かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

牧野良幸展

2023年05月31日 | The Beatles


今日は、牧野良幸さんの個展を覗いてきた。
たぶん、4回目。
世代が一緒で、ビートルズ等の音楽体験も共通項が多く、著作群も含めて、楽しませてもらっている。



今回は、またビートルズネタ多数。
これは、1点もののアクリル画。
裏ジャケを題材にしているのがみそ。



こちらは、エッチング。
これは、10部から20部づつ刷っているようだ。
前から気になっていたデザインのものを1点ゲット。



こちらは、リトグラフ。
様々な手法を駆使して、作品を手掛けられている。
根気のいる仕事で、とてもマネできない。
来年は、1回休みにされるそうだ。
最終日だったけど、訪れることができてよかった。



帰りにエドグランの北原さんの展示箱に寄ってみた。
いつも楽しい展示。
今回はミニチュアの世界展。
ミニチュアというより、もっとしっかりした造りで、ジオラマと呼んだ方がいいかもしれない。
昭和の懐かしい風景が再現されている。



かつての映画館は、こんな感じだった。
若大将も若い!



こんなものも。
やや縮小サイズがバラバラのような気もするが。



エドグランのある京橋には、当然、昔は川が流れていた。
前の東京オリンピックの時に、高速になったのかな?
ということで、こちらは、まだ会期を残しているので、京橋にお越しの際は、お寄りになってみてはいかが?



東京駅の八重洲口では、空也上人の立て看が並んでいた。
JRの京都観光キャンペーン。
TVでよくコマーシャルが流れているが、こんなことまでやっているとは知らなかった。
宣伝しなくても、京都には、観光客は行くと思うんだけど。
それにしても、東京駅近辺の外国人比率は高い。



空也上人像の実物大レプリカも。
六波羅蜜寺でも、トーハクでも見たが、ひじょうに写実的で、口から六体の仏像が出るデザインは、空也上人の布教する姿を、リアルに今に伝える。
確かにユニークな像で、インパクトは強いかもしれない。
関東ももうすぐ梅雨入りするだろうが、めげずに、活動していきたい。
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中華を生んだ遊牧民

2023年05月30日 | Books


今日もゴルフ。
特に前半好調で、小さなコンペだが、優勝してしまった。
本当に、何が起こるからからないのが、ゴルフ。



本書は、新聞の広告で、見つけた。
早速ゲット。

標題を見て、清の時代まで扱うのかなと思って読み始めたら、副題にあるように、鮮卑拓跋を中心に取り上げた書だった。
あまり知らない世界で、勉強になった。
標題が言うように、中華と言っても、純粋な漢民族の世界ではなく、隋・唐も含め、遊牧民がいわゆる中華と混じって、築き上げてきたものという感想を持った。

残念ながら、遊牧民の歴史は、文字で残されたものが少ない。
大きな墳墓を残す習慣もなく、その所在、存在すらつかみにくいケースが多い。
ただ、徐々に姿が見えてきており、著者は、まさにその最前線の研究者だ。

拓跋氏が中心的な役割を果たした代~北魏の時代を中心に取り上げるが、莫高窟で、北魏時代の仏像を見ていたので、まさに中華と異質の世界であるということは実感できる。
ただ、国を立ち上げた後、中華の文化や制度を取り入れたため、遊牧民というイメージからは離れていく。
しかし、遊牧民独自の風習も守っていた部分もあり、それが、ユニークな世界を形成し、隋、唐に引き継がれていったという。
その風習の中には、かなり野蛮と感じられるものもあり、その後も中国南部との抗争を繰り返した。

地域的には、中国北部(内モンゴル)からモンゴルが中心だが、元は、トルコの方から移動してきた民族。
ユーラシア大陸のダイナミズムも感じさせる。
モンゴルにはまだ行ったことがないので、一度は、その壮大な草原そ体感したい。
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東日本大震災から12年ー貞山運河の歴史と再生

2023年05月29日 | Tohoku ( Japan )


今日は、梅雨模様。
東海以西は、梅雨入りしたが、関東も時間の問題。



国際フォーラムでの講演会に行った。
この建物、デザインは、いいのだが、使い勝手、維持費は?



講師は、高校の後輩。
地方紙で、論説委員などを務めて来られた論客だ。
地元愛あふれる講演だった。

そもとも貞山運河とは?
恥ずかしながら、知らなかった。
仙石線(仙台から海沿いを通って石巻を結ぶ)沿線の人にはなじみらしい。
伊達政宗の時代から、こつこつ築かれてきた、仙台の東側数十キロにわたる堀(運河)だ。

伊達政宗の所領は、元々米沢。
疎んじられ宮城県北部の岩出山に移されるが、関ケ原の活躍?で仙台に62万石を得る。
その後、農業に力を入れたため、100万石を超えた時期(幕府には、秘密)もあったという。

仙台は、新しい街で、まだ何もなかったから、街作りから、寺社作りまで、大量の木材が必要だったが、陸路では限界があり、南の阿武隈川の奥から木材を切り出し、阿武隈川と広瀬川(下流は、名取川)をつなぎ、そこから上流の仙台まで運んだ。
そのために作られたのが、木曳(きふね)堀で、貞山堀の始まり。
仙台での材木商や、木材の貯蔵地が、まだ町名に多く残っている。

次に作られたのが、鹽竈と、仙台の東にある港であった蒲生をつなぐ御舟入堀。
これは、伊達藩で作られた豊富な米を江戸に送るための運河。
江戸で消費されるコメの10%が伊達藩からのものだったという。
そのため、伊達騒動でも(樅の木は残った!)、伊達藩は、お取りつぶしになることはなかった。

そして、北では、米、生糸を運ぶため、北上川と南をつなぐ北上運河が作られた。
その後も、運河がつながり、宮城県の海側を南北につながる運河が作られた。
貞山運河と名付けられたのは、明治になってからで、伊達政宗の法名にちなむ。

大久保利通は、東北開発を富国強兵の重要施策とし、蒲生港を横浜並みの国際港にするべく、大工事を行った。
運河も大幅に拡幅され、大型船が、往復できるようになった。
生糸は、当時の重要な輸出品だった。
ところが、完成直後に津波を伴う大地震が発生し、港は、破壊され、再建されることはなかった。
その代わり、鉄道が建築され、海運より、陸運の方が、重視されるようになっていった。
全国的にも、優先的で、早かった。

貞山運河はその後も、地元の人に愛され、象徴的風景となり、シジミ漁なども行われた。

ところが、3.11で、貞山運河は、大津波で大被害を被り、周辺の街は、山側に移動させられる等、大きな変化が起きる。
自慢の松林もほぼ消滅した。
ただ、ここに来て、その土地を自治体が買い上げ、民間に安く貸し出し、様々なプロジェクトが、始動したのだという。
複合施設であるテラスや、フルーツパーク、温泉施設など。
それぞれの施設は、魅力的なものであるが、講師の目から見ると有機的なつながりに欠けるという。
そこで、船で移動できる手段などを提供し、エリア全体で、町おこしを行うプロジェクトを立ち上げた。
凄い情熱。

大学から首都圏に出て来た私と違って、ずっと仙台ベースで、暮らして来た方の地元愛。
仙台空港には、国際便も復活してきて、多くの外国人観光客が東北を訪れているが、仙台よりも、周辺県に行く拠点になっているという。
そこで、空港に近い貞山運河を、観光のスタート地点として、より魅力的なエリアにできないかというアイデアだ。
正直、街からは、やや遠く、元々物流のために作られた運河で、そこにどのような付加価値をつけられるかは、難しいような気もする。
アムステルダムや、ブルージュなどを見てきてしまっているから。

そのため仙台市内の川につなげようとしうプランがあったが、仙台市内の河川には、まだ3.11時のがれきが、川底に放置されたままで、まずはそこから手をつけなくてはならないという。
幸い、そのプロジェクトも動き出したという。
今後、仙台が、ますます魅力ある街に成長して欲しいと思った次第。
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APPLE BRAND TAG

2023年05月28日 | The Beatles


昨夜は、都内でパーティーだったが、会場近くで、私が社会人になった頃にできたビルが取り壊し中だった。
寂しい。



今日は、ゴルフ。
コンディション最高。



スコアは、普通。
前半良かったが、後半少し緩んだ。



またまた珍品ゲット。
APPLEブティックに並んだ衣類に付けられていたBRAND TAG。
たまたま、当時売られていた服(厚手のコート)を見せてもらった時についていたのと同じだから、間違いない。
その服は、当時の値段としては、とても高いものだったが、このTAGもその値段にふさわしく凝った作りになっている。

APPLEの最初期のデザインで、その後、今のよりシンプルなデザインに変わっていった。
その変遷は、APPLE社のレターヘッドを追っていくと確認できる。
ただ、印刷物とこのTAGでは、色のニュアンスが異なるが。

何故、このTAGだけ出回ったかというと、杜撰経営ですぐに行き詰まったAppleブティックが、閉店することになり、そこで、未使用のTAGが無料で、配られたということらしい。
ご覧いただければ、わかるように、今のデザインよりも、カラフルで、APPLE設立時の意気込みが感じられる。
APPLE社の名・デザインは、ポールの家に飾られていたルネ・マグリットの絵から着想を得たというが、それを超えるデザインになっている。
変遷を重ね、コンピューター会社の方のAPPLE社にも引き継がれていくことになった。
元祖APPLEデザインと言えるか。



裏から見るとこんな感じで、多くの色の糸が使われていたことが確認できる。



同時にゲットした、もう一つのTAG。
これらのサイケ?なデザイン生み出した創造集団であるTHE FOOLSのTAG。
このTAGが付けられている服を見たことはないが、もっとライトな服につけられたものかもしれない。

創業当時のAPPLE社の記憶を留める逸品と思うが、どうか。
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BACK BEAT

2023年05月27日 | The Beatles


今日は、昼はBACK BEATと、夜はパーティーの2本立て。
BACK BEATは、2019年の初演に続き2回目。
会場変わって、東京建物ブリリアホール。
初めてだったが、新しくて、良かった。



フクロウは、池袋のシンボルだが、どんどん増えているような気がする。
思慮深いイメージで、いいとは思うが。



上演時間は、3時間近い。
かなりのボリュームで、サービス精神満点。



出演メンバーは、ほぼ変わらず。
少なくとも、メインキャストは、不動。
生演奏だから、なかなか代役は、難しい。
再演なったということは、評判が良かったのだろう。
今のメンバーでできる内にという面もあったかもしれない。
ステュ役の戸塚さんが、バツグンの人気で、観客の9割近くが女性。
若い人に、ビートルズの下積み時代を知ってもらえる機会にもなっている。
演出もほぼ変わらなかったと思うが、よくできている。
初演を見た後、実際に、ハンブルグにも行ったから、リアル感も増した。



客への拍手の指示?
これは、初演で記憶ないから、新たに加わった演出だろう。
監獄にぶち込まれるシーンがあったように思うが、カットされたか、記憶違いか。
ビートルズの来日公演の前座で出演した尾藤さんが、お元気に出演されているのが嬉しい。
出演者の影の要?になって、プレスリーを披露。

ビートルズファンだったら、絶対行くべし!
演奏だけでも、聴く価値あり!
荒々しさがよく表現されている。
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