かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

別冊太陽 古事記

2012年12月28日 | Books


今年、自宅からの更新は、最終回。
今年、編纂1300周年の、別冊太陽 古事記。

別冊太陽というと、写真の方が、文よりも多いことが多いのだが、本書は、文の方が多い。
ということで、最初は、戸惑ったが、古事記のみにとどまらず、古代史全体について、伝わる物語と、監修の千田さんを中心としたその物語に対する解説が並行して書かれており、古事記を軸として、日本の古代史を振り返りたい人にとっては、絶好の構成になっている。

いうまでもなく、写真は、すばらしい。古事記の舞台といっても、出雲、奈良に止まらず、広うござんすから、それを、ビジュアルに見せていただけるのは、ありがたい。

比較的最近行った、出雲、山の辺の道、北九州近辺の取材などは、流石と思わせる。宗像大社の宝物館に陳列された沖ノ島での発掘品など、キーとなるお宝も、適切に紹介されている。

本書を見て改めて感じたのは、私の探訪地区に、南九州地区がぽっかり空いていること。”倭人伝、古事記の正体”を読んだ時にも感じたことだ。
来年3連休をがとれたら、本書を片手に、南九州地区を制覇しよう?

明日から、6連休なのだが、連休を利用して、プチ旅行予定。
更新がなかったら、電波が悪かったということで、<m(__)m>。
とりあえず、みなさん、よいお年を!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

BEATLES FOR SARAI

2012年12月27日 | The Beatles



一般雑誌で、ビートルズ特集が、もう一つあった。
サライだ。
サライは、ちょうど、我々世代向けの雑誌で、テーマによって、時々買ったりしている。
もちろん、本誌も即GETした。

こちらは、かなり素人向け。
ビートルズファンの間では知られた人達が、ビートルズへの思いを語り、ビートルズ所縁の地の紹介、ビートルズグッズの紹介等もある定番だ。

面白かったのは、横尾忠則さんのインタビュー。横尾さんは、ビートルズのポスターを作成したのは、知っていたが、これほど筋金入りとは(ポスターの話は、以前した)。
何と1962年に彼らのことを写真で知り、その写真を、自宅の寝室に貼っていたという。当時ビートルズのことを知っている日本人は、ほとんどいなかったろう。
来日公演には行ったが、まだレコードは持っておらず、最初にGETしたレコードは、サージャントペパーズだったという。

1966年にビートルズのイラストを載せたのだが、何とマオ・ルック。ジョンが知ったらびっくりだろう。

そのジョンとあったのは、ニューヨークで個展をやった前年。その後、ヨーコから電話がかかってきて、自宅に招待されたという。その時の写真は、有名だ。
横尾さんが、印度にはまったのも、ビートルズがきっかけ。

ということで、ビートルズ特集は、それなりのものだったが、実は、もっと読み応えがあったのが、琵琶湖路特集。
前、早回りをしたが、もっとゆっくり訪れてみたくなった。
すばらしいお寺、仏像があるのだが、レンタカーじゃないと、回るのはちょっとたいへん。

話がそれたが、ビートルズレコードデビュー50周年の今年も、残りわずか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

pen 7/15号

2012年12月26日 | The Beatles



penという雑誌は、初めて買った。なかなか洒落た雑誌だが、お洒落すぎて、ちょっと縁がなかった。
もう半年ぐらい前だが、ビートルズの特集号なので、買ってみた。結構、店頭に並んでいたので、GETした人も多かったのではないか。
考えてみれば、一般雑誌のビートルズ特集号は、これだけだったんではないかな?

内容は、初心者向けではあるが、ひじょうによくできている。
奥田民生のインタビューから始まって、メンバー紹介、アルバム紹介、逸話紹介、人物関係図、年表など、ビートルズの"いろは"がわかりやすくまとめられている。

面白かったのは、その次に出てくるトミーナッターさんの話。ロンドンの、サヴィルローは、背広の語源となった通りで、背広屋さんが並んでいる。保守的なデザイナーばかりが仕事をしているのかと思いきや、トミーナッターさんという革新的なデザイナーがいて、ビートルズ御用達だったという。アビーロードのジャケットで、ジョージ以外が着ている服や、アップル屋上のゲリラライブで、ジョンとポールが着ているのも、トミーさんの服。ミックジャガーさんや、ツイギーさんも上顧客だった。彼は、早く亡くなったが、愛弟子が、その流れをしっかり引き継いでいる。

アップルブティックの壁画を描いたことで有名な、アーティスト集団”ザ・フール”の話も面白い。ジョージのサイケなミニクーパや、アワワールドや、アイアムザウォルラスでのビートルズの衣装も、彼らの作品という。サージェントペパーズのアルバムジャケット用の幻のデザインも紹介されている。
アート面でも、ビートルズは、常に革新的だった。

その後、ロンドンや、リバプールの街の紹介があって、ヘルプの脚本が紹介されている。これも、映画の作成過程がわかって面白い。
最新オークション事情もびっくりだ。サージェントペパーズの撮影に使われたドラムスキンが、1億14百万円とか、キャバーンクラブでのライブ告知ポスターが340万円など、信じられない値段が並ぶ。

ということで、一般紙のビートルズ特集としては、高レベルの内容だった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

rockin'on THE BEATLES 50周年記念号

2012年12月25日 | The Beatles



今年読んだ本で、まだ紹介しきれていないものが、多数があるが、今年が旬なもの(ビートルズ50周年がらみや、古事記編纂1300年がらみなどは、本当は、今年中に紹介しておきたいんだな。

本書は、rockin'on のビートルズ50周年記念号。
遅れに遅れて、2013年1月号までずれ込んでしまった。元々出さない予定だったけど、他紙が出すので、しょうがないので出したのか。

付録のポスターはうれしいが、内容は?と思ったが、流石老舗雑誌だけあって、きちんとした内容だった。
4人へのインタビューは、たぶん既出のものと思うが、それぞれ重要な内容を含んでいるし、他のミュージッシャンによる、4人評も興味深い。
13枚のアルバムについての評論もあるが、評者がそれぞれ主観も交えながら、面白く読めるように工夫されているように思う。
初心者から、中級者向けかな?

ツェペリンの再結成コンサートの映像化で、来日した、ジミーページさんへの渋谷陽一さんのインタビューも面白かった。ツェペリンのインタビューをさせたら、渋谷さんの右に出る人は、いないだろう。
ジミーが、映画で笑っている姿が多い理由を聞くところなどは、真骨頂。
昔、”狂熱のライブ”が、一般公開されたころ(70年代後半)、渋谷さんが、朝日新聞に、映画評論を載せていたことを、今でも何故か覚えている。
ロックが、社会現象から、エンターテイメント(刺激)のための音楽になったというような内容だったと思う。もう35年ぐらい前のことだが、当時は、ああいった映像は、ほとんどなくて、あの映画は、何回か、映画館に足を運んで見た。ほとんど、BD、DVDで済ましている今では考えられないことだ。

ストーンズの、新ドキュメントフィルムについての対談もあるし、ビートルズ世代のミュージッシャン中心の記事を中心にまとめてくれたという感じ。
紙質がよく読みやすい。値段も良心的。

Merry X'mas!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

SLOWHAND

2012年12月24日 | Music
今日も、実は、ゴルフが入ってたんだけど、パートナーの一人が、今度は突発性難聴になって、どたキャン。最近、周りで、病人がますます増えてきた。
昨日、一昨日と出歩いたので、今日は、ゴルフの打ちっ放しに行ったり(突如くずれる原因がわかったような気がする)、ちょっと部屋を片付けたり。



最近GETしたCDをご紹介。
ECの、新CD(古ーいCDのリマスター)。
”SLOWHAND"の名は、もちろん、ECの奏法が、あまりにもなめらか(超速弾きなのに、ゆっくり弾いているように見える)なことから来た名前。
元のCDを持っていないのでよくわからないが、そんなに音は、クリアーではない感じ。これぐらいにしとかないと、ギターの音が尖りすぎるのかもしれない。
でも、本CDを通しで聞いてみると、当時、ECが変革期であったのだなということがわかる。ブルース色を表に出している今のECの走りも見える。
当時は、どう捉えられていたのだろうか。

クリーム時代から引きずっていたイメージと、新しいECのイメージが、混在している感じがするからだ。
そして、このCDから、多くの曲が、今もコンサートで演奏されているところを見ると、ECは、たぶんこの時期の曲を気に入っているんだと思う。

嬉しいのは、付いてくるライブCD。1977年の4月というから、私は、当時、ぴかぴかの1年生(大学の)だったころだ。確かその当時来日もしているから、コンサートに行った人は、こんな感じの演奏を聴けたのだろう。
私が、初めて行けたのは、1999年だった。遅すぎる初体験だったが、それからもECは、進化を続けている。
この演奏も、クリーム後の半死人の状態から復活して(半死人の状態は、先般のストーンズのブライアンジョーンズの状態を見てよくわかった)、しばらくたって乗ってきた頃のもので、やはり音がややくぐもってる感じはするけど、演奏に勢いが感じられ、バンドとしてのまとまりもある。
当時は、その後こんなに来日してくれるとは思ってもいなかっただろうが、ずっと追っかけていたら、凄かっただろうな。
これは、いい!!

今夜は、小さなクリスマスパーティ挙行予定。
その後は、サティスファクションをテーマ曲にした某ドラマの最終回を。全然、ドラマのストーリーとは関係ないように思うけど、馴染みの曲がテーマ曲に選ばれるのは、嬉しい。タイトルバックの映像も面白い。ぼやっと見てると、ストーンズの映像が流れていると勘違いするかも。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする