後ビートルズ研究家として、大活躍をされているのは、ご案内の通り。
いつ、本を書いているのだろうと思うぐらい、露出も多い。
働きすぎにご注意?

2年前のロンドン、リバプールツアーにも同行されたそうで、アップルビルの3階まで入れたという。
今は、オーナーが変わって、入れなくなっているというが、どんどん世の中変わるので(特に、ビートルズが活躍した60年代のものは)、今の内に、楽しめるものは楽しまないと。

本題のメリーホプキンだが、藤本さんは、かつて、女性アーティストの特集本を出したことがあり、その時、徹底的に収集したレコード等が、大きなネタになっていたことがわかった。
デビューアルバムのポストカードと、2枚目の大地の歌とは、全然趣が違うが、1枚目が、ポールプロデュース、2枚目が、結婚することになるトニー・ヴィスコンティ(自伝を読んだ話はアップしたと思う)がプロデュース。
メリーは、プロデューサーのいいなりの制作に反旗をひる返し、結局アップルとも離れることになったのではないかと考察する。

見かけは、かわいいアイドルだが、芯の強いアーティストだった。ウェールズ出身で、発音にも、声にも、個性があった。
万博で、来日したのだが、お二人とも(私も)、まだそれを知る年齢ではなかった。

アップルと疎遠になったのは、ポールが飽きっぽいことも一因ではないかと考察。
ちょうど、ポールが鬱になったといわれるほど、たいへんだったホワイトアルバムの制作後、メリーのプロデュースは、芯から楽しめる仕事だったのではないかと語る。
そして、ゲットバックセッションに向かうことになった。

ゲットバックネイキッドの話は、何度か聞いており、新味はなかったが、鈴木さんも、新たに聞き起こされた会話に驚き、新映画に期待。
今まで出た音源では、やはりゲットバックネイキッドがいいという。
フィルスぺクターのおかげで世に出たレットイットビーだが、オーバープロデュースであることは、衆目の一致するところ。
その後、ジョン、ジョージがフィルを使い続けた理由は、よくわからないが、ジョンの魂などは、フィル色がほとんどない。名前だけでほとんごプロデュースしていないという説もあるそうだが。

本を読む前に、思いっきりネタバレトークを聴いてしまったが、面白かった。

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立川黒部アルペンルートの旅④ 室堂②

2020年09月26日 | Other Eastern Japan
今日は、降水確率50%だったが、結局ずっとしとしと。
ゴルフも、完走できて満足?



展望台から、みくりが池と眺める人々。



こちらが、火山ガス情報ステーション。
登山者に立ち入り禁止エリアなどを、伝えるためにあるのだろう。



みくりが池の東側にそびえる山々。



左上の方が、富山湾になるのだが、普段は、こちらを見あげている。



室堂ターミナル方向を臨む。



迫力の1枚。
立山三山は、富士ノ折立(2,999m)、大汝山(3,015m)、雄山(3,003m)を言うが、この写真に写っているのか?



荒々しさも見せる。



花は、シーズンではなかったが、それでも、可憐な花をちらちら見かけた。



完璧な1枚としておこう。



こちらも。
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