かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

みちのくの仏像&新印象派展

2015年01月31日 | Culture・Arts


今日は、本当は、ゴルフだったんだけど、昨日の雨雪で、クローズ。
天気がよかったので、久しぶりに上野の博物館巡り。



まずは、トーハクの、みちのくの仏像展。
東北各県の、有名どころが集合している。
そんな規模の大きな展覧会ではないが、東北のすばらしい仏像群をまとめて見れるいい機会だ。
まさに、初めて拝む仏様ばかり。

関西の、洗練されたものとはちょっと違う無骨な印象を受ける仏像が多い。
円空の仏様は、初期のものだそうで、すばらしい出来だ。ただし、裏側は、極端に簡素化されていて、薄っぺらくなっている。
被災して修復された仏像も展示されていた。
東北の場合、なかなか訪れることが難しいので、貴重な展覧会となっている。

行ったのが1時で、ちょうどこの有名な階段で、オルガンの演奏会が行なわれていた。



同時に開催されているのが、「大津波と文化財の再生展」。
津波で被災した文化財は、本当に絶望的なダメージを受けるが、それを、いかに再生しているかが、丁寧に説明されている。
科学の進歩もあるが、それにしても、気の遠くなるような作業だ。
この船は、陸前高田の高校の実習船だそうだが、2年かけて、米西海岸に漂着した。
これも修復されたものだが、気の遠くなるような旅を一人で続けたわけだ。



一旦、出て、ランチ。
噴水の池に反射する太陽の光が、春っぽかった。
チューリップのせいかもしれないが。



よく行くカフェ。待合所が外なので、欧風のストーブが設置されている。



今日は、ビーフカレーをいただいた。
野菜の並べ方がおしゃれ。
味は、GOO!



そして次に行ったのが、東京都美術館。
新印象派展が開催されている。
新印象派という言葉は、あまりピンと来なかったのだが、印象派展の後半から出てきた、点描による色彩表現を得意とするグループのことを言うようだ。
その走りが、スーラ。
シカゴ時代何度も見た「グランド・ジャット島の日曜日の午後」が、最初の大金字塔で、そこから、シニャック、ピサロ、クロスなどが発展させ、マティス辺りから、フォービズムの時代にはいった。
19世紀末から、20世紀初頭の、短い期間だが、大きな変化を遂げたことが、本展覧会で、直に見ることができる。
印象派を見慣れているので、どうしても、初期の方に親しみが湧くのだが、その発展のための、科学的な研究過程にも、驚かされた。シニャックは、本まで著している。
近代絵画に興味のある方は、是非!



帰り、懐かしの山手線に遭遇。
そう言えば、例の限定SUICAの受付が始まった。
早速、3枚申し込み。
申し込んで、ちゃんとお金払えばゲットできるから、今度は、慌てる必要ないよ。
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ベスト・オブ・KISS 40

2015年01月30日 | Music



KISSの、新ベスト版が出た。
ももクロとのコラボ新曲もあり、来月行く予定もあり、ゲット。
聴きなれてる曲もあるが、目立つのは、まず、ももクロとのコラボか。
とんでもなくはないが、KISSが日本語で歌ったり、ももクロが、バックコーラスオンリーだったりと、結構、苦労のあとがしのばれる。
たぶん、KISSの思いつきから始まったプロジェクトなので、まぁ、よくここまでまとめたなという感じ。



それからポイントは、DVD映像。
一昨年の公演の様子(私が行った幕張ではなく、武道館)が、よく再現されている。
ポールのボーカルの劣化がちょっと目立つが、パフォーマンスの完成度の高さが感じられる逸品だ。と言っても、3曲だけだけど。

今回のツアーを終えたら、是非、完全なDVDを出して欲しい。
これだけ、迫力のあるライブはそうない。
そして、40周年だ!

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MUSIC LIFE PHOTO EXHIBITION

2015年01月29日 | The Beatles
今日は、表参道に用事があって、ついでに?、珍しく、新宿に来た。



長谷部宏さんの、写真展が、BEAMSで、開催されている。
こじんまりしているが、ちょうど、我々世代が、ロックに、夢中だった時代の、写真ばかりで、凄い!
私が、長谷部さんを、知ったのは、a fool on the hillの、レコーディングに、遭遇した時の、写真からだが、そのちょっと前から、80年代までの、写真が、バラエティ豊かに並んでいる。
MUSIC LIFEの写真展というより、ロックが、もっとも熱かったじないの、写真展と、言っていいだろう。
熱心に見てると、写真1枚1枚のエピソードを、綴ったレジュメをくれる。なかなか、上手くまとめてある。

長谷部さんの、本も、売っていたので、早速ゲット。

展示の写真も、売っているとのことで、聞いたら、ビートルズと、ストーンズのだけは、売ってないとのこと。
流石に、安くは、ないので、断念した。

往年の、ロックファンは、ちらっと寄ってみたら、いかが?

などと、言っていたら、PM来日の報が、飛び込んで来た!
東京は、4/23、25、27。
よし!全部行けそうだ!
PMは、約束果たしてくれたんだ!
今度は、体調整えて、来てね!
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眩人

2015年01月28日 | Books


今度、北九州に行く機会があって、前回行きそこねた松本清張記念館に行こうかなと思って、検索したら、眩人展をやっていることを知った。
眩人という本を調べたら出てたので、早速ゲット。
松本清張さんによる古代史関連の本は多いが本書のことは知らなかった。
見ると、昭和55年に豪華本が出て、昭和56年に普及本、文庫本が昭和58年に出たようだ。
ちょうど、私が、就職した時期の前後に当たる。

読んで見ると、小説とは言うけれど、かなり学術書に近い。
続日本紀がベースだが、主人公である玄肪(日編)の一生を軸に、唐にいたところから、日本に戻ってどろどろの政争を繰り広げ、最終的に、大宰府に左遷され亡くなるまでを描く。
その首が、奈良に舞い戻ったとされるのが、以前訪れた頭塔だ。
注が異様に多く、小説を書きたかったというよりも、研究成果を小説の形にして世に出したかったという方が正しいだろう。
小説としては、ややダイナミズムに欠けるか?
架空の人物も登場するが、やはり続日本紀の小説版という色彩が、強い。

松本清張の古代史に共通するのは、イランと麻薬の影響。遣唐使が持ち帰った文化の中に紛れ込んだこれらの要素が、当時の日本に大きな影響を与えたという考え方である。
後者については、よくわからないが、前者については、その後も研究が進み、イランから直接というよりも、イラン発祥の文化、考え方が、インドの文化、考え方に紛れ込み、それが中国経由で、日本に伝えられたと考えるべきだろう。
シルクロードのなせる技だ。シルクロードにより伝えられた文化が、どこでどういう風に形成されてきたのかは、これからも、研究が続けられ、成果が上がってくるだろう。

本書で、一番驚いたのが、平山さんの挿絵がふんだんに盛り込まれていることだ。平山さんの思い入れも詰まった本だったのだ。本書の味わいを、深いものにしてくれる。

古代史の面白さを満喫させてくれる本。
火の路も読んでいたので、さらに楽しめた。
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仙台神社巡りその3 大崎八幡宮

2015年01月27日 | Tohoku ( Japan )


大崎八幡宮は、この日訪れた中で、ダントツで、多く行った。
仙台市内随一の神社と言えるだろう。
どんと祭りも全国的に有名だ。
前は、市電の終点だった。
時間が無くなったので、タクシーを使ったら、1500円かかった。結構駅から、距離あったんだ。



元々大崎市にあったが、伊達政宗がこの地に移したという。



お酒だけでなく、ウィスキーや、ビールも。宮城県では、ビール工場も、マッサンで有名になったウィスキー工場も有名だ。



由緒を感じる門。説明には、割拝殿様式お長床とある。
重要文化財に指定されている。



御社殿は、伊達政宗の命によるもの。豊臣家召抱えの大工によるもので、国宝に指定されている。桃山時代の豪華さが、そのまま残された。



金色と、彩色が見事だ。



権現造りの現存最古の建造物としても貴重。



創建当時の彫刻が見事に残されている。



仙台を訪れたら、伊達政宗の威光を伝える代表的な建築なので、是非訪れて欲しい。
ということで、一日で、仙台近辺の代表的な神社を訪れることができた。
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