かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

京奈近その3 神護寺

2010年02月21日 | Kyoto・Osaka・Shiga ( Japan )


三尾の最後は、高尾(雄)山の神護寺。一番規模が大きい。が、石段は、結構登りがいがある。



やっと楼門。シーズンオフを利用して、手前の石段を修復中だった。



和気公霊廟。神護寺は、元々高尾山寺といわれ、道鏡の野望を打ち砕いた和気清麻呂により、平安遷都の時期に、造られた。この廟は、その和気公を祀ったものだ。



その斜め後ろに鐘楼があった。この中には、平安時代に造られた国宝の三絶の鐘と呼ばれる銅鐘がある。



さらに、小路を登ると、和気公のお墓もある。



そこから下りてくると、不動明王とともに多宝塔を見上げる広場に出る。このあたりが、神護寺の中心だ。密教の匂いがぷんぷんする。



メインの金堂。奈良~平安時代に造られた国宝の薬師如来を拝むことができる。どっしりした迫力のある像である。その両脇には、四天王、十二神将が並び、これは、鎌倉時代のものだが、なかなかのものだ。有名な国宝の源頼朝公の絵のレプリカも飾ってある。この絵も、神護寺のものだ。



金堂の後ろの山には、多宝塔がある。ここも、紅葉の季節は美しいだろう。



手前が、毘沙門堂。その奥が、五大堂。両方とも、江戸時代の再建だ。奥に見えるのは、金堂だ。



この大師堂も、江戸時代のもので、重要文化財に指定されている。



これは、かわらけ。素焼の杯で、入口で買える。2個で100円。”厄除”と書いてあるのがわかるだろうか。何に使うのか。



この渓谷に向かって投げて、厄落としをするのである。この渓谷は、清滝川渓谷の内でも、もっとも美しいと言われる錦雲渓だ。しかし、この杯、軽すぎて、驚くほど飛ばない。ちゃんと厄は落とせたのだろうか。

山の中にある割には、見所満載のお寺だった。

明日から、また長期の旅に出るので、お休み。しゅいませぇん。



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京奈近その2 西明寺

2010年02月20日 | Kyoto・Osaka・Shiga ( Japan )



京都の北西の愛宕山は、愛宕三尾とも言われる。高尾(雄)、槙尾(まきのお)、栂尾(とがのお)だ。栂尾の高山寺の後は、槙尾の西明寺に寄ってみた。同じ名前のお寺には、翌々日にも行くことになるのだが。
この辺りは、日本で最初にお茶が栽培されたところともいう。最初は、薬的なものだったのかもしれない。




近くには、清滝川という美しい川がある。特に滝はないようだが、結構急な川なので、この名になっているようだ。



紅葉のころは、紅葉が川面に映えて、美しいだろう。



この辺りの位置関係。距離的には、大したことないが、やや坂の上り下りは激しい。



お寺の入り口にある、朱塗りの橋が美しい。高級感は、ないが。



かわいらしい、ひなびた門。
西明寺は、9世紀に、空海の弟子により、神護寺の別院として造られたが、その後興廃を繰り返し、今残るものは、ほとんどが江戸時代のもののようだ。



本堂も簡素。料金を払えば中にも入れるようだったが、人気もなく、お祈りだけした。もちろん、境内には、私一人。



庶民的なお寺だ。
ということで、神護寺に向かう途中にちょっと立ち寄ってみたいお寺。


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Chicago

2010年02月19日 | Music



今日は、Chicago のコンサートに行ってきた。相当久し振りの来日コンサートのようだった。元々9月のチケットだったのだが、ロバートラムさんが、骨を折って、延期になったのだ。結成40周年記念コンサートだという。

Chicagoは、中学の頃大はやりで、メロディーがまだ頭にこびりついている。当時は、LPの付録のロゴシールをギターに張り付けたりしていたぐらいだから、相当の入れ込みようだった。
その後、しばらくご無沙汰だったのに、6年半以上もシカゴで過ごすことになるのだから、人間何が起こるかわからない。
ということで、すごくシンパシーを感じるグループなのだ。
写真は、11枚目のアルバムジャケットだが、住んでた町の名が大きく描かれいるので、お気に入りだ。

コンサートは、キーボード2人、パーカッション2人、ギター1人、ベース1人、ブラス3人の9人の構成。もちろん、キーボードのロバートラムさんが中心だ。
ブラスロックというイメージが強かったが、コンサートを見るとずいぶんイメージが違い、歌、演奏、ブラスがいいバランスで、ポップロックという方が正しいようだ。時代の変遷で、大きく曲のイメージも変わっている。

でも、最後は、お馴染の、25 or 6 to 4 (邦題:長い夜)で、締めた。

演奏する方も、観客も、みんなで楽しんだコンサートだった。
それにしても、40年前からのメンバーは、ロバートラムさんと、あとは誰?

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京奈近その1 高山寺(こうざんじ)

2010年02月18日 | Kyoto・Osaka・Shiga ( Japan )


今日から、京都・奈良・近江(京奈近)の旅を紹介していこうと思う。
初回は、高尾の栂ノ尾にある高山寺。
京都からすぐなのに、えらい山奥。渓流もすばらしい。



完全なシーズンオフで、駐車場の前の商店街?もこんな感じ。



ここが、本寺に残る唯一の国宝である石水院の入り口。



元は、13世紀に建てられた庵室だが、ここに移築されてきたのは、明治時代。建物自体もひじょうに質素な造りである。
高山寺は、世界遺産にも指定されている古寺だが、仏像塔は、ほとんどが博物館。もちろん、もっとも有名な鳥獣人物戯画も博物館。ここに来て見れる国宝は、この建物のみ。
中に、明恵上人が愛した子犬の像などがあったが、正直すごいとうならせるものではない。



石水院から上に道が連なり、寺院のこじんまりした建物が並んでいる。
これは、開山堂。明恵上人臨終の地だが、建物自体は、江戸時代の再建。



仏足石もあったが、これも江戸時代の再刻という。



金堂も、江戸時代の再建。

ということで、お寺の回りの雰囲気はいいが、寺宝を期待していくと、蛻の殻のよう。
私は、六本木の鳥獣人物戯画展を見ていたので、がっかり感はなかったけど。
やはり紅葉のシーズンに訪れるべき、お寺かもしれない。
大事なお宝を守るためにはしょうがないのだろう。
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シンガポールNOW オーチャード

2010年02月17日 | Singapore・Malaysia・Indonesia



話をシンガポールに戻そう。オーチャード通りの変貌振りには、来る度に驚かされるのだが、ほぼ、大改造も落ち着きつつあるようだ。
これは、オーチャードセントラル。エスカレーターで、ビルの中に吸い込まれて行くようだ。



正面入り口には、奇妙な物体が。梅干しの種か、自転車レース用のヘルメットか?
旧正月まで、まだ一カ月もあったのに、早くも、月餅も売っていた(左側)。



ユニクロも出店したようだ。



313@サマーセットも新しくできたSC。地下鉄の入り口を囲むように、SCビルが完成していた。



オーチャードに面したホテルも、大きくセットバックし、さらに下層部分が大きく改築され、ショッピングモールになっていた。



何故か、スターウォーズ軍団がいた。暑いだろうに。



そして、夏にも紹介したアイオン。夜に間近で見たのは、初めて。これは、ビルの前のしゃれたオブジェ。



圧巻は、照明だ。まさに七変化。シンガポールは、エコとは無縁の世界で、成長を続けている?
ということで、シンガポールNOWは、これでおしまい。

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