かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

Jeddah

2008年11月30日 | Europe・Middle East・Africa


Jeddahは、アラビア半島の西側、紅海(RED SEA)に面した港街。サウジアラビアの商業の中心で、古くは、ヘジャズ王国の都として、栄えた。
これは、紅海上の噴水。とんでもない高さである。夜のみライトアップの中、噴き出している。



イスラム教の開祖であるムハンマドが生を受けたメッカ、最期の地であるメディナに近く、巡礼者が多く訪れる。12月のイスラム教の最大の行事であるHAJに向け、すでに多くの巡礼者が訪れていて、RIYADHからの飛行機は、超満員。しかも、みな巡礼用の服装だから、外部者から見ると、異様な雰囲気だった。メッカを指ししめす→も、気のせいか大きかった。



町は、もちろん大都会。



旧市街に向かう道には、今もGATEがあった。

旧市街は、スークと呼ばれ、古い建物が多く残り、庶民的な店が立ち並ぶ。アラブらしい雰囲気を残した町だ。巡礼を終えた巡礼者で、夜は、大賑わいという。HAJの後は、動けないぐらいの人ごみだろう。



道は、なぜか皆くねっている。



女性が画面に入ってはたいへんなので、なかなか撮影も難しい。



香辛料は、古くからの交易品だ。
この地域の再開発の話もあるという。古い町並みが失われていくのは寂しいが、いつ風化してもおかしくないぐらいの古い家並みだ。
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Riyadh

2008年11月29日 | Europe・Middle East・Africa
ムンバイのテロがようやく鎮圧された。事前に、犯人は武器をホテルに持ち込んでいたという。考えてみると、ジャカルタ、マニラ、サウジアラビアなどのホテルでは、入口で、車のチェックや、携帯品のチェックがあるのに、なぜかインドではなかった。その辺も狙われた原因かもしれない。
特に、サウジアラビアでは、ホテルの入口には、必ず兵士が銃を構えており、侵入者にすぐ対応できる体制をとっていた。この国も、数年前までは、テロが横行。9.11の犯人も、ほとんどがサウジアラビア国籍であったことは、記憶に新しいところ。



Riyadh(リヤド)は、サウジアラビアの首都。オイルマネーで急速に発展したものの、まだまだ大きなビルは少ない。

サウジアラビアへは、生まれて初めて来たのだが、イスラムの戒律を厳しく守っているのには驚いた。
その一例を。
・お酒一切禁止(普通ホテルや一部レストランではOKなのだが)。
・女性は、顔を他人に見せてはいけない。だから、基本的には歩いていないし、どうしても出歩く場合は、黒い、顔ごとすっぽり隠れる民族衣装を着て出かける。外国人にも、同様の行動を求めるが、顔を出している人は、見かけた。
・恋愛禁止。結婚は、親が決める。
・一日5回のお祈りの時間は、店など全部クローズ。
・銀行の窓口や、一部ショップは、男性用、女性用が分かれている。
・写真撮影は、厳しく取り締まられており、女性の撮影や、政府機関の建物の撮影は、ご法度。運が悪いと、連行される。
・学校の授業の半分以上は、コーランの勉強に費やされる。
・映画館はない。などなど。



テレビでは、一日中コーランが流れている。



UFOを思わせるユニークなビル。政府機関のビルだが、敢えて特定はしない。



夜景は、こんな感じ。



これは、マスマク・フォートレス。アブドゥル・アジス軍がリヤドの町を支配下に取り戻し、サウジ家のアラビア(サウジアラビア)が、生まれた場所だ。今は、歴史博物館になっている。



その向こうには、広場がある。週二回の公開処刑場との話だったが。



たぶんAl Faysaliyya Tower。ホテルが中に入っている。



Riyadhのランドマーク的な存在であるKingdom Tower。上部のブリッジ状の部分が、展望台になっている。



そこから見下ろしたのが、この写真。大きな建物がほとんどないが、延々と町並みが続いてり、大都市であることがわかる。
展望台からは、写真撮影禁止だが、有料カメラマンがいて、私のSMカードで、有料でとってもらったもの。携帯電話での撮影はOKという。残念ながら、理不尽と思われることも多いお国柄ではある。
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アラブに行ってきた

2008年11月28日 | Europe・Middle East・Africa

ムンバイのタージマハルホテル


ムンバイのトライデントホテル


ムンバイの中央駅

ムンバイで、たいへんなテロが起きた。許せないと思う心は皆共通だが、その原因になっている根っこの部分を忘れてはいけない。経済の成長が進み、格差が拡大したことが原因になっているのは、確かと思われるからだ。中国のチベットや、ウィグルの問題も根は一緒。
テロ防止対策と同時に、世の中の格差是正についても、考える必要があるだろう。
今回テロに襲撃されたホテルなどは、ムンバイに訪れた人なら、誰もが知っている中心地。
人ごとではない。今回は、日本人も巻き込まれてしまった。

私が今回行っていたのは、アラブだった。アラブについては、あまり知らなかったので、驚きの連続だった。

中身は、おいおいお話するとして、今日は、ルートだけご紹介。

成田香港(transit only)Baharain(transit only)Riyadh(Saudi Arabia"S")Jeddah(S)Damman(S)Al Khobar(S)Dhahran(S)BaharainDubai(UAE)Abu Dhabi(UAE)Dubai(UAE)名古屋

というわけで、よくも無事に帰ってこれたものだ。



これは、Dubai に建設中の、世界一高くなるはずのビル(BURJ DUBAI)。


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ジャカルタその3 バタビア

2008年11月20日 | Singapore・Malaysia・Indonesia


バタビアは、オランダ統治時代のジャカルタの町だ。今のジャカルタの北側にあり、海に面している。そこには、オランダ統治時代の名残が多く見られる。
これは、ゴッホの絵にも出てきそうな跳ね橋。



これは、スンダクラパ港。オランダ統治時代は、バタビア港で、ここで、東インド会社が、ヨーロッパに向け、絹、陶器など、東洋の特産品を輸出していたというわけだ。
今も、大きな帆船が所せましと停泊している。



荷物の積み降ろしは、完全人力。何故?と聞きたくなる。時代から取り残されたような一画だ。



荷降ろしの人夫たち相手の物売りの皆さんもいた。



これは、バタビアの中心部にあるジャカルタ歴史博物館。17世紀の建物で、バタビアの市庁舎だった。18世紀には、東インド会社の本拠地になったという。
その日は、何かセレモニーをやっていた。




これは、たぶん郵便局。歴史博物館の対面にある。やはり、歴史を感じさせる一品だ。



これは、ジャカルタ・コタ駅。今もジャワ島の鉄道網の起点だ。



このあたりには、運河らしい水路が張り巡らされ、オランダの町並みを彷彿とさせる。

ジャカルタの市街地は、やや殺伐とした印象なので、このバタビア地区で、ちょっと気分を変えてみてはいかが?
ということで、ジャカルタシリーズは、とりあえず、終了。

また、明日から、日本を脱出することになったので、しばらくお休み。すんません。
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ジャカルタその2 ジャカルタ市内

2008年11月19日 | Singapore・Malaysia・Indonesia


ジャカルタ市内を、ぶらぶらしてみた。歩くのは危険だから、ホテルの車をお願いした。
これは、国立博物館だが、残念ながら、営業時間外で閉まっていた。10年前に初めてジャカルタを訪れた時入ったが、それは素晴らしいものだった。インドから流入したヒンドゥ文化、仏教文化、そして、イスラム文化、インドネシア独自の文化を展示する部分と、東インド会社の交易品等が所狭しと並べられ、ユーラシア大陸の東の果てに広がる島国にふさわしい充実度だった。



大統領官邸は、コロニアル風だ。元は、オランダ提督の官邸であったという。ここの前は、停車禁止。



その前のムルデカ広場にそびえたつのは、モナス(独立記念塔)。ちょっと暗くてわかりにくいが、てっぺんの炎の部分は、金色に輝いていて、登れるようになっている。今回は、閉館後で見上げるだけだったが、オランダの搾取に明け暮れた植民地時代から解き放たれた、インドネシア独立当時の意気込みが感じられる一品である。



その脇には、東南アジア最大のモスクであるイスティクラル・モスクがある。1978年完成。その巨大さは、やはり10年前に実感した。H/Pに載せてあるので、興味のある方は、どうぞ。



これは、ホテルの部屋からの眺めだが、高層マンション、昔ながらの家々、モスクと、ジャカルタの代表的な風景が広がる。貧富の差は、日本の比ではない。とにかく大都会である。
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