かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

写楽1981年1月号

2025年01月22日 | The Beatles
今日は、家事に集中。



写楽1981年1月号をゲット。
経年劣化はあるが、折り目もなく、状態はひじょうによい(そのため、写真も半開き状態で撮影していて、見にくくなっている)。

言ったかもしれないが、私は、1980年12月9日、帰宅後に見た夜9時のニュースで、ジョンの死を知った。
その瞬間”写殺”の文字が頭に浮かび、亡くなったのではなく、何かスクープされたと瞬間的には、思った。
すぐ、射殺されたと理解はしたのだが、”写殺”の文字が頭に浮かんだのは、もしかするとこの本が本屋に並んでいたのが原因かもしれない。
ジョンの記事は、数ページだったので、購入はせず、立ち読みで済ませていたと思う。

中に、2月号が、12月23日発売とあるので、本号は、11月23日頃、亡くなる2週間ほど前に出たのだろう。
それまで、主夫に徹していて、ほとんど表にでていなかったジョンとヨーコが、急に出て来たのだから、大スクープだった。
その他にも、面白い記事(本当に面白い!昭和!)が多くあるが、ジョンとヨーコの記事に絞ってご紹介。



今となっては、有名な写真だが、久しぶりの二人の姿に、新たな世界がこれから広がるのだと思わせた。



篠山紀信さんが、撮影した。
私生活の初公開だ!!とある。



本写真撮影の経緯が説明される。
郡山のロック・フェスで、ヨーコの写真を撮ったことがある篠山さんのところに、9月始めにヨーコからジャケット写真撮影の依頼があったと説明されている。
そして、撮影は9月中旬。
セントラル・パークが一番美しいシーズンかもしれない。
フロリダのパームビーチからニューヨーク北部の山中まで、6軒の住居と4つの牧場を持つ彼らと説明されているが、そんなにたくさん不動産持っていた?
ダコタアパートには、ポール・サイモン、ロバータ・フラック、バースタインらが住んでいるとある。
来年(1981年)には、日本を起点にしたワールド・ツアーの噂も出ているとあるが、これは、今は事実と確認されている。
ジョンは、フランスタバコのジタン、ヨーコは、シャーマンという無添加煙草?を吸うというマニアックな情報も。
本文章は、矢野純一氏が書いたそうだ。



セントラル・パークで?



ヒット・ファクトリーでの二人の様子が、語られる。
曲名なども、紹介されており、最新情報満載。
12/5発売だから、今だったら、ほとんどフライング。



右下は、部屋に飾ってあったジョンとショーンの写真。
撮影のためにひげと剃ってくれたが、血が出たので、クリームで押さえたとのこと。
本当にプライベートな写真だ。
この一冊で、期待を膨らませていたジョンファンは、直後に奈落の底に突き落とされた。



おまけのポスター。
貴重品。



その裏は、三原順子さん。
本誌に記事もあり、ブロマイド売れゆきNo.1の色気派16歳と紹介されている。



編集後記みたいなコーナー。
ヨーコさんからの連絡は、最初矢野さんに来たという。
その時、篠山さんの事務所にいたというから出来過ぎている。
ジョンが、LPを作ることも、そのジャケットを篠山さんが撮ることも、いきなりの話だった。
矢野さんは、結局行けなかっただが、この特ダネは大成功。
一部NG写真は出たそうだが、大反響の写真群となった。
それまで、ほとんど行方不明状態だった二人が、目の前に、忽然と現れたのだから。
私もそうだったと思うのだが、亡くなった時の衝撃が、すべてをワイプアウトしてしまった。
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ビートルズ4人の出生証明書

2025年01月18日 | The Beatles
今日は、お墓参り、家事など。



最近ゲットしたビートルズ関連グッズをちょっとご紹介。
これは、1980年代、リバプールにあったBeatle Cityという博物館(今のThe Beatles Storyのような施設か)で販売されていたビートルズ4人の出生証明書。
Entry of Birthと呼ばれているようだ。

私の子供は、2人ともシカゴで生まれたが、出生証明書は、Birth Certificateと呼ばれていた。
家族に記念として発行されるものだったが、法的に有効な出生証明書は、病院から役所に、出生届として、直接提出されるシステムだった。
このフォーマットを見ると、まさに出生証明書のように見える。

レプリカだから、その後もいろいろ作られたのだろうが、説明によると、このレプリカが最初のものとある。
ほとんど新品。



4枚ともフォーマットは、同一。
右下のスタンプを見ると、イギリス全国統一なのかもしれない。

上は、ジョージ、下は、ジョンのもの。
Districtは、両方とも、Liverpool Southだが、Sub Districtは、異なる。
4枚とも、1979年に発行されたもののようだが、ポールのもののみ、発行日の記載がない。



上が、ポール、下がリンゴのもの。
文字が手書きで、コピーが薄れていて読みにくいのだが、父親の職業の記載が面白い(母親の職業記載欄はない)。
ジョンの父は、Steward。
船の給仕とか、船室係の意味だろう。
リンゴの父は、ケーキ職人とある。
ジョージの父は、バスの運転手、ポールの父のは、ちょっと読めない。

ということで、状態のよい出生証明書のレプリカをゲットできた。
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ビートルズ:10のエレメンツ 2020年代

2025年01月17日 | The Beatles


本講座も、いよいよ10 回シリーズの最終回。
もちろん?皆勤賞。
ついに、2020年代まで、たどりついた。
まさに現在進行形。
講座が始まった時には、片鱗すらなかったプロジェクトが、これでもかこれでもかと。
商魂たくましいと言ってしまうと、身も蓋もないが、ビートルズを愛するが故のプロジェクト揃い。
全部つき合ったつもりだったが、漏れが多かったことも再認識。



映画Yesterdayは、すばらしかった。
ラストのジョンレノンの漁夫の姿も、いかにもという姿。
ビートルズが出ない映画としては、Back Beat、僕の戦争を探して、Nowhere Boy、いとしのフリーダなどがあるが、疑似体験と深める観点から、有意義。
フリーダさんは、ビートルズとの距離感が良かった。

2020年代は、コロナからスタートしたが、その中でのマッカートニーⅢ。
正直地味なアルバムで、箸休めとのコメントもあったが、直後に、ミュージシャンを呼んで、イマジンド・アルバムを作成。
これも、ポールではなかなか出せない現代風のリズム感で、新たな風を吹き込んだ。
このスピード感がポール。

ポール・サルツマン(かつては、ザルツマン)のBeatles in India もユニークな映画。
あまり、ビートルズが出てこないということで、賛否あったが。

そして、Get Back。
やたら、明るいビートルズが描かれたが、実は、ネガとポジが上手く表現されている。
自分達がどこに行くのかわからない4人が、描かれている。
結局、その後、外からいろんな人が入って来て、崩壊してしまう。

リヴォルバーのスペシャル・エディションは、4トラックの時代の、曲の作られた方がわかって、秀逸。
デミックスの技術を活用。
リボルヴァーは、90年代の空気に合うということで、今は、ビートルズの最高のアルバムという評価も。
Tomorrow Never Knowsなど、ジョンのポールへの対抗心が見え見え。
その後、ブルース・ロックに走り、ポールとぶつかる曲は作らなくなった。

Mind Games の、メディテーション・バージョンは、ショーンの作品だが、手法は、5年前に流行った手法という。
リサイジングという手法で、本来の曲の長さの数十倍に伸ばして、瞑想しながら聞く。

その他にも、4人の作品が、新旧とりまぜながら、大量に出た。
それぞれ、評価できるポイントがある。

そして、極めつけは、Now And Then。
74年に詩が作られ、曲は78年に作られた。
それが、結構大胆に編集され世に出たが、この編集は、ポール以外はできなかった。
サビをカットしたり、スライドギターを入れたり。
そもそもこの曲は、ヨーコ向けだったのか、メイパン向けだったのか、ポール向けだったのか。
ちなみに、評判いまいちのジャケットは、デビューアルバムのジャケット写真の手すりの角度を意識したものだったという。
たまたまか、意図的か。
とにかく、話題作りが上手い!

今年も、アンソロジーのリミックス、ポールの新アルバム、ラバー・ソウルのスペシャル版など予想されるとのこと。

本講座は、今回で終了だが、夏から第二弾として、ソロの作品評価の10回シリーズを予定しているとのこと。
これまた楽しみ。
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LOOK UP

2025年01月11日 | The Beatles
今日は、美術館行って、コンサートにも行ったのだが、もう遅いので、昨日聞いたCDの話。



RINGO STARRの21作目のオリジナルアルバム。
RINGOについては、まじめに聞いては来なかったのだが、ビートルズの講座を受講し、解散後、そして、ジョンとジョージが亡くなった後、ビートルズのレガシーを受け継いでいるのは、2人のみという事実を再認識し、反省して?、今回は、即ゲットして聞いてみた。
初版だったので、30cm四方のポスターが付いて来た。



RINGOとしては、2枚目のカントリーアルバム。
元々最近出し続けているEP盤を出そうと思っていたら、曲作りを頼んだT・ボーンがそれ以上の曲を書いてきたため、アルバムにしてしまおうということになったらしい。
なかなかイージー。
ナッシュビルのシンガーソングライターであるビリー・スワンの曲が1曲加わり、11曲入ったアルバムとなった。
リンゴが作っているのは、共作の1作のみだが、Thankfulという、いかにもリンゴらしい曲。
ペダル・スティール・ギターが多用され、全編、カントリーの匂いがプンプンだが、ロックっぽい曲もあり、楽しめる。

チャートを争うという尖ったアルバムではないが、Ringoの好きな、カントリーアルバムとして聴くと、すばらしい!
T.ボーンさんはあまり知らなかったのだが、ディランの70年代のツアーのギタリストだったという。
ということは、私も見ていたのか。
音楽活動を続ける中で、ジョージの奥さんだったオリビアの出版パーティ時に、リンゴが彼に新作の協力を頼んだという。

その軽いノリの割には、カントリーの定番では?というほどの聴きやすい曲が続く。
Ringoの歌、ドラミングもパーフェクトだし、共演のボーカル陣も、出しゃばり過ぎずいい味出している。
有名ミュージシャンを招聘しなかったのは、T.ボーンのアイデアとあるが、大正解。
リンゴの魅力が全面にあふれている。

ビートルズファンは、聞いてみてはいかが?
いい意味で、力が抜けてて、ええょ!
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ビートルズ・ミュージック

2025年01月09日 | The Beatles
今日も、温度は低いが好天。
日本海側は、大雪でたいへんだが。
先秋に行った山形県や、石川県の様子がよくテレビに出てくる。
気を付けて欲しい。
当方、引き続き、家事に集中。



本書は、新聞広告で見つけた。
ビートルズ関連情報には、細かく目を通しているはずなのだが、と思いつつ、安かったので、とりあえずゲット。
びっくり!!
このような本が、この世に、堂々と、新たに世に出るのか?
2012年に出した本の改訂本とあるが、あまりにも、情報が古すぎるというか、不確かというか、いい加減過ぎる。
ビートルズを少しでもかじったことがある人だったら、突っ込み箇所がページの数ほど出てくるだろう。
私見もいろいろ述べられるが、それすらも、うなずける部分が少ない。

私が、ビートルズを聴き始めた中学時代に本書を読んだら、うなずいた部分も少しは、あったかもしれないが、50年後の今、ビートルズ研究は、とんでもないレベルまで進んでいる。
著者、編集者は、そのような情報の収集を、少しでもしたのだろうか。
謎だ。
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