かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

Wham!

2022年05月31日 | Music
今日は、ゴルフ。 途中、一瞬調子がよかったが、終わってみると平凡。 体力低下? 朝方の雨が?

なかなかいいサインがなくて、出物を探していたGeorge Michealのサインをゲット。

これも、いいサインとは言えないのだが、はっきりとは読める。

その下にMark Knopflerのサインがある。

その下のサインは、誰のものかわからない。

ページをめくると、3ページ目の裏に、Wham!の相棒のAndrew Ridgleyのサインが、彼の誕生日である1963年1月26日の日付と共にある。

Wham!は、1986年に解散していたから、その後のサインとして珍しいかもしれない。

George は、2016年に急逝した。

心臓の病気とされている。

Wham!、George Michael については、今さら語ることもないと思うが、このサインがなされたThe Ivor Novello Awardsについて、ちょっと調べてみた。

Ivor Novelloというソングライター、作曲家のための賞

イギリスの著作権団体であるPRS for Music が後援しており、1955年以降、今も続いている伝統のある賞だ。

その頃から、著作権というものが重要視されていたのであれば、ビートルズの楽曲の問題も起こらなかったと思うのだが。

1988年のものだが、その年は、4月7日に、Grosvenor House で開催されている。

批評家団体により選ばれるということで、公平さを売りにしている。

その年のベスト・コンテンポラリー・ソングは、Bee GeesのYou Win Againが獲得している。

ベスト・ソングにノミネートされた曲として、George Michaelと、Aretha FranklinのI Knew You Were Waiting ( For Me )があり、その関係で参加していたのだろう。

Mark KnopflerとAndrew Ridgleyの名は確認できない。

シーティングプランは、所属団体名、個人名、テーブルNo.が、アルファベット順に、4ページに渡って記載されており、相当数の参加者がいたことがわかる。

ただ、個人名が、ファーストネームだけだったり、頭文字だったりして、特定が難しい。

ということで、またまたユニークな逸品をゲットできた。

 

 

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庵野秀明展

2022年05月30日 | Movie


庵野秀明展の話は、前にしたが、重複部分もあるかもしれないが、ゲットした図録の話も。
厚さは、昨日紹介の成田さんの図録と同じぐらいだが、値段は、半分ぐらい。
それでも高いが、中は充実。
庵野さんの幼少期から、今までの、作品の変遷がよくわかる。
展覧会では、各所で、動画が見られたが、それ以外の展示は、図録に収録され、こちらの方がゆっくり見れる。

改めて感じるのは、幼少時の共通体験だ。モスラ、宇宙大戦争、ウルトラマン、マグマ大使、怪獣総進撃など、あるある話ばかり。
そこから先が違う。
マジンガーZ、ガンダムにつながり、アニメの製作、特撮の製作を始める。
自らウルトラマンを演じてしまう。

アニメ製作は、どんどん深化し、ついに風の谷のナウシカの原画制作。
その後も次々と、幻想的だったり、メカニックだったり、独特の世界を生み出していく。
物語の創作活動にも、足を踏み入れていく。

創作段階の、メモ、イラストが多数掲載されているが、その細かさに驚かされる。
井上ひさしさんの小説を作る時のメモを思い出した。
映画製作に取り組みながら、イラストの発表なども行い、ここは、成田さんにも似ている。
サンダーバードのイラストは、ほとんど本物で、エッセイも掲載されている。
ここは、完全に私の想いとシンクロ。

そして、代表作となるエヴァンゲリオン。
それまで、取り組んできた、特撮、メカ、ロボットなどが、融合し、庵野ワールドとなって大きく開花したという感じだ。

その後も前進を続け、少女もの、キューティハニーなどを製作。
そしてついに、日本沈没、巨神兵などの、実写特撮物の制作を始める。
アニメと特撮との融合にも取り組み、シンシリーズへ。
凄いというか、出来過ぎというか。
単なるマニア、オタクに止まらず、とんでもない粘り強い努力と、才能と、チャレンジ精神で、庵野ワールドを切り開いて来た。

同世代の者として、誇らしいし、応援を続けていきたい。
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成田亨作品集

2022年05月29日 | TV Program


今日は、ゴルフ。
暑くなると言っていたので、ちょっと心配だったが、流石まだ5月。
どうにか乗り切った。
ただ、ショットが不安定で、スコアは、さっぱり。



本書は、先日の庵野秀明展で見つけた。
かなり高かったが、ぱらぱらめくったら、すばらしい本だったので、ゲット。
富山、福岡、青森で開催された成田亨展の図録で、2014年に出ていたようだが、この値段にも関わらず、2021年に第三刷が出た。

もちろん知っている造形の絵も多いが、その元絵、全く知らない絵、知ったキャラクターを絵画仕立てにしたもの、彫刻等、多彩なジャンルの写真がずらり。
説明も的確で、もう亡くなられたいた成田さん自身の言葉で、語られている部分も多数。
シン・ウルトラマンで登場したキャラは、全て掲載されている。
庵野さんが、シン・ウルトラマンを企画した時にも、参考にしただろう。

青森美術館の学芸員の方の話が載っているが、これだけの作品が整理されたのは、1年に渡る調査・研究があったことによるものであることがわかる。
ご存命の時の調査だったので、成田さんに直接いろいろ確認することができた。
青森美術館開設に合わせた調査で、かなりの作品が寄贈されたのだという。
その前には、水戸芸術館で特別展が開催され、成田作品が大人気だったという。
単なる巨大化した生物という怪獣の存在を芸術に高めたまさに張本人の作品群だ。

怪獣のデザインを始める前の作品も、掲載されているが、まさに現代芸術で、魅力あふれる作品群だ。
ムサビ在籍中に、ゴジラの製作にバイトで参加したのをきっかけに、二刀流となったが、ウルトラシリーズが始まり、二刀流を諦め、ウルトラ怪獣デザイン等、映画・テレビドラマ製作に専念するようになった。
ガラモン、カネゴン、ケムール人などごく初期の作品だが、高い芸術性を発揮している。
ウルトラマンのデザイン制作時の変遷がわかるが、まさにかっこいい宇宙人?の姿に昇華した。
バルタン星人のデザインがあまり好きでないと前に紹介した本で言っていたが、メカニック・バルタン(メバ)もデザインしていたことを知った。
これこそが、宇宙人のバルタン星人の成田さん流のデザインなのだろう。

元々メカニック的なものにも、たいへん高い関心をいだいていた。
ウルトラセブンも最初のデザインと最終デザインはかなり違う。
当然最終デザインの方が、すばらしく見える。
後期のデザインを見ると、着ぐるみに不適なデザインが増えてくるが、モンスターのデザインをアートとして発表していた。
世界の怪獣、神獣を成田さん流に解釈して、ビジュアル化している。
カラーのものも多く、まさにアート。
カネゴンも絵が多いのもうれしい。

最後の章が特撮美術だが、これは、たぶん映画撮影後消えてしまうものがほとんどだろう。
その中で、原爆投下の景色のデザインは、成田さんの想いのこもったものだ。
麻雀放浪記に使われた東京が焼け野原になったデザインも、反戦の気持ちを込めたものだ。

円谷作品に興味のある人には、必携本?
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高尾山

2022年05月28日 | Other Eastern Japan


今日は、生まれて初めて高尾山に行った。
ミシュラン三ツ星になったことで、外国人が多く訪れるようになった。
もちろん手ごろな山として、日本人にも大人気。
横浜からだと、八王子から、高尾、高尾山口と、乗り継いで、結構あるが、公共交通機関で、入り口まで行けるのはありがたい。
そこから、ケーブルカーに乗るが、日本一の傾斜だそうで、下を見る席に座ったら、最後の方は、前にずり落ちそうになった。



高尾山駅に着くと、いきなりの絶景。
気温が上がり、遠くは霞んでいたが、空気が澄んでいれば、スカイツリー、江の島等、関東平野を一望にできる。



そこから、まずは、高尾山薬王院へ。
立派な山門。
密教というか、修験道のお寺ということだろう。
明王像や、天狗の像が、いたるところに。



ここからの景色もすばらしい。



本堂。
土産物屋と、お寺グッズの店が並ぶ。
飯綱大権現とある。



こちらの方が、御本社らしいが、こちらは、神社仕様で新しいようだ。
元々のご本尊は、薬師如来というが、宗教的立ち位置は、よくわからない。



さらに登ると、いよいよ高尾山頂に到着する。
この碑の前での写真撮影のために行列ができる。
その右奥にあった蕎麦屋で、昼食をとったが、なかなかおいしかった。



何と、期待していなかったのに、富士山が見えた。
すぐ雲に隠れてしまったので、本当にラッキーだった。
ご利益があるか。



いつも間近に見ている大山もくっきりと見えた。



山頂は、開けており、みな思い思いに楽しんでいる。
家族連れも多い。
普通の人は、ここから、また引き返し、高尾山口駅のところにある温泉や、美術館を楽しむのだが、今回は、西の小仏峠へ。



このような道が、2時間ぐらい。
最初は、アップダウンが続くが、小仏城を過ぎた辺りから、下り坂が多くなる。



基本的には、森の中を行くが、時々視界が開け、すばらしい景色が楽しめる。
途中、一丁平という広場が、あったけど、一中継地点という感じ。



小仏城山(しろやま)。
標高670mにあり、戦国時代以前に小規模な城があったという。
茶屋や、電波塔があり、にぎわっている。



お汁粉と、田楽をいただいた。



関東平野が一望。
ちょっと霞んでいたが、新宿、横浜など、高層ビル群が臨める。



相模湖も。
いつもお世話になっている中央高速と圏央道のジャンクションも見えた。
よくこんな山奥に作ったものだ。
昔の甲州街道沿いになる。



小仏峠へ。
仏像が、この2体しか見つからなかったが、この仏像が、小仏の小仏なのか?
この下を、かの有名な中央高速の小仏トンネルが通る。
帰り、その小仏トンネルを超えたところの高架の下を通ったが、拡幅のため、大工事中だった。
確かに、渋滞の名所?だが、どれだけ効果があるのかな?



小仏峠から、小仏峠バス停まで、ひたすら下る。
途中から渓流沿いの道になり、渓流の音が清々しい。
小仏峠バス停から、高尾駅までバス。
土日は、20分に一本走っていて、便利。
道がひじょうに細かったが、ここが元の甲州街道だったらしい。
途中から、国道20号に合流する。



ということで、無事高尾駅に到着。
天候にも恵まれ、充実の1日トレッキングだった。
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空間の感触

2022年05月27日 | The Beatles
今日の天気はほとんど梅雨。 懸念されたほどの大雨にはならなかったが。



ヨーコさんのアルバムは、ほとんど聞いたことがないのだが、見直し機運が高まる中(絶版になっていたのが、再発されている)、数枚ゲットし聴いている。
本アルバムは、1970年代最後のアルバム(1973年)で、アップルから出た最後のアルバムでもある。
ビートルズの赤盤青盤が出たのも、その頃。
RINGOのアルバムに、メンバーが協力参加し、再結成の機運が高まった時期でもあったかもしれない。

ジャケットは、日本の侍たちが、ピラミッドを訪れた時の写真をイメージしているのか。
未知の世界を切り拓こうとしている自分の姿を、侍たちの姿に重ねたのか。

ボーナストラックにボツになったWarrior Womanという曲が収録されているが、そういうイメージだったかもしれない。

ラン・ラン・ランというシングルが出ていたのは、朧気に覚えているのだが、”Run”のニュアンスが”逃げる”という意味だったとは、当時は、知らなかっただろうな。



裏にメッセージがみっしりと書き込まれていて、その翻訳も載っている。
抽象的でわかりにくいところもあるのだが、いろんなことに対し、思いがあふれ出している様子。
ジョンとの関係がおかしくなってきたころのアルバム。
女性上位万歳!などの時期とも重なる。



その当時の写真。
まさにウーマンリブの闘志という姿。
もう50年近く前だが、なかなかその後も女性の社会参画が進まなかったのは、ご存じの通り。
それほど、ヨーコさんの言う通り、壁は高かったということだろう。



曲目は、こんな感じでボーナストラックもたくさん。



本編は意外とおとなしい曲が多い。
メロディーもまずまずで、ジョンが相当手伝ったのかと思われる。
ただ、歌詞が、ヨーコさんの主張を盛り込み過ぎて、やや字余り的な感じを受けるところも多い。
これは、歌詞カードだが、裏面までびっしり。
こちらは、ロマンチックというより、自身の主張を歌詞にしたというところが多い。
バックバンドは、ジョンのマインドゲームズと一緒だから、言うことなし!



ボーナストラックがよくて、最初の2トラックはライブ音源。
1stトラックでは、ヨーコさんが、とつとつと自分の思いを投げかけ、観客も応えている。
Potbelly Rockerという曲は、ジョンのことを、こき下ろしており、よくジョンも付き合っていたなという感じ。
Potbelly Rockerという単語は、太鼓腹のロッカーと訳されている。
その次のIt's Been Very Hardという曲は、少ない歌詞に、ため息などが繰り返されるヨーコさんらしい曲。
最後のMildred,Mildred(DEMO)は、ジョンのギターに合わせて、ヨーコさんが、作ったばかりの歌を歌っている。
失われた週末に入る直前の二人が共同作業を、きちんとしていたことがわかる。

音楽的というより、歴史的に貴重なアルバムかと思う。
聴いてみてよかった。

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