かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

君の居場所

2023年12月31日 | Music
今日は、大晦日。
あっという間の1年だった。
ウクライナ戦争は続くし、パレスチナで新たな戦争が起こるし、悲しい事件も多かったが、コロナの制限がなくなり、外国人観光客が戻るなど、明るい面もあった1年だった。
来年は、どうなるだろうか。
正直、あまり明るい展望は開けないのだけど。



竹内まりやさんの新シングル盤をゲット。
8曲入りだから昔で言えばEP盤か。
新曲2曲と、既存曲のリマスター2曲と、それぞれのカラオケバージョン。

既存曲は、評価が固まっているすてきなホリデイとThe Christmas Songで、今更付け加えることもない。
リマスターと言っても、劇的に音が変わっている訳でもない。

1曲目の君の居場所は、やたらに賑やかな曲だったが、ネトフリのポケモン番組の主題歌だそうで、道理で。
ラストにピカチューの声まで入っている。
2曲目のBrighten up your day !は、すでに木下容子ワイド!スクランブル!のテーマソングで使われている曲で、お馴染み。
まりやさんらしい、明るく爽やかなイメージの曲だ。

もちろん達郎さんのアレンジによるところもいつもながら大きい。
バンドも達郎さんのバンドメンバーが顔を揃えている。
木下さんの番組は、家にいる時は、時々見ているが、あの時間帯、唯一真面目で、ためになる番組だ。
主婦層へのウケはわからないが、NHKでやってもおかしくない内容。
大学繋がりで、テーマ曲を引き受けたのか?

まりやさんファンは、是非。

そろそろツアーやってくれないかなぁ?
万難を廃して行くんだけど。

みなさま、よいお年をお迎えください。
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原始神母 狂気50周年

2023年12月30日 | Music


今日は、今年最後のコンサート。
今月3回目の、EXシアター。
そして、今年2回目の原始神母。



小暮さんが、このプロジェクトを初めて10年以上経つが、どんどんレパートリーも増えて、演奏も深みを増している。
評判が評判を呼び、観客も増えているようだ。



今年は、狂気が出て50周年。
リマスター盤も出たが、第二部は、狂気の完コピ。
第一部は、夏にも見たライブ・アット・ポンペイの完コピ。
ポンペイの方は、夏に見たばかりだが、今回は、屋内で、かつ正面の席から見下ろす形だったので、より味わえた。
それにしても、完成度の高いのには、驚かされる。



狂気は、中学生の頃大評判だったが、私には、難解過ぎた。
ストレートな、ツェペリンや、パープルの方をよく聴いていた。
回りもそんな感じで、フロイド好きは、かなりマニアックな人というイメージだった。
今でも、聞かれ続けているのは、その斬新な、革新的な、サウンドによるものだ。
それも、中心メンバーだったシドが脱退してからだから、恐れ入る。
ただ、本当の終わりの始まりでもあった。

MCで面白かったのは、キーボード、最年長の三国さんの。
札幌出身で、高校生の時、フロイドの公演があり、前から6列までで、しかもキーボードの目の前で、そのステップの踏み方を、まだマネしてるそうだ。
演奏中、照明が降りてきて、目の前にきた時に、急に明るさマックスになったため、何にも見えなくなっだという。
今日も、照明が降りて来る演出があったが、ステージが見にくくなり、いまいちだったけど。
実際に見れた人の話は、うらやましい。

アンコール1曲目は、定番のWall。
そして2曲目は、あの大曲、原子心母。
コーラス隊は、100人募って50人しか集まらなかったそうだが、ブラスセクションも加え、壮大な演奏になった。
コーラス隊の1人が体調が悪そうで、結局は途中から、いなくなってしまったが、大事に至らないといいが。
この訳のわからない壮大な楽曲を生み出した原動力はなんだったんだろうと聞くたびに考えてしまう。
ロックとクラシックの融合というアイデアが基本にあったとは思うのだが。

グッズを買うと、シャケさんのサインがいただけるということだったのだが、年末近くの夜なので、申し訳なかったが、そそくさと帰宅するした。

年末にふさわしい、荘厳なコンサート。
これから、第九に変わる年末行事にしたいと言っていたが、どうなるか。

おかげさまで、よい年越しができそうだ。
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Yuming Kanpai

2023年12月29日 | Music


今日は、無事伊豆から帰って来た。
いつもの小田原の干物屋で、鯵の干物と、金目の煮付け。



Yumingの最新アルバム。
予約してたので、アクリルキーホルダー付き。

新曲はなく、過去の作品をさまざまなアーティストとコラボした作品。
アレンジは、コラボ相手の個性が、現れていて、好き嫌いあると思うが、帯にも、あるように、懐かしい過去、新しい過去というフレーズで聴けば、楽しめる。
最初、最近の風潮で、リズムが強調されているアレンジが多くて戸惑うかもしれないが、何回か聴いてると心地よく感じてくるから不思議なものだ。

例えば、桑田さんの声は、やっぱりユーミンの歌には合わないと思うけど、新たなクリスマスソングと思うと、気持ちが伝わって来る。

しばらく聞いていなかった歌が,取り上げられているのもいい。
今だからは、1985年の作品だが、小田さん、財津さん、坂本さん、高中さん、高橋さん、後藤さんと、まさに夢の共演。
J POPど真ん中のサウンドだ。
Saturday Night Zombies も久しぶりに聴いたが、これは、RHYMMESTERとのコラボが、成功している典型例だろう。
ロンドも久しぶり。

初めてロンドが入ったベスト版は、ユーミンの中で、一番よく聴いたかもしれない。
パンフには、ユーミンのコラボ相手への想いが、直筆で綴られていて、ユーミンの想いが、強く伝わってくる。
今だからなど、過去のコラボ作品は、歌詞のみ。

一番は、やはりGLIM SPANKYの真夏の夜の夢。
サイケど真ん中で、かっこ良過ぎる。
来年、コンサートに行く予定だがやってくれるかな?
ユーミンとのコーラスも聞けるんだけど、一緒にレコーディングしたのか、松尾さんが勝手にハモったのか?

付録のBDは、収録曲のさわりを流しながら、ユーミンが、コラボ相手の話、手紙の朗読、思い出の場所の映像と共にエピソードを語る内容。
さらっとした内容で、ナチュラルなユーミンがいい。
思い出の場所に出て来る山の上ホテルは、その後休館になってしまっている。
時代は、現在進行形で、移っている。
ポップファンに広くお勧めできる。



これ、おまけのアクリルキーホルダー。



これ、ご祝儀代わりにゲットしたシングル盤。
カラオケバージョン付き。



一部は、セーブザチルドレンに寄付される。
本当に、平和な世界が訪れて欲しいと思う。
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古代世界の超技術

2023年12月28日 | Books


今日も伊豆。
昨日よりいい天気。
素晴らしい。
お約束の寿司屋が今日は開いてて、開店と同時に入ったが、すでに満席で、20分ぐらい待った。
まずは、金目!



鮑!



ホッキ貝もコリコリしてて美味しい。



古代日本の超技術と同時に出た、世界版。

世界と言うからどうかなと思ったが、ストーンヘンジ、ローマのパンテオン、兵馬俑、デリーの鉄塔など、行けてるところも多く、もちろん未踏破のところも、行きたいところばかりで、興味深く読めた。

ピラミッドなど、昔から、製法について議論されてきたモニュメントだが、かなり製法は解明されてきているようだ。
ただ、私が、聞いていたものとちょっと違うので、まだ確定はできていないのだろう。
それにしても、とんでもなく広く、高く、精巧な建造物で、今後も議論が続くのだろう。
スフィンクスが、ピラミッドより、かなり後にできたと述べられているが、どれだけ、市民権を得た説なのだろうか。
ピラミッドとスフィンクスが対というイメージが頭にしみついてしまっている。

ストーンヘンジについては、訪れたことがあるにも関わらず、本書でそのすごさを再認識した次第。
石もピラミッドより巨大で、かつ空中に持ち上げている!
また、崩れないための工夫もハイテクで、後に再建された部分よりも、頑丈という。
さらに、その配置がまた精巧。
当時のブリトン人は、高度の天文学的知識を有していたものと思われる。
回りに同様の遺跡が発見され続けているそうだ。

ローマのパンテオンは、ローマ時代にあのような巨大でかつドーム型の建物を作る技術があったのかと、私も行った時にびっくりしたが、ローマのコンクリートの技術にその秘密があるとのこと。
ローマ時代のセメント技術は、現代より上で、耐久性が強かったが、その後忘れ去られ、新たなコンクリート技術は、便利だが耐久性の低いものになったとのこと。
特に、鉄筋コンクリートは、鉄筋の腐食があるため、耐久性が極めて低い(我が家は大丈夫か?)。

兵馬俑の巨大なテラコッタを焼く技術も、それが秦の時代だったことを考えると群を抜いている。
焼く前に顔手足を接合したか、焼いた後に接合したかは、未解明とのこと。

インドのさびない鉄柱の話は、日本の古代の製鉄技術の話と共通している。
古代の鉄は、黒光りはするがその後の劣化が進まない。

メソアメリカ・アンデス文明の話や、ギリシャ文明、ローマ時代の水道橋の話など、題材は有名なものばかりなので、多くの読者の興味を誘うところだろう。
古代文明に興味のある方に、広くお勧めできる。
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古代日本の超技術

2023年12月27日 | Books


今日から、年末恒例の伊豆。
いつもの寿司屋が臨時休業だったので、2回目のイタリアン。



庶民的な店だが、味は、一流。
気に入っている。



本書は、本屋で見つけた。
古代世界の本と、ペアで並んでいた。
世界の方も、読み終えたところ。

ブルーバックスの本で、もしかするとブルーバックスは、高校時代以来かもしれない。
文系に決まってから、読んだ記憶はなく、読むきっかけもなかった。

本書は、古代日本の技術について、考察する本で、著者は半導体製造の技術者という。

ふだん気づかなかったことに多く触れられていて、たいへん面白かった。
また、半導体技術者ならではの視点からの考察も面白かった。

三内丸山遺跡では、巨大な柱穴が見つかっているが、穴は、内側に2度づつ傾いているのだという。
今、巨大な掘立柱の建物が再現されているが、その組み立て作業にも立ち会ったという。
古代人は、人力と縄だけで、この作業を行った。
釣り針が見つかっているが、接着剤代わりにアスファルトが使われており、それが新潟産という。
翡翠玉への穴あけ作業も驚異的な技術が使われている。
作りかけの翡翠玉から、パイプ錐が使われていたことがわかったのだという。
誰がこの技術を数千年前に考えたのか。
それとも、大陸から伝わって来たのか、

この調子で書いているとキリがないので、一言コメントだけ。
古墳は、用水供給システムだった?
五重塔には、最新免振技術が使われている?
当時、のこぎりもカンナもない中、手斧で木材を割った上で、槍鉋で削っていたが、この方法だと、木目に沿った加工しかできないため、結果的に木材が長持ちすることとなった?
これは、半導体を作る時のシリコンウエハーをカットする時の考え方といっしょ。
古代瓦は、呼吸しているため、木造の建物の維持に貢献している?
古代の和釘に使われた鉄は、現代の鉄と製法が違い、強く、長もちで、今も日本刀などには、この古代の技術で作った鉄が使われる?
東大寺の大仏に使われた胴は、山口県の長登の胴であったことが分かってきたが、これは含まれるヒ素の量が、最適で、融点が低いく、鋳型に流し込むのに向いている?

?マークを付けているが、たぶんその通り。
現在の技術が、古代の技術に及ばないという結果になったが、これは、技術が退歩したというわけではなく、技術が進歩していくにつれて、古代の技術のメリットが忘れられつつあったということなのだろう。
寺社の再建や、日本刀の制作などには、ずっと古代の技術が使われてきている(ノスタルジアではなく、必要だから)。
文系と理系の融合の本?
たいへん面白かった。
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