かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

清張古代遊記

2015年06月30日 | Books


梅雨の晴れ間がちょと続いたが、夏は、まだ先。



清張記念館に行ってから、いろいろ本をまた買いだした。
本書は、1993年に出た本だが、中古で、ネットですぐ手に入る。

松本清張さんが、亡くなられてすぐ出た本のようだから、絶筆と言ってもいいのかもしれない。
松本清張さんの古代史研究の最終形が本書に集約されている感じで、感動の一冊と言えるかもしれない。
これまで、清張さんの古代史にかかる本と重複している部分がかなりあるが、その後の発見を加え集大成した感じになっている。

その後、特に、近畿で、いろんな発見がなされているが、まだこの清張さんの説を否定する物は、見つかっていない。ただ、本書では、やはりアマチュアということで、自説をあまり議論してくれない学会に対する不満も述べている。
本書を読めば、アマチュアのレベルは、はるかに超えていることは明らかで、邪馬台国の議論の際、本書を議論に加えることは、必要だろう。

吉野ケ里と邪馬台国という副題がついている。
吉野ケ里は、清張さんの奥様の実家に近く、親しみのある場所で、かつ、清張さんは、邪馬台国は、九州北部と考えているから、邪馬台国と比定するのかなと思ったら、村の造り、発掘物が、倭人伝のそれとは随分違うという。
清張さんに言わすと、畿内説は、論外になる。
本書の最後の方に、清張さんの説の独自部分をまとめてくれているので、やや長すぎると感じられる本文も、最後に腹落ちする。

清張ファン、古代史ファンは、是非ご一読を。


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THE BEATLES #1 SINGLES COLLECTION

2015年06月29日 | The Beatles
何と、イエスの、クリススクワイアさんが、亡くなってしまった。
享年67歳だったという。
昨年コンサートに行ったばかりで、昨日、新BDのご紹介をした直後で、本当に驚いた。
ご冥福をお祈りする。



ビートルズ関連の、また珍品が出た。

その名も、#1 SINGLES COLLECTION。

何かというと、レコード型のカードに、ビートルズの第一位になった楽曲の名が印刷されたものが、27枚。
そして、それぞれの楽曲毎の封筒27枚が準備され、そこには、英国、米国での発売日と、一位になった日が記され、世界各国のジャケットが印刷されている。

それ以上のものでも、それ以下のものでもないが、このような商品を思いつく企画者に拍手ってとこかな?
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LIKE IT IS AT THE MESA ARTS CENTER

2015年06月28日 | Music

今日は、梅雨の晴れ間。真夏の天気で、ゴルフをエンジョイ。
やっぱりつりそうになったから、栄養補給は、十分にしないといけない。
スコアは、そこそこだったが、ナイスショットが随所に見られた。



YESの完コピツアーのBD、第二弾。
昨年11月での日本ツアーでも見た、危機とこわれものの完コピ。
今度は、日本版をゲットしたので、CD付きで、おまけのロンリーハートが付いてくる。
こっちの2枚の方が、昔、徹底的に聴いたアルバムの完コピので、手の汗の握り方が違う?

日本のツアーでも感じたが、本当に、ギリギリのところでやっている感じ。
お聴きいただければわかると思うが、日米で同じということは、これが、本来の演奏ということなのか。
構成、演出も、ほとんど完全に日本ツアーの時と同じで、日本ツアーに行かれたかたは、是非ゲットして欲しい。
とにかく、スリリングな演奏だ。

改めて、ボーカルはうまいが、ちょっと音がオリジナルよりは、高めなのと、キーボードもちょっとアレンジが違うかなと感じるところはあるが、元のアルバム製作者中心になって、完コピしている訳で、その編のトリビュートバンドとは訳が違う。
でも、やはり、シンガポールの時見た時にもいたスティーブハウと、クリススクワイアと、アランホワイトの演奏が、どうしてもしっくりはしてしまう。

すばらしいので、プログレファンは、是非。

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Martin D-28

2015年06月27日 | The Beatles


今日は、典型的な梅雨空。
ゴルフもあえなくキャンセルになり、家事?に徹した。



今年も、無事、庭のガクアジサイが開花。



注文していたギターのミニチュアが届いた。
Martin社の、D-28。
Martin社の社長のサイン入り。
100製作されたうちの46番。
モデル自体は、全部で、10,000作成され、内、2,500が、アーティストのサイン付き、100が、社長のサイン付きだったようだ。
社長が、サインするぐらいだから、まさにお墨付きあり!

説明書によると、1930年代に製作され、プレスリーなど有名歌手に使われたとある。アコギらしいアコギと言えるが、ビートルズで言えば、ハローグッバイのPVで、JLが使用していた。
先日紹介したビートルズギアによると、ギブソンJ-160Eがサイケの塗装がされたため、音が悪くなり、本PV以降、D-28が、JLのメインのアコギになったという。
その後、J-160Eの塗装は、はがされ、インドでのセッションから、J-160Eにまた戻ったという。



本モデルは、現物の1/5のサイズで、忠実に作られていて、弦もしっかり張られている。



もちろん、ケースにも、ぴったり収まる。

まぁ、ギター好きの方のデコレーション用として、いいんでないかい?
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清張映画にかけた男たち

2015年06月26日 | Movie



本書の存在は、2月に、松本清張記念館に行った時に知って、早速ゲット。
私が生まれたころの話で、実感がはないのだが、臨場感あふれるメイキングストーリーで、すばらしい。

中心トピックである張り込みという映画は、佐賀で、大々的にロケが行われたが、著者は、ロケ班の宿舎の生まれで、子供ながらに、この映画全盛期を体感している。
そして、関係者へのフォローで、この映画にかける関係者の熱意を浮き彫りにする。
特に、監督の野村芳太郎、脚本の橋本忍の存在感はすごい。
本作品をきっかけに、名作をたくさん生み出した。
松本清張というと、たくさん映画化されたイメージがあるが、本作品は、2作品目で、本格的な初の作品だったという。
当時の映画への情熱が、リアルにわかる本。

松本清張の奥様が、吉野ケ里遺跡近くの出身であることを本書で知ったが、清張の古代史へののめり込みは、その生い立ちから来たことを再認識した。



久しぶりにDVDの方も見たが、本書に記されているとおり、緊張感あふれるすばらしい映像になっている。
何となく見ていると、気づかないところもあるんだけど。

たまたま当時、松竹の大船にいた方と面識があったのだが、クレジットに名前を見つけたのは嬉しかった。
我々が、生まれた頃、映画の絶頂期に、確かにその場にいた方だったのだ。

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