ムンバイのテロがようやく鎮圧された。事前に、犯人は武器をホテルに持ち込んでいたという。考えてみると、ジャカルタ、マニラ、サウジアラビアなどのホテルでは、入口で、車のチェックや、携帯品のチェックがあるのに、なぜかインドではなかった。その辺も狙われた原因かもしれない。
特に、サウジアラビアでは、ホテルの入口には、必ず兵士が銃を構えており、侵入者にすぐ対応できる体制をとっていた。この国も、数年前までは、テロが横行。9.11の犯人も、ほとんどがサウジアラビア国籍であったことは、記憶に新しいところ。
Riyadh(リヤド)は、サウジアラビアの首都。オイルマネーで急速に発展したものの、まだまだ大きなビルは少ない。
サウジアラビアへは、生まれて初めて来たのだが、イスラムの戒律を厳しく守っているのには驚いた。
その一例を。
・お酒一切禁止(普通ホテルや一部レストランではOKなのだが)。
・女性は、顔を他人に見せてはいけない。だから、基本的には歩いていないし、どうしても出歩く場合は、黒い、顔ごとすっぽり隠れる民族衣装を着て出かける。外国人にも、同様の行動を求めるが、顔を出している人は、見かけた。
・恋愛禁止。結婚は、親が決める。
・一日5回のお祈りの時間は、店など全部クローズ。
・銀行の窓口や、一部ショップは、男性用、女性用が分かれている。
・写真撮影は、厳しく取り締まられており、女性の撮影や、政府機関の建物の撮影は、ご法度。運が悪いと、連行される。
・学校の授業の半分以上は、コーランの勉強に費やされる。
・映画館はない。などなど。
テレビでは、一日中コーランが流れている。
UFOを思わせるユニークなビル。政府機関のビルだが、敢えて特定はしない。
夜景は、こんな感じ。
これは、マスマク・フォートレス。アブドゥル・アジス軍がリヤドの町を支配下に取り戻し、サウジ家のアラビア(サウジアラビア)が、生まれた場所だ。今は、歴史博物館になっている。
その向こうには、広場がある。週二回の公開処刑場との話だったが。
たぶんAl Faysaliyya Tower。ホテルが中に入っている。
Riyadhのランドマーク的な存在であるKingdom Tower。上部のブリッジ状の部分が、展望台になっている。
そこから見下ろしたのが、この写真。大きな建物がほとんどないが、延々と町並みが続いてり、大都市であることがわかる。
展望台からは、写真撮影禁止だが、有料カメラマンがいて、私のSMカードで、有料でとってもらったもの。携帯電話での撮影はOKという。残念ながら、理不尽と思われることも多いお国柄ではある。