かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

弘法大師の世界

2022年03月31日 | Culture・Arts


本書は昨年出た別冊太陽。

後に出た最澄の方を先に読んでしまったが、こちらも、読み応えあり。

最澄の方は、仏教全体に話が及ぶ面が多かったような気がするが、本書は、空海の世界により絞った内容になっている。

読み物としても、写真集としても、すばらしい出来。
項目としては、今に生きる弘法大師、弘法大師の生涯、おしえ、伝説となっているが、どの章も読みごたえがあるし、一般的な話のみではなく、結構突っ込んだ展開をしている章もある。

天台宗は、その弟子たちによって、鎌倉仏教の諸派となり、日本の仏教の基礎を形作ることになったが、真言宗は、真言宗、弘法大師信仰となって、そのまま今の時代に生き続けたように思う。
お遍路さんもそうだし、高野山、東寺、醍醐寺、仁和寺などの巨大寺院もそうだ。

本書で、もう一つ気づかされるのが、伝説が荒唐無稽なのにもかかわらず、空海だから、あるかもと信じたくなってしまうこと。
空海は、62歳(今の私と同じ)で、入定したとされるが、そんな短時間で、これだけのことができるものなのか。
ただ、聖徳太子のように、曖昧模糊とした人間ではなく、実在した人間なのだから、これだけのことをやり遂げた。
書も多く残されるが、内容のレベルが高く、かつ書体も、変化に富んでいて、それぞれが美しい。
鶴岡八幡宮の扁額の文字も、空海が元ということを本書で知った。

仏教が伝わり、政治につながるようになったのは、明日香から、奈良だが、本当に日本人に仏教が浸透しだしたのは、まさに最澄、空海の時代以降。
今の日本の進行の基礎を作った二人と言って差し支えないし、お二人とも、偉大な人物であったことは事実。

お遍路もいつか取り組みたいと改めて思った次第。
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琵琶湖カントリー倶楽部

2022年03月30日 | Kyoto・Osaka・Shiga ( Japan )
今日、突然、本ブログサービスの停止連絡が来た。
引っ越せるのだろうが、体裁が変わってしまうし、カウンターもゼロに戻ってしまう。
15年以上続けていて、2回目だから、よしとしないといけないのかもしれないが、腹だたしい。



今日は、初めて名門琵琶湖カントリー倶楽部で、プレイした。
昨年の日本オープンも開催された名門。
もちろん、プロの試合は、ブラックティーの後ろの特設ティーグランドを使ったり、パー5が、パー4になったりして、全く別ものなのだが。



伝統を感じさせるモニュメント多数。



若干のアップダウンを繰り返すが、極端な、坂はない。
フェアウェイも、比較的広く、思いっきりプレイできる。



これは、琵琶湖の形をした名物の池。
琵琶湖大橋まである。



山も所々に臨め、景色も良い。



ミドルホールなのに、ティーグランドの目の前にある池。
ただ、そんなにプレッシャーにはならない。
難しいのは、グリーン周りとグリーン。
かなりの砲台グリーンが多く、短いと、かなり下まで、落ちてしまう。
運が、悪いとバンカーまで、落ちてしまう。
グリーンも大体、お椀をかぶせたような作りになっており、打ち過ぎると、反対側まで、落ちてしまう。
正確なアプローチショットが、できるかが、鍵。



琵琶湖を見下ろせるホール。
手前の街は、草津。
ゴルフ場自体は、栗東市にある。



最終ホール。
スコアは、さっぱりだったが、最高の天気に恵まれ、楽しい1日だった。
桜は、街よりちょっと温度が低いのか、まだ、一部咲き。



昨年秋の日本オープン参加者の寄せ書き。
コロナが、治まっていた時期で、盛り上がっただろう。
来週は、ステップアップツアーも開催されるそうだ。
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Robert Fripp

2022年03月29日 | Music
今日は、大阪。
仕事終え、ワールドカップ2次予選中。
両チームにとって、消化試合なのだが、日本の選手個人にとっては、重要な試合。
いくら.消化試合とはいえ、負けないで欲しい。



昨年、コロナの合間を縫って来日公演してくれたKing Crimsonのギタリスト、Robert Fripp さんのサインをゲット。
かなり個性の強そうな人で、サインもあまりしないのかなと思っていたら、お茶目なイラスト入りのサイン。
そういえば、コロナ禍では、奥様とこれまたお茶目なおふざけYOUTUBEで、世の中と明るくしてくれた。
プログレの代表格。

やはり、キングクリムゾンの第一作である、キングクリムゾンの宮殿のインパクトが強いのだが、その後も、過激な作品を連発して、強烈な印象を残している。
グループはいったん解散したものの、復活し、ツアーを続けている。
ただ、当初のメンバーは彼しかいない。

ロックギタリストとしては、異色で、椅子に座って、ストイックに演奏する。
時にキーボードも弾く。
コンダクターとして、複雑な楽曲を、破綻なしに盛り上げる手法には、いつも驚嘆させられる。

ジミヘン、ビートルズとは、感化し合う仲だが、クリムゾンの宮殿が、アビーロードをトップの座から引きずり落としたというのは都市伝説だったことが、わかっている。

ほとんど神?

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鎌倉殿の13人 北条義時とその時代

2022年03月27日 | Books



今日は、ゴルフ。
昨夜は、荒天だったが、朝は、晴れて、桜が綺麗。



気温も上昇。
やはり、桜は、青空に映える。



途中も、桜に気をとられて。



スコアはさっぱり君。



本書は、大河ドラマつながりでゲット。
パッケージを見て、初心者向けと思ったら、結構最先端の研究成果ももられていて、初心者から、中級者まで、楽しめる内容になっていた。

この時代、登場人物が多く、かつ、その関係も複雑なので、三谷さんが、どの程度の人物を登場させるのかわからないのだが、小栗旬のさわやかな感じとはかけ離れた、どろどろの権力争いが、続く。
意図してというか、源家と、自分を守るために動いていたつもりが、いつの間にかトップになってしまったという具合なのだろうか。

それにしても、過去の恩とか、血縁とか、関係ない戦いの連続は、時代の転換期だからなのだろうか。
ウクライナもそうだが、時代が変わろうとする時は、必ず不幸な人が出る。
明治維新などは、スムーズにいった方だ。

本の構成が巧みで、それぞれ、その分野での専門家が解説してくれるので、説得力がある。
今年の大河を、真剣に見るつもりの人は、是非ご一読を。


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空也聖人展&深海の街

2022年03月26日 | Music



今日は、天気いまいちながら、ダブルヘッダー。
まず、トーハクでの空也聖人展。
六波羅蜜寺には行ったことがあって、展示品は、ほとんど見たことがあるのだが。

まずは、上野公園の桜から。
パンダの公開が再開されたこともあるのかもしれないが、結構な人出。



こちらは、トーハクの庭の桜。



いい季節にだけ、公開している。
桜の木が大きい。



そして、空也聖人展。
流石トーハクで、立派な展示。
六波羅蜜寺にも宝物館ができたみたいだから、今は、よく見れるのかもしれないが、私が、行った時は、ただ、並んでいるだけという感じだった。
この空也像は、あまりにも有名だが、他にも見どころは、多い。
本像の薬師如来像は、最古の寄木作りと言われているそうだ。
夜叉像も、素朴だが、この時期、珍しい。
奈良から平安に移る過程の、転換期に当たる仏像群で、貴重。
運慶像や、清盛像、閻魔大王像なども貴重。
六波羅蜜寺で見た空也聖人の杖は、なかったが、割愛?



西洋美術館のリニューアルもかなり進んできた。
すっきりしたが、これが、元の姿に近いらしい。
世界遺産にふさわしく、作られた当初の姿に戻すリニューアルで、ロダンの作品も、際立つようになった。



そして、横浜に移動。
ベイスターズは、2連敗だが、熱いファンが多い。



県民ホールでの深海の街コンサート。
昨年から始まり、今年秋まで続く。
日程がなかなか合わなくて、このタイミングになったが、それでもツアー半ば。



相変わらずの人気で、もちろんソールドアウト。



席は、1階の真ん中よりちょっと後ろぐらいだったが、適度な広さの会場で、一体感がある。

曲は、深海の街の曲ほとんどと、古い曲が中心。
しっとり聞かせる曲が多かった。
かなり回数を重ね、安定感のあるステージ。
メンバーとの呼吸もぴったり。
映像が、いつもより、凝っていたが、改良を重ねた結果なのか、最初から、これだけ仕上げてスタートしたのか。
アンコールは、県民ホールで作ったと言われている海を見ていた午後。
横浜のご当地ソングといっていい。
そういえば、最近ドルフィンに行っていないけど、ちゃんとやっているのかな?

ということで、またまたユーミンに元気をもらった。
苗場は、最終公演のみキャンセルになってしまったが、本ツアーは、是非完遂して欲しい。
完遂する頃には、コロナもいよいよ最終段階になっているかもしれない。



お土産のスノーボール。
なかなかの出来。
すばらしい1日だった。

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