10回シリーズで、初回から受講?しているが、早くも第8回。
2000年代に突入!
こんな講座ない⁈
会場のビルでは、やはりツリーの点灯が始まっていた。
1990年代ミドルに出たアンソロジーから、ビートルズを振り返るモードにギアが入ったが、ジョージが、暴漢に襲われ、その影響もあってか、ガンで亡くなるという悲劇が襲う。
ただ、亡くなる前に出したAll Things Must Passのリマスター版が素晴らしい出来。
そして、亡くなってから出た遺作のBrain Washedもいい出来だった。
私は、シンガポールにいた時期だったが、素直に、ジョージらしいいい作品と思ったことを覚えている。
本作、元は、Leg Endという2枚組になる予定だったが、1枚に絞ったことも、功を奏したとのこと。
そう言えば、今日は、Living In The Material Worldのデラックス版の発売日だったが、HMVから、いきなり一方的にキャンセル通知が来た。
Amazonで一応注文し直したが、たぶん入手できないだろう。
限定版でもないはずなのに。
ジョージの死により、実質ポールが1人で、ビートルズを背負うことになったが、その期待に答えるべく、次々に新作を発表。
プライベートでは、最悪の時期であったにもかかわらず。
Driving Rainには、ビートルズっぽい曲が入っているが、アルバムに必ずビートルズっぽい曲を1曲は、入れるようになっていく。
Chaos and Creationでは、ジョージ・マーティンにプロデュースを頼むが断られ、ナイジェル・ゴッドリッチを推薦された。
ナイジェルは、KYタイプで、ポールとの衝突もあったようだが、結果的にいい作品となった。
ジャケットデザインは、いただけないが。
Memories Almost Fullも楽しい作品で出来が良かったが、その他にも、クラシック、ファイアーマンプロジェクトなど、様々なアイデアに取り組んだ。
あまりに作品が多すぎて、当時、メイン以外の作品まで、フォローできていなかったが。
創作意欲が、いい意味で、良作量産に繋がった。
そしてビートルズボックスプロジェクト。
私も、ついにまともなデジタル化がなされるとのことで、大興奮。
それまでは、ステレオ版は、擬似ステレオだったり、初期のアルバム4作は、モノしかなかった。
当時奮発して、ステレオ、モノとも、CD、ビニール盤で揃え、USBバージョンまで揃えた。
USBは、最高音質のハイレゾで、今は、凄いプレミアムがついている。
藤本さんも、発売時のキャンペーンに協力していたそうだ。
私は、まだ、存じあげなかったが。
ビートルズボックスの音質は、最高だったが、解説書の写真がちゃちとのこと。
特に、海外盤は、印刷もひどい。
それで、今も高い日本版を買ったりすることがある。
確かに、その辺にある写真で、かつあまり鮮明でないものを、適当に並べてあったような気がする。
今は、ドルビーアトモスが最高音質と思われるが、ソロアルバムのリマスター時に、パラパラと出てる程度。
ビートルズボックスのきっかけになったのが、2000年に出たビートルズ1で、そこからビートルズを聞き始めた20代、30代の人も多いそうだ。
ビートルズの凄さを物語るエピソード。
ということで、実質ポールだけになってしまったが、ソロ活動も活発な中、ビートルズの振り返りプロジェクトも充実していた2000年代。
私も、2000年代に入ってからは、かなり、新作に付き合った時期となる。
会場で、鈴木さんの、新著をゲットし、サインいただいた。
プロとは言え、音楽に対する真摯な姿勢には、頭が下がる。